マターナル・デプリベーションとは?幼少期の愛情不足が恋愛・婚活に与える影響を婚活カウンセラーが徹底解説
🫂 恋愛が苦しいのは「性格」のせいではないかもしれない。🌱 原因を知ることは、責めることではなく、変わるための第一歩です。
恋愛のたびに不安でいっぱいになる。安心できる人ほど、なぜか好きになれない。LINEの返信ひとつで心が乱れる——。その苦しさには、幼少期の愛着形成が関わっているケースがあります。本記事では、婚活業界歴17年・数万人の相談を受けてきた現場の視点から、なぜ恋愛や婚活が苦しくなるのかを心理構造から解きほぐし、「だから改善できる」という希望までをお伝えします。
苦しさの原因を知ることは、自分を責めるためではなく、やさしく変わっていくための一歩。
🫂 恋愛や婚活がうまくいかない原因は「性格の問題」ではなく、幼少期の愛着形成が影響しているケースがあります。幼い頃に十分な安心感を得られなかった経験が、大人になってからの恋愛のパターンに表れることがあるのです。
🌱 実際、婚活の現場でも「愛されたい不安」が強すぎて苦しくなってしまう方は少なくありません。けれど、これはあなたの欠陥でも、親を責めるべき話でもありません。原因を理解することは、改善への第一歩です。
恋愛傾向は、大人になってからでも育て直すことができます。本記事は、その理解と回復の地図です。
「また同じパターンで終わってしまった」——恋愛や婚活で、こう感じたことはないでしょうか。好きになると不安で苦しくなる。相手の気持ちを何度も確かめたくなる。安定した優しい人には、なぜかときめかない。そして気づけば、振り回される恋ばかりを繰り返している。
こうした傾向は、意志が弱いからでも、わがままだからでもありません。婚活の現場で数万人の相談を受けてきて、私は「恋愛の苦しさの多くは、その人の生き方の歴史と深くつながっている」と感じています。なかでも見逃せないのが、幼少期の愛情体験です。
この記事では、「マターナル・デプリベーション」という心理学の概念を入り口に、なぜ恋愛が苦しくなるのかを丁寧に解きほぐします。大切なのは、「あなたが悪い」ではなく「なぜそうなったのか、どう変えていけるのか」。読み終えたとき、「自分だけじゃなかった」「だから苦しかったのか」と、少し肩の力が抜けていれば幸いです。
マターナル・デプリベーションとは?
まずは言葉の意味から、やさしく整理していきましょう。難しい専門用語ですが、本質はとてもシンプルです。
本来の意味
マターナル・デプリベーション(maternal deprivation)とは、直訳すると「母性的養育の剥奪」。乳幼児期に、主たる養育者から継続的で安定した愛情・世話を十分に受けられなかった状態を指します。イギリスの精神科医ジョン・ボウルビィが20世紀半ばに提唱した概念で、後の情緒や対人関係の発達に影響しうる、と考えられています。
幼少期に安定した愛情・養育が不足した状態を指す心理学の概念。ボウルビィが提唱しました。ただし「母親だけの責任」「一度きりで一生決まる」という意味ではありません。後の研究で、養育者は母親に限らないこと、そしてその後の人間関係や経験によって回復しうることが示されています。決定論ではない、という点がとても重要です。
愛着形成との関係
人は幼い頃、養育者との関わりのなかで「困ったときに助けてもらえる」「自分は大切にされる存在だ」という感覚を育てます。これが愛着(アタッチメント)であり、心の「安全基地」になります。安全基地がしっかりしている人は、安心して人を信じ、適切な距離で関われます。逆にここが揺らぐと、大人になってからの恋愛でも不安や緊張がつきまといやすくなります。愛着の基礎については「愛着障害とは?恋愛・婚活で起きやすい不安・距離感」でも解説しています。
恋愛や婚活に影響しやすい理由
