DINKsとは?メリット・デメリットと後悔しない生活のポイントを婚活カウンセラーが解説

DINKs(ディンクス)とは、共働きで、夫婦の意思として子どもを持たないライフスタイルを選択する夫婦を指す言葉です。経済的・時間的な自由を得やすい一方で、老後や親の介護、夫婦関係の維持、将来的な気持ちの変化など、事前に考えておくべき課題も存在します。大切なのは「DINKsが正解か不正解か」ではなく、二人が将来まで見据えて納得できる選択かどうかです。
近年、共働き世帯の増加や結婚観の多様化を背景に、DINKsという生き方への関心は高まっています。ただし、自由で経済的に豊かなイメージだけで判断すると、結婚後に想定外の課題に直面することも少なくありません。特に婚活の現場では、「子どもを希望しない」という条件が一致していても、その意味合いが二人の間で微妙にズレていたケースが、後になって大きな摩擦に発展する例を数多く見てきました。
本記事では、婚活業界17年以上・2万人以上の相談実績を持つ婚活カウンセラーの視点から、DINKsの正しい意味、メリットとデメリットの両面、婚活段階で確認すべき価値観、結婚後の生活設計、そして気持ちが変わった場合の向き合い方まで、綺麗事に偏らず実務的に解説します。子どもを持つ生き方とDINKsのどちらが優れているかを論じる記事ではなく、あくまで本人たちの選択と合意を尊重する立場から、判断材料を提供することを目的としています。DINKsという生き方を勧める記事でも、否定する記事でもありません。読み終えたとき、ご自身が本当に望んでいる暮らしの形を整理する材料にしていただければ幸いです。
この記事の結論
DINKsは「共働き」「子どもを持たない」「夫婦の合意」という3条件がそろって初めて成立する生き方であり、単に子どもがいない夫婦とは異なります。経済的自由や時間的余裕という利点がある一方、老後・介護・相続・意思変更のリスクは避けて通れません。婚活・結婚生活で後悔を防ぐ鍵は、「今はいらない」と「将来もいらない」を区別し、条件の一致だけでなく、変化が起きたときに本音で話し合える関係を築けるかどうかにあります。子どもを持つ生き方との間に優劣はなく、どちらも夫婦が納得して選び取るべきものです。
DINKsとは?意味と読み方を分かりやすく解説
DINKsは「Double Income, No Kids」の略
DINKsは1980年代にアメリカで生まれたマーケティング用語がルーツとされ、共働きで子どもを持たない世帯を指します。単なる流行語ではなく、夫婦の暮らし方を分類する言葉として、婚活市場でも「希望する家族構成」を伝える際に使われるようになっています。
DINKsの読み方
「ディンクス」と読みます。まれに「ディンクズ」と表記されることもありますが、婚活関連の媒体では「ディンクス」表記が一般的です。
DINKsと単なる子なし夫婦の違い
DINKsは「夫婦の意思として子どもを持たないことを選択している」状態を指します。一方で、単に現時点で子どもがいない夫婦には、不妊治療中の夫婦や、将来的には子どもを希望している夫婦も含まれます。この違いを混同すると、婚活のマッチングでも結婚後の生活設計でも認識のズレが生じます。
DINKsと共働き夫婦の違い
共働き夫婦の中には、子どもを持ちながら二人で働いている夫婦も多く含まれます。DINKsは「共働き」であることに加えて「子どもを持たない」ことが条件になるため、共働き夫婦の一部がDINKsに該当する、という関係になります。
選択的子なしとの違い・共通点
「選択的子なし(チャイルドフリー)」は、夫婦の意思として子どもを持たない選択をしている点でDINKsと共通します。DINKsは共働きであることが前提に含まれる点、選択的子なしは就業形態を問わず使われる点が主な違いです。
DINKsに明確な法律上の定義はあるのか
DINKsに法律上の定義はありません。あくまで生活スタイルを表す通称であり、行政の統計区分としても独立した項目は設けられていません。そのため、DINKsに関する正確な人数や割合を示す公的統計は現時点で存在せず、関連する周辺データから状況を推測することになります。
DINKsという言葉を使う際の注意点
婚活現場では、「子どもを希望しない」という共通点だけでDINKs同士だと思い込み、他の価値観の確認を後回しにしてしまうケースが見られます。DINKsという言葉は入り口に過ぎず、その先の生活観まで確認することが重要です。
| 比較項目 | DINKs | 子どもを希望する共働き夫婦 | 現時点で子どもがいない夫婦 | 選択的子なし夫婦 |
|---|---|---|---|---|
| 共働きか | 共働きが前提 | 共働きの場合が多い | 共働き・専業どちらもあり得る | 共働き・専業どちらもあり得る |
| 現在子どもがいるか | いない | いない場合が多い | いない | いない |
| 将来子どもを希望しているか | 希望しない | 希望している | 希望している場合が多い | 希望しない |
| 夫婦間の合意 | 合意済み | 合意済み(子どもを持つ方向) | 合意途中・未確定なこともある | 合意済み |
| 一時的な状態か | 継続的な選択 | 一時的(妊活・準備中含む) | 一時的または未確定 | 継続的な選択 |
| ライフスタイルとしての選択か | 選択している | 結果として共働き | 選択とは限らない | 選択している |
DINKsが注目されている背景
結婚・家族観の多様化、女性の就業継続、教育費への不安など複数の要因が重なり、DINKsという生き方が可視化されやすくなっています。ただし、経済的な不安だけがDINKsを選ぶ理由ではありません。
結婚・家族観の多様化
