
【第1回】結婚相談所の乗り換えはすべき?迷っているあなたが知るべき現実

「今の結婚相談所でなかなか成果が出ない…」「担当カウンセラーと合わない気がする…」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。婚活を続けていると、ふと頭をよぎるのが「結婚相談所を乗り換えるべきか?」という疑問です。
実際に乗り換えをして成婚に至った人もいれば、逆に「乗り換えなければ良かった・・・。」と後悔する人も存在します。では、どんなタイミングで、どのような基準で乗り換えを判断すべきなのでしょうか?
本コラムでは、「結婚相談所の乗り換えはすべき?」というテーマに沿って、メリット・デメリット、判断基準、成功する乗り換えのコツまでを詳しく解説していきます。
◆ そもそも結婚相談所の「乗り換え」ってどういうこと?
婚活における「結婚相談所の乗り換え」とは、現在在籍している結婚相談所を退会し、別の相談所に入会し直すことを指します。
最近ではこの“乗り換え”が一般化しており、業界大手のIBJでも「乗り換え割引制度」を導入している結婚相談所が増えています。つまり、業界全体としても「乗り換えは当たり前」という流れができつつあるのです。
◆ 実は多い!乗り換え経験者の声と背景
結婚相談所の乗り換えは、誰にでも起こり得る選択です。以下に代表的な理由を挙げます。
・活動が長引いても成果が出ない
1年以上活動してもお見合いがほとんど組めない、交際が続かないといった理由で「このままでは成婚できない」と判断し、乗り換えを選択する人が多くいます。
・サポート体制に不満がある
担当カウンセラーとの相性や対応の遅さ、的外れなアドバイスにモヤモヤしてしまい、「もっと親身にサポートしてくれる相談所に変えたい」と思う人も少なくありません。
・活動スタイルが合っていないと感じる
たとえば、データマッチング型で機械的に紹介されるスタイルが合わず、仲人型での手厚いフォローを求めて乗り換えるパターンもあります。
◆ 結婚相談所の乗り換えには「適切なタイミング」がある
乗り換えは思いつきで決めるべきではありません。タイミングを誤ると、退会費や再登録料などのコストだけがかかり、婚活が振り出しに戻ってしまうことも。以下のようなタイミングは要注意です。
× 感情的にイライラしている時
一時的な不満やトラブルがあったからといって即座に退会するのは危険です。まずはカウンセラーと話し合い、改善できる余地がないか確認しましょう。
× まだ活動期間が浅い場合
入会して数ヶ月しか経っていない段階での乗り換えは、判断材料が不足しています。最低でも6ヶ月〜1年は活動し、状況を見極めることが推奨されます。
◆ では、どんなときに乗り換えを本気で検討すべき?
以下のようなケースに当てはまる場合は、乗り換えを本格的に検討すべきサインかもしれません。
✅ 担当カウンセラーとの信頼関係が築けない
婚活は非常にプライベートな活動です。悩みや希望を素直に打ち明けられない相手とでは、成果に結びつくはずがありません。「何でも話せる関係性」が築けていない場合、乗り換えを視野に入れるべきです。
✅ 明らかにマッチングが機能していない
紹介される相手が希望条件とかけ離れていたり、ほとんどマッチングが成立しない場合は、マッチング精度や紹介の仕組みに問題がある可能性があります。
✅ 成婚までのビジョンが描けない
「このままここで続けても、どうやって結婚にたどり着くのか全くイメージできない」
…そう感じる場合は、相談所側に成婚戦略や方向性が欠けている可能性も。次の一手を提案してくれない相談所では、前に進むのが難しくなります。
【第2回】結婚相談所を乗り換えるメリット・デメリットと注意点とは?