恋愛は、人生でもっとも深く相手に心を開く関係です。だからこそ、幼少期に作られた「人との関わり方の土台」が、もっとも色濃く表れる場面でもあります。安心感の土台が弱いと、好きな人ができたときほど不安が膨らみ、関係を壊してしまう——。これは性格ではなく、心の仕組みの話なのです。
ここで一つ、強くお伝えしたいことがあります。これは「親が悪い」と糾弾するための話ではありません。親もまた、それぞれの事情や時代背景のなかで精一杯だったはずです。原因を知るのは、過去の誰かを責めるためではなく、今のあなたが少し楽になり、これから変わっていくためです。毒親育ちと結婚の課題についても、責める視点ではなく解決の視点で整理しています。
幼少期の愛情不足が恋愛に与える影響
愛着の土台が揺らいでいると、恋愛のなかで具体的にどんな形で表れるのか。代表的な5つを見ていきましょう。「全部当てはまる」必要はありません。一つでも心当たりがあれば、それを知ること自体が前進です。
見捨てられ不安
「いつか見捨てられるのでは」という恐れが、根っこにあります。相手の些細な言動を「嫌われたサイン」と受け取り、強い不安に襲われる。この不安が、後述する確認行動や試し行動の原動力になります。
愛情確認行動
「本当に好き?」「私のこと、どう思ってる?」と何度も確かめたくなる。一度安心しても、すぐにまた不安が戻ってくるため、確認が止まりません。本人もつらいのに、やめられないのが特徴です。
恋愛依存
恋愛が「生きる支え」のすべてになってしまう状態です。相手がいないと自分を保てず、相手の機嫌に一日の気分が左右される。恋愛体質と依存の境界線については恋愛依存からの脱却でも触れています。
自己肯定感の低下
「自分には価値がない」という感覚が根底にあると、相手からの愛情を素直に受け取れません。愛されても「どうせいつか嫌われる」と疑ってしまう。自己肯定感とは何か、恋愛への影響もあわせてご覧ください。
安心できる恋愛が「物足りない」
穏やかで安定した関係を、退屈・物足りないと感じてしまう。安心が「慣れない感覚」だと、無意識にスリルや不安のある関係を求めてしまうのです。これは第5章で詳しく扱います。
愛着理論の中心となる考え方。子どもが安心して外の世界を探索できるのは、「何かあれば戻れる場所」があるからだとされます。この安全基地の感覚は、大人の恋愛でも働きます。心のなかに安全基地があると、相手に依存しすぎず、健やかに人を愛せるようになります。
婚活現場で実際に多い恋愛傾向
ここからは、業界17年の現場で実際によく見てきたリアルなケースをお話しします。きれいごとではなく、率直に。これらは「ダメな人」の話ではなく、苦しさを抱えながら真剣に向き合っている人に、とても多く見られる傾向です。
LINEの返信で不安になる
未読・既読のたびに心が揺れ、返信が遅いと「嫌われた」と頭がいっぱいになる。仕事も手につかなくなるほど消耗してしまう方を、現場で本当に多く見てきました。
急に冷める
相手が本気で向き合ってくれた途端、スッと気持ちが冷めてしまう。これは「近づかれること」への無意識の防衛で、傷つく前に自分から離れようとする心の動きです。
試し行動をしてしまう
「どこまで自分を受け入れてくれるか」を確かめるように、わざと困らせたり、突き放したりする。本当は愛されたいのに、逆の行動で相手を遠ざけてしまう、切ないパターンです。
重くなりすぎる
連絡の頻度や会う回数を強く求め、相手の生活に踏み込みすぎてしまう。愛情ゆえなのに、相手には負担となり、すれ違いが生まれます。
不安定な相手ばかり好きになる
連絡が読めない人、煮え切らない人にこそ強く惹かれる。安定した相手には興味が湧かず、振り回される恋を繰り返す。第5章で、その心理的な理由を解説します。
これらを読んで「まさに自分だ」と苦しくなった方へ。大丈夫です。こうした傾向に気づけたこと自体が、すでに大きな一歩です。自分の反応の理由が分かると、振り回されていた感情を、少しずつ手のひらに乗せて眺められるようになります。心がすり減っているなら、まずは婚活疲れの整え方も参考にしてください。