「結婚したら子どもを持つのが当然」という前提が徐々に薄れ、夫婦二人だけの暮らしも一つの選択肢として語られるようになりました。シン婚や多様性結婚観といった言葉が広がっているのも、この流れの表れです。婚活の現場でよく見られるのは、プロフィール上で「子ども希望:どちらでもよい」と記載する会員が年々増えている実感で、以前のように「子どもは持つのが前提」という空気は薄れてきています。
女性の就業継続とキャリア意識
総合職として長く働き続けたい、管理職を目指したいといったキャリア意識を持つ女性が増え、育児によるキャリア中断を避けたいという声は婚活現場でも珍しくありません。あわせて男性側も、パートナーのキャリアを尊重したいと考える人が増えており、「共働きを続けること」自体が結婚の前提条件になっているケースも見られます。
子育てや教育に対する経済的不安
教育費や将来の生活費への不安から、子どもを持つことに慎重になる夫婦もいます。ただし、経済的不安が解消されれば考えが変わる可能性がある人と、そもそも子どもを望んでいない人とでは、婚活での確認方法が異なります。実際のご相談では、「収入が安定したら考えが変わるかもしれない」というケースと、「収入に関係なく子どもを望んでいない」というケースが、面談で初めて明確に分かれることがよくあります。
自由な時間や生活の質を重視する価値観
旅行、趣味、自己投資など、夫婦二人の時間を大切にしたいという価値観も、DINKsが選ばれる理由の一つです。ワークライフバランスを重視する社会全体の潮流とも重なり、「休日は仕事も育児もせず、夫婦の時間に充てたい」という希望を持つ会員も少なくありません。
結婚と出産を必ずしもセットにしない考え方
結婚は「二人のパートナーシップの形」であり、出産とは切り離して考える人も増えています。事実婚や別居婚など、多様な夫婦の形が語られる中で、DINKsもその一つとして認識されつつあります。結婚=出産という前提を疑うこと自体は自然な変化ですが、婚活の場では「結婚は出産とセットではない」と考える人同士でも、その先の細かな価値観までは一致していないことがある点に注意が必要です。
SNSによって多様な夫婦像が見えやすくなったこと
SNS上でDINKs夫婦の暮らしが発信される機会が増え、「こういう生き方もある」と選択肢として認識しやすくなりました。ただし、SNSで見える生活は一面的であり、投稿されない老後や介護の課題まで含めて判断する必要があります。華やかな旅行写真やインテリアの投稿だけを見て「自分たちもああなりたい」とイメージを固めてしまうと、実際の生活設計との間にギャップが生じやすくなります。
DINKsを選択する主な理由
DINKsを選ぶ理由は一つではなく、人によって大きく異なります。単純化せず、それぞれの背景を理解することが婚活でのすれ違いを防ぐ第一歩です。
仕事やキャリアを優先したい
管理職登用や海外赴任、起業など、キャリアの選択肢を広く保ちたいという理由です。長期的な出張や不規則な勤務が続く職種の方に多く見られる傾向があります。
夫婦二人の時間を大切にしたい
パートナーシップそのものを最優先に考え、二人の時間を重視するケースです。交際期間を通じて「二人だけの時間の心地よさ」を強く実感してきた夫婦に多い理由の一つです。
経済的な余裕を確保したい
教育費や養育費がかからない分を、資産形成や自己投資に回したいという理由です。早期リタイアや資産形成を目標に掲げる夫婦にも、この理由が多く見られます。
妊娠・出産・育児への不安がある
身体的な負担や産後うつ、キャリア断絶など、妊娠・出産そのものへの不安からDINKsを選ぶ人もいます。この場合、不安が解消されると気持ちが変わる可能性がある点は本人も相手も認識しておく必要があります。
子育てを望んでいない
子どもという存在自体に強い関心がなく、育てたいと思わないというケースです。自分の意思として明確であり、婚活の場でもはっきりと伝える傾向があります。
自身の生育環境や家庭経験が影響している
自身の育った家庭環境が、子どもを持つことへの考え方に影響しているケースもあります。この背景は本人にとって話しにくいことも多く、無理に聞き出すのではなく、時間をかけて共有してもらう姿勢が大切です。
自由な働き方や暮らし方を選びたい
フリーランスや移住、ノマドワークなど、柔軟な暮らし方を優先したい理由です。決まった生活拠点を持たない働き方を望む人にとって、子育てとの両立は現実的なハードルになりやすいという背景もあります。
環境や社会情勢に不安を感じている
将来の社会情勢や環境問題への不安から、子どもを持つことに慎重になる人もいます。この理由は個人の価値観に深く根ざしていることが多く、単純な説得や誘導はふさわしくありません。

DINKsのメリット8選
1.世帯収入を確保しやすい
メリット
教育費や養育費という大きな支出がない分、世帯収入をそのまま生活の質や資産形成に充てやすくなります。具体的な生活例としては、共働きの収入を家賃や住宅ローンの繰上返済に回したり、資格取得やスキルアップのための自己投資に充てたりする夫婦が多く見られます。ただし「必ず経済的に豊かになる」とは限らず、支出管理を怠れば余裕は生まれません。婚活現場では、収入だけで判断し支出習慣を確認しなかった結果、想定より貯蓄が進んでいない相談も見られます。メリットを生かすためには、世帯収入の多さそのものより、二人で支出の方針を共有できているかが条件になります。
2.貯蓄・投資・資産形成を進めやすい
メリット
教育費のピークがない分、長期的な資産形成の計画を立てやすくなります。実際の生活例では、つみたてNISAやiDeCoを夫婦それぞれの名義で活用し、20〜30年単位の資産形成を計画的に進めているケースが典型です。ただし、老後資金を自分たちだけで準備する必要がある点は、後述するデメリットと表裏一体です。誤解されやすいのは「子どもがいない分、自動的に貯蓄額が増える」という考え方ですが、実際には夫婦で目標額を明確にしなければ、余裕資金はそのまま消費に回ってしまいます。
3.夫婦ともにキャリアを継続しやすい
