DINKsとは何か?メリット・デメリットや生活のポイントを完全解説

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DINKsとは何か?
メリット・デメリットや
生活のポイントを完全解説

婚活業界歴20年以上のフォリパートナーが、婚活現場のリアルを交えて解説
📊 統計データ豊富
💡 婚活現場の視点
🏠 生活設計ポイント

「子どもはいなくてもいい。ふたりで豊かに生きていきたい」——そんな価値観を持つカップルや婚活中の方からのご相談が、フォリパートナーでも年々増えています。

DINKs(ディンクス)とは「Double Income, No Kids」の略で、共働きで意図的に子どもを持たない選択をしたカップルのことを指します。かつては少数派とされてきたこのライフスタイルが、2020年代に入って急速に注目を集めています。

しかし「DINKsって実際どうなの?」「老後は大丈夫?」「メリットだけじゃないはず…」という疑問も多いはず。このコラムでは、婚活カウンセラーとして数多くの夫婦の選択に寄り添ってきた経験と、各省庁・研究機関の公式データをもとに、DINKsのすべてを徹底解説します。

📌 婚活中の方、パートナーとライフプランを話し合っている方、すでにDINKsを選んでいる方——すべての方に役立つ情報をお届けします。
SECTION 01

DINKsとは?
正確な定義と増加の背景

DINKsは「Double Income, No Kids」の頭文字を取った造語です。1980年代のアメリカで生まれ、日本には1980年代後半〜90年代初頭に広まりました。直訳すると「二収入・子なし」、つまり夫婦ともに働きながら、意図的に子どもを持たない選択をした共働き夫婦のことを指します。

DINKsの正確な定義

DINKsには以下の条件が揃っていることが前提とされます。
① 夫婦ともに収入を得ている(共働き)
② 意図的に子どもを持たない選択をしている
③ 不妊などの医学的理由ではなく、自らの意思による選択であること

ただし近年は、定義が緩やかになり「子どもを持たない共働き夫婦全般」を指す使われ方も増えています。

なぜ2020年代にDINKsが増えているのか

DINKsが注目される背景には、日本社会の構造的な変化があります。主な要因を整理すると以下のようになります。

📊 DINKs増加の背景となる社会変化(複数の要因)
女性の就業率向上
82%(30代女性就業率 2023年)
子育てコストの増大
約2,000〜3,000万円/人
夫婦のみ世帯の増加
1,271万世帯(2021年)
子なし希望割合
子なし夫婦 13.1%(増加傾向)
晩婚化・非婚化の進行
初婚年齢 男31.1歳・女29.7歳(2023年)

出典:総務省労働力調査・厚生労働省国民生活基礎調査・出生動向基本調査・人口動態統計をもとに構成

特に注目すべきは、30代女性の就業率が2023年に82%を超えたという事実(総務省労働力調査)。女性がキャリアを持つことが当たり前になった社会では、「結婚=育児=キャリア中断」という旧来の方程式が成立しにくくなっています。その結果として、子どもを持たないという選択が現実的な一手となってきたのです。

さらに厚生労働省「2021年国民生活基礎調査」によると、夫婦のみの世帯数は2021年時点で1,271万4,000世帯に達し、1986年(540万1,000世帯)の約2.4倍にまで増加。全世帯の約10%以上が夫婦のみの世帯という計算になります。


SECTION 02

データで見るDINKs
——日本の現状

では実際に、日本にどれくらいDINKsがいて、どのような経済状況にあるのでしょうか。公的データをもとに見ていきましょう。

1,271万世帯
夫婦のみの世帯数
(2021年・全世帯の約10%)
出典:厚生労働省 国民生活基礎調査2021年
13.1%
子なし夫婦の割合
(1977年8.1%から増加)
出典:厚生労働省 出生動向基本調査2015年
約831万円
共働き世帯の平均世帯年収
(片働き635万円比+196万円)
出典:総務省 家計調査報告2023年
2,021万円
夫婦のみ世帯の金融資産保有額(平均)

子どもがいる世帯の平均(1,540万円)と比べ、約481万円多い。子育て費用がない分、資産形成に有利な条件が整っている。

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(2021年)

DINKsの世帯年収はどのくらい?

