多様化する婚活や結婚のスタイル|自分らしい幸せを見つけるための考え方

目次

🌈 婚活カウンセラー監修コラム 🔑

多様化する婚活や結婚のスタイル|自分らしい幸せを見つけるための考え方

複数の婚活方法について考える女性

結婚にも婚活にも、たった一つの正解はありません。大切なのは、世間の「こうあるべき」ではなく、自分たちに合った選択をすることです。近年は結婚相談所やマッチングアプリ、婚活パーティー、友人紹介など婚活の方法が多様化し、結婚の形も法律婚だけでなく、事実婚、再婚、子どもを持たない選択(DINKs)、国際結婚など幅広くなっています。

一方でSNSを開けば、「結婚するなら絶対○○」「子どもがいない人生はありえない」「事実婚なんて意味がない」といった極端な意見も目に入ってきます。しかし、17年間婚活の現場に携わってきた実感として言えるのは、幸せな結婚をしている方の多くは、こうした「世間の正解」ではなく「自分たちにとっての正解」を見つけている、ということです。

昔と今では、結婚に対する考え方そのものが大きく変わってきました。かつては「結婚して当然」「子どもを持って一人前」といった価値観が主流でしたが、今では結婚するかどうか、どのような形で結婚するかも、個人の選択として尊重される時代になっています。だからこそ、選択肢の多さに戸惑い、「自分にとっての正解が分からない」という悩みを抱える方も増えています。

この記事では、婚活業界17年以上・2万人以上の相談実績を持つ婚活カウンセラーの視点から、多様化する婚活方法と結婚スタイルの特徴、SNSと現実のギャップ、そして自分に合った選択を見つけるための考え方を、忖度なく解説します。この記事を読むことで、①代表的な婚活方法とその向き不向き、②多様化する結婚スタイルのメリット・デメリット、③SNSの情報とどう付き合うか、④自分の価値観を整理する具体的な方法、⑤婚活現場のリアルな事例、⑥幸せになりやすい人に共通する考え方が分かります。どの結婚スタイルが正しいかを論じる記事ではありません。読み終えたとき、ご自身の価値観を整理する材料にしていただければ幸いです。

この記事の結論

結婚にも婚活にも正解はありません。大切なのは、自分たちに合った選択をすることです。婚活方法(結婚相談所・マッチングアプリ・婚活パーティー・紹介・自治体婚活)にはそれぞれ向き不向きがあり、結婚スタイル(法律婚・事実婚・再婚・DINKs・ステップファミリー)にもメリットとデメリットの両面があります。SNSで伸びやすい極端な意見は、婚活市場の実態を正確に反映しているとは限りません。自分の価値観を整理し、譲れる条件と譲れない条件を明確にすることが、自分らしい結婚への近道です。

なぜ婚活・結婚は多様化しているのか

婚活・結婚が多様化している背景には、価値観の変化、女性の社会進出、平均初婚年齢の上昇、再婚の増加、マッチングアプリの普及など、複数の社会的要因が重なっています。どれか一つの原因ではなく、いくつもの変化が同時に進んでいる点を理解しておくことが、自分の状況を客観的に捉える助けになります。以下では、それぞれの背景を一つずつ見ていきます。

価値観の変化

「結婚したら子どもを持つのが当然」「男性が働き、女性が家庭を守るのが普通」といった従来の価値観は薄れつつあり、夫婦それぞれが望む暮らし方を選ぶ流れが広がっています。国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」によれば、結婚に対する意思を持つ人の割合や、結婚に求める条件は世代によって変化していることが示されています。婚活の現場でも、「結婚相手に求める条件」として、以前は年収や職業が重視される傾向が強かったのに対し、近年は「価値観の一致」「家事分担への考え方」を重視する会員が増えている実感があります。同調査では、結婚に対して積極的な意思を持つ人が一定数存在する一方で、結婚相手に求める条件も多様化していることが示されています。

女性の社会進出

総合職として長く働き続けたい、キャリアを重視したいと考える女性が増え、共働きを前提とした結婚観が広がっています。婚活の現場でも、「共働きを継続できるか」を重視する会員は年々増えている実感があります。あわせて、男性側にも「パートナーのキャリアを尊重したい」と考える方が増えており、以前のような固定的な役割分担の希望は少しずつ薄れてきています。管理職を目指す女性会員からは、婚活相手にも家事育児への協力的な姿勢を求める声が以前より多く聞かれるようになっています。

平均初婚年齢の上昇

厚生労働省「人口動態統計」によれば、令和5年・6年の平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.8歳となっており、以前と比べて上昇傾向にあります。結婚のタイミングが遅くなることで、キャリアや価値観がすでに確立した状態で婚活を始める人が増え、多様な結婚観が生まれやすくなっています。20代前半で結婚するケースと比べて、30代以降で婚活を始める方は、自分の価値観や生活スタイルへのこだわりが明確になっている傾向があり、それが結婚スタイルの多様化にもつながっていると考えられます。婚活相談の現場でも、30代・40代から婚活を始める方の割合は年々増加している実感があります。

再婚の増加

同じく厚生労働省の統計では、婚姻件数に占める再婚の割合は夫18.5%、妻16.0%となっています。再婚を希望する方の増加とともに、ステップファミリーなど、以前より多様な家族の形が広がっています。一度目の結婚生活を経験しているからこそ、二度目の結婚では「本当に自分に合う相手・暮らし方」を見極めようとする傾向が強まることも、婚活現場でよく見られる特徴です。バツイチであることを引け目に感じる方もいらっしゃいますが、現場の実感としては、再婚を前向きに検討する婚活会員は年々増加しています。