メリット
育児による休職やキャリア中断が生じにくく、昇進や資格取得など長期的なキャリア形成に集中しやすくなります。管理職への昇進や、海外赴任・転勤を伴うキャリアアップの打診にも前向きに応じやすいという声は、成婚後のご相談でもよく聞かれます。誤解されやすいのは、キャリア継続のしやすさが「必ず年収アップにつながる」というものですが、実際には業種や役職によって差があり、時間の自由をどう使うかが成果を左右します。
4.時間の自由度が高い
メリット
平日夜や休日の使い方を、夫婦の希望に合わせて柔軟に決められます。急な残業や出張にも対応しやすく、送り迎えなど育児に伴うスケジュール調整の必要がない分、仕事とプライベートの両立がしやすいと感じる夫婦は多いです。ただし、時間の自由度が高いことが、そのまま夫婦の会話量の多さにつながるとは限らない点には注意が必要です。
5.住む場所や住宅の選択肢が広がる
メリット
学区や子育て環境を基準にする必要がないため、通勤利便性や趣味に合わせた立地選びがしやすくなります。都心のコンパクトなマンションを選ぶ夫婦もいれば、趣味を優先して郊外や地方への移住を選ぶ夫婦もおり、選択の幅が広いことが実感としてよく語られます。
6.旅行や趣味を楽しみやすい
メリット
長期休暇や海外旅行など、まとまった時間とお金を趣味に使いやすくなります。子どもの学校行事や長期休みに合わせる必要がないため、平日を含めた旅行や、繁忙期を避けた予定の組み方がしやすいという声もあります。
7.夫婦二人の関係に時間を使いやすい
メリット
子育てに時間を取られない分、夫婦の会話やデートの時間を意識的に確保しやすくなります。定期的に二人で食事に出かける、休日の予定を一緒に立てるといった習慣を続けている夫婦は、関係の満足度が高い傾向にあります。ただし、これは自動的に得られるものではなく、意識して時間をつくる夫婦に限られます。子育てという強制的な共同作業がない分、意識しなければ二人の時間もすれ違ったまま過ぎてしまうことがあります。
8.転職・起業・移住などの決断をしやすい
メリット
子どもの転校や教育環境への影響を考慮する必要がないため、大きなライフイベントの決断をしやすくなります。実際に、起業のタイミングで拠点を移す、パートナーの転勤に合わせて自分も働き方を変える、といった柔軟な決断をした夫婦の例もあります。婚活カウンセラーとしての現場視点では、こうした自由度の高さに惹かれてDINKsを選ぶ人も多い一方、その自由をどう使うかという共通目標を持っていない夫婦は、数年後に「何のための自由か分からなくなった」と感じることがあります。
DINKsのデメリット・注意点10選
1.どちらかの子ども観が変わる可能性がある
注意点
結婚時点で合意していても、友人の出産や親の高齢化、加齢などをきっかけに気持ちが変わることがあります。これは将来自己との心理的距離が近づくことで生じる変化ともいえ、20代の時点で想像していた「将来の自分」と、実際にその年齢になった自分の考えが異なるのは珍しいことではありません。婚活時に「今の気持ち」だけでなく「変化の可能性」まで話し合っておくことが重要です。事前にできる対策としては、結婚後も年に一度は子ども観について話す機会を設けることが挙げられます。
2.親や周囲から理解されないことがある
注意点
「孫の顔が見たい」といった親族からの期待にどう向き合うか、事前に夫婦で方針をすり合わせておく必要があります。問題が起きやすい背景には、親世代と自分たち世代の結婚観・子ども観の違いがあり、悪気なく発せられる言葉が夫婦にとって大きな負担になることがあります。対策として、どちらか一方だけが矢面に立つのではなく、夫婦として同じ説明を共有しておくことが有効です。
3.老後の孤独や支援者不足への不安
注意点
子どもがいない分、老後に頼れる身近な家族が少なくなる可能性があります。入院時の身元保証人や、判断能力が低下した際のサポート体制など、具体的な場面を想定すると準備すべき課題が見えてきます。地域とのつながりや友人関係、専門サービスの活用など、意識的な準備が必要です。事前にできる対策として、地域包括支援センターや民間の身元保証サービスの情報を早めに調べておくことが挙げられます。
4.夫婦関係への依存度が高くなりやすい
注意点
子育てという共通のプロジェクトがない分、夫婦関係そのものが生活の中心になりやすく、関係が冷めた際の影響が大きくなる可能性があります。具体的なすれ違い例としては、仕事が忙しくなった片方が家庭を顧みなくなり、もう片方が孤独感を強めるといったケースが挙げられます。対策としては、夫婦以外のコミュニティ(趣味の仲間、友人関係)を意識的に持っておくことが有効です。
5.病気・休職・失業で収入構造が崩れる
注意点
ダブルインカムを前提にした生活設計は、どちらかが働けなくなった場合に大きく崩れるリスクがあります。生活水準を世帯収入の合計額に合わせてしまうと、片方の収入が途絶えた際の打撃が大きくなります。事前にできる対策として、就業不能保険への加入や、生活防衛資金として生活費の半年〜1年分程度を確保しておくことが挙げられます。
6.親の介護負担が集中する可能性がある
注意点
子どもに介護を分担してもらう選択肢がないため、双方の親の介護が夫婦二人に集中しやすくなります。特に双方の親の介護時期が重なった場合、身体的・経済的・時間的負担が一気に増す可能性があります。結婚前に確認すべきこととして、それぞれの実家の状況(きょうだいの有無、親の健康状態)を早めに共有しておくことが挙げられます。
7.相続や財産管理を早めに考える必要がある
注意点
直系の子どもがいない場合、相続関係が複雑になることがあります。配偶者だけでなく、被相続人の兄弟姉妹やその子(甥・姪)が相続人になるケースもあるため、想定していなかった親族が関わってくることがあります。遺言や任意後見制度の検討を早めに行うことが望ましく、司法書士や弁護士など専門家に相談しながら準備を進めることをおすすめします。