愛されたいのに、愛されることが怖い。
近づきたいのに、近づかれると逃げたくなる。
その矛盾は、あなたの弱さではなく、
幼い頃に身につけた「心を守る方法」なのです。
不安型愛着と回避型愛着の違い
愛着の傾向は、大きく「安定型」「不安型」「回避型」に分けて考えられます。これは優劣ではなく、心を守るために身につけた「クセ」のようなもの。自分の傾向を知ると、苦しさの正体がぐっと見えやすくなります。愛着スタイル全体の相性は愛着スタイル×婚活|相性とすれ違いの法則で詳しく整理しています。
不安型愛着の特徴
相手に強く近づきたい一方で、見捨てられることを過剰に恐れるタイプ。愛情確認や試し行動が出やすく、相手の反応に一喜一憂します。「もっと愛されたい」という渇望が、関係を苦しくしてしまうことがあります。詳しくは不安型愛着スタイルとはをご覧ください。
回避型愛着の特徴
逆に、深く関わることを避けようとするタイプ。親密になると息苦しくなり、距離を取りたくなります。「一人のほうが楽」と感じやすく、本当は寂しいのに、その気持ちに自分で気づきにくいのが特徴です。回避型愛着スタイルとはもあわせてどうぞ。
婚活で起きやすい問題
厄介なのは、不安型と回避型が惹かれ合いやすいこと。追いかける不安型と、逃げる回避型。最初は刺激的でも、追えば逃げ、逃げれば追う「すれ違いのループ」に陥りやすいのです。婚活現場でも、この組み合わせのすれ違いは本当によく見られます。
| 項目 | 不安型愛着 | 回避型愛着 |
|---|---|---|
| 基本の恐れ | 見捨てられること | 飲み込まれること |
| 距離の取り方 | 近づきたい | 離れたい |
| ストレス時 | 確認・追いかける | 距離を置く・遮断 |
| 表に出る感情 | 不安・嫉妬 | 無関心・冷淡に見える |
| 本音 | 愛されたい | 本当は怖い・寂しい |
幼少期の養育者との関わりをもとに形づくられる、人との関わり方の傾向です。ボウルビィの理論をエインスワースらが研究で類型化し、のちに大人の恋愛にも応用されました。固定された性格ではなく、安心できる関係を積み重ねることで、より安定した方向へ育て直せると考えられています。
なぜ「安心できる相手」を好きになれないのか
「優しくて誠実な人なのに、なぜか心が動かない」——婚活で最も多い悩みの一つです。これには、れっきとした心理的・脳科学的な理由があります。あなたが冷たいわけでも、贅沢なわけでもありません。
「不安」と「恋愛感情」を取り違えている
相手の気持ちが読めないドキドキを、「恋のときめき」だと脳が誤認することがあります。本当は不安なのに、その高揚を「好き」と勘違いしてしまうのです。
脳の報酬系と刺激依存
連絡が来たり来なかったりする不確実な関係は、脳の報酬系を強く刺激します。「たまに与えられる報酬」ほど人は夢中になりやすく、振り回される恋にハマる仕組みがここにあります。
安心が「未知の感覚」だから
幼少期から不安が日常だった人にとって、安心はむしろ慣れない感覚です。慣れた不安のほうが「自分らしい」と感じてしまい、安定した関係に居心地の悪さを覚えることがあります。
恋愛初期の刺激的な高揚感はドーパミンが、安定した関係の安心感はオキシトシンが関わるとされます。前者は数ヶ月〜数年で落ち着くもの。「ドキドキしない=好きじゃない」ではなく、ドキドキの先にある“穏やかな愛”こそ、結婚生活を支える土台です。刺激の有無で相手を判断しないことが大切です。
刺激依存の恋愛
- ドキドキ=愛だと思う
- 不安定な相手に惹かれる
- 追いかける恋に夢中
- 安定すると冷める
安心ベースの恋愛
- 穏やかさを心地よく感じる
- 誠実な相手を選べる
- 対等に向き合える
- 関係が長続きする
「安心できる人を好きになれない」のは、あなたの感性が壊れているからではありません。ただ、安心という感覚にまだ慣れていないだけ。慣れは、これから育てられます。穏やかな関係のなかにある幸せに、少しずつ目が慣れていけば、選ぶ相手は自然と変わっていきます。