前回は「結婚相談所を乗り換えるべきタイミング」や「乗り換えが必要なケース」について詳しく解説しました。今回はさらに踏み込んで、実際に乗り換えを行うことで得られるメリットと、反対に注意すべきデメリットやリスクについてお伝えしていきます。
◆ 乗り換えによるメリット5選
① 自分に合ったサポートスタイルを見つけられる
結婚相談所には、以下のようなさまざまなタイプがあります。
- 仲人型:カウンセラーが手厚くサポートしてくれる
- データマッチング型:条件重視で効率よく相手を探せる
- ハイブリッド型:AI紹介と人によるアドバイスの併用
たとえば、今までの結婚相談所では手厚さが足りなかった人が、仲人型の相談所に乗り換えたことで、的確なフィードバックを受けながら活動できるようになり、成婚につながったケースもあります。
相談所によって「フォローの濃さ」や「カウンセラーの質」は大きく異なるため、自分に合った環境を見つけることは非常に大きなメリットになります。
② 新しい気持ちで婚活をリスタートできる
長期間同じ相談所で活動していると、成果が出ないことに対する“慣れ”や“あきらめ”が無意識に生まれてしまうことがあります。そんなとき、新しい環境に身を置くことで「もう一度頑張ろう」という前向きな気持ちが生まれやすくなります。
まさに、「転職で人生が変わる」のと同じように、「相談所の乗り換えで婚活の流れが変わる」ことも多々あるのです。
③ 担当カウンセラーの質が変わることでマッチング精度が上が
相談所によっては、カウンセラーが多くの会員を同時に抱えており、一人ひとりへの対応が手薄になるケースもあります。乗り換え先で「少人数担当制」や「専属カウンセラー制」を導入している相談所に出会えれば、より丁寧で質の高いサポートを受けることができ、希望に合ったお相手とマッチングしやすくなります。
④ 経済的にお得になる「乗り換え割」制度がある
IBJをはじめとする大手連盟に加盟している結婚相談所の多くは、「他社からの乗り換え」に対して入会金の割引や無料カウンセリング、特典プレゼントなどを用意しています。
例えば、
- 通常入会金が11万円 → 乗り換えなら55,000円に
- 3ヶ月間の月会費が無料になる
といったキャンペーンを行っている相談所も存在します(※制度は相談所により異なるため事前確認が必要です)。
⑤ 新しい出会いの可能性が一気に広がる
特に、今まで所属していた連盟(IBJ、TMS、JBAなど)とは異なる連盟に乗り換えることで、それまで出会えなかった層の会員とマッチングできる可能性が高まります。これにより、「選択肢の幅が狭くて苦戦していた」という人が一気に可能性を広げられることもあるのです。
◆ 反対に、乗り換えのデメリット・注意点は?
① 初期費用が再度かかる
結婚相談所の入会時には、「入会金」「登録料」「活動サポート費用」などの初期費用が必要です。乗り換えの場合、前の相談所で支払ったお金が戻ってくるわけではなく、新たな負担が発生します。
とくに高額な相談所の場合、10万円以上のコストが再びかかることもあるため、「なぜ乗り換えるのか?」を明確にしておかないと、無駄な出費になるリスクがあります。
② 退会手続きのタイミングによってはトラブルになることも
一部の相談所では、「◯ヶ月前に申請が必要」「月途中の退会は翌月扱い」など、退会時のルールが厳しいケースもあります。料金が自動更新になっていたり、返金対象外だったりするため、契約書の内容や規約をよく確認し、計画的に行動しましょう。
③ 選んだ先が「前より悪かった」ケースもある
勢いで乗り換えを決めた結果、「結局前の相談所の方が良かった…」と後悔するケースもあります。たとえば、
- カウンセラーの対応がそっけない
- 会員層が極端に偏っている
- 成婚に向けた戦略が曖昧
といった理由で、乗り換えた先に失望するパターンです。
こうした失敗を防ぐためには、事前の相談・無料カウンセリングで信頼できる相談所かどうかをしっかり見極める必要があります。
【第3回】乗り換え前に必ず確認したいチェックリスト&成功する相談所の選び方

「結婚相談所を乗り換えたいけど、本当に今でいいのか不安」
「次は失敗したくないから、しっかり見極めたい」
そう思っている方は多いはずです。せっかく新しいスタートを切るのなら、次こそは“納得できる婚活”をしたいもの。
今回は、結婚相談所を乗り換える前に確認すべきポイントと、乗り換え後に失敗しない相談所選びのコツを解説します。
◆ 乗り換え前に確認したいチェックリスト7項目