8.夫婦共通の目標を意識的につくる必要がある
注意点
子育てという共通目標がない分、旅行、資格取得、事業など、夫婦で共有できる目標を意識的につくらないと、関係が停滞しやすくなります。本当に確認すべきなのは、「今、何にワクワクしているか」を夫婦で共有できているかどうかです。共通の目標がないまま数年が過ぎると、会話の話題が減り、関係の温度が下がっていくケースも見られます。
9.自由な分だけ支出が膨らみやすい
注意点
可処分所得が多い分、生活水準が上がりやすく、想定より貯蓄が進まないケースもあります。外食やブランド品、旅行など、自由に使えるお金が多い分、支出の歯止めが利きにくくなることがあります。対策として、貯蓄・投資分を先取りで確保してから残りを生活費に充てる「先取り貯蓄」の仕組みが有効です。
10.一方が先に亡くなった後の生活設計が必要
注意点
子どもという支え手がいない分、どちらかが先に亡くなった後の生活や住まい、資産管理についても、早い段階から考えておく必要があります。配偶者を亡くした後、身の回りの手続きや生活の再構築を一人で担うことになる可能性があるため、生命保険の受取人設定や、任意後見・死後事務委任契約なども選択肢として検討しておくと安心です。
DINKsに向いている夫婦・慎重に考えたい夫婦
DINKsに向いている夫婦の特徴
該当が多いほど、DINKsという選択と相性が良い傾向にあります
- 子どもを持たないことへの合意が明確である
- 話し合いを避けずに本音を伝え合える
- お金の管理を計画的にできる
- 夫婦それぞれが自分の世界(仕事・趣味)を持っている
- 夫婦で共有できる目標がある
- 状況の変化に応じて価値観を更新できる柔軟さがある
- 老後や介護について現実的に考えられる
- 周囲の価値観に流されすぎない
DINKsを慎重に考えた方がよいケース
該当する場合は、結婚前にもう一段踏み込んだ話し合いをおすすめします
- どちらかが相手に合わせているだけかもしれない
- 本音を話すと嫌われるのではと感じている
- 結婚後に相手の考えが変わると期待している
- 子どもについて一度も深く話し合ったことがない
- 経済的メリットだけで判断している
- 老後について考えることを避けている
- 夫婦関係の課題を趣味や仕事で紛らわせている
- 親の期待を断れずにいる
これらは「向いていない」という断定ではなく、結婚前にもう一段深く話し合うべきサインとして捉えてください。結婚後3年以内に離婚する夫婦の特徴にも、価値観の確認不足という共通点が見られます。
婚活でDINKsを希望する場合に確認すべき10項目
17年以上婚活支援をしてきた中で感じるのは、「子どもを希望しない」という条件欄の一致だけで安心してしまう会員ほど、成婚後に想定外のすれ違いを経験しやすいということです。以下の10項目は、成婚前の面談で確認しておきたい核心的なポイントです。
1.「今はいらない」と「将来もいらない」を区別する
子どもを希望しない男女がすれ違う典型例は、この二つを本人たちも明確に区別できていないケースです。「今は」という言葉に、将来の可能性を残しているのか、丁寧な言い回しとして使っているだけなのか、会話の中で丁寧に確認しましょう。
悪い聞き方:「子どもはいらないよね?」
良い聞き方:「今の時点では、結婚後に子どもを持つことをどう考えていますか?将来、気持ちが変わる可能性についても率直に聞かせてもらえますか?」
2.子どもを持たない理由を確認する
キャリア優先なのか、妊娠・出産への不安なのか、経済面なのか、理由によって将来の変化の可能性が異なります。成婚前の面談で確認しておきたいのは、理由そのものよりも「その理由がどのくらい確固たるものか」という点です。
3.相手が本音で合意しているかを見る
相手に合わせているだけの場合、後になって本音が表面化することがあります。表情や会話のトーンにも注意を払いましょう。一見すると価値観が合っているようでも、実際には一方が我慢しているだけというケースは、婚活の現場でも決して珍しくありません。
4.経済状況が変わったら考えも変わるのか
悪い聞き方:「お金がないから子どもいらないんでしょ?」
良い聞き方:「経済的な不安が解消されたとしても、今の考えは変わらないと思いますか?」
この質問への答え方によって、経済面が理由の中心なのか、それとも子ども自体を望んでいないのかが見えてきます。
5.友人の出産や加齢で気持ちが変わったらどうするか
周囲の変化が自分たちの考えにどう影響するか、あらかじめ想像しておくことが役立ちます。社会的比較の心理として、身近な人のライフイベントは自分たちの選択を振り返るきっかけになりやすいものです。
6.親から反対された場合の対応
「孫が欲しい」という親の期待にどう向き合うか、夫婦としての方針を統一しておきましょう。片方だけが親の説得を担う状態が続くと、負担が偏り関係の不満につながることがあります。
7.不妊・妊娠が判明した場合の考え方
意図せず妊娠が分かった場合の考え方についても、デリケートな話題として事前にすり合わせておくことが望ましいです。センシティブな内容のため、断定的に聞き出そうとせず、時間をかけて話し合う姿勢が大切です。
8.養子・里親という選択肢への考え
選択肢として検討するかどうか、価値観として確認しておくとよいでしょう。必須の確認事項ではありませんが、家族の形について夫婦の考え方の幅を知る手がかりになります。
9.老後・介護・相続をどう考えるか
遠い将来の話に感じられても、婚活段階で一度触れておくことで、後の話し合いがスムーズになります。条件欄だけでは分からないのが、こうした将来設計に対する具体性の差です。
10.定期的に意思を確認できる関係か
悪い聞き方:(一度確認したきり、その後は触れない)
良い聞き方:「この話は一度決めたら終わりではなく、これからも定期的に話していけたら嬉しいです」