マッチングアプリの普及

マッチングアプリの普及により、婚活の入り口として気軽に利用できる選択肢が増えました。一方で、選択肢が増えたことで「何を基準に選べばよいか分からない」という新しい悩みも生まれています。婚活方法の選択肢そのものが増えたことは、結婚の形の多様化とも表裏一体の関係にあります。複数のアプリやサービスを比較検討すること自体が、婚活の第一関門になっているという声も婚活現場ではよく聞かれます。

ライフスタイルの多様化

働き方、住まい方、家族との関わり方など、暮らし方全般が多様化する中で、結婚もまた「一つの正解」を目指すものではなく、それぞれのライフスタイルに合わせて選ばれるものになっています。リモートワークの普及や、地方移住といった働き方の変化も、結婚後の暮らし方の選択肢を広げる要因の一つになっています。二拠点生活や、週末婚といった新しい暮らし方も、選択肢の一つとして少しずつ認知されるようになってきました。

結婚相談所とマッチングアプリを比較する男性

データで見る婚活・結婚の現状

ここでは、公的統計から見える婚活・結婚市場の現状を紹介します。感覚論ではなく、データに基づいて自分の立ち位置を客観的に把握することも、多様な選択肢の中で判断材料を持つ助けになります。SNSで見聞きする印象論だけで「今は結婚が難しい時代だ」「もう出会いがない」と結論づける前に、実際の数字を確認してみることをおすすめします。

指標データ出典
婚姻件数48万5,063組厚生労働省「人口動態統計」(令和5年・6年)
離婚件数18万5,895組厚生労働省「人口動態統計」(令和5年・6年)
平均初婚年齢夫31.1歳・妻29.8歳厚生労働省「人口動態統計」(令和5年・6年)
再婚割合夫18.5%・妻16.0%厚生労働省「人口動態統計」(令和5年・6年)
35〜39歳未婚率男性38.5%・女性26.2%総務省「国勢調査」(令和2年)
結婚意思のある人の割合84.3%国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」

こうしたデータから見えてくるのは、結婚のタイミングや形が以前より幅広くなっている一方で、結婚そのものを望む人の割合は決して低くないという実態です。「今は結婚しにくい時代だ」という漠然とした印象だけで判断せず、実際のデータと、自分自身の状況を照らし合わせて考えることが大切です。ただし、これらは全体の傾向を示す統計であり、個々の状況にそのまま当てはまるとは限らない点にはご留意ください。

代表的な婚活方法を比較

婚活方法には結婚相談所、マッチングアプリ、婚活パーティー、友人紹介、自治体婚活などがあり、それぞれ費用、真剣度、サポート体制が異なります。どれが優れているというものではなく、自分の性格や状況に合った方法を選ぶことが重要です。以下の比較表を参考に、自分にとって重視したいポイントを確認してみましょう。

比較項目結婚相談所マッチングアプリ婚活パーティー友人紹介自治体婚活
結婚への真剣度高い傾向幅広いイベントにより差がある紹介者次第比較的高い
安全性(身元確認等)独身証明等の確認ありサービスにより差がある限定的紹介者による把握一定の確認あり
費用中〜高程度比較的低い1回ごとに発生基本無料低〜中程度
サポート体制カウンセラーが伴走基本的になし基本的になし紹介者次第相談員がいる場合あり
出会いやすさ紹介ペースで安定母数は多い1回ごとに限定的少ない地域により差がある

この表からも分かる通り、それぞれの婚活方法は一長一短であり、「どれが一番優れているか」という問いに唯一の正解はありません。自分がどのような性格で、どのくらいの時間をかけられるか、どこまでサポートを求めるかによって、最適な選択は変わってきます。

結婚相談所が向いている人

自分だけでは改善点が分からない、相手の結婚意思を確認する時間を減らしたい、活動を仕組み化したい方に向いています。婚活現場でよく見られるのは、仕事が忙しく、限られた時間の中で効率的に活動したいという理由で選ばれるケースです。カウンセラーが間に入ることで、条件面だけでなく価値観のすり合わせも段階的に進めやすいという特徴があります。第三者の視点が入ることで、自分では気づきにくい魅力や改善点を客観的に把握できる点も、多くの会員に評価されているポイントです。

マッチングアプリが向いている人

自分で活動を管理でき、多くの候補者の中から自分のペースで選びたい方に向いています。ただし、成果を検証せず長期化しやすい側面もあるため、期限を決めて活動することをおすすめします。マッチングアプリと結婚相談所の併用という選択肢もあります。費用を抑えて自由に活動したい方には適していますが、相手の結婚意思の見極めや身元確認は、基本的に自分自身で行う必要があります。忙しい合間に空き時間で活動したいという方にも、時間や場所を選ばず利用できる点は大きな利点です。

婚活パーティーが向いている人

短時間で複数の人と会いたい、まずは気軽に婚活を試してみたいという方に向いています。継続的な関係を築くには、別途工夫が必要になる場合があります。一度に多くの人と話せる分、印象に残る自己紹介や会話の準備をしておくと、その後の関係につながりやすくなります。テーマ別のパーティーも増えており、共通の趣味や価値観を持つ相手と出会いやすい工夫がされている場合もあります。

友人紹介が向いている人

信頼できる紹介者がいる方には、安心感のある出会い方です。ただし、出会いの数そのものは限られやすい傾向があります。紹介者との関係性にも配慮が必要になる点は、他の婚活方法とは異なる特徴です。交際がうまくいかなかった場合でも、紹介者との関係を悪化させない配慮が必要になる場面もあります。

