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第1回:30歳、ちゃんとしているのにうまくいかない ― こじらせ女子の婚活のリアル

先日、ある女性会員様が成婚退会されました。
活動期間は約11か月。決して早い方ではありません。
彼女は30歳、会社員。
容姿は清潔感があり、仕事も安定。
礼儀正しく、気遣いもできる。
いわゆる「結婚相談所では普通に人気が出そうな女性」です。
それでも彼女は入会面談でこう言いました。
「私、たぶん“こじらせ女子”なんです」
「婚活してるのに、うまく好きになれないんです」
最近よく聞く言葉ですが、
こじらせ女子の婚活の本質はここにあります。
“結婚したい気持ちはあるのに、心が動かない”。
これは怠慢でも理想が高すぎるわけでもありません。
むしろ真面目な人ほど陥りやすい状態です。
活動初期に起きていたこと
彼女はお見合い自体は成立します。
条件も悪くありません。
30代前半・安定職・誠実そうな男性。
いわゆる“結婚向き”。
しかし、交際が続かない。
理由を聞くとこう言いました。
「みんな優しいんです。でも…何かが違う」
「会うたびに、気持ちが疲れていくんです」
私は彼女のデート後の振り返りを見て気づきました。
✔ 相手の発言を細かく記録
✔ 違和感ポイントを分析
✔ 将来の不安要素を事前に予測
まるでリスク管理の資料のようでした。
これが、こじらせ女子の婚活でよく見られる特徴です。
彼女の“防御モード”
ある日、彼女に聞きました。
「相手と会うとき、どんな気持ちで行っていますか?」
少し考えてから彼女は言いました。
「失敗しないように、です」
この一言にすべてが詰まっています。
彼女は無意識に
“好きになる相手を探す婚活”ではなく
“傷つかない相手を選ぶ婚活”
をしていました。
過去に長く付き合った相手に裏切られた経験があり、
「見る目を養わないといけない」と思い込んでいたのです。
その結果、婚活がこうなっていました。
・減点方式
・未来のリスク査定
・感情より安全性優先
これでは、心は動きません。
こじらせ女子の婚活が苦しくなる理由
こじらせている人は弱いのではなく、
過去の経験で“強くなりすぎた人”です。
でも結婚は、
強さより“安心して弱くなれる相手”を探す行為。
ここが逆方向になると、
✔ 条件は悪くないのに続かない
✔ 会うほど疲れる
✔ 婚活が義務になる
という状態になります。
彼女もまさにそうでした。
私が最初に伝えたこと
私は彼女にこう言いました。
「婚活は面接ではありません」
「正解の人を探す作業じゃない」
彼女は驚いた顔をしました。
「でも失敗したくないです」
当然の気持ちです。
でも、
失敗を避ける婚活=感情を閉じる婚活
になってしまうと、結婚に一番必要な
“心の通路”
が閉じてしまうんです。
この後、彼女がどう変わっていったのか。
こじらせ女子の婚活が好転した具体的なポイントを、
次回詳しくお伝えします。
👉 第2回:こじらせ女子がまず手放すべき「3つの思考」
第2回:こじらせ女子がまず手放すべき「3つの思考」