本当に確認すべきなのは、一度の結論そのものより、今後も継続して話し合える関係性が築けているかどうかです。
DINKs希望者のプロフィール作成と婚活ルートの選び方
本当に確認すべきなのは、プロフィールにどこまで明記するかという表面的な話だけではありません。「子ども希望:希望しない」と一括りに書くのではなく、「どちらでもよい」「相手と相談して決めたい」といった選択肢との違いを理解した上で、自分の考えに近い表現を選ぶことが、その後のミスマッチを減らすことにつながります。マッチングアプリでは、プロフィール上の一言だけで判断が進みやすいため、初対面や早い段階の会話で価値観を確認する意識が特に重要です。結婚相談所を介した婚活では、カウンセラーが間に入ることで、直接聞きにくい価値観についても段階的に確認しやすいというメリットがあります。子どもを希望しない理由を相手に説得するような形で伝えたり、逆に相手をDINKsに説得しようとしたりすることは避け、あくまで自分の考えとして誠実に共有する姿勢が信頼関係につながります。また、DINKs希望という条件だけを絶対的な必須条件にしてしまうと、出会いの母数自体が大きく減ってしまうこともあるため、子ども観以外の相性(金銭感覚、生活リズム、コミュニケーションのスタイルなど)も含めて総合的に判断することをおすすめします。
DINKs希望者が婚活で陥りやすい失敗
| 失敗例 | 起きやすい原因 | 改善方法 |
|---|---|---|
| プロフィールの「子ども希望」欄だけで判断する | 条件検索の効率を優先しすぎる | 面談・会話で理由や背景まで確認する |
| 相手が自分に合わせてくれると思い込む | 希望的観測を事実と誤認する | 相手の言葉を額面通りに受け止め、繰り返し確認する |
| 子どもの話を後回しにする | 関係が壊れることを恐れる | 真剣交際に進む前に必ず話し合う |
| DINKs以外の結婚観を確認しない | 子ども観の一致で安心してしまう | 家事分担・金銭感覚なども並行して確認する |
| 条件を狭めすぎて出会いを減らす | DINKs希望を厳格な必須条件にしすぎる | 他の価値観との相性も含めて総合的に判断する |
| 経済力だけを重視する | DINKsの利点を経済面に限定して捉える | コミュニケーションや価値観の一致も重視する |
| 子どもを希望する相手と曖昧に交際を続ける | 関係を終わらせる決断を先延ばしにする | 早期に本音を伝え、双方にとって誠実な判断をする |
| 希望しない理由を攻撃的に説明する | 過去の指摘や偏見への防衛反応 | 自分の考えとして冷静に伝える |
| 気持ちは絶対に変わらないと断定する | 将来予測のバイアス | 変化の可能性も含めて誠実に伝える |
| 結婚後の生活を具体的に想像していない | 婚活中は将来の話が抽象的になりがち | 家計・住まい・老後まで具体的に話し合う |
婚活の現場でよく見られるのは、「子ども観が一致している」という安心感から、家事分担や金銭感覚など他の重要なテーマの確認が手薄になるケースです。金銭感覚のすり合わせや家事分担の確認も並行して行うことをおすすめします。

DINKs夫婦が後悔しないための生活設計
成婚後の生活まで考えると、DINKsという選択そのものより、生活設計をどれだけ具体的に話し合えているかが、後悔の有無を左右します。以下の項目を、年代ごとに整理しておきましょう。
家計管理と生活費の分担を決める
完全折半にこだわらず、収入比率に応じた分担など、夫婦に合った方法を選びましょう。分担のルールを最初に明文化しておくと、収入差が生じた際の不公平感を防ぎやすくなります。
共通口座と個人口座を使い分ける
生活費用の共通口座と、各自が自由に使える個人口座を分けることで、自由度と計画性を両立しやすくなります。個人口座の使い道について、お互いに口出ししすぎないルールにしておくのもポイントです。
貯蓄・投資の目標を数値化する
「なんとなく貯める」ではなく、具体的な金額目標を夫婦で共有しましょう。5年後、10年後といった時間軸を区切って目標を設定すると、進捗を確認しやすくなります。
病気や失業に備える
ダブルインカムが崩れた場合を想定し、生活防衛資金や保険を検討しておきます。目安として、生活費の半年〜1年分を生活防衛資金として確保しておくと安心です。
住宅購入を子ども前提で考えない
学区や部屋数などを子ども基準で選ぶ必要がない分、夫婦の暮らし方に合った立地・間取りを検討できます。ただし、将来的に気持ちが変わる可能性も踏まえ、極端に手狭な住まいは避けておくという考え方もあります。
家事分担を曖昧にしない
子育て負担がない分、家事の負担感が見えにくくなることがあります。定期的に見直しましょう。曜日や項目ごとに担当を決めておくと、負担の偏りに気づきやすくなります。
夫婦それぞれの時間を尊重する
お互いの一人の時間を尊重することも、長く良好な関係を保つポイントです。趣味や友人関係など、相手に依存しすぎない自分の世界を持つことが、関係の安定にもつながります。
共通の趣味・目標をつくる
子育てという共通プロジェクトがない分、意識的に共通の目標をつくることが関係の安定につながります。旅行の計画、資格取得、資産形成など、二人で取り組めるテーマを見つけましょう。
親の介護について話し合う
どちらの親を主に担うか、費用負担はどうするかなど、早めに方針を話し合っておきましょう。介護が必要になってから慌てて話し合うのではなく、元気なうちから情報を共有しておくことが望ましいです。
老後の住まいと支援体制を考える
地域包括支援センターや民間の見守りサービスなど、頼れる仕組みを事前に調べておくと安心です。子どもに頼れない前提で、身元保証や緊急連絡先の準備も検討しておきましょう。
遺言・相続・任意後見を検討する