「この苦しさ、自分でもよく分からない」と感じたら
恋愛のパターンや不安の正体は、一人で抱え込むと、ぐるぐると同じところを回りがちです。利害のない第三者に話して、頭のなかを客観的に整理するだけでも、ふっと楽になるケースは少なくありません。フォリパートナーでは、婚活のためというより「自分を理解する時間」として、無料でご相談いただけます。
無料相談を見てみる →代表カウンセラー 守部弘昭
成婚する人に多い「安心型愛着」の特徴
では、安定した関係を築き、成婚していく人にはどんな特徴があるのでしょうか。これらは「生まれつき」ではなく、後天的に身につけられる習慣でもあります。目指すべき方向として、知っておくだけでも価値があります。
感情を共有できる
うれしさも不安も、ためこまず相手に伝えられます。感情を抱え込まないので、すれ違いが大きくなる前に解消できます。
不安を「言葉」にできる
「ちょっと不安になっちゃった」と素直に言える。試し行動や態度ではなく、言葉で伝えられるので、相手も応えやすくなります。
適切な距離感を保てる
相手にも自分にも、一人の時間や世界があることを尊重できます。くっつきすぎず、離れすぎず、心地よい距離を選べます。
自己開示ができる
自分の弱さや過去も、少しずつ見せられます。完璧でない自分を出せることが、深い信頼関係の土台になります。
「こんな風になれる気がしない」と思ったでしょうか。でも、ここに挙げたのは“性格”ではなく“スキル”に近いものです。最初から完璧にできる人はいません。一つずつ、安心できる関係のなかで練習していけば、少しずつ身についていきます。
安心型は、生まれ持った才能ではありません。
「不安を言葉にする」「相手を信じて待つ」——
その一つひとつは、今日から練習できる習慣です。
愛着は、何歳からでも育て直せます。
恋愛傾向は改善できるのか?
ここが、この記事で最もお伝えしたいことです。答えは「はい、改善できます」。冒頭でも触れたとおり、愛着の傾向は一生固定されるものではありません。大人になってからの安心できる人間関係や経験によって、育て直すことができます。具体的なステップを見ていきましょう。
STEP1 まず原因を知る
「なぜ自分はこう反応するのか」を理解する。それだけで、感情に飲まれず一歩引いて自分を見られるようになります。この記事を読んでいることが、すでにSTEP1です。
STEP2 自分を責めすぎない
「またやってしまった」と責めるほど、自己肯定感は下がります。「そういう反応が出やすいんだな」と、まず気づくだけでいい。責めないことが回復の前提です。
STEP3 安心できる人間関係を増やす
恋愛だけに安心を求めると重くなります。友人・家族・信頼できる第三者など、安心の供給源を分散させると、恋愛への過度な依存がやわらぎます。
STEP4 感情を言語化する
不安を態度で示す代わりに、言葉にする練習を。「今こう感じている」と書き出すだけでも、感情の渦から距離を取れます。
STEP5 婚活での改善ポイントを意識する
刺激より安心を基準に相手を選ぶ。違和感を確認会話で解消する。焦って関係を進めない。小さな成功体験が、新しいパターンを育てます。
執着や不安を手放す具体的な方法は恋愛で執着心が生まれる原因と手放し術でも詳しく扱っています。一人で難しいと感じたら、専門のカウンセラーや、信頼できる婚活の伴走者の力を借りるのも有効です。
「ここでは、ありのままの自分を出しても大丈夫」と感じられる状態のこと。もとは組織研究の概念ですが、恋愛関係にもそのまま当てはまります。否定されない・責められないと感じられる関係のなかでこそ、人は安心を学び直せます。安全な関係を選ぶことが、回復の近道です。
本当に気をつけたい状態と相談の目安
改善できるとお伝えした上で、現場のカウンセラーとして、正直に注意を促したい状態もあります。これは脅すためではなく、つらさが大きいときほど、一人で抱えないでほしいからです。