自治体婚活が向いている人

地域での出会いを求める方や、比較的低コストで婚活を始めたい方に向いています。内容は自治体によって差があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。地域に根ざした暮らしを続けたいと考えている方にとっては、相手も同じ地域での生活を前提としている点が安心材料になることがあります。自治体によっては、AIマッチングシステムを導入するなど、独自の取り組みを行っているところもあります。

代表的な結婚スタイル

結婚のスタイルには、法律婚、事実婚、再婚、DINKs、ステップファミリーなどがあり、それぞれ法的な扱いや生活設計が異なります。どのスタイルにも優劣はなく、本人たちの価値観と合意が何より重要です。

結婚スタイルメリットデメリット向いている人
法律婚相続・税制・社会保障で法的な保護を受けやすい姓の変更など手続きが必要になる場合がある法的な安定を重視する人
事実婚姓を変えずに済む、対等な関係を築きやすい相続や税制面で法律婚と異なる扱いになるそれぞれの独立性を重視する人
再婚過去の経験を生かした関係構築ができるステップファミリーとしての課題が生じることがある過去の結婚から学びを得ている人
DINKs経済的・時間的な自由を得やすい老後や親の介護、意思変更のリスクがある共働きでキャリアを重視する人
ステップファミリー新しい家族の形を築ける子どもとの関係構築に時間がかかることがある子どもを含めた家族づくりに前向きな人

いずれのスタイルにも共通しているのは、メリットとデメリットが表裏一体であるという点です。経済的自由を得やすいDINKsには老後の課題が伴い、法的な保護を受けやすい法律婚には手続き上の負担が伴います。「良いとこ取り」ができる結婚スタイルは存在しないという前提に立つことで、自分が何を優先したいのかがより明確になります。

法律婚

婚姻届を提出する、日本で最も一般的な結婚の形です。相続、税制、社会保障などの面で法的な保護を受けやすい一方、姓の変更などの手続きが必要になります。

メリット

配偶者としての法的な権利(相続権、税制上の配偶者控除、社会保障など)が明確であり、社会的な理解も得やすいという特徴があります。

注意点

姓を変更する側にとっては、各種手続きや、旧姓での実績・資格の扱いなどを事前に確認しておく必要があります。

日本では依然として法律婚を選ぶカップルが大多数を占めており、社会的な制度や周囲の理解を得やすいという安心感を重視する方に向いています。

事実婚

事実婚とは何かを整理すると、婚姻届を提出せずに夫婦としての実態を持つ関係を指します。姓を変えずに済む、対等な関係を築きやすいといったメリットがある一方、相続や税制面では法律婚と異なる扱いになる点に注意が必要です。事実婚のメリットとデメリットも参考にしてください。

メリット

姓を変えずに仕事や社会生活を続けやすく、お互いの独立性を保ちながら関係を築きやすいという特徴があります。

注意点

法定相続人としての権利がない、税制上の配偶者控除が受けられないなど、法律婚とは異なる扱いになる点を理解した上で選択する必要があります。

公正証書の作成やパートナーシップ契約など、法律婚に代わる形で関係を明確にする手段もあるため、必要に応じて専門家に相談しながら準備を進めるとよいでしょう。

再婚

再婚を希望する方は年々増えています。過去の結婚生活での経験を生かせる一方、子どもがいる場合はステップファミリーとしての関係構築という新たな課題が生じることもあります。再婚婚活の成功パターンも参考になります。

メリット

過去の結婚生活を通じて、自分にとって本当に大切な価値観が明確になっているケースが多く、相手選びの基準がぶれにくいという特徴があります。

注意点

子どもがいる場合、新しいパートナーと子どもの関係構築には時間がかかることが多く、焦らない姿勢が求められます。

再婚を検討する際は、過去の結婚生活を否定的に語るのではなく、そこから何を学んだかを前向きに整理することが、次の関係を築くうえで大切な出発点になります。

DINKs

共働きで子どもを持たないことを選択する夫婦の形です。経済的・時間的な自由を得やすい一方、老後の生活設計や意思変更のリスクについて、事前に話し合っておく必要があります。詳しくはDINKsとは何かで解説しています。

メリット

教育費がかからない分、資産形成やキャリア、趣味などに時間と資金を充てやすいという特徴があります。

注意点

老後の生活設計や、どちらかの意思が将来変わる可能性について、婚活段階から話し合っておくことが望ましいです。

DINKsを選ぶ理由は人によって異なり、キャリア重視の場合もあれば、子育てへの不安が理由の場合もあります。理由の違いによって、将来的な意思変更の可能性も変わってくるため、丁寧な確認が重要です。

ステップファミリー

再婚などによって、血縁関係のない親子関係を含む家族の形です。新しい家族としての関係構築には時間がかかることが多く、焦らず段階的に関係を築いていく姿勢が求められます。

メリット

新しい家族の形を、当事者たちで柔軟に築いていける点は、ステップファミリーならではの特徴です。

注意点

子どもの年齢や性格によって、新しい親との関係構築にかかる時間は大きく異なります。一律のペースを期待しないことが大切です。

子どもにとっても新しい家族の形に慣れるには時間が必要であり、大人側の焦りが子どもへのプレッシャーにならないよう配慮することが望まれます。

ダイニングで会話をする家族

その他の多様な結婚・パートナーシップの形

婚活市場では、法律婚・事実婚・再婚・DINKs・ステップファミリー以外にも、国際結婚、年の差婚、同性パートナーシップ制度の利用など、多様な形が見られるようになっています。ここで紹介する形も、他の結婚スタイルと同様に、優劣で語られるべきものではありません。

国際結婚

国際結婚とは何かを整理すると、異なる国籍を持つ相手との結婚を指します。文化や価値観、言語、生活習慣の違いを乗り越えるための対話が特に重要になります。在留資格などの手続き面も、日本人同士の結婚とは異なる準備が必要です。

