「一生結婚するつもりはない」が男女とも2割超え——それでもマッチングアプリ婚は倍増?婚活カウンセラーが徹底解説
「一生結婚するつもりはない」と考える未婚男女が、国の調査で初めて2割を超えました。その一方で、マッチングアプリで出会って結婚した夫婦の割合は、この数年でほぼ倍増しています。一見矛盾するようですが、婚活業界で17年以上、2万人以上の恋愛・婚活相談に向き合ってきた立場から見ると、この2つはむしろ同じ変化の裏表です。
結婚が「誰もがするもの」ではなくなったことで、結婚しない人はしない。一方で、結婚したい人はアプリや結婚相談所など、自分から相手を探すようになっています。令和の婚活で問われているのは、結婚するかどうかそのものより、「結婚したい人同士がどう出会うか」です。本記事では、この数字の背景にある一次データと、婚活の現場で実際に起きている変化を整理します。

- 結論|「結婚しない人」と「積極的に婚活する人」の二極化が進んでいる
- 「一生結婚するつもりはない」男女2割超えは本当か——一次データで確認する
- なぜ「結婚しない」という選択が増えているのか(10の要因)
- 「結婚しない自由」が広がった社会
- 結婚しない人が増えた=結婚したい人も減った、ではない
- 未婚者のうち交際相手がいない人・交際を望まない人はどのくらいいるか
- 30代前半で交際経験がない人はどのくらいいるか
- 結婚しない人が増える一方、マッチングアプリ婚はなぜ増えたのか
- マッチングアプリで出会った夫婦は何%か——「倍増」の中身を確認する
- なぜマッチングアプリ婚が増えたのか(8つの背景)
- 職場・学校・友人紹介など「自然な出会い」は減っているのか
- 「いつか自然に出会う」は難しくなっているのか
- 結婚したいなら「出会いを作る」時代へ
- マッチングアプリは結婚向きか——メリットと注意点
- 結婚相談所はアプリと何が違うのか
- 出会いは増えたのに、なぜ結婚は簡単にならないのか
- 「マッチングアプリ婚倍増」は婚活成功の証拠なのか
- この記事でデータを読む際に気をつけたポイント
- 結婚したい人ほど「結婚願望のない相手」に時間を使わない
- 婚活で最も怖いのは「相手が悪い人」だけではない
- 結婚願望は年齢とともに変わることがある
- 結婚願望がない相手と、結婚したい自分——どう向き合うか
- 「結婚したい人同士が出会う」ことの価値が高まっている
- 結婚相談所が令和で伸びている理由
- アプリ→相談所へ移る人の典型パターン、逆にアプリが向いている人
- 婚活の「二極化」とは何か
- 17年以上、婚活現場を見てきて感じる変化
- 令和婚活で「待つ」がリスクになる理由
- 結婚したい人が今やるべき5つのこと
- こんな婚活の悩みはどうする?
- 婚活で「出会いの量」と「出会いの質」をどう考えるか
- マッチングアプリで成婚する人・長期化する人の特徴
- 婚活現場で多いリアルケース8選
- モデルアンケートで見る結婚観と出会い方の意識
- まとめ|結婚しない自由の時代に、結婚したい人が持つべき視点
- よくある質問(FAQ)
🧭結論|「結婚しない人」と「積極的に婚活する人」の二極化が進んでいる
今回のニュースを一言でまとめると、こうなります。「一生結婚するつもりはない」と答える未婚男女が増える一方で、マッチングアプリで出会って結婚する夫婦の割合はほぼ倍増している。これは矛盾ではなく、結婚に対する姿勢が二極化していることの表れだと、現場では感じています。
- 結婚しない選択をする人は、以前よりためらいなくその選択をするようになった。
- 結婚すると決めた人は、以前より早い段階からアプリや結婚相談所を使い、積極的に相手を探すようになった。
- その間にいた「そのうち自然に結婚するだろう」という中間層が、相対的に少なくなってきている可能性がある。
- つまり、出会い方は「自然に任せる婚活」から「自分で選んで動く婚活」へと重心が移っている。
結婚しない人が増えたことは、社会全体が結婚を望まなくなったという意味ではありません。むしろ「結婚を望む・望まない」がはっきり分かれるようになり、望む側の人ほど出会い方を主体的に選ぶ時代になった、というのがこの記事全体の結論です。
📊「一生結婚するつもりはない」男女2割超えは本当か——一次データで確認する
この数字の根拠は、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が実施した「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」の最新回(第17回、2025年6月実施・独身者調査、対象は18〜34歳の未婚者)です。ニュース記事の見出しだけで数字を断定せず、必ず一次資料の数値を確認する必要があります。
| 一生結婚するつもりはない | いずれ結婚するつもり | |
|---|---|---|
| 男性 | 24.0%(前回17.3%) | 75.1% |
| 女性 | 21.5%(前回14.6%) | 77.8% |
出典:国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」第17回(2025年)独身者調査/対象18〜34歳未婚者。前回は第16回(2021年)調査。「いずれ結婚するつもり」は男女とも初めて8割を下回った。
男女とも前回調査から6〜7ポイントほど上昇し、統計を取り始めて以来はじめて2割を超えました。ここで重要なのは、「一生結婚するつもりはない」と答えた人がそのまま生涯独身になると決まったわけではない、という点です。同じ調査では、この層のうち男性の約4割、女性の約5割弱が「良い相手が現れれば」「収入や貯蓄が増えれば」といった条件次第で結婚を考える可能性があると回答しています。数字を煽り立てず、条件付きの意思であることも合わせて見ておく必要があります。
出典:社人研「出生動向基本調査」第16回(2021年)・第17回(2025年)独身者調査を基に編集部作成。バーの長さは前回比のイメージであり縮尺は簡略化しています。
「一生結婚しない」と「今は結婚したくない」は違う