- 恋愛だけが生きがいで、それ以外に喜びを感じられない
- 生活のすべてが相手中心になり、仕事や健康に支障が出ている
- 自分の価値を、恋愛の有無でしか測れない
- 依存と愛情の区別がつかず、苦しい関係から離れられない
- 不安や落ち込みが強く、日常生活がつらい状態が続いている
これらが続いてつらいときは、無理に一人で解決しようとせず、専門のカウンセラーや医療機関、心理の専門家に相談することを検討してください。愛着や心の傷の深いケアは、専門的な支援が力になります。「相談する=弱い」では決してありません。むしろ、自分を大切にする勇気ある選択です。
婚活の文脈での不安や焦りとの付き合い方は嫉妬・不安・焦りとの付き合い方も参考になります。婚活そのものより先に、まず自分の心を整えることが必要な時期もあります。順番を間違えないことも、大切な見極めです。
実際に改善して成婚したケース
最後に、現場でよく見る「回復のプロセス」を、よくあるケースとして再構成して紹介します。特定の誰かの話ではなく、多くの相談に共通する変化のパターンです。希望として読んでいただければと思います。
改善前
連絡の頻度に一喜一憂し、不安定な相手にばかり惹かれ、安定した人には冷めてしまう。お見合いでも「ときめかない」と良縁を見送り、振り回される恋を繰り返していました。
気づいたこと
カウンセリングのなかで、「ときめき」だと思っていたものが実は「不安」だったこと、そして安心を物足りなく感じる自分の傾向に気づきました。「自分が悪いんだ」と責めていた気持ちが、「そういう仕組みだったのか」に変わった瞬間でした。
変えた行動
刺激ではなく安心を基準に相手を選ぶよう意識し、不安を態度ではなく言葉で伝える練習を重ねました。返信が遅くても、確認をぶつける前に一呼吸おく。小さな実践の積み重ねです。
成婚後の変化
穏やかで誠実なお相手と、無理なく関係を育てて成婚。「以前なら退屈だと思っていた安心が、こんなに幸せだなんて」という言葉が印象的でした。傾向は、確かに変えられるのです。成婚していく人の共通点も、根っこは同じところにあります。
変わるのに、過去を完全に消す必要はありません。
過去を抱えたまま、新しい関わり方を一つ覚えるだけでいい。
その小さな一つが、
あなたの恋愛を、静かに変えていきます。
よくある質問(FAQ)
マターナル・デプリベーションとは何ですか?
幼少期に、養育者から安定した愛情・世話を十分に受けられなかった状態を指す心理学の概念です。後の恋愛や対人関係に影響しうるとされますが、決定論ではなく、回復も可能です。
愛情不足は恋愛に影響しますか?
影響するケースがあります。見捨てられ不安や愛情確認、安心できる相手を好きになれないといった形で表れることがあります。ただし個人差が大きく、必ずそうなるわけではありません。
不安型愛着は治りますか?
「治す」というより「育て直す」イメージです。安心できる人間関係や経験を積み重ねることで、より安定した傾向へ変化していけると考えられています。
恋愛依存との違いは?
愛着は人との関わり方の傾向、恋愛依存はその傾向が極端に出て恋愛が生活の中心になりすぎた状態、と整理できます。不安型愛着が恋愛依存につながることもあります。
安心できる相手を好きになれません
不安を恋のときめきと取り違えていたり、安心という感覚に慣れていないことが原因のことがあります。感性の問題ではなく、慣れの問題です。少しずつ変えていけます。
婚活で不安になりすぎてしまいます
まず原因を理解し、不安を言葉にする練習から始めましょう。恋愛以外に安心の供給源を増やすことも有効です。つらさが強いときは専門家への相談も検討してください。
LINEの未読で苦しくなります
見捨てられ不安が刺激されやすい場面です。「返信=愛情の証」と結びつけすぎていないか見つめ、確認をぶつける前に一呼吸おく習慣が助けになります。
回避型愛着の特徴は?