メリット

異なる文化的背景を持つことで、お互いの価値観を尊重し合う姿勢が自然と育まれやすいという特徴があります。

注意点

言語の壁、在留資格の手続き、双方の家族との関係構築など、事前に準備すべき事項が多い点は理解しておく必要があります。

年の差婚

年の差婚は何歳差まで大丈夫かという質問は婚活現場でもよく聞かれますが、年齢差そのものよりも、将来設計や価値観の共有ができているかどうかが重要です。老後の生活や、どちらかが先に体力面で変化を迎えることへの備えなど、年齢差ならではの話し合いが必要になる場面もあります。

メリット

人生経験の違いから、お互いに新しい視点を得られることが多く、価値観の幅が広がりやすいという特徴があります。

注意点

老後の生活設計や、健康面の変化するタイミングの違いについて、早い段階から現実的に話し合っておくことが望ましいです。

同性パートナーシップ制度の利用

近年、自治体によっては同性パートナーシップ制度を導入しているところもあります。制度の内容や適用範囲は自治体によって異なるため、利用を検討する場合は、居住地の制度を確認することをおすすめします。本記事では制度の詳細な比較までは扱いませんが、結婚やパートナーシップの形が多様化している一例として紹介します。

SNSの婚活情報に振り回されないために

SNSで拡散されやすい意見は、婚活市場の実態を正確に反映しているとは限りません。極端な意見ほど反応を集めやすいという構造を理解しておくことが、振り回されないための第一歩です。

極端な意見が伸びやすい理由

SNSのアルゴリズムは、強い感情を引き起こす投稿ほど拡散されやすい傾向があります。「絶対○○すべき」といった断定的な表現は、賛否どちらの反応も集めやすく、結果的に多くの人の目に触れやすくなります。心理学における社会的比較理論の観点からも、他者の意見や生活と自分を比較しやすいSNSの構造は、極端な情報の影響を受けやすい環境だといえます。共感や反発といった強い感情が生まれる投稿ほど、シェアやコメントを通じて拡散されやすく、結果として「極端な意見のほうが正しそうに見える」という錯覚が生まれやすくなります。総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(令和7年度)によれば、LINEやInstagram、X、YouTubeなど、複数のSNSが日常的に高い利用率で使われていることが示されており、婚活世代にとってもSNSは主要な情報源の一つになっています。

婚活市場のリアル

実際の婚活現場では、SNSで語られるような極端な事例よりも、地道に条件を整理し、話し合いを重ねながら関係を築いていくケースのほうが圧倒的に多いのが実情です。「子どもがいなければ幸せになれない」「事実婚は必ず不安定になる」といった断定的な意見は、個別の事情を無視した一般化であることがほとんどです。婚活相談の現場では、こうした断定的な意見に不安を感じて相談に来られる方も多くいらっしゃいますが、実際にお話を伺うと、その方自身の状況には当てはまらないケースが大半です。むしろ、「自分は普通ではないかもしれない」という不安そのものが、婚活の一歩を踏み出す妨げになっているケースも少なくありません。

現場との違い

17年間婚活の現場に携わってきた実感として、SNSで話題になるような劇的な出会いよりも、条件面では地味に見えても、価値観がしっかり噛み合った相手との結婚のほうが、結果的に長く安定した関係につながっているケースを数多く見てきました。確証バイアスの観点からも、自分が信じたい情報ばかりを無意識に集めてしまう傾向には注意が必要です。「自分の考えは正しい」と思わせてくれる情報だけを集めてしまうと、実際の婚活市場の多様な選択肢や可能性を見落としてしまうことにもつながります。婚活相談の現場では、SNSで見た情報を根拠に「もう自分には無理だ」と諦めかけていた方が、実際に活動を始めてみると想像以上に多くの出会いに恵まれるケースも珍しくありません。

情報との付き合い方

SNSの情報をすべて無視する必要はありませんが、「これは一般的な事実なのか、それとも発信者個人の体験や意見なのか」を意識的に区別する習慣を持つことをおすすめします。特に、統計や調査結果を引用している投稿であっても、出典や調査対象が明記されていない場合は、鵜呑みにせず慎重に受け止めることが大切です。

17年間婚活現場で感じること

ここでは、実際の相談内容をもとに、婚活現場でよく見られる価値観のバリエーションを紹介します。以下は、個人が特定されないよう複数のご相談を組み合わせて再構成したモデルケースです。どのケースも、「どちらが正しいか」ではなく、「価値観をどう確認し、すり合わせたか」に焦点を当てています。

ケース1

子どもが欲しい・欲しくないですれ違ったカップル

相談内容:婚活の条件欄では「子ども:どちらでもよい」で一致していた二人でしたが、真剣交際が進む中で、片方は「いずれ欲しい」、もう片方は「今後も希望しない」という、まったく異なる意味で「どちらでもよい」を使っていたことが判明しました。カウンセラーの見解:子ども観は、簡単な妥協案をつくりにくい価値観であるため、条件欄の一致だけで安心せず、早い段階で「今」と「将来」を分けて確認する必要があります。その後:二人は話し合いを重ねましたが、価値観の溝は埋まらず、交際終了という結論に至りました。読者へのポイント:条件欄の言葉が、相手にとってどのような意味を持つのか、具体的な会話で確認する習慣をつけましょう。婚活現場でよく見られるのは、条件欄の同じ表現でも、人によって想定している範囲が異なるという点です。