ここで見落とされがちなのが、調査で問われているのは調査時点での意思であって、一生涯変わらない確定事項ではないということです。18〜34歳という対象年齢の幅を考えると、20代前半で「今は結婚を考えられない」と答えた人と、30代前半で長く考えた末に「一生しない」と答えた人とでは、意味合いがかなり違います。若年層の回答を過度に「生涯の結論」として固定して読むのは、データの読み方として乱暴です。この記事では、次の5つの立場を区別して考えていきます。
- 結婚したくない人——本人の意思として非婚を望んでいる。
- 今は結婚したくない人——将来、状況や気持ちが変わる可能性がある。
- 結婚したいが相手がいない人——婚活によって状況が変わり得る。
- 恋愛はしたくないが結婚はしたい人——いわゆる恋愛省エネ層。
- 結婚したいので積極的に活動している人——アプリや結婚相談所を利用している層。
この5つを混同して「若者はみんな結婚したくないらしい」と一括りにすることが、今回のニュースに対する最も多い誤読だと感じています。
🔎なぜ「結婚しない」という選択が増えているのか(10の要因)
17年以上、現場で相談を受けてきた実感と各種調査を照らし合わせると、要因は一つではなく複合的です。代表的なものを10個挙げます。
- 経済的な不安——収入や雇用の先行きに自信が持てない。
- 自由な時間の確保——一人の時間や趣味を優先したい。
- キャリア優先——仕事に集中したい時期が長期化している。
- 一人でも生活が成り立つ社会——家事代行や中食、単身向けサービスの充実。
- 恋愛への疲れ——過去の交際や婚活での消耗。
- 子育てへの負担感——教育費や育児の大変さへの不安。
- 家事・生活面の負担感——共同生活そのものへの心理的ハードル。
- 結婚生活そのものへの不安——身近な夫婦関係の影響。
- そもそも相手がいない——出会いの機会が少ない。
- 結婚を必須と考えない価値観——「結婚しなくても幸せになれる」という規範の浸透。
この10個のうち、9番目の「相手がいない」だけは、婚活サービスの利用によって状況を変えられる要因です。それ以外の多くは、本人の価値観に関わるものであり、他人が良し悪しを判断すべきものではありません。
🕊️「結婚しない自由」が広がった社会
かつては「適齢期になれば結婚する」ことが当たり前とされ、結婚しない選択をした人が周囲から詮索されることも珍しくありませんでした。現在は「結婚する・しないを自分で選ぶ」ことが社会的にも広く受け入れられるようになっています。これ自体は健全な変化です。ただし、この変化には副作用もあります。結婚が「みんながすること」ではなくなったことで、結婚したい人にとっては、待っていれば自然に結婚相手が見つかる、という前提が崩れつつあるのです。
結婚しない自由が広がった時代は、結婚したい人にとって「待っていれば自然に結婚できる時代」ではなくなったとも言えます。
こうした変化は、しばしば「若者の結婚離れ」「恋愛離れ」という言葉でまとめられがちですが、この言い方には注意が必要です。恋愛や結婚そのものへの関心を失った人ばかりが増えているというより、「結婚するのが当たり前」という規範から降りることを選べるようになった人が増えた、と捉える方が実態に近いというのが現場の見立てです。実際、男性の約3人に1人が生涯未婚になるという推計もあり(生涯未婚率に関するデータを解説した記事)、これは個人の価値観の問題であると同時に、社会全体の構造変化でもあります。
📐結婚しない人が増えた=結婚したい人も減った、ではない
「一生結婚するつもりはない」が2割を超えたと聞くと、「結婚したい人自体が減っている」と考えたくなりますが、それは早計です。全体の平均値が下がったとしても、それは非婚を望む層の割合が増えたことによる影響が大きく、結婚を強く望んでいる層の熱量自体が下がったとは限りません。むしろ現場感覚では、結婚を望む人ほど、以前より早くから真剣に動くようになっています。「全体の平均」と「結婚を希望している層」を分けて見ることが、この手のニュースを正しく読むコツです。
💬未婚者のうち交際相手がいない人・交際を望まない人はどのくらいいるか
同じ第17回調査では、交際状況についても調べています。18〜34歳の未婚者のうち、交際相手が「いる」と答えたのは男性19.6%、女性27.8%にとどまり、残りの多くは交際相手がいない状態です。さらに、交際相手がいない未婚者の中には、そもそも異性との交際を積極的に望んでいない層も一定数含まれており、調査では未婚者のおよそ3人に1人が交際を望んでいないという結果が示されています。
→ もっとも婚活に直結しやすい層
→ いわゆる恋愛省エネ層
→ 恋愛と結婚を切り離して考える層
→ 非婚を積極的に選ぶ層
縦軸:結婚したい/したくない、横軸:交際したい/したくない、として概念的に整理したもの。実際の人の気持ちはこの4分類の間を揺れ動きます。
恋愛しない人と結婚しない人は同じではない
ここで強調したいのは、「交際を望まない」ことと「結婚を望まない」ことは、必ずしもイコールではないという点です。恋愛のプロセス(駆け引きやすれ違いを含む)にはエネルギーを使いたくないが、結婚して家庭を持つことには関心がある、といういわゆる「省エネ恋愛」の層は、婚活市場において決して少なくありません。この層にとっては、恋愛感情の盛り上がりを前提にしない結婚相談所のような仕組みの方が向いていることもあります。
🌱30代前半で交際経験がない人はどのくらいいるか
今回の調査でもう一つ話題になったのが、交際経験に関する数値です。30代前半(30〜34歳)の未婚者のうち、これまで異性との交際経験が一度もない人の割合は、男性40.5%、女性28.9%という結果が示されています。約4割の男性、約3割の女性が、30代前半の時点で交際未経験ということになります。
交際経験なし=結婚できない、ではない