親密になると息苦しくなり、距離を取りたくなる傾向です。「一人が楽」と感じやすい一方、本当は寂しさを抱えていることに気づきにくいのが特徴です。
幼少期の親子関係は関係ありますか?
関わるケースがあります。ただし「親が悪い」という話ではなく、当時の環境が今の傾向に影響しているという理解です。原因を知るのは、責めるためではなく変わるためです。
試し行動とは何ですか?
「どこまで受け入れてくれるか」を確かめるため、わざと困らせる言動をとることです。本当は愛されたいのに、逆の行動で相手を遠ざけてしまう切ないパターンです。
自己肯定感は恋愛に関係しますか?
大きく関係します。自己肯定感が低いと愛情を素直に受け取れず、「どうせ嫌われる」と関係を壊しがちです。自己肯定感を育てることは恋愛の安定につながります。
共依存とは何ですか?
お互いが過度に依存し合い、相手なしでは自分を保てなくなる関係です。一見深い愛に見えますが、自立を妨げ、苦しい関係から抜け出しにくくなることがあります。
改善にはどのくらい時間がかかりますか?
人それぞれで、決まった期間はありません。大切なのは速さではなく、安心できる関係のなかで小さな成功体験を重ねること。焦らないこと自体が改善の一部です。
婚活と並行して改善できますか?
できます。ただしつらさが強い時期は、婚活より先に心を整えるほうがよい場合もあります。順番の見極めを、信頼できる伴走者と一緒に考えるのがおすすめです。
カウンセラーに相談してもいいのですか?
もちろんです。一人で抱え込まず、客観的に整理するだけでも楽になることは多いです。相談は弱さではなく、自分を大切にする選択です。つらさが深い場合は専門機関も頼ってください。
まとめ:原因を知ることは、責めることではなく、変わること
恋愛や婚活の苦しさは、性格やわがままのせいではなく、幼少期に育てた「心の守り方」が関わっていることがあります。けれど、それは過去に縛られ続けるという意味ではありません。原因を知ることは、誰かを責めるためではなく、これから優しく変わっていくための第一歩です。
- 恋愛の苦しさには、幼少期の愛着形成が影響しているケースがある
- 見捨てられ不安・愛情確認・恋愛依存などは「心を守る方法」だった
- 不安型と回避型は惹かれ合い、すれ違いやすい
- 「安心できる相手を好きになれない」のは感性ではなく慣れの問題
- 愛着の傾向は、安心できる関係のなかで育て直せる
- つらさが深いときは、専門家に頼ることも大切な選択
今日からできる3STEP
STEP1 自分の傾向に名前をつけてみる
「自分は不安型かもしれない」と気づくだけでいい。名前がつくと、感情に飲まれず一歩引いて見られるようになります。
STEP2 不安を「言葉」にして書き出す
態度でぶつける前に、今感じている不安をメモに書く。言語化は、感情の渦から距離を取る第一歩です。
STEP3 安心の供給源を恋愛以外にも増やす
友人・家族・趣味・信頼できる第三者。安心の置き場所が増えるほど、恋愛が軽やかになります。
婚活は、相手探しであると同時に「自己理解の旅」でもあります。自分を知り、安心を育てていくこと。その先に、振り回されない、穏やかで対等な関係が待っています。あなたは、変わっていけます。この記事が、その小さな後押しになれば幸いです。
「なぜ恋愛が苦しいのか」を、
一人で抱え込まなくて大丈夫です
恋愛のパターンや不安の正体は、一人で考え続けると同じところを回りがちです。婚活業界歴17年・数万人の相談実績をもとに、あなたの傾向を一緒に整理し、無理のない一歩を考えます。「婚活を始める前提」でなくて構いません。客観的に整理するだけでも、心がずっと軽くなるケースは少なくありません。まずは、話してみることから。
無料相談・お問い合わせはこちら →代表カウンセラー 守部弘昭|東京・結婚相談所フォリパートナー(IBJ正規加盟店)



