
【第1回】婚活が上手くいかない人の特徴とは?原因を知って改善への一歩を踏み出そう

はじめに:「なぜ私だけ婚活がうまくいかないの?」
マッチングアプリ、結婚相談所、婚活パーティー…。さまざまな方法で婚活を続けているのに、「なぜか結果が出ない」「気づけばまた振り出しに戻っている」。
そんな風に感じている方は、実はとても多いのです。
「婚活がうまくいかない人の特徴」を客観的に見ていくと、本人には見えていない“無意識のクセ”や“考え方の偏り”が、成婚を遠ざけているケースが少なくありません。
この記事では、婚活が上手くいかない原因をタイプ別に整理し、それぞれに合った改善ポイントを丁寧に解説していきます。
「結婚したいのに、なぜか空回りしてしまう…」そんな悩みを抱える方にとって、立ち止まり、軌道修正するためのヒントになる内容です。
第1章:婚活が上手くいかない人の“共通点”とは?
婚活が長引く人には、いくつかの共通パターンがあります。
もちろん、人それぞれ状況や背景は異なりますが、以下のような傾向が見られる場合、改善の余地があるかもしれません。
特徴①:理想の条件が厳しすぎる
婚活でよくある悩みのひとつが、「条件の優先順位をつけられない」ことです。
年収・学歴・身長・年齢・見た目・価値観…と、多くの理想を並べる一方で、相手から選ばれる意識が弱いことが多いのです。理想を持つこと自体は悪くありません。
しかし、“現実に存在する確率”や“自分の立ち位置”を客観視できないと、永遠に「理想の人」ばかりを追い続けて婚活迷子になってしまいます。🔹改善ポイント
- 絶対に譲れない条件は3つ以内に絞る
- “加点方式”で相手を見る習慣をつける
- 自分自身がその理想の相手から選ばれる存在か?を冷静に考える
特徴②:自分の魅力を正しく伝えられていない
「自己PRが曖昧」「会話が広がらない」「緊張して素を出せない」など、相手にうまく自分の魅力が伝わらないことでチャンスを逃してしまう人も多くいます。
とくに結婚相談所やアプリでは、写真・プロフィール・初回デートの印象が非常に重要。
自分では「ちゃんとやっている」と思っていても、客観的に見ると不十分なことも…。🔹改善ポイント
- プロフィール文は“事実+人柄”が伝わる構成に見直す
- 写真はスマホではなくプロのカメラマンに依頼
- デートでは「沈黙=失敗」ではないと心得て、自然体を心がける
特徴③:相手を減点方式で見てしまう
婚活がうまくいかない人の中には、「ちょっとした違和感」や「自分の理想と少し違う点」を理由に、すぐに相手を“ナシ判定”してしまう傾向があります。
- 「LINEの返信が遅かった」
- 「服装がちょっとダサかった」
- 「趣味が合わなそう」
こうした小さな減点を積み重ねるクセは、せっかくのご縁を狭めてしまう原因に。
完璧な人間などいないことを受け入れ、“許容力”を持つことが必要です。🔹改善ポイント
- 初回は「合格ライン」ではなく「また会ってもいいか」で判断
- 違和感の正体を“感情”だけでなく“理由”として書き出す
- 加点方式で「良かったところ3つ」を意識的に探す
特徴④:行動量が足りない or 継続できない
婚活が長引く人の中には、「疲れて動けなくなる」→「再開してまた疲れる」の繰り返しで、出会いの総量が少ないまま停滞してしまっているケースも。
もちろん心の休息は大切ですが、“出会い”というのは行動しなければ始まらないものでもあります。
🔹改善ポイント
- 婚活の目標を「週1人との新しい出会い」など小さく設定
- 月ごとにペース配分を見直す(頑張る月・休む月)
- カウンセラーや友人とスケジュールを共有して“習慣化”する
【第2回】婚活が上手くいかない人の特徴②:無意識にやってしまっているNG行動と考え方とは?