下記の項目をすべてチェックして、ひとつでも「×」がある場合は、乗り換えを前向きに検討すべきかもしれません。
チェック項目 | 状態 | チェック結果 |
1. カウンセラーに相談しやすい | Yes / No | ○ or × |
2. 定期的に活動状況の振り返りがある | Yes / No | ○ or × |
3. 自分の希望に近い相手を紹介してくれる | Yes / No | ○ or × |
4. 返事が遅い、連絡が来ないなどストレスがない | Yes / No | ○ or × |
5. 結果が出ていなくても前向きな気持ちで活動できている | Yes / No | ○ or × |
6. 提案やアドバイスが的確だと感じる | Yes / No | ○ or × |
7. この相談所で成婚できるイメージが持てる | Yes / No | ○ or × |
2項目以上「×」があれば、環境を変えることによって現状を打破できる可能性が高いです。
◆ 失敗しないための“乗り換え前行動”
✅ 現在の契約内容・退会ルールを確認する
乗り換えにあたって最初にすべきことは、今の相談所の「契約書」を再確認することです。
- 退会時の違約金の有無
- 月の途中で退会する際の扱い
- 返金条件(活動サポート費、紹介保証など)
をしっかりチェックしておきましょう。相談所によっては「1ヶ月前に申請が必要」などの取り決めもあります。次の相談所の活動開始時期と重ならないようにスケジューリングしましょう。
✅ 乗り換え先の無料カウンセリングを複数受ける
「乗り換えると決めたからには、すぐに入会!」と勢いだけで決めるのは危険です。次の相談所が今の環境より良いかどうかを冷静に見極めるため、無料カウンセリングは最低2〜3社受けて比較しましょう。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
- カウンセラーとの相性(話しやすさ・共感力)
- サポート体制(定期面談、LINE相談、プロフィール添削など)
- マッチングの方法(希望条件にどれだけ合っているか)
- 会員の年齢層や活動実績(40代男性が多い/女性の年齢層が偏っていないか)
- 成婚実績やIBJ表彰歴などの信頼性
◆ 乗り換えで後悔しないために知っておきたい「相談所選び5つのコツ」
① 成婚率・実績を公開しているか
“実際に結婚まで至っている人がどのくらいいるのか”を公開している相談所は、実績に自信がある証拠です。成婚率が高い=サポートの質が高いともいえるので、IBJ加盟相談所であれば「IBJ AWARD受賞歴」なども参考にしましょう。
② 担当カウンセラーの経歴とサポート人数
カウンセラーがどのような経歴か、どのくらいの人数を担当しているかも要チェックです。10〜15人程度の“少人数制”で運営している相談所は、会員一人ひとりにしっかり向き合ってくれる可能性が高く、手厚いフォローが期待できます。
③ プロフィールの作成支援が充実しているか
プロフィールは「婚活における顔」です。相談所によっては、写真撮影の同行、文章の添削、自己PRの作成まで丁寧に行ってくれるところもあります。逆に、すべて自己任せで形式だけのサポートしかないところもあるので要注意。
④ 会員属性とマッチングシステムのバランス
例えばあなたが40代で再婚希望の場合、同世代の再婚希望者が多い相談所を選ばないと、年齢や条件でマッチングできずに活動が難航します。年齢構成比や希望年収層、職業分布などのデータを開示している相談所は信頼度も高めです。
⑤ “あなたの強み”を活かす戦略を提示してくれるか
良い相談所は、面談時に「あなたの強みはここ」「こういうプロフィールにするとマッチングしやすい」といった具体的な戦略を提示してくれます。ただ入会させることだけを目的にしているところは避けましょう。
乗り換えしないで最初の結婚相談所で成婚できるのがベストなのは言うまでもありません。とはいえ、結婚相談所が急増しており、どの結婚相談所が良いかと迷う人も多いのが実情です。結婚相談所探しには、下記のコラムも参考にしてみてください。
【第4回】結婚相談所を乗り換えて成功する人・失敗する人の違いとは?

「結婚相談所を乗り換える」と決めたあと、本当に大切なのは“その後の行動”です。
せっかく新しい場所で再スタートを切ったのに、前と同じような結果になってしまう人もいれば、環境を変えたことで一気に成婚に近づいた人もいます。
では、その差はどこにあるのか?