直系の子どもがいない場合の相続は複雑になりやすいため、専門家に相談しながら準備することをおすすめします。公正証書遺言や任意後見契約は、判断能力があるうちにしか結べない点にも注意が必要です。
年に一度はライフプランを見直す
夫婦会議として、年1回程度、価値観や将来設計を見直す機会を設けることが望ましいです。誕生日や結婚記念日など、決まったタイミングを利用すると習慣化しやすくなります。
年代別チェックリスト|30代
- 子ども観の合意内容を言語化できているか
- 貯蓄・投資の目標額を決めているか
- 住宅購入の方針を話し合っているか
年代別チェックリスト|40代
- 親の介護分担について話し合っているか
- 健康診断・保険の見直しをしているか
- 資産形成の進捗を確認しているか
年代別チェックリスト|50代以降
- 老後の住まいと支援体制を検討しているか
- 遺言・相続・任意後見の準備をしているか
- 働き方や社会とのつながりを見直しているか
DINKs夫婦の家計モデルとお金の考え方
収入が多くても使いすぎてしまうケースは珍しくありません。生活費の完全折半にこだわりすぎることで、収入差がある夫婦の一方に不満が募るケースもあります。以下はあくまで一例のシミュレーションであり、すべての家庭に当てはまる正解ではない点にご留意ください。実際の金額設計にあたっては、ファイナンシャルプランナーなど専門家に相談しながら、自分たちの収入・支出状況に合わせて調整することをおすすめします。
| 項目 | 考え方の例 |
|---|---|
| 生活費の分担 | 完全折半のほか、収入比率に応じた按分も選択肢 |
| 共有資産と個人資産 | 住宅などの大きな資産は共有名義、趣味の支出は個人資産から |
| 住宅ローン | 単独名義・ペアローンそれぞれの相続時の違いを確認 |
| 保険 | 就業不能保険・医療保険で収入減少リスクに備える |
| 老後資金 | 子の援助を前提にせず、二人分の資金を計画的に準備 |
| 介護費用 | 双方の親の介護費用負担についても早めに話し合う |
| 旅行・趣味の予算 | 個人口座から一定額を確保し、使い道は各自の裁量に |
DINKsを選んだ後に気持ちが変わったらどうする?
この章は、「話し合えば必ず解決する」という綺麗事でまとめることはできません。子どもを持つ・持たないという選択は、簡単な折衷案をつくりにくい重大な価値観だからです。
気持ちが変わること自体を責めない
人の気持ちは環境や年齢によって変化することがあります。変化そのものを否定から入らないことが、建設的な話し合いの前提になります。「約束が違う」という怒りの感情が先に立つと、本音の話し合いにたどり着く前に関係がこじれてしまうことがあります。
相手を説得する前に、自分の変化を整理する
一時的な感情なのか、継続的な希望なのか、まず自分の中で整理しましょう。なぜ気持ちが変わったのか、その背景を言葉にしてみることで、相手にも伝わりやすくなります。
一時的な感情か継続的な希望かを見極める
友人の出産直後など、一時的な感情の揺れなのか、時間が経っても変わらない希望なのかを見極める時間も必要です。数週間から数ヶ月程度、時間をおいて改めて自分の気持ちを確認することも一つの方法です。
妊娠可能年齢や健康面も含めて現実を確認する
希望が変わった場合、年齢や健康状態によって選択肢が限られることもあります。感情論だけでなく現実的な条件も確認しましょう。必要に応じて婦人科などの専門医に相談し、正確な情報を得ることも重要です。
二人だけで結論が出ない場合は第三者へ相談する
夫婦カウンセリングや専門家など、客観的な視点を取り入れることも有効です。感情的になりやすいテーマだからこそ、第三者を交えることで冷静な話し合いがしやすくなることがあります。
どちらかが我慢し続ける解決は長続きしにくい
片方だけが我慢する形での「解決」は、長期的には関係の歪みにつながりやすい傾向があります。表面的には話し合いが終わったように見えても、我慢している側の不満は時間とともに蓄積していくことがあります。
離婚を含む重大な選択になる可能性も認識する
子ども観の不一致は、最終的に離婚という選択に至ることもある、重大なテーマです。楽観視せず、現実的に向き合う姿勢が求められます。「愛があれば何とかなる」という考え方だけで乗り越えられるテーマではないことを、夫婦双方が認識しておく必要があります。
婚活現場で実際に見られるDINKs希望者のケース
以下は、個人が特定されないよう複数のご相談を再構成した架空の事例です。
二人とも子どもを望まないと思って成婚した30代夫婦
婚活中の確認内容:婚活中から「今も将来も子どもは希望しない」という点を、面談の場でカウンセラーを交えて繰り返し確認し合っていた二人でした。結婚後の生活:成婚後も年に一度、旅行を兼ねて価値観を確認し合う時間を設けています。うまくいった理由:条件の一致で満足せず、定期的な意思確認を習慣化した点にあります。カウンセラー視点の解説:婚活段階での確認だけで終わらせず、結婚後も継続する仕組みを作れたことが、意思のズレを未然に防いでいます。
「今は欲しくない」の意味が違っていた30代カップル
交際中の曖昧な会話:双方が「子どもは今はいらない」と話していましたが、片方は「将来的には欲しい」という意味で、もう片方は「一生いらない」という意味でした。本音が判明したきっかけ:結婚を意識する段階になり、具体的な将来設計の話をした際に、双方の理解のズレが表面化しました。交際終了に至った理由:子どもを持つ・持たないという価値観は簡単な折衷が難しく、最終的に交際終了という選択に至りました。カウンセラー視点の解説:「今はいらない」という言葉だけで安心せず、早い段階で「今」と「将来」を分けて確認する重要性を示す典型例です。
キャリア優先でDINKsを希望した40代夫婦