前回は、婚活が上手くいかない人の「見落としがちな共通点」について解説しました。
今回はその続きとして、実際の活動中に見られる“NGな行動”や“間違った思考パターン”にフォーカスを当てていきます。
意外にも、「良かれと思ってやっていたこと」が、実は婚活の足を引っ張っていた――そんなケースも少なくありません。
1つずつ確認しながら、今の婚活スタイルを見直してみましょう。
NG①:出会ってすぐに“運命の相手”を求めすぎる
よくあるのが、「1回目でピンとこなかったからナシ」と判断してしまうパターン。
これは、「たった1回の出会いに“理想すべて”を求めてしまう」心理の表れです。
もちろんフィーリングは大切ですが、本当に合うかどうかは“会話の積み重ね”でわかってくるもの。
1回で見極めようとするのは、かなり非現実的です。
🔹改善ポイント:
- 初回デートは「面接」ではなく「人柄を知る場」と考える
- 少なくとも2〜3回は会ってみて、“関係性”を育てる感覚を持つ
NG②:「相手がどう思うか」ばかり気にしてしまう
婚活がうまくいかない人ほど、相手に嫌われないようにと気を使いすぎてしまいがちです。
- 「この服の方が無難かな?」
- 「好きな食べ物、相手に合わせた方がいい?」
- 「自分の意見を言うと面倒くさいと思われるかも」
こうして本音を出せないまま進むと、相手も“あなたがどんな人かわからない”まま興味を持ちづらくなります。
🔹改善ポイント:
- 自分らしさを出すことは「誠実さ」のひとつと捉える
- 共通点探しよりも「違いをどう楽しめるか」を意識する
- 嫌われる勇気=好かれる可能性を広げる勇気でもある
NG③:プロフィールが“情報羅列”になっている
婚活が上手くいかない人のプロフィールを見てみると、「事実だけを書いていて、人柄が伝わらない」という共通点があります。
✕:「旅行が好きです」「週末はジムに行きます」
〇:「自然の中をのんびり歩く旅が好きで、心をリセットしています」
このように、“何が好きか”だけでなく“どう感じているか”まで書くことで、「会ってみたい」と思わせるプロフィールになります。
🔹改善ポイント:
- “事実+感情”をセットで書く
- 「一緒に過ごす未来が想像できる文」にする
- 第三者に読んでもらい、客観的な印象をフィードバックしてもらう
NG④:すべての出会いに「損得勘定」を持ち込む
「この人と結婚すれば経済的に安定する」
「この人と結婚しても、メリットが少ない気がする」
もちろん、現実的な判断は必要です。
しかし“損得”ばかりで判断していると、本来見えるはずの「相性」や「人間性」に気づけなくなってしまいます。
🔹改善ポイント:
- 「一緒にいたとき、自分の気持ちはどうだったか?」を基準に考える
- メリットよりも「一緒に笑えるか」「安心できるか」で判断する
- 成婚者の多くが「最初の条件と全然違ったけど、結果的に幸せ」と語っている現実を思い出す
NG⑤:活動の方向性がブレやすい
アプリ、パーティー、結婚相談所…どれも中途半端に使っていて、軸がブレてしまっている方も婚活が長期化しがちです。
活動の「深さ」が足りないため、いつまでも表面的な出会いしか得られず、「頑張ってるのに進展しない」というフラストレーションにつながります。
🔹改善ポイント:
- 活動の“目的”を明確にし、それに合う方法を選ぶ
- 2〜3ヶ月は「1つの手段に集中する」など、行動を絞ってみる
- サポート型(結婚相談所)ならカウンセラーと一緒に方向性を整理する
【第3回】婚活が上手くいかないと感じたときに見直すべき3つの視点と再スタートの方法

婚活を続けていると、誰でも一度は「もう無理かも」「全然うまくいかない」と感じる瞬間があります。
それは“婚活疲れ”や“婚活迷子”と呼ばれる状態で、行動すればするほど自信をなくし、焦りばかりが募っていく…。
そんなときこそ、一度立ち止まり、婚活の進め方そのものを見直すことが大切です。
ここでは、婚活の立て直しに役立つ「3つの視点」と、継続のコツを紹介します。
視点①:「誰に出会いたいか」ではなく、「どんな生活を送りたいか」
婚活に行き詰まっている人ほど、「相手の条件」に意識が集中しています。
- 年収は?