ケース2

事実婚を希望していた女性

相談内容:姓を変えたくない、対等な関係を重視したいという理由から、事実婚を希望していた30代女性のケースです。カウンセラーの見解:事実婚を希望する理由は人によって異なり、単に「制度への反発」ではなく、キャリアや家族との関係など、具体的な事情があることがほとんどです。理由を丁寧に確認し、同じ価値観を持つ相手とマッチングすることが重要でした。その後:事実婚に理解のある相手と出会い、婚活の初期段階からお互いの希望を共有した上で交際に進みました。読者へのポイント:事実婚を希望する場合は、早い段階で相手に伝え、価値観への理解があるかを確認しましょう。伝えるタイミングを先延ばしにするほど、後になって相手との認識のズレが大きくなりやすい傾向があります。

ケース3

再婚同士で結婚した夫婦

相談内容:お互いに離婚経験がある40代の男女で、婚活当初はそれぞれ過去の結婚への不安を抱えていました。カウンセラーの見解:再婚同士だからこそ、過去の結婚生活での失敗や学びを率直に話し合える関係を築きやすいという側面があります。二人には、過去の結婚で何がうまくいかなかったのかを、責めるためではなく学びとして共有することを提案しました。その後:お互いの過去を否定せず受け止め合うことで、以前より現実的な視点で結婚生活を築けるようになりました。読者へのポイント:過去の結婚を隠したり否定したりせず、学びとして共有できる相手かどうかを見極めましょう。過去を隠そうとする姿勢よりも、率直に向き合う姿勢のほうが、長期的な信頼関係につながりやすいと感じています。

ケース4

共働き希望と専業主婦希望ですれ違ったカップル

相談内容:女性は結婚後もキャリアを継続したいと考えていましたが、男性は「結婚したら家庭に入ってほしい」という希望を持っていました。カウンセラーの見解:条件面では「共働き希望」として一致しているように見えても、実際には「どこまで働くか」「家事育児の分担はどうするか」という具体的なイメージがすれ違っているケースは珍しくありません。その後:二人は家事分担や将来のキャリアプランについて具体的に話し合い、双方が納得できる形を見つけていきました。読者へのポイント:「共働き」という言葉だけで一致したと判断せず、具体的な生活イメージまで確認しましょう。抽象的な言葉の一致より、生活の具体的な場面を想定した会話のほうが、価値観の一致を確認しやすくなります。

婚活カウンセラーと相談する様子

自分に合う婚活・結婚スタイルを見つける方法

自分に合う婚活・結婚スタイルを見つけるには、価値観の整理、優先順位づけ、譲れる条件と譲れない条件の区別が欠かせません。心理学における自己決定理論では、自分自身の価値観に基づいて選択した物事ほど、満足度や幸福度が高まりやすいとされています。他人の基準ではなく、自分の基準で選択することが、結果的に幸福度研究が示す高い満足度にもつながりやすいと考えられます。

なぜ「自分で選ぶこと」が重要なのか

自己決定理論は、人が「自律性」「有能感」「関係性」という3つの欲求を満たすことで、内発的な動機づけや幸福感が高まるとする心理学の理論です。婚活・結婚においても、「親に勧められたから」「周囲が結婚しているから」といった外的な理由だけで選択した場合と、自分自身が納得して選んだ場合とでは、その後の満足度に差が出やすいと考えられます。もちろん、周囲の意見を参考にすること自体は自然なことですが、最終的な決定権を自分が持てているかどうかが重要です。婚活現場でも、周囲の期待に応えるためだけに活動を続けている方は、途中でモチベーションを保ちにくくなる傾向が見られます。

価値観を整理する

結婚に何を求めているのか、どのような生活を送りたいのかを、まずは自分の言葉で書き出してみましょう。年収や年齢といった条件だけでなく、家事分担、子どもの有無、働き方への考え方など、生活に直結する価値観まで含めて整理することが大切です。書き出す際は、「一般的にはこう考えるべき」という視点ではなく、「自分は実際どう感じるか」を軸にすることがポイントです。

優先順位をつける

すべての条件に同じ重みをつけてしまうと、候補者を適切に絞り込めません。自分にとって本当に重要な項目から順に並べてみましょう。婚活現場でよく見られるのは、「条件を全部満たす人でないと結婚できない」と考えてしまい、出会いの母数を自ら減らしてしまうケースです。

譲れる条件と譲れない条件を分ける

条件を整理する際の分け方の例

  • 絶対に譲れない条件(3つ程度に絞る)
  • できれば希望する条件
  • 実際に会って判断すればよい条件

「絶対に譲れない条件」を絞り込むほど、出会いの母数を確保しながら、本当に大切にしたい価値観を守ることができます。

ライフステージごとに見直す

価値観は一度整理したら終わりではなく、年齢やライフステージの変化とともに更新されるものです。20代で重視していたことと、30代、40代で重視することが変わるのは自然なことであり、定期的に自分の考えを見直す機会を持つことをおすすめします。

相談者:「結婚相手に求める条件がたくさんあって、優先順位がつけられません」

カウンセラー:「もし条件を1つしか選べないとしたら、何を選びますか?」

相談者:「うーん…価値観が合うことでしょうか」

カウンセラー:「では、価値観が合う人だとしたら、年収や外見の条件は多少幅を広げられそうですか?」

相談者:「そう言われると、そうかもしれません」

カウンセラー:「このように、一番大切にしたい軸から考えると、他の条件の優先順位も整理しやすくなります」

婚活・結婚スタイル選びでよくある失敗

多様な選択肢がある一方で、選び方を誤ると婚活が長期化したり、結婚後に後悔につながったりすることもあります。ここでは、婚活現場でよく見られる失敗パターンを紹介します。