仕事と結婚の両立:双方とも管理職として働き続けたいという意向が一致し、DINKsを選択しました。家計・家事分担:収入比率に応じて生活費を分担し、家事についても曜日ごとに分担表を作成しています。老後準備:老後資金の目標額を具体的に設定し、専門家に相談しながら資産形成を進めています。共通目標の作り方:海外赴任という夫婦のキャリア目標を共有できている点が、関係の安定につながっています。カウンセラー視点の解説:経済的な条件の一致だけでなく、キャリアという共通目標を持てたことが、長期的な関係満足度を支えています。
結婚後に片方が子どもを望むようになった夫婦
気持ちが変わった背景:結婚当初はDINKsで合意していたものの、友人の出産や親の高齢化をきっかけに、一方が子どもを望むようになりました。夫婦の葛藤:もう一方は考えが変わらず、「約束と違う」という思いと「気持ちが変わったことを責められない」という思いの間で、双方が葛藤しました。話し合いで難しかった点:子どもを持つ・持たないは折衷案をつくりにくいテーマであり、二人だけでは結論が出せませんでした。婚活段階で考えておくべきこと:最終的に夫婦カウンセリングを利用し、時間をかけて向き合う道を選びましたが、婚活段階で「変化の可能性」についてまで話し合っておくことの大切さを示す事例です。
結婚前に重視したことと、結婚後に大事だったことの違い
結婚前は年収や職業、外見などの条件が重視されやすい一方、結婚後は話し合う力や金銭感覚、家事分担といった関係性そのものが重要性を増す傾向があります。成婚した方々への意識調査でも、結婚前後で重視するポイントが変化する傾向が報告されています。
| 結婚前に重視されやすい項目 | 結婚後に重要性が高まりやすい項目 |
|---|---|
| 年収 | 話し合う力 |
| 職業 | 金銭感覚 |
| 容姿 | 家事分担 |
| 年齢 | 感情の安定 |
| 学歴 | キャリアへの理解 |
| 趣味の一致 | 一人の時間への配慮 |
| 恋愛感情 | 親族との距離感 |
| デートの楽しさ | 子どもを持つ・持たないことへの合意 |
※上記は婚活相談の現場で見られる傾向を整理したものであり、特定の実施済みアンケートの数値ではありません。フォリパートナーとして今後アンケートを実施する場合、以下のような設問設計を検討しています。
アンケート設問案(実施予定)
Q1.結婚前に重視していたことを教えてください(複数選択)
- 年収/職業/容姿/年齢/学歴/趣味の一致/恋愛感情/一緒にいて楽しいこと/子どもを希望するか/住む場所/家事育児に対する考え方/金銭感覚/働き方・キャリアへの理解/親との関係
Q2.結婚後に大事だと感じたことを教えてください(複数選択)
- 話し合いができること/金銭感覚/家事分担/感情の安定/一人の時間を尊重できること/健康管理/キャリアへの理解/親族との距離感/老後への考え方/子どもを持つ・持たないことへの合意/問題が起きたときに逃げずに向き合う姿勢/相手への感謝や思いやり
DINKs夫婦の場合、子育てという共通プロジェクトがない分、夫婦が意識的に関係や将来目標をつくる重要性が、子どものいる夫婦以上に高いという視点も付け加えておきたいところです。
DINKsに関するよくある誤解
DINKsという言葉が広まるにつれて、断定的な俗説やイメージだけが独り歩きしていることも少なくありません。確認できる根拠がない場合は、「一概にはいえない」という前提で捉えることが大切です。
DINKsなら必ず経済的に余裕がある
教育費がかからない分、支出コントロールを怠れば余裕は生まれません。可処分所得が多いこと自体は事実ですが、それをどう使うかは夫婦次第であり、一概にはいえません。
子どもがいない夫婦は全員DINKsである
不妊治療中や将来子どもを希望している夫婦も含まれるため、正確ではありません。現在子どもがいないだけの夫婦を安易にDINKsと呼ぶことは避けるべきです。
DINKsは自分勝手である
夫婦の合意に基づく選択であり、勝手かどうかは個々の価値観の問題であって一概にはいえません。子どもを持つ・持たないは、周囲が評価する性質のものではなく、当人たちの選択として尊重されるべきテーマです。
DINKs夫婦は離婚しやすい
子ども観の不一致が離婚要因になることはありますが、DINKs自体が離婚率を高めるという確立された根拠は確認できません。夫婦間の合意が明確なDINKsと、価値観がすれ違ったまま結婚した夫婦とでは、状況がまったく異なります。
DINKsなら夫婦仲が良い
夫婦関係の良し悪しは、子どもの有無ではなく、コミュニケーションの質に左右される部分が大きく、一概にはいえません。共通の目標を意識的につくれているかどうかが、関係満足度に影響すると考えられます。
子どもがいなければ老後は必ず孤独になる
地域との関わりや友人関係、専門サービスの活用によって、孤立を防ぐことは可能です。子どもがいる家庭でも、離れて暮らしていれば同様の課題に直面することがあります。
若いうちにDINKsを決めたら気持ちは変わらない
人の気持ちは年齢や環境によって変化し得るため、断定はできません。現状維持バイアスにより「今の考えがずっと続く」と思い込みやすい点にも注意が必要です。
DINKs希望者は結婚相談所に少ない
子ども観の希望を明確に伝える会員は一定数存在し、必ずしも少ないとは言い切れません。プロフィールの子ども希望欄で意思を明示できる仕組みがあることで、価値観の近い相手と出会いやすくなっています。

DINKsに関するFAQ
DINKsとは何の略ですか?
「Double Income, No Kids」の略で、共働きで子どもを持たない夫婦を指します。
DINKsはどのように読みますか?
「ディンクス」と読みます。
DINKsと子なし夫婦は何が違いますか?
DINKsは夫婦の合意による選択を指しますが、子なし夫婦には不妊治療中や将来子どもを希望する夫婦も含まれる点が異なります。
DINKsは日本で増えていますか?