総務省「2023年家計調査報告(二人以上の世帯)」では、共働き世帯の平均世帯年収は約831万円。一方、片働き世帯は約635万円で、約200万円近い差が生じています。さらに、夫婦どちらかが大企業勤務だったり昇格が続いたりすると、世帯年収が1,000万〜1,400万円に達するケースも珍しくありません(東洋経済オンライン・FP試算より)。

子育て費用(文部科学省の試算では幼稚園〜大学まで私立の場合1人あたり約2,000〜3,000万円)が不要なDINKs世帯は、その分を旅行・趣味・資産形成・住宅購入などに充てることができます。金融資産保有額の差(子あり世帯比+約481万円)がそれを如実に物語っています。

🎙 カウンセラーVOICE
「婚活の現場で感じるのは、DINKsを選ぶカップルがここ5〜6年で確実に増えているということです。以前は『子どもを持たない』と言うと驚かれることもありましたが、今は『そういうスタイルですね』と自然に受け入れられる空気があります。重要なのは、DINKsを選ぶ前に夫婦間で徹底的に話し合うこと。感情だけで決めるのではなく、老後も含めた人生設計を具体的に描けているかどうかが、DINKs生活を豊かにするかどうかの分かれ目だと感じています。」
フォリパートナー 代表カウンセラー(婚活業界歴20年以上)

SECTION 03

DINKsの6つのメリット

DINKsというライフスタイルには、多くの具体的なメリットがあります。感情論ではなくデータと現場の知見をもとに、6つのポイントを整理します。

✅ メリット一覧
1
経済的な余裕が大きい
子育て費用(2,000〜3,000万円)が不要なため、資産形成・趣味・旅行に充てる資金が豊富
2
キャリアを継続できる
女性が産休・育休・時短勤務によるキャリアロスなしに働き続けられる
3
時間の自由度が高い
お互いの趣味・自己投資・夫婦の時間を優先できる生活が送れる
4
夫婦関係に専念できる
子育てによるパートナーへの注意分散がなく、ふたりの絆を深めやすい
5
住宅・居住地の自由度が高い
学区を考慮する必要がないため、仕事や生活スタイルに合わせた住まい選びができる
6
精神的・体力的な余裕
育児疲れがなく、自分自身のメンタルヘルスと体調管理に集中できる
⚠️ デメリット一覧
1
老後の孤独リスク
子どもや孫による精神的サポートがなく、老後の孤立が課題になりやすい
2
介護サポートがない
老々介護になった場合に子どもへ頼れない。施設入居費の準備が必須
3
相続・遺産の問題
子がいないため、遺産相続の手続きが複雑になるケースがある
4
心変わりのリスク
どちらかが「やっぱり子どもが欲しい」と考えが変わる可能性がある
5
社会的プレッシャー
親族・職場からの「まだ子どもは?」という問いかけへの対処が必要

メリット①:経済的な余裕——数字で見るとどのくらい違う?

DINKsの最大のメリットとして多くの人が挙げるのが「経済的な余裕」です。文部科学省の調査では、子ども1人を幼稚園から大学まで育てる場合のトータルコストは以下の通りです。

📊 子ども1人あたりの教育・養育費の目安
すべて公立ルート
約1,000万円
私立+公立ミックス
約1,500〜2,000万円
すべて私立ルート
約2,500〜3,000万円

出典:文部科学省「子供の学習費調査」・日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査」をもとに構成

DINKs夫婦がこの費用を老後の資産形成や生活の質向上に充てることができれば、年間100〜150万円を30年間運用した場合、複利効果で数千万円規模の資産差が生まれる可能性があります。経済的な余裕は単にお金の問題ではなく、精神的な安定・選択肢の多さ・夫婦関係の豊かさにも直結します。