失敗1:世間の「普通」を自分の希望だと思い込む

本当は事実婚やDINKsに関心があるのに、「普通は法律婚で子どもを持つものだ」という思い込みから、自分の本音を後回しにしてしまうケースです。婚活の初期段階でこの思い込みに気づかないと、後になって本音とのズレに苦しむことがあります。改善方法としては、婚活を始める前に一度、誰かに見せる前提のない自分だけのメモに、本音を書き出してみることが有効です。

失敗2:SNSの情報だけで結婚スタイルを決めつける

SNSで見た特定の結婚スタイルの成功例や失敗例だけを根拠に、自分の選択肢を狭めてしまうケースです。個別の発信者の体験と、自分自身の状況は異なる場合が多いことを念頭に置く必要があります。婚活カウンセラーなど、実際の現場の声も参考にしながら、多角的に情報を集めることをおすすめします。

失敗3:条件を欲張りすぎて出会いの母数を減らす

「絶対に譲れない条件」を10個近く挙げてしまい、実質的に候補者がほとんど残らなくなるケースです。婚活現場では、条件を絞り込みすぎた結果、活動が長期化してしまう相談が数多く寄せられます。3つ程度に絞り込むことを目安に、条件を見直してみましょう。

失敗4:婚活方法を一つに固定して見直さない

最初に選んだ婚活方法が合わないと感じながらも、「今さら変えるのは面倒」という理由で継続してしまうケースです。半年から1年を目安に、活動の成果を振り返り、必要に応じて方法を見直すことをおすすめします。振り返りの際は、会えた人数や交際継続率など、具体的な数字で確認すると判断しやすくなります。

失敗5:結婚スタイルについて相手と早い段階で話し合わない

事実婚やDINKsなど、従来と異なる結婚スタイルを希望している場合、真剣交際が深まってから初めて伝えると、相手に大きな戸惑いを与えることがあります。希望する結婚の形は、できるだけ早い段階で共有しておくことが望ましいです。伝えるタイミングに正解はありませんが、真剣交際に進む前には、一度は具体的に話し合っておくことをおすすめします。

幸せになりやすい人に共通する考え方

17年間、2万人以上の相談に携わってきた中で、結婚スタイルや婚活方法にかかわらず、幸せな結婚生活を築いている方にはいくつかの共通点があると感じています。

幸せになりやすい人に見られる共通点

  • 結婚相手に「完璧」を求めず、自分自身の希望も具体的に言語化できている
  • 世間の「普通」より、自分たちの合意を優先できる
  • 相手の価値観を否定せず、まず理解しようとする
  • 婚活方法や結婚スタイルを、周囲の目ではなく自分の判断で選んでいる
  • 合わないと感じたときに、我慢し続けるのではなく話し合う
  • SNSやメディアの情報を参考にしつつ、鵜呑みにしない
  • 一人で抱え込まず、必要なときに第三者に相談する

反対に、婚活が長期化しやすい方に見られる傾向として、「世間の正解」を追い求めるあまり、自分自身が本当に何を望んでいるのかを見失ってしまっているケースが挙げられます。SNSで見た「理想の結婚」のイメージに縛られ、目の前の相手との相性を冷静に見られなくなってしまうことも少なくありません。幸福度研究の分野でも、他者との比較よりも、自分自身の価値観に基づいた選択のほうが、長期的な満足度につながりやすいことが示唆されています。結婚スタイルや婚活方法を選ぶ際は、「誰かにどう見られるか」ではなく、「自分がどう感じるか」を判断基準の中心に置くことをおすすめします。

多様な結婚スタイルを選んだ夫婦の声

ここでは、それぞれ異なる結婚スタイルを選び、納得のいく関係を築いている夫婦のモデル事例を紹介します。個人が特定されないよう、複数のご相談を組み合わせて再構成しています。

事例A

事実婚を選んだ30代夫婦

キャリア上の理由から姓を変えたくないという女性と、パートナーの意向を尊重したいという男性が、事実婚という形を選びました。婚活の初期段階から事実婚を希望していることを伝え、同じ価値観を持つ相手と出会えたことが、スムーズな関係構築につながりました。周囲からの「なぜ籍を入れないのか」という質問には、二人で一貫した説明を用意しておくことで、落ち着いて対応できているとのことです。パートナーシップ契約や公正証書の作成など、法律婚に代わる形で関係を明確にする工夫も取り入れています。

事例B

DINKsを選んだ40代夫婦

双方とも管理職としてキャリアを継続したいという意向が一致し、DINKsを選択した夫婦です。老後資金や親の介護については、婚活段階から具体的に話し合い、専門家にも相談しながら準備を進めています。共通の趣味として海外旅行を挙げており、夫婦二人の時間を大切にする関係を築けています。年に一度、将来設計を見直す「夫婦会議」を設けていることも、関係を安定させる工夫の一つです。

事例C

年の差婚を選んだ夫婦

10歳以上の年齢差がある夫婦で、婚活当初は周囲の反応を気にしていたものの、将来の生活設計や介護の分担について具体的に話し合ったことで、双方が納得して結婚に至りました。年齢差があるからこそ、お互いの人生経験を尊重し合える関係を築けているという声が聞かれます。年上側の健康管理や、将来的な収入面の変化についても、早い段階から現実的に話し合っていることが、安定した関係につながっています。

結婚前後で重視することの変化

結婚前に重視されやすい項目と、結婚後に重要性が高まりやすい項目には、傾向の違いが見られます。結婚相談所の成婚率に関するデータとあわせて、婚活相談の現場で見られる傾向を整理します。結婚前は目に見えやすい条件が重視されがちですが、結婚後は日々の暮らしを共にする中で見えてくる、関係性そのものの質が重要になっていきます。

結婚前に重視されやすい項目結婚後に重要性が高まりやすい項目
年収安心感
容姿話し合えること
学歴家事育児への価値観
趣味金銭感覚
価値観(表面的な一致)思いやり
家族観ストレスの少なさ
子どもの考え方一緒にいて自然体でいられること

※上記は婚活相談の現場で見られる傾向を整理したものであり、特定の実施済みアンケートの数値ではありません。フォリパートナーとして今後アンケートを実施する場合、以下のような設問設計を検討しています。

アンケート設問案(実施予定)

Q1.婚活を始める前と今で、結婚観は変わりましたか?