- 見た目は?
- 年齢は?
- 職業は?
しかし結婚は、条件ではなく「日常生活の積み重ね」です。
本当に大事なのは、「どんな人と、どんな暮らしを送りたいか」という“未来視点”で考えること。
✅見直しポイント:
- 一緒に過ごすときに、自分が自然体でいられる人はどんなタイプか?
- 将来的に大切にしたい価値観(家族観・仕事観・金銭感覚)は?
- 「この人ならトラブルのときに味方でいてくれる」と思える人か?
“理想の相手”探しではなく、“理想の暮らし”に近づける人探しを意識すると、婚活の視野が一気に広がります。
視点②:短期で判断せず、“ご縁の熟成期間”を設ける
婚活がうまくいかない人の多くが、「判断が早すぎる」傾向にあります。
- 1回会っただけで「なんか違う」
- メッセージの返信が遅かったから「合わない」
- 初対面で話が盛り上がらなかったから「縁がない」
このように“瞬間的な印象”で判断しすぎて、本来続くはずだった縁を手放していることもあります。
✅改善方法:
- 迷ったら「もう1回だけ会ってみる」が基本スタンス
- “ときめき”より“落ち着ける感覚”を大事にする
- 2〜3回会う中で、「話しやすさ」「価値観の近さ」を探る
相性は“育てていくもの”。
短期勝負ではなく、熟成型の婚活マインドを取り入れることで出会いの質が変わります。
視点③:婚活は「作業」ではなく「人生経験」だと捉える
婚活が辛くなる一番の原因は、「作業化」してしまうことです。
- アプリで毎日何人に“いいね”
- 毎週末は婚活パーティー
- 成果が出ないと自己否定…
こうした状態になると、婚活はまるで“ノルマ”や“義務”になってしまい、モチベーションも低下しがちです。
✅気持ちの切り替え方:
- 出会いは“数をこなすもの”ではなく“人間関係のスタート”と再定義する
- 「良い出会いがあったらラッキー」くらいの軽やかさを持つ
- 自分の成長や気づきを日記などに記録し、「経験値」として蓄積する
婚活を“人生経験”として捉えることで、結果がすぐに出なくても前向きに続けられるようになります。
再スタートのための3つのステップ
婚活がうまくいかないときは、次の3ステップで立て直しを図りましょう。
STEP1:一度リセットする
→ 活動を1〜2週間ストップし、心と生活を整える。
STEP2:プロのフィードバックを受ける
→ 結婚相談所のカウンセラー、婚活コーチに相談。プロフィールや行動の改善点を整理。
STEP3:やり方を変えて“少しだけ”再開する
→ ペースを落として1人ずつ丁寧に関わる。新しい視点で相手を見る意識を持つ。
「行き詰まり=終わり」ではない。むしろ再出発のチャンス
婚活において“壁にぶつかる”ことは、成婚までの過程で必ず訪れます。
でもそのときに、「自分に問題がある」「もう無理」と思い込むのではなく、「方向転換のサイン」と受け止めることができれば、そこから再スタートが切れます。
成婚する人の多くが、実は過去に「婚活が辛くてやめようと思った経験がある」と答えています(※引用:リクルートブライダル総研 2023年調査)。
つまり、行き詰まりは“成婚の前兆”でもあるのです。
【第4回】婚活が上手くいく人の特徴とは?成功者が実践している考え方と行動パターン

これまでの回では、婚活が上手くいかない人の特徴やNG行動、立て直しのための視点などを解説してきました。
最終回となる今回は、「実際に婚活を成功させた人たちは何をしていたのか?」に焦点を当て、うまくいく人の共通点と、その思考法・行動のクセを具体的に紹介します。
婚活に限らず、物事がうまくいく人には“再現性のあるパターン”があります。
婚活にも「うまくいく人が自然にやっていること」があり、そこを真似することが成婚への近道となります。