この数字だけを見ると衝撃的に感じるかもしれませんが、婚活の現場では、交際経験がないまま婚活を始めて成婚する方は珍しくありません。むしろ、結婚相談所やアプリのように「結婚を前提とした出会い」の場では、過去の恋愛経験の量より、価値観のすり合わせや将来設計への具体性の方が重視される傾向があります。交際経験の有無と、結婚に向いているかどうかは別の軸で考える必要があります(詳しくは交際経験が少なくても婚活・結婚できるかを調査データから読み解いた記事や、20代男性の52.6%が交際経験なしという「恋愛キャンセル時代」を解説した記事もあわせてご覧ください)。
🔄結婚しない人が増える一方、マッチングアプリ婚はなぜ増えたのか

ここからが今回の記事の中心テーマです。結論から言うと、自然な出会いから、目的を持った出会いへのシフトが起きています。結婚を望まない人が増える一方で、結婚を望む人は「たまたま出会う」ことに頼らず、最初から結婚を意識した相手探しの手段を選ぶようになりました。マッチングアプリ婚の増加は、恋愛や結婚そのものが軽くなったことの表れではなく、出会いを自分で作る人が増えたことの表れだと捉えるのが実態に近いはずです。
📱マッチングアプリで出会った夫婦は何%か——「倍増」の中身を確認する
同じ第17回出生動向基本調査の夫婦調査では、結婚した夫婦に出会ったきっかけを尋ねています。「インターネット(マッチングアプリを含む)」を出会いのきっかけに挙げた夫婦の割合は20.2%で、前回調査(2021年)の11.0%からほぼ倍増しました。
| 出会いのきっかけ | 今回(2025年) | 前回(2021年) |
|---|---|---|
| インターネット(アプリ等) | 20.2% | 11.0% |
| 職場・仕事 | 20.9% | ― |
| 友人・兄弟姉妹を通じて | 20.2% | ― |
出典:社人研「出生動向基本調査」第17回(2025年)夫婦調査。有効票数5,024票、回収率47.9%。前回は第16回(2021年)調査。
「インターネット(マッチングアプリ等を含む)」を出会いのきっかけとした夫婦の割合。出典は上表と同じ。
「アプリ婚が倍増」の意味を誤解しない
「倍増」という言葉は強いインパクトがありますが、11.0%から20.2%への変化であることを押さえておく必要があります。今や職場や友人経由の出会い(いずれも20%前後)と並ぶ規模になった、というのが正確な理解です。また、これは「結婚した夫婦」のうちアプリ経由だった割合であり、アプリ利用者全体のうち何%が結婚に至ったか(成婚率)を示す数字ではない点にも注意してください。この2つを混同すると、「アプリを使えば簡単に結婚できる」という誤解につながります。
💡なぜマッチングアプリ婚が増えたのか(8つの背景)
- スマートフォンの普及——アプリを使うこと自体のハードルが下がった。
- 利用への心理的抵抗の低下——「アプリ婚は特別」という意識が薄れた。
- コロナ禍以降の出会い方の変化——対面での出会いの機会が一時的に減った影響が定着した。
- 条件検索のしやすさ——年齢や価値観など、希望条件で絞り込める。
- 日常の出会い不足——後述する職場・友人経由の出会いの減少を補う役割。
- 結婚を目的とした専用アプリの登場——恋活ではなく婚活に特化したサービスが増えた。
- 忙しい社会人でも使いやすい設計——隙間時間で活動できる。
- 地域を越えた出会いの拡大——地方在住でも都市部の相手と出会える。
🏢職場・学校・友人紹介など「自然な出会い」は減っているのか
職場・見合い・紹介が中心
職場+友人紹介+出会い系サイトの登場
アプリ・SNS・結婚相談所が主要な選択肢に
社人研「出生動向基本調査」各回の出会いのきっかけ推移をもとに編集部が概念図として整理。年代区分は目安です。
最新調査でも、職場・仕事を通じた出会いは20.9%、友人・きょうだいを通じた出会いは20.2%と、依然として大きな割合を占めています。「自然な出会いが完全になくなった」わけではありません。ただし、かつてに比べると相対的な存在感は薄れ、アプリ経由の20.2%とほぼ並ぶ水準まで縮まってきているのが実態です。
職場恋愛が減った理由
職場での恋愛が以前より慎重になっている背景には、複数の要因が重なっていると考えられます。ハラスメントに関する意識の高まり、在宅・リモートワークの普及による接点の減少、転職の一般化による人間関係の流動化などです。どれか一つが原因と断定できるものではなく、働き方や職場文化の変化が複合的に影響しています。
友人紹介が減っている理由
友人からの紹介についても、晩婚化にともない周囲の独身の友人自体が減っていること、SNSの普及でリアルな友人ネットワークの持ち方が変化していること、また「紹介して何かあったら気まずい」という心理的なリスク回避の意識が働きやすくなっていることなどが背景として挙げられます。
⏳「いつか自然に出会う」は難しくなっているのか
結婚を望む場合に「待つ」という選択を続けたときに起こりやすい流れを概念的に示したものです。誰にでも当てはまるわけではありません。
誤解のないように先にお伝えすると、自然な出会いを否定するつもりはまったくありません。今も職場や友人経由で結婚する人は大勢います。ただし、結婚を望んでいるにもかかわらず「そのうち自然に出会えるだろう」と待ち続けることには、以前より時間的なリスクが伴うようになっている、というのが現場からの実感です。自然な出会いの機会そのものが相対的に減っている以上、結婚を望むなら、待つこと自体を否定せずとも、それ以外の選択肢も並行して持っておく方が安全です。
🚪結婚したいなら「出会いを作る」時代へ
(待つ)
(選んで動く)
結婚を望むなら、出会いを自分から作りにいく方法はいくつもあります。マッチングアプリ、結婚相談所、婚活パーティー、趣味のコミュニティ、知人からの紹介など、それぞれに特徴があります。大切なのは「どれが正解か」ではなく、自分の性格やライフスタイルに合った方法を選ぶことです。次の章から、代表的な選択肢であるマッチングアプリと結婚相談所について、それぞれの特徴を公平に見ていきます。
✅マッチングアプリは結婚向きか——メリットと注意点
メリット
- 出会える人数の多さ——日常生活だけでは出会えない層にアプローチできる。
- 手軽さ——スマートフォン一つで、隙間時間に活動できる。