今回は「乗り換え後に成功する人・失敗する人の違い」を具体的に紹介します。
◆ 乗り換えで結婚をつかんだ人の共通点とは?
① 自分の婚活を冷静に振り返っている
乗り換えを成功させた人は、「前の相談所でうまくいかなかった理由」を感情論ではなく、客観的に分析しています。
- 自分の希望条件が高すぎたのか?
- お見合いでの受け答えや姿勢に問題はなかったか?
- カウンセラーに頼りすぎていた or 自分から動いていなかったか?
こういった自己分析をもとに、新しい環境では“自分が何を変えるべきか”を明確にしています。乗り換えは魔法ではありません。過去の課題に向き合った人ほど、新しい環境で成果を出しやすくなるのです。
② 信頼できるカウンセラーと“二人三脚”で進めている
結婚相談所の最大の価値は「担当者の質」にあります。
乗り換えを成功させた人の多くは、相談所を変えたことによって、
- 丁寧なヒアリング
- 的確なアドバイス
- メンタル面のフォロー
など、質の高いサポートを得ることができました。
結果として「自己肯定感が回復した」「自信を持ってお見合いに臨めるようになった」という前向きな変化が生まれ、好循環につながっていきます。
③ プロフィールや行動に“変化”をつけた
成功する人は、プロフィール写真や自己PR文を新しくし、まるで“心機一転”するように婚活を始め直しています。
特に、
- 写真スタジオでプロ撮影に切り替える
- PR文で人柄や価値観を重視した表現に変更
- 申込みの対象を年齢や条件で幅広く設定
など、過去のやり方に固執せず、相談所のアドバイスを柔軟に取り入れて行動する点が特徴的です。
◆ 反対に、乗り換えてもうまくいかない人の特徴とは?
① 相談所に過度な期待を抱いてしまう
「乗り換えればすべて解決する」と思い込み、努力を怠ってしまうと、結局状況は変わりません。たとえば、
- 「申し込めば自動的にお見合いが成立するはず」
- 「カウンセラーが全部やってくれるだろう」
という“受け身スタンス”では、どの相談所でも成果は出づらいです。
結婚は「自分の人生を自分で選び取ること」です。相談所はそのサポートをしてくれる伴走者にすぎません。
② “前と同じ行動”を繰り返している
プロフィールを変えず、申込み相手も同じようなタイプに偏り、断られたら落ち込んで放置…。これでは、環境が変わっても結果は同じです。
過去と同じやり方では違う結果は生まれません。勇気を出して少しずつでも「やり方」を変えていくことが、乗り換えを成功に導く鍵になります。
③ 不満ばかりで“改善”の姿勢がない
乗り換えた後も、「紹介される人が気に入らない」「カウンセラーの言い方が厳しい」といった不満ばかりを抱えてしまう人は、いつまでも“他責思考”のままになってしまいます。
うまくいかない原因の一部は確かに相談所側にあるかもしれませんが、すべてを“環境のせい”にしていると、自分の成長や変化が止まってしまいます。
◆ 最後に:結婚相談所を乗り換えることは「逃げ」ではない
結婚相談所を変えるという選択は、決して“逃げ”ではありません。
むしろ、「自分を変える勇気」「より良い未来を選び直す覚悟」の表れです。
もちろん、乗り換えるだけでは何も変わりません。
- 自分を客観的に振り返り、
- 新しい環境で素直に取り組み、
- 前よりも一歩前へ進む努力をする
この3つを大切にすれば、「乗り換え」はあなたの婚活における大きな転機となるはずです。
【まとめ】結婚相談所の乗り換えはすべき?|結論

- ✅ 乗り換えは「自分に合わない相談所での消耗」を避けるための前向きな手段
- ✅ ただし、乗り換えには費用・手間・失敗リスクも伴うため、事前の準備と分析が重要
- ✅ 成功のカギは、「環境だけでなく、自分の姿勢を見直すこと」
婚活は、一人ひとり違うペースと物語があります。
今の場所でうまくいっていないなら、変えていい。
でもそのときは、“次こそ本気で向き合おう”という覚悟も一緒に持ってください。
あなたの未来が、これからもっと明るく温かなものになりますように。
フォリパートナー編集部