DINKsのみを対象とした公的統計はありませんが、共働き世帯の増加や結婚観の多様化を背景に、関心自体は高まっていると考えられます。
DINKsを選ぶ主な理由は何ですか?
キャリア優先、夫婦の時間の重視、経済的な余裕の確保、妊娠・出産への不安など、理由は人によって異なります。
DINKsの最大のメリットは何ですか?
教育費や養育費がかからない分、経済的・時間的な自由度が高まりやすいことです。ただし自動的に得られるものではありません。
DINKsのデメリットは何ですか?
老後の孤独、親の介護負担の集中、相続の複雑化、意思変更による夫婦間の摩擦などが挙げられます。
DINKsは後悔することがありますか?
十分な話し合いや将来設計がないまま選択した場合、老後や介護の場面で後悔につながることがあります。
DINKsは老後に孤独になりやすいですか?
子どもがいない分、身近な支援者は減りますが、地域や友人とのつながり、専門サービスの活用により孤立を防ぐことは可能です。
DINKsにはどのくらいの老後資金が必要ですか?
世帯状況によって大きく異なるため一概には言えません。ファイナンシャルプランナーなど専門家に相談し、二人分の生活費・介護費を具体的に試算することをおすすめします。
DINKs夫婦の生活費は折半すべきですか?
完全折半にこだわる必要はなく、収入比率に応じた分担など、夫婦に合った方法を選ぶことが重要です。
DINKs夫婦は住宅を購入すべきですか?
購入するかどうかは個々の状況によります。学区を考慮する必要がない分、立地や間取りの選択肢は広がります。
DINKsは離婚しやすいですか?
DINKs自体が離婚率を高めるという確立された根拠はありません。ただし子ども観の不一致が生じた場合、深刻な対立につながることはあります。
婚活でDINKs希望の相手は見つかりますか?
一定数存在します。ただし条件欄の一致だけで判断せず、面談などを通じて価値観の背景まで確認することが重要です。
子どもを希望しないことはいつ伝えるべきですか?
交際が深まり真剣交際に進む前の段階で、率直に伝えることが望ましいとされています。
相手が将来子どもを欲しくなったらどうしますか?
一時的な感情か継続的な希望かを見極めた上で、夫婦で話し合い、必要に応じて専門家へ相談することが有効です。
親に反対された場合はどうすればよいですか?
夫婦としての方針を先に固めた上で、時間をかけて誠実に説明していくことが基本的な対応になります。
DINKsに向いているのはどのような人ですか?
話し合いを避けず、お金の管理ができ、夫婦で共通の目標を持てる人が向いている傾向にあります。
DINKsでも養子や里親を選べますか?
選択肢として検討することは可能です。夫婦の価値観として事前にすり合わせておくとよいでしょう。
DINKsとして暮らすうえで最も大切なことは何ですか?
条件の一致だけでなく、環境や気持ちの変化が起きたときにも本音で話し合える関係を築くことです。
DINKsと事実婚は同じですか?
異なります。事実婚は婚姻届を出さないパートナーシップの形を指し、子どもの有無とは別の概念です。
どちらかが専業になったらDINKsではなくなりますか?
共働きが前提の言葉であるため、厳密には共働きでなくなった時点でDINKsの定義からは外れますが、実務上は柔軟に使われることもあります。
DINKs夫婦が共通の目標を持つにはどうすればよいですか?
旅行、資格取得、資産形成、事業など、夫婦で取り組めるテーマを話し合いながら見つけていくことが有効です。
子どもを望まない理由を婚活相手にどう説明すればよいですか?
攻撃的にならず、自分の考えとして冷静に伝えることが大切です。相手の価値観を否定しない伝え方を心がけましょう。
※相続・税務・医療に関わる内容は個別の状況により異なります。詳細は税理士・弁護士・医師など専門家にご相談ください。
まとめ|DINKsで大切なのは「子どもがいないこと」ではなく二人の合意
DINKsとは、共働きで、夫婦の合意のもとに子どもを持たないことを選択したライフスタイルです。経済的・時間的な自由というメリットがある一方、老後、介護、相続、意思変更といったリスクも存在します。大切なのは、DINKsが正解か不正解かではなく、本人たちが将来まで見据えて納得できる選択であるかどうかです。
婚活の段階では、「今はいらない」と「将来もいらない」を区別し、条件欄の一致だけで判断せず、子ども観の背景まで確認することが欠かせません。「相手が変わるだろう」という期待は、深刻な価値観の衝突につながる可能性があります。家計・老後・介護・相続についても、早い段階から話し合っておくことをおすすめします。
そして、一度決めて終わりにするのではなく、定期的に意思を確認し続けること。条件の一致以上に、変化が起きたときに本音で話し合える関係を築けているかどうかが、後悔しないDINKs生活の鍵になります。一人で整理しきれない場合は、婚活の専門家など第三者の客観的な視点を借りることも、有効な選択肢の一つです。DINKsという生き方は、誰かに認めてもらうためのものではなく、二人が納得して選び取るものです。年月とともに気持ちや環境が変わることも自然なことと受け止めながら、その都度、二人らしい形を探し続ける姿勢こそが、後悔のない結婚生活につながっていきます。
💬 子ども観の一致する相手選び、一人で悩んでいませんか?
「DINKsを希望しているけれど、婚活でいつ伝えればよいか分からない」「子ども観が本当に合う相手を、どう見極めればよいか悩んでいる」——そうした場合、条件だけを見て判断するより、婚活の専門家と一緒に価値観を整理することで、ミスマッチを防ぎやすくなります。無料相談では、子ども観だけでなく、家事分担や金銭感覚、将来設計まで含めた結婚生活全体を一緒に整理できます。「DINKs希望だから婚活が難しい」ということは決してありません。
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