- 地域の広がり——住んでいるエリアを越えて相手を探せる。
- 年齢・条件での絞り込み——希望条件に近い相手と出会いやすい。
- 趣味・価値観のマッチング機能——共通点から会話を始めやすい。
注意点
- 結婚意欲の差——恋活・遊び目的の利用者も混在している。
- 身元確認の限界——本人確認の水準はサービスによって差がある。
- 同時進行が前提の文化——複数人とやり取りすることが珍しくない。
- 比較疲れ——選択肢が多いことによる「もっといい人がいるかも」という消耗(マッチングアプリ疲れ・選び疲れの正体を解説した記事も参考にしてください)。
- 心理的な消耗——メッセージのやり取りや会う頻度が積み重なることで疲れやすい。
⚖️結婚相談所はアプリと何が違うのか
自分のペースで、広く出会う
結婚意欲が近い人と、サポートを受けながら出会う
| 項目 | マッチングアプリ | 結婚相談所 |
|---|---|---|
| 費用 | 比較的低コスト(月額数千円程度〜) | 入会金・月会費など総額はやや高め |
| 身元確認 | サービスにより差がある | 独身証明書・収入証明など確認が前提 |
| 結婚意欲 | 恋活〜婚活まで幅広い | 結婚を前提とした人が中心 |
| サポート | 基本的に自己完結 | カウンセラーによる伴走がある |
| 出会いの数 | 多い | アプリよりは絞られる |
| お断りの伝え方 | 自分で判断・連絡 | カウンセラー経由で調整できることが多い |
「アプリか相談所か」ではなく、自分に合う方法を選ぶ
この記事は結婚相談所の営業を目的にしたものではありません。マッチングアプリにはアプリの強みがあり、結婚相談所には結婚相談所の強みがあります。どちらか一方が絶対的に優れているわけではなく、自分の性格やこれまでの婚活経験、費やせる時間や労力によって、向き不向きが分かれるというのが実態に近い理解です。
🧠出会いは増えたのに、なぜ結婚は簡単にならないのか
ここは婚活心理学の観点から、少し丁寧に見ておきたいテーマです。昔は出会いの数自体が少なく、選択肢も限られていました。今はアプリを開けば数百人規模のプロフィールに触れることができます。選択肢が増えたのだから結婚も簡単になりそうなものですが、現場で見ている限り、むしろ「決められない」という悩みが増えています。
これは心理学でいう選択のパラドックス(choice overload)で説明できる現象です。選択肢が多すぎると、人は「もっと良い人がいるかもしれない」という感覚(社会的比較、FOMO)にとらわれやすくなり、目の前の相手との関係を深める決断(決断回避)を先延ばしにしがちになります。また、ある程度時間や労力をかけた相手ほど「ここまで頑張ったのだから」というサンクコストの感覚が働き、逆に見切りをつけられなくなることもあります。出会いの母数が増えたこと自体は良いことですが、それが認知的な過負荷を生み、比較疲れにつながっている面があることは知っておいて損はありません。マッチングアプリそのものが悪いという話ではなく、選択肢が多い環境との付き合い方を知っておくことが重要だということです。
🔬「マッチングアプリ婚倍増」は婚活成功の証拠なのか
アプリ経由の結婚が増えたことは、婚活サービスとしてのマッチングアプリが一定の成果を上げていることの表れではあります。出会いの創出、地理的な制約の解消、実際の結婚実績という点では評価できます。一方で、次の点は区別して理解しておく必要があります。
- 今回の20.2%は「結婚した夫婦」に占める割合であり、アプリ利用者全体のうち結婚に至った人の割合(成婚率)ではないこと。
- アプリの利用者数自体が増えているため、絶対数として結婚に至るケースが増えるのは自然なことでもあること。
- 一部には交際が長期化し、結婚に至らないまま関係が終わるケースも存在すること。
「アプリを使えば結婚できる」という単純な礼賛でも、「アプリ婚は軽い結婚だ」という否定でもなく、実績のある選択肢の一つとして、他の方法と並べて冷静に評価するのが適切です。
🧾この記事でデータを読む際に気をつけたポイント
婚活に関する統計は誤読されやすいテーマです。この記事では、次の10点を意識してデータを扱いました。
- 「男女とも初の2割超え」は一次資料(社人研の結果概要)の数値で確認した。
- 「一生結婚するつもりはない」という調査の質問文自体の性質(調査時点の意思であること)を踏まえた。
- 「現在交際相手がいない」ことと「交際経験が一度もない」ことを混同しないよう区別した。
- 「異性との交際を望まない」割合の母集団(未婚者全体か、交際相手がいない人の中の割合か)を意識した。
- 30代前半の交際経験なし率は、対象年齢を明記したうえで引用した。
- 「アプリ婚倍増」は前回・今回の比較年(2021年・2025年)を明記した。
- アプリ利用者全体の成婚率と、結婚した夫婦に占めるアプリ経由の割合は、異なる指標として区別した。
- SNS上の意見や体感を、そのまま世論として扱わないようにした。
- 結婚意思の低下と、生涯未婚率の数値を混同しないよう分けて説明した。
- 結婚意思の低下を、少子化の単独の原因であるかのようには扱っていない。
参照した主な一次資料:国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」第16回(2021年)・第17回(2025年)独身者調査・夫婦調査。あわせて、同調査では夫婦が予定する平均子ども数が1.95人となり、統計開始以来はじめて2人を下回ったことも示されていますが、これは複合的な社会的要因によるものであり、結婚意思の変化だけを原因とする単純な結び付けは避けています。
⏱️結婚したい人ほど「結婚願望のない相手」に時間を使わない

ここからは、実際に結婚を望む方に向けた実践的な話です。婚活で本当に時間がもったいないのは、悪い人と出会ってしまうことよりも、結婚に対する温度差がある相手と、確認しないまま長期間付き合ってしまうことです。結婚したい人ほど、早い段階で相手の結婚に対する考え方を知っておく価値があります。
交際前に「結婚願望」を確認していい?