前回お話した30歳の彼女。
典型的なこじらせ女子の婚活状態に入っていました。
真面目で、ちゃんとしていて、傷つきたくない。
だからこそ「考える婚活」になりすぎていたんです。
ここで彼女にお願いしたのは、
“頑張ること”ではなく、やめることでした。
手放す①「最初から見抜こうとする思考」
彼女の口癖はこれでした。
「この人、結婚向きかどうか見てきます」
これ、実は一番こじらせる言葉です。
人は初対面で“本性”なんて出ません。
なのに見抜こうとすると、どうなるか。
✔ 違和感探しになる
✔ 相手の言葉を疑って聞く
✔ リラックスできない
すると相手も固くなり、本来の良さが出ません。
結果「ピンとこない人」が増えます。
私は伝えました。
「見抜く婚活はやめましょう。
“知っていく婚活”に変えましょう」
手放す②「減点方式」
彼女の振り返りノートは、
まるで採点表のようでした。
・声が小さい
・話題が無難すぎる
・リード力弱いかも
悪いことではありません。
でもこれを続けると、誰も残りません。
なぜなら人は皆、最初は不完全だから。
結婚相手は「完成品」ではなく
一緒に育っていく存在です。
減点方式は「安全な独身」へ向かう思考です。
手放す③「好きになれない=ダメという思い込み」
彼女は言いました。
「ときめかないと失礼ですよね?」
これもこじらせ女子の婚活で多い誤解。
結婚向きの相手ほど、最初は静かです。
✔ 安心感
✔ 話しやすさ
✔ 気疲れしない
この感覚はドキドキに負けがちですが、
実は結婚では最強の相性サイン。
私は彼女に伝えました。
「“嫌じゃない”は立派な好意の種です」
婚活を「選ぶ場」から「育てる場」へ
彼女はずっと、
「間違えない人選び」をしていました。
でも方向を変えました。
✔ すぐ判断しない
✔ 違和感はメモするけど保留
✔ 会話を評価から興味へ変える
するとデート後の感想が変わり始めました。
「今日は楽でした」
「自然に話せました」
こじらせが解けると、
婚活は“試験”から“時間”に変わります。
次回は、彼女が実際に変えた
「会話の仕方」と「態度の小さな変化」についてお話しします。
👉 第3回:こじらせ女子の婚活が動き出した“会話の転換”
第3回:こじらせ女子の婚活が動き出した“会話の転換”

前回、彼女が手放した3つの思考についてお話しました。
ここから実際に、こじらせ女子の婚活が好転した“具体的な変化”に入ります。
ポイントは意外とシンプルでした。
「会話の姿勢」を変えただけです。
変化①「評価する会話」から「理解する会話」へ
活動初期の彼女は、相手の話をこう聞いていました。
・仕事は安定しているか
・将来性はあるか
・家事育児の協力は期待できるか
つまり“条件チェック”。
これでは会話は面接になります。
私は彼女に言いました。
「質問の目的を“確認”から“興味”に変えましょう」
例えば、
×「残業多いんですか?」
〇「忙しい時期ってどんな感じなんですか?」
同じ内容でも、相手の人生に踏み込む聞き方に変えました。
すると相手の表情が変わります。
人は“評価される”より“理解される”方が心を開きます。
変化②「隙を見せる勇気」
彼女はしっかり者。
弱音を出す習慣がありませんでした。
でも結婚は“完璧な人”同士ではなく、
不完全な人同士の協力関係。
私はお願いしました。
「ちょっとだけ弱さを出してみましょう」
彼女は最初のデートでこう言いました。
「実は最近、仕事が立て込んでて少し疲れてて…」
すると男性は言いました。
「無理しすぎないでくださいね」
この一言で、彼女の心が動きました。
「初めて“気遣われた”って感じました」
変化③「結論を急がない」
こじらせ女子は“正解探し”が早い。
でも彼女はルールを作りました。
✔ 3回会うまでは結論を出さない
✔ 違和感=即終了にしない
✔ 感情の変化を見る
これで“様子を見る時間”が生まれました。
出会った彼
ここで出会ったのが、31歳の会社員男性。
派手さはありません。
年収も特別高くない。
でも彼はこう言いました。
「一緒にいると、変に頑張らなくていいですね」
これは、こじらせ女子の婚活がうまくいくときの典型的な言葉です。
次回は、彼女が“この人だ”と決めた決定打と、
こじらせ女子の婚活で一番大切な視点についてお話します。
👉 第4回:こじらせ女子が成婚を決めた“安心感の正体”
第4回:こじらせ女子が成婚を決めた“安心感の正体”