  • 大きく変わった/少し変わった/変わらない(それぞれの理由も自由記述で収集)

Q2.結婚前に重視していたことを教えてください(複数選択)

  • 年収/容姿/学歴/趣味/価値観/家族観/子どもの考え方/仕事への考え方

Q3.実際に結婚して重要だったと感じることを教えてください(複数選択)

  • 安心感/話し合えること/家事育児への価値観/金銭感覚/思いやり/ストレスの少なさ/一緒にいて自然体でいられること

よくある誤解

婚活・結婚の多様化にともない、断定的な俗説も広がりやすくなっています。確認できる根拠がない場合は、「一概にはいえない」という前提で捉えることが大切です。ここで紹介する誤解は、いずれも婚活相談の現場でよく耳にするものです。

「普通の結婚」が一番幸せ?

法律婚で子どもを持つという形が「普通」とされることは多いですが、幸福度は結婚の形そのものより、価値観の一致や関係の質に左右される部分が大きいと考えられます。一概にはいえません。「普通」という言葉自体が、時代や地域によって変わる相対的な基準であることも意識しておきたいポイントです。

子どもがいないと幸せになれない?

子どもの有無と夫婦の幸福度は、単純に結びつくものではありません。DINKsや選択的子なしを選んだ夫婦の中にも、高い満足度を感じている方は多くいらっしゃいます。反対に、子どもを持ちながらも夫婦関係に課題を抱えているケースも珍しくなく、子どもの有無だけで幸福度を語ることはできません。

事実婚は続かない?

事実婚だからといって関係が不安定になるという根拠はありません。関係の安定性は、婚姻の形式よりも、二人の関係構築のあり方に左右されると考えられます。法律婚であっても関係が破綻するケースはあり、婚姻の形式そのものが安定性を保証するわけではないという点は、どちらの立場からも押さえておきたい視点です。

再婚は初婚より難しい?

再婚だからこそ、過去の経験を生かした現実的な関係構築ができるという側面もあります。難易度は個々の状況によって異なり、一概にはいえません。むしろ、初婚の場合よりも「結婚生活で何が大切か」を具体的にイメージできている分、相手選びの精度が上がるという声も現場ではよく聞かれます。

年齢が高いと選択肢が減る?

年代によって婚活市場の傾向は変わりますが、検索条件や活動方法の見直しによって、出会いの母数が変わるケースは多く見られます。年齢だけで可能性を判断する必要はありません。

マッチングアプリで真剣な相手には出会えない?

マッチングアプリ全体を「遊び目的が多い」と一括りにするのは正確ではありません。結婚を前提とした真剣な出会いを求めて利用している方も数多くいます。ただし、相手の結婚意思の見極めについては、自分自身で慎重に行う必要があります。

結婚相談所は年収や条件だけで判断される?

条件面の確認は婚活の入り口として重要ですが、実際の成婚に至る過程では、価値観の一致や人柄への理解が大きな役割を果たします。条件だけで機械的にマッチングが決まるという理解は、実態とは異なります。

結婚観を整理するセルフチェック

以下は診断ではなく、自分の結婚観を言語化するための目安です。当てはまる項目、あるいは自分の考えに近い項目をチェックしてみましょう。

結婚観セルフチェック

  • 結婚後も仕事を続けたいと考えている
  • 子どもを持つかどうか、明確な希望がある
  • 姓を変えることに抵抗がある
  • 家事は分担するものだと考えている
  • 親との同居や近居について希望がある
  • 老後の生活について具体的にイメージしている
  • 結婚相手には経済的な自立を求めている
  • 住む場所について譲れない希望がある
  • 将来の転勤や転職の可能性を考慮している
  • 相手の家族との関係をどこまで築きたいか考えたことがある
  • 結婚式や入籍のタイミングについて希望がある
  • 金銭管理は誰が担うべきか考えている
  • 趣味や交友関係を結婚後も維持したい
  • 相手にどこまで自分の時間を持ってほしいか考えている
  • 将来的な介護について話し合ったことがある
  • 子育ての方針について具体的な考えがある
  • 共働きか、どちらかが家庭に入るかについて希望がある
  • 結婚後の姓や戸籍についての考えがある
  • SNSでの結婚に関する情報を、参考程度にとどめられている
  • 自分の結婚観を、パートナー候補に説明できる自信がある

チェックが多いか少ないかに優劣はありません。むしろ、まだ考えたことがない項目に気づけたこと自体が、結婚観を整理する第一歩になります。答えが出ない項目については、婚活を進めながら少しずつ考えを深めていけば十分です。

よくある質問・FAQ

婚活方法はどうやって選べばよいですか?

自分で活動を管理したいか、サポートを受けたいかを基準に選びましょう。忙しい方や改善点が分からない方は結婚相談所、自分のペースで進めたい方はマッチングアプリが向いている傾向があります。複数の方法を併用することも選択肢の一つです。

結婚相談所とマッチングアプリはどちらが結婚しやすいですか?

一概にはいえません。真剣度の高い相手と出会いやすいのは結婚相談所の傾向がありますが、マッチングアプリでも成婚に至るケースは多くあります。自分の性格や活動スタイルに合うかどうかで選びましょう。

事実婚は法律婚より不利ですか?