結論から言えば、確認して問題ありません。ただし、面接のように問い詰めるのではなく、将来の話題の延長線上で自然に聞くのがコツです。「結婚願望を聞いたら重いと思われるのでは」と遠慮しすぎる必要はなく、むしろ結婚を前提とした関係を望むなら、早めに認識をすり合わせておいた方が、お互いのためになります。
マッチングアプリで結婚願望を確認する方法
プロフィール欄に「結婚を前提に」といった記載があるかをまず確認したうえで、会話の中で「将来どんな暮らしをイメージしているか」「今後のライフプランについてどう考えているか」といった質問を自然に投げかけてみましょう。1回のメッセージで結論を急がず、数回のやり取りや実際に会った際の会話の積み重ねの中で、少しずつ温度感をすり合わせていくのが現実的です。
「いつかは結婚したい」は何年後?
婚活の相談を受けていて多いのが、「いつかは結婚したい」という言葉を、そのまま信じて何年も待ってしまうケースです。「いつか」は人によって半年後かもしれませんし、10年後かもしれません。この曖昧な言葉を具体的な時期に落とし込んで確認することが、遠回りを避けるための重要なポイントです。
⚠️婚活で最も怖いのは「相手が悪い人」だけではない
婚活というと、「悪い人に騙されないか」という不安に目が向きがちです。もちろんそれも大切な視点ですが、現場で本当に多い後悔は別のところにあります。
結婚したい時期が全く違う相手と、何年も交際すること。
相手が誠実で良い人であっても、結婚に対する時間軸が大きくズレたまま関係を続けてしまうと、気づいたときには数年単位の時間が経っていた、ということが起こり得ます。相手の人柄と、結婚に対する意思・時期の2つは、別の軸で確認しておく必要があります。
🔁結婚願望は年齢とともに変わることがある
20代は結婚願望がなくても焦らなくていい?
20代のうちは、結婚願望が薄くても過度に焦る必要はありません。ただし、将来的に結婚や家庭を持つことに少しでも関心があるなら、今のうちに自分の価値観や希望を整理しておくと、後々の選択がスムーズになります。
30代から急に結婚したくなる人もいる
婚活の現場では、20代で「結婚しなくていい」と考えていた方が、30代に入ってから友人の結婚や家族の変化、仕事の節目などをきっかけに、結婚への関心が強まるケースを数多く見てきました。これは決して一律の流れではありませんが、珍しいことでもありません。
「一生結婚しないつもり」が後から変わることはある?
あります。前述の通り、調査でも「一生結婚するつもりはない」と答えた層のうち、男性の約4割、女性の約5割弱が条件次第で考えを変える可能性を示しています。大切なのは、こうした変化はあくまで本人自身の中で起こるものであり、周囲が無理に働きかけて変えさせようとするものではないということです。
🤝結婚願望がない相手と、結婚したい自分——どう向き合うか
結婚願望がない恋人を待つべきか
これは自分自身の結婚したい時期との兼ね合いで判断すべき問題です。相手の気持ちが変わるのを何年でも待てるのか、それとも自分には譲れない時期の希望があるのか。答えは人それぞれですが、少なくとも「なんとなく待ち続ける」のではなく、自分の中で期限や優先順位を意識しておくことが大切です。
相手を変えようとする婚活は危険
「今は結婚願望がなくても、付き合ううちに気持ちが変わるはず」という期待だけを頼りに関係を続けることは、リスクの高い選択です。結婚願望は本人の意思であり、他者が働きかけて変えるものではありません。変化が起こるとすれば、それは相手自身の中でのタイミングによるものです。
結婚しない人を説得する必要はない
結婚を望まない人に対して、結婚のメリットを説いて説得しようとするのは、相手の意思を尊重しない行為になりかねません。結婚しないという選択も、結婚したいという選択も、どちらも等しく尊重されるべきものです。自分が結婚を望むなら、結婚を望まない相手を変えようとするのではなく、結婚を望む相手と出会う努力にエネルギーを向ける方が建設的です。
💎「結婚したい人同士が出会う」ことの価値が高まっている
結婚を望まない人が増えるほど、結婚を望む人同士が出会える場所の重要性は相対的に高まります。母集団全体からランダムに出会う確率が下がっている以上、あらかじめ結婚意欲がすり合っている人同士が集まる仕組みには、以前より大きな意味があります。これは結婚相談所に限った話ではなく、婚活を目的としたアプリや婚活パーティーにも共通する価値です。なお、婚活の相談では年齢や年収といった条件、いわゆる婚活市場価値にとらわれすぎてしまう方も少なくありませんが、条件よりもまず「結婚したい時期・気持ちが一致しているか」を確認することの方が、遠回りを避ける近道になります。
🏛️結婚相談所が令和で伸びている理由
令和に入ってからも結婚相談所の利用者数は底堅く推移していますが、その理由として考えられるのは次のような点です。
- 結婚意思の確実性——入会時点で結婚を前提とした人が集まっている。
- 時間の節約——条件のすり合わせやお断りの調整をカウンセラーが担うため、遠回りが少ない。
- 身元確認の安心感——独身証明や収入証明などの提出が前提になっている。