メリット②:女性のキャリア継続

厚生労働省「雇用均等基本調査」によると、第一子出産後に就業を継続できた女性の割合は2022年時点で約69%(正社員)。しかし実際には昇進・昇給スピードの低下や職場での役割変化も生じており、キャリアの「見えないロス」は統計以上に大きいと多くの女性が感じています。DINKsを選ぶ女性の多くが、「キャリアを諦めたくなかった」を主要な理由に挙げています。

メリット③:夫婦ふたりの時間

国立社会保障・人口問題研究所の調査では、子育て中の夫婦の「夫婦だけの時間」は週平均2〜3時間程度という調査結果があります。一方、DINKs夫婦は平日でも夜の時間・週末の過ごし方を自由に設計でき、旅行・趣味・食事・学習などをパートナーと共に楽しむ時間が豊富です。これが夫婦関係の充実に直結するという意見も多くあります。


SECTION 04

DINKsの5つのデメリット・リスク

DINKsには大きな魅力がある一方、見落としてはいけないリスクも存在します。「今が楽しければいい」だけでなく、10年後・20年後・30年後を見据えた視点でデメリットを理解しておくことが重要です。

デメリット①:老後の孤独と社会的孤立

内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」では、日本の高齢者は他国と比べて「孤独を感じる」割合が高い傾向があります。子どもや孫との交流が精神的支えになるケースは多く、DINKsはその交流機会を持ちにくいという現実があります。老後の孤独対策を意識的に設計することがDINKsには特に重要です。

デメリット②:介護・医療の問題

厚生労働省「国民生活基礎調査(2022年)」では、要介護者の主な介護者のうち「子ども」が約46.3%を占めます。DINKs夫婦は、互いが介護が必要な状態になった際に「老々介護」になるリスクがあります。施設入居費(有料老人ホームの入居一時金は数十万〜1,000万円以上)の準備が不可欠です。

⚠️ DINKsが特に注意すべき老後リスク3点
  • !
    老々介護リスク:配偶者が先に要介護状態になった場合、子どもに頼れない。早期からの施設費用の積み立てが必要。
  • !
    孤独死・孤立リスク:パートナーと死別した後の孤立問題。コミュニティへの所属と社会的つながりの維持が重要。
  • !
    相続・遺産の複雑化:子がいない場合、配偶者が亡くなると遺産が兄弟姉妹に分配されるケースもある。遺言書の作成を早期に検討すること。

デメリット③:心変わりのリスク

「DINKsを選んだはずなのに、どちらかが子どもを望むようになった」という相談は、フォリパートナーにも年間数件あります。特に30代後半〜40代前半に価値観が変わるケースが多く、この「心変わり」は夫婦関係に深刻なひびを入れることもあるリスクです。定期的なライフプランの確認と対話が予防になります。

デメリット④:社会的・家族的プレッシャー

日本社会では「結婚=子どもを産む」という価値観がまだ根強く残っています。親族からの「孫はまだ?」「子どもを持たないのはもったいない」という言葉への対処は、DINKs夫婦にとって継続的なストレスになり得ます。夫婦間で同じ言葉・態度で返せるよう、外部への対応を事前にすり合わせておくことが大切です。

デメリット⑤:税制・社会保障上の不利

日本の税制・社会保障制度は「子育て支援」を前提に設計されている部分が多く、DINKs世帯が受けられる公的支援は相対的に少ない側面があります。児童手当・教育費の税控除・育児関連の給付金は受け取れません。自分たちで老後資金を賄う必要があることを念頭において、資産形成を早期から開始することが求められます。


SECTION 05

DINKsと婚活
——「子なし希望」をどう伝えるか

婚活においてDINKsを希望する人が直面する最大の課題は、「子どもを持たない意思を、いつ・どのように相手に伝えるか」という問