特徴①:「選ばれる」よりも「一緒に幸せになれる人を選ぶ」という視点を持っている
うまくいく人は、「どんな相手に選ばれるか」よりも、「この人となら心地よく過ごせるか」という感覚を大切にします。
いわゆる“条件狙い”ではなく、「生活感覚」や「会話の相性」を重視するのです。
✅実践例:
- スペックではなく、“一緒にいて安心できるか”を判断軸にする
- 第一印象でピンとこなくても、2~3回会ってから判断する
- “相手に好かれること”より、“自分が穏やかでいられる相手”を探す
特徴②:完璧を求めすぎず、“いい意味でゆるく考える”力がある
婚活が上手くいく人は、「こうでなければダメ」というこだわりが少なく、心の柔軟性があります。
- 理想の条件に1つや2つ届かなくてもOK
- 思い通りにいかない日があっても自己否定しない
- “ご縁”にはタイミングがあることを理解している
結果として、ストレスが少なく、長く婚活を続けられる傾向にあります。
✅実践例:
- “自分の100点”ではなく、“相手の70点”を受け入れてみる
- 条件を下げるのではなく、視野を広げる意識で取り組む
- 「この人も悪くないかも」という柔らかい目線を持つ
特徴③:相手に求める前に「自分が与えられること」に意識を向けている
婚活がうまくいく人は、常に「自分はどんなパートナーでいられるか?」という視点を持っています。
- どんな風に相手を笑顔にできるか?
- 自分は相手に何を提供できる人間か?
- 結婚後にどういうサポートができるか?
このように、“自己アピール”ではなく“未来のパートナーシップ”をベースに考えているため、相手にも自然と信頼されやすくなります。
特徴④:「続ける」ことに価値があると理解している
成功する人の最大の共通点は、「続けた人であること」。
どんなに理想が高くても、どんなに失敗しても、諦めずに“自分に合う方法”を模索してきた人が最後に成婚を手に入れています。
✅実践例:
- 婚活を休む時期も肯定し、メリハリをつけて行動
- 相談所・コーチ・友人など、信頼できる人と状況をシェア
- 結果が出ない期間も「次の出会いへの準備期間」と捉える
特徴⑤:婚活を「手段」であり「学びの場」として捉えている
うまくいく人は、婚活を「人生の修行」「人間関係の練習」として前向きにとらえています。
だからこそ、うまくいかない時も冷静に振り返ることができ、次に活かす力があります。
- お断りされても人格否定ではない
- 価値観の違いは学びのチャンス
- 出会い1つ1つが“結婚力”を磨くレッスン
この姿勢が、結果だけに左右されない“折れない心”を育てているのです。
結論:「婚活がうまくいかない人」から「うまくいく人」に変わることはできる

ここまで4回にわたって、婚活がうまくいかない人の特徴と改善方法を紹介してきました。
まとめると、
婚活が上手くいかない人は…
- 理想を詰め込みすぎている
- 自分の魅力を発信できていない
- 判断が早く、チャンスを逃している
- 視野が狭まり、行動が止まってしまっている
逆に、婚活がうまくいく人は…
- 人柄や相性を重視している
- 失敗から学びを得て行動を変えている
- 完璧主義を手放し、柔軟性を持っている
- 一喜一憂せず“継続する力”を大切にしている
どちらも“性格”ではなく“思考と習慣”の違いです。
つまり、誰でも「婚活がうまくいく人」へとシフトできるということ。
まずは「少しだけ変えてみること」から始めよう
- プロフィール文を見直す
- 条件の優先順位を整理する
- いつもと違う人に会ってみる
- 一度、婚活の目的を紙に書いてみる
どんな小さなことでも、1つ変えれば婚活は動き出します。
焦らず、自分らしいペースで、“あなたの幸せ”に近づいていきましょう。
フォリパートナー編集部