- 継続的なサポート——一人で活動する不安や比較疲れを、第三者の視点で支えてもらえる。
詳しくはAI時代に結婚相談所が逆に伸びている理由を解説した記事もあわせてご覧ください。
マッチングアプリ婚が増えても結婚相談所が不要にならない理由
アプリ婚が増えたことと、結婚相談所の必要性が下がることは、イコールではありません。両者は競合というより、用途が異なる選択肢だからです。自分のペースで広く出会いたい人にはアプリが、結婚意欲の近い相手と効率よく、サポートを受けながら出会いたい人には結婚相談所が向いている、という住み分けが現実的です。
🔀アプリ→相談所へ移る人の典型パターン、逆にアプリが向いている人
アプリから結婚相談所へ移る典型的なパターン
- やり取りしていた相手の結婚意思がはっきりしないまま、交際が長期化してしまった。
- 比較疲れ・メッセージ疲れを感じ、自分だけで活動を続けることに限界を感じた。
- 相手の身元や誠実さに不安を感じる経験があった。
こうした乗り換えの具体的な考え方はマッチングアプリで疲れた人のための結婚相談所への乗り換え方を解説した記事や、結婚相談所・アプリ・婚活パーティーの費用を比較した記事にも詳しくまとめています。
逆に結婚相談所よりアプリが向いている人
- 自分のペースで活動を進めるのが得意な人。
- 婚活にかけられる時間や気力に比較的余裕がある人。
- 結婚に至るまでの恋愛のプロセス自体を楽しみたい人。
- 初期費用や月々のコストを抑えたい人。
公平に見て、結婚相談所がすべての人に向いているわけではありません。自分の性格や状況に合わせて選ぶことが大切です。
🧭婚活の「二極化」とは何か
非婚を積極的に選択
「そのうち自然に」と考える人
アプリ・結婚相談所などを利用
この記事で繰り返し述べている「二極化」とは、A(結婚自体を望まない層)とB(結婚を希望して積極的に活動する層)がそれぞれ存在感を増し、その中間にあった「自然に任せておけばそのうち結婚するだろう」という層が、相対的に少なくなっていく可能性がある、という現場からの見立てです。
「自然に任せる層」が一番婚期を逃しやすいのか
断定はできませんが、現場の感覚としては、この中間層こそが最もリスクを抱えやすいと感じています。結婚を明確に望まないわけではないのに、自分から動くこともしないまま時間が過ぎてしまうと、気づいたときには自然な出会いの機会も、婚活サービスを使い始めるタイミングも逃してしまっていることがあるためです。
🗂️17年以上、婚活現場を見てきて感じる変化
以前は「結婚はしたいけれど、なかなか相手が見つからない」という相談が圧倒的多数でした。しかし最近は、「そもそも結婚した方がいいのかどうか分からない」「恋愛にそこまでエネルギーを使いたくない」という、結婚そのものへの向き合い方に関する相談も増えています。
一方で、結婚すると決めた方は、以前よりも早い段階からマッチングアプリや結婚相談所を使い、意識的に相手を探すようになっている印象があります。つまり、結婚への姿勢そのものが二極化していると、日々の相談の中で感じています。
結婚しない選択は尊重されるべきです。ただ、本当は結婚したいのに「いつか自然に出会えるだろう」と待ち続けることは、今の時代では以前よりリスクが高くなっている、というのが率直な実感です。以前は友人の紹介、職場、学生時代からの延長といった自然な出会いが中心でしたが、現在はアプリ、SNS、結婚相談所、オンラインでのやり取りが出会いの入り口として一般的になっています。
🚨令和婚活で「待つ」がリスクになる理由
「待つ」ことがリスクになりやすい背景には、これまで見てきた複数の要因が重なっています。結婚を希望する人の絶対数が変化していること、出会いの手段が多様化し分散していること、自然な出会いの機会が相対的に減っていること、そして年齢を重ねるほど選択肢の幅が変わっていくことです。ただし、年齢に関する不安を過剰に煽るつもりはありません。何歳からでも婚活を始めることはできますし、年齢で諦めずに戦略的に婚活を進める方法を解説した記事もありますので、参考にしてください。大切なのは、結婚を望むなら「待つ」という選択を無自覚に続けないことです。
📝結婚したい人が今やるべき5つのこと
- 自分自身の結婚したい気持ちを確認する——なんとなくではなく、はっきり言語化してみる。
- 希望する時期を決める——「いつか」ではなく、目安となる年齢や年数を決める。
- 出会い方を選ぶ——アプリ、結婚相談所、婚活パーティーなど、自分に合う方法を選ぶ。
- 結婚意思のある人と会う——温度差のある相手には時間をかけすぎない。
- 半年ごとに活動を見直す——うまくいっていない場合は方法自体を変えてみる。
「いつか結婚したい」を具体化する5つの質問
- 何歳頃までに結婚したいか。
- 子どもを持ちたいか、持ちたい場合は何人くらいか。
- 結婚後、どこに住みたいか。
- 共働きを続けたいか、それとも働き方を変えたいか。
- どんな家庭・生活スタイルをイメージしているか。
これらを自分の中で整理しておくと、婚活の相手選びの軸がぶれにくくなります。
💭こんな婚活の悩みはどうする?