ここまで読んでいただいた方は気づいていると思いますが、
こじらせ女子の婚活がうまくいく瞬間は、ドラマチックではありません。
静かに、でも確実に起きます。
彼女が出会った31歳の男性。
最初は「いい人だな」程度でした。
昔の彼女なら、ここでこう判断していました。
「ときめきが弱い=違うかも」
でも今回は違いました。
彼女が感じた“違和感のなさ”
3回目のデート後、彼女が言いました。
「一緒にいて、疲れないんです」
これ、婚活では超重要ワードです。
こじらせ女子は“安心”を
“物足りなさ”と勘違いしがち。
でも彼女は今回は止まりました。
「ドキドキしないのに、また会いたいって思うのが不思議です」
私は即答しました。
「それが結婚向きの感情です」
決定打になった出来事
ある日、彼女が仕事で大きなミスをして落ち込んでいました。
デート当日、彼女は言いました。
「今日、あんまり元気じゃなくてごめんなさい」
すると彼はこう返しました。
「じゃあ今日は無理せず、ゆっくりできるとこ行きましょう」
この一言で、彼女の中の何かが外れました。
「この人の前では“ちゃんとしてなくていい”」
こじらせ女子の婚活で一番大きい壁はこれです。
“ちゃんとしていない自分を見せられない”
ここを越えた瞬間、ご縁は一気に現実になります。
彼女が最後に言った言葉
成婚退会の日、彼女は笑って言いました。
「前は“好きになれる人”を探してました」
「今は“自然に好きになってた人”と結婚します」
これが、こじらせ女子の婚活が成功する流れ。
探して見つかるのではなく、
緩んだときに入ってくる。
次回は最終回。
こじらせ女子が婚活で失敗し続ける人と、成婚する人の決定的な違いをまとめます。
👉 第5回:こじらせ女子の婚活が成功する人の共通点
第5回:こじらせ女子の婚活が成功する人の共通点

ここまで読んでくださった方はもう分かると思いますが、
こじらせ女子の婚活は「スペック」ではなく「姿勢」で結果が分かれます。
30歳の彼女が変われたことで、ご縁が動きました。
逆に、変われないままだと何が起きるか。
まずは失敗パターンから。
うまくいかない人の共通点
✔ 最初から見極めようとする
✔ 違和感を即“ナシ判定”にする
✔ 完璧な自分を見せ続ける
✔ 相手に頼らない
✔ “ときめき”を正解だと思い込む
これは“自分を守る婚活”。
でも守り続けた先にあるのは、安全な独身です。
成婚する人に共通すること
彼女が変えたことはこれでした。
✔ 相手を評価する前に理解しようとする
✔ すぐ結論を出さない
✔ 弱さを少し見せる
✔ 完璧でいようとしない
✔ 安心感を大切にする
つまり、
「選ぶ婚活」から「関係を育てる婚活」へ変えた
これが最大の分岐点。
こじらせ女子の婚活が苦しい理由
こじらせ女子は弱いのではありません。
むしろ賢くて、頑張ってきた人です。
でも恋愛や結婚は、
「正しさ」より
「心が緩む相手」
ここを見誤ると、条件は揃っているのに孤独になります。
最後に彼女が言った言葉
「婚活って、相手探しだと思ってました」
「でも本当は、自分の鎧を脱ぐ練習でした」
これが本質です。
こじらせ女子の婚活は難しい。
でも難しいのは年齢でも市場でもありません。
自分を守る姿勢を手放せるかどうか。
ここが変わった人から、ちゃんと幸せになります。
もし今、
・婚活が疲れる
・誰と会ってもピンとこない
・でも結婚はしたい
そう感じているなら、
それは“向いていない”のではなく、
向き合い方を少し変えるタイミングです。
こじらせは欠点ではありません。
それだけ本気で生きてきた証拠。
その真面目さを
“防御”ではなく“信頼”に使えたとき、
婚活は必ず動き出します。
フォリパートナー編集部