相続や税制面では法律婚と異なる扱いになりますが、関係そのものが不利になるわけではありません。ライフスタイルに合わせた選択肢の一つとして検討してみてください。

DINKsは婚活で不利になりますか?

不利にはなりません。子どもを希望しない価値観が一致する相手を見つけるためには、条件欄だけでなく面談などでの確認が重要です。DINKs希望者同士のマッチングも一定数存在します。

再婚は婚活で不利ですか?

一概に不利とはいえません。過去の経験を生かした現実的な関係構築ができる点は、再婚ならではの強みでもあります。子どもの有無など個別の事情によって進め方は変わります。

SNSの婚活情報はどこまで信じてよいですか?

極端な意見は拡散されやすい傾向があるため、個別の事情を一般化しすぎている可能性があります。参考程度にとどめ、実際の婚活現場の情報とあわせて判断しましょう。

結婚に「普通」の形はありますか?

法律婚で子どもを持つ形が一般的とされることはありますが、幸福度は結婚の形式より価値観の一致に左右される部分が大きいと考えられます。

婚活で譲れない条件はいくつまでにすべきですか?

目安として3つ程度に絞ることをおすすめします。それ以上になると、候補者が極端に減ってしまう傾向があります。

結婚観はどのように整理すればよいですか?

年収や年齢などの条件だけでなく、家事分担、子どもの有無、働き方への考え方まで含めて、自分の言葉で書き出してみることをおすすめします。

婚活方法を途中で変えてもよいですか?

問題ありません。活動を進める中で、自分に合う方法が見えてくることは多くあります。

国際結婚は婚活の選択肢になりますか?

選択肢の一つです。文化や価値観の違いを事前にすり合わせる時間が必要になる点は理解しておきましょう。

年の差婚はうまくいきますか?

年齢差そのものより、価値観の一致や将来設計をどれだけ話し合えているかが重要です。

ステップファミリーで気をつけることは何ですか?

子どもとの関係構築には時間がかかることが多いため、焦らず段階的に関係を築く姿勢が大切です。

婚活疲れを感じたらどうすればよいですか?

一度立ち止まり、活動内容を振り返ることをおすすめします。休むこと自体は後退ではなく、次の一歩のための準備期間になり得ます。

結婚観が合う相手はどう見つければよいですか?

条件の一致だけでなく、面談や複数回のデートを通じて、価値観をすり合わせる時間を持つことが重要です。

一人で結婚観を整理するのが難しい場合はどうすればよいですか?

婚活カウンセラーなど第三者と一緒に整理することで、自分では気づきにくい価値観が見えてくることがあります。

婚活の多様化はいつ頃から進んでいますか?

明確な起点はありませんが、マッチングアプリの普及や女性の社会進出が進んだ2010年代以降、婚活方法・結婚スタイルともに多様化が加速している実感があります。

結婚の形は家族や親にどう説明すればよいですか?

事実婚やDINKsなど、従来と異なる形を選ぶ場合は、理由を感情的にではなく、具体的な生活設計として説明すると理解を得やすい傾向があります。

婚活で複数の方法を併用してもよいですか?

問題ありません。結婚相談所とマッチングアプリを併用するなど、複数の方法を組み合わせることで、出会いの母数を増やせる場合があります。

多様な結婚スタイルを選ぶと親に反対されませんか?

反対される可能性はありますが、理由を具体的に説明することで理解を得られるケースも多くあります。感情的な説得より、生活設計としての説明が有効です。

結婚スタイルを途中で変更することはできますか?

可能です。事実婚から法律婚へ、あるいはその逆へと、状況の変化に応じて形を見直す夫婦も存在します。大切なのは、その都度お互いが納得できているかどうかです。

婚活疲れを感じたとき、結婚スタイルの多様化はどう関係しますか?

選択肢が多いこと自体が、かえって「何を選べばよいか分からない」という疲労につながることがあります。選択肢を絞り込む作業自体を、休みながら進めることも大切です。

まとめ|結婚にも婚活にも正解はない

結婚にも婚活にも正解はありません。大切なのは、他人ではなく自分たちが幸せになれる選択をすることです。結婚相談所、マッチングアプリ、婚活パーティー、友人紹介、自治体婚活にはそれぞれ向き不向きがあり、法律婚、事実婚、再婚、DINKs、ステップファミリーといった結婚の形にも、優劣はありません。国際結婚や年の差婚、同性パートナーシップ制度の利用なども含め、パートナーシップの形はこれからも多様化していくと考えられます。

17年間、2万人以上の相談に携わってきた経験から言えるのは、SNSで話題になる劇的な出会いよりも、地道に自分の価値観と向き合い、相手と丁寧にすり合わせを重ねた夫婦のほうが、結果的に長く安定した関係を築いているということです。SNSで見かける極端な意見に振り回されるのではなく、自分の価値観を整理し、譲れる条件と譲れない条件を明確にすること。そして、価値観を理解し合える相手を見つけることが、自分らしい幸せへの近道です。

選択肢が多い時代だからこそ、「何を選ぶべきか」という問いよりも、「自分は何を望んでいるのか」という問いに向き合うことが出発点になります。婚活方法も結婚スタイルも、一度選んだら変更できないものではありません。状況や気持ちの変化に応じて、柔軟に見直していく姿勢も大切です。

一人で整理するのが難しい場合は、婚活の専門家など第三者と一緒に考えることで、見えてくるものもあります。「こうあるべき」ではなく「自分たちはどうしたいのか」を、これからの婚活・結婚生活の軸にしていただければと思います。

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