結婚したいけど恋愛は面倒な人はどうすればいいか
恋愛のプロセスそのものに気力を使いたくないが、結婚や家庭には関心があるという方は、恋愛感情の高まりを前提にしない出会い方の方が向いていることがあります。省エネ恋愛について解説した記事も参考にしながら、自分に合ったペースの婚活を選んでみてください。
恋愛経験がなくても婚活はできるか
できます。前述の通り、30代前半でも交際未経験の方は男性で4割、女性で3割近くにのぼり、決して珍しいことではありません。交際経験人数と婚活の関係を data で読み解いた記事もありますので、不安な方はあわせてご覧ください。
アプリ疲れしたら婚活をやめるべきか
婚活そのものをやめる前に、方法を変えるという選択肢を検討してみてください。アプリでの活動に疲れを感じたら、結婚相談所のようにサポートを受けながら進める方法に切り替えることで、負担が軽くなるケースは多くあります。
⚖️婚活で「出会いの量」と「出会いの質」をどう考えるか
マッチングアプリは出会いの「量」に強みがあり、結婚相談所は結婚意欲の確認やサポートといった「質」の面に強みがあります。どちらか一方が優れているという単純な話ではなく、量を確保しながら自分で見極める力がある人にはアプリが、意思確認とサポートを重視したい人には結婚相談所が合いやすい、という違いとして捉えるのが実態に近いでしょう。
🔍マッチングアプリで成婚する人・長期化する人の特徴
マッチングアプリで成婚する人の特徴
- 結婚という目的を最初から明確にしている。
- メッセージのやり取りだけで長引かせず、比較的早い段階で実際に会う。
- 将来の話題を自然に会話に取り入れている。
- 結婚に対する温度差を早めに確認している。
アプリで婚活が長期化する人の特徴
- 無限にスワイプを続けてしまい、実際の交際に進まない。
- 比較する癖が強く、決断を先延ばしにしがち。
- 「もっといい人がいるかもしれない」という感覚から抜け出しにくい。
- 相手の結婚意思を確認しないまま関係を続けてしまう。
「もっといい人がいるかも」とアプリ婚活の相性
選択肢が多い環境では、目の前の相手より良い人がどこかにいるのではないかという感覚(いわゆる青い鳥症候群)に陥りやすくなります。これは前述の選択のパラドックスとも関係しており、「もっと良い人がいる」で決められない婚活から抜け出す方法を解説した記事もあわせて参考にしてください。
📁婚活現場で多いリアルケース8選

以下のケースは、複数の相談内容をもとに個人が特定されないよう再構成した編集事例です。実在の特定の人物を指すものではありません。
- 初期状況
- 「結婚は自分には関係ない」と考えていた。
- 結婚意思
- 当初は非婚志向だった。
- 出会い方
- 特に活動はしていなかった。
- 問題
- 30歳を過ぎ、友人の結婚が続く中で気持ちの変化を自覚した。
- カウンセラー分析
- 結婚願望は固定されたものではなく、環境の変化で揺れ動くことを示す典型例。
- 改善
- まず自分の希望を整理し、結婚相談所での活動を開始。
- 結果
- 約1年の活動を経て、価値観の近い相手と交際に進んだ。
- 初期状況
- マッチングアプリで出会った相手と交際を開始。
- 結婚意思
- 自分は結婚を望んでいたが、相手の意思を確認しないまま交際を継続。
- 出会い方
- マッチングアプリ。
- 問題
- 3年経っても相手から結婚の話が出ず、意思がはっきりしないままだった。
- カウンセラー分析
- 「相手が悪い人」ではなく「結婚したい時期が違う相手」と長期間過ごしてしまった典型例。
- 改善
- 自分の希望時期を明確にし、関係を見直す決断をした。
- 結果
- その後、結婚意欲の近い相手と出会い直し、活動方針を変えた。
- 初期状況
- 「そのうち自然に出会うだろう」と考え、特に行動していなかった。
- 結婚意思
- 結婚は望んでいた。
- 出会い方
- 職場・友人経由での出会いを待っていた。
- 問題
- 数年間、目立った出会いがないまま時間が経過した。
- カウンセラー分析
- いわゆる「自然待ち層」がリスクを抱えやすい典型例。
- 改善
- 結婚相談所への入会を決意し、能動的な活動に切り替えた。
- 結果
- 活動開始から半年ほどで価値観の合う相手と出会い、交際に進んだ。
- 初期状況
- 結婚を目的にマッチングアプリを利用開始。
- 結婚意思
- 明確に結婚を意識していた。
- 出会い方
- 結婚を前提とした利用を明記しているマッチングアプリ。
- 問題
- 当初は比較疲れを感じることもあった。
- カウンセラー分析
- 結婚意思が明確で、早い段階で将来の話をできたことが成婚につながった好例。
- 改善
- 会う頻度を絞り、結婚観の近い相手に絞って交際を進めた。
- 結果
- 交際から1年弱で成婚に至った。
- 初期状況
- 数年にわたりアプリでの活動を続けていた。
- 結婚意思
- 結婚を望んでいた。
- 出会い方
- 複数のマッチングアプリを併用。
- 問題
- 比較疲れ・メッセージ疲れが蓄積し、活動自体が苦痛になっていた。
- カウンセラー分析
- 方法を変えずに続けたことで消耗が積み重なった典型例。
- 改善
- 結婚相談所に切り替え、カウンセラーのサポートを受けながら活動を再開。
- 結果
- 一人で抱えていた比較・判断の負担が軽くなり、活動を継続できるようになった。
- 初期状況
- 結婚を望まない相手と交際していた。
- 結婚意思
- 自分は結婚を強く望んでいた。
- 出会い方
- 友人紹介。
- 問題
- 相手の気持ちが変わることを期待して交際を続けていた。
- カウンセラー分析
- 「相手を変えようとする婚活」のリスクを示す典型例。
- 改善
- 自分の希望を優先し、関係を終える決断をした。
- 結果
- その後、結婚意欲の近い相手との出会いに向けて活動を切り替えた。
- 初期状況
- 恋愛のプロセスに疲れを感じ、恋愛自体を避けていた。
- 結婚意思
- 結婚や家庭を持つことへの関心は持ち続けていた。
- 出会い方
- 当初は特に活動していなかった。
- 問題
- 恋愛感情の高まりを前提とした出会いに抵抗感があった。
- カウンセラー分析
- 恋愛と結婚を切り離して考える「省エネ恋愛層」の典型例。
- 改善
- 結婚を前提とした出会いの場を選び、価値観のすり合わせを重視した進め方に切り替えた。
- 結果
- 恋愛感情の急激な高まりに頼らない形で、信頼関係を積み重ねる交際に進んだ。
- 初期状況
- 「いつかは結婚したい」と漠然と考えていた。
- 結婚意思
- 結婚を望んでいたが、時期は曖昧だった。
- 出会い方
- 希望時期を明確にした上で結婚相談所での活動を開始。
- 問題
- 時期を決めていなかった頃は活動に本腰が入らなかった。
- カウンセラー分析
- 「いつか」を具体的な時期に落とし込んだことが行動の変化につながった典型例。
- 改善
- 半年ごとに活動を振り返り、方針を調整した。
- 結果
- 希望していた時期の範囲内で成婚に至った。
📋モデルアンケートで見る結婚観と出会い方の意識
このモデルデータからも、「結婚したい気持ちはあるが温度差がある」「アプリへの抵抗が少しはあるが使っている」という、白黒はっきり分かれない婚活観の広がりがうかがえます。実際の相談現場でも、こうしたグラデーションのある声を数多く聞いています。
🏁まとめ|結婚しない自由の時代に、結婚したい人が持つべき視点
「一生結婚するつもりはない」と考える人が増える一方、マッチングアプリで出会って結婚する夫婦も増えています。この2つは矛盾ではありません。結婚が“誰もがするもの”ではなくなったからこそ、結婚しない人はしない。一方で、結婚したい人は自分から出会いを探す。令和はその二極化が進んでいると考えられます。
婚活現場で感じるのは、「結婚するかしないか」を自分で選ぶ人が増えた一方、結婚すると決めた人ほど早い段階から出会い方を選び、主体的に動くようになったことです。
結婚しない自由が広がった時代だからこそ、結婚したい人には「待つ」より「選んで動く」力が必要です。
最後に、この記事の要点を一言ずつにまとめておきます。婚活の悩みを人に話すとき、SNSで共有するときの参考にしてください。
結婚が義務ではなくなった時代は、結婚したい人ほど「待つ」だけでは難しい時代でもあります。
マッチングアプリ婚が増えたのは、恋愛が簡単になったからではなく、出会いを自分で作る人が増えたからです。
結婚するかしないかは自由です。でも結婚したいなら、出会い方まで他人任せにしない方がいいというのが、17年間現場を見てきた実感です。
「結婚しないとダメだ」でも「アプリを使えばいい」でもなく、自分は本当に結婚したいのか、したいならどんな出会い方を選ぶのかを、一度立ち止まって考えてみてください。
❓よくある質問(FAQ)
国の最新調査(社人研「出生動向基本調査」第17回、2025年)では、18〜34歳の未婚者のうち、男性24.0%、女性21.5%が「一生結婚するつもりはない」と回答しています。
本当です。前回調査(2021年)では男性17.3%、女性14.6%でしたが、今回はじめて男女とも2割を超えました。
経済的な不安、自由な時間の確保、キャリア優先、結婚生活への不安など、複数の要因が重なっていると考えられます。単一の原因に絞れるものではありません。
一概にはそう言えません。「一生結婚するつもりはない」と答えた人のうち、男性の約4割、女性の約5割弱は条件次第で結婚を考える可能性があると回答しており、完全な非婚志向とは限りません。
変わることがあります。20代で結婚に関心が薄くても、30代に入って友人の結婚や環境の変化をきっかけに気持ちが変わるケースは、婚活の現場でも珍しくありません。
あります。調査でも条件次第で意思が変わる可能性を示す人が一定数おり、結婚願望は固定されたものではなく変化しうるものです。
第17回調査では、18〜34歳の未婚者のうち交際相手が「いる」割合は男性19.6%、女性27.8%にとどまり、残りの多くは交際相手がいない状態です。
同調査では、未婚者のおよそ3人に1人が異性との交際を積極的に望んでいないと回答しています。
珍しくありません。30代前半(30〜34歳)の未婚者のうち、交際経験が一度もない人は男性40.5%、女性28.9%にのぼります。
結婚した夫婦のうち、インターネット(マッチングアプリを含む)を出会いのきっかけとした割合は20.2%です(社人研「出生動向基本調査」第17回、夫婦調査)。
はい。前回調査(2021年)の11.0%から今回20.2%へと、ほぼ倍増しています。
現在では職場(20.9%)や友人紹介(20.2%)と並ぶ規模になっており、特別なことではなく、主要な出会い方の一つになっています。
公的統計でアプリ経由の結婚と離婚率を直接比較したデータは確認できておらず、断定はできません。出会い方よりも、交際期間中に結婚観をすり合わせたかどうかの方が重要だと考えられます。
一概には言えません。自分のペースで活動できる人にはアプリが、結婚意欲の近い相手とサポートを受けながら出会いたい人には結婚相談所が向いている、というように向き不向きが分かれます。
なくなってはいませんが、相対的な存在感は薄れています。職場・友人経由の出会いは依然として2割前後を占めますが、アプリ経由の割合とほぼ並ぶ水準になっています。
明確な減少幅を示す確定的なデータはありませんが、ハラスメント意識の高まりや在宅勤務の普及などが職場での出会いの機会に影響していると考えられます。
一つの方法に絞る必要はありません。マッチングアプリ、結婚相談所、婚活パーティー、友人紹介など、自分の性格やライフスタイルに合う方法を選ぶことが大切です。
一律にやめるべきとは言えませんが、自分が結婚を強く望むなら、相手の結婚願望が変わるのを期限なく待ち続けることにはリスクがあります。
明確な回数の決まりはありませんが、将来の話題が自然に出てくるタイミング、目安として交際が半年前後続いた頃までには一度確認しておくことをおすすめします。
「いつか」を具体的な時期に落とし込んで確認することをおすすめします。曖昧なまま何年も待ち続けることは避けた方がよいでしょう。
恋愛感情の高まりを前提にしない、結婚を目的とした出会いの場を選ぶとよいでしょう。結婚相談所などは、価値観のすり合わせを重視する仕組みになっています。
できます。30代前半でも交際未経験の方は男性で4割、女性で3割近くにのぼり、婚活の現場でも珍しいことではありません。
必ずしも移るべきとは言えませんが、比較疲れやメッセージ疲れを感じている場合、サポートを受けながら進められる結婚相談所への切り替えは有効な選択肢の一つです。
決まった年齢はありません。結婚を望む気持ちが明確になった時点が、婚活を始めるタイミングだと考えるのが現実的です。
結婚意欲の近い相手と効率よく出会いたい人、比較疲れや一人での活動に不安を感じている人、身元確認やサポートを重視したい人に向いています。
💌「結婚しない選択」が珍しくなくなった今は、「そのうち自然に結婚できるだろう」と考えるだけでは、結婚を望む相手と出会えないこともあります。大切なのは焦ることではなく、自分が本当に結婚したいのか、いつ頃までにどんな家庭を作りたいのかを一度整理することです。
フォリパートナーのカウンセリングは、「結婚を勧める相談」ではなく、「自分が結婚したいのか、その場合どんな出会い方が合うのかを整理する相談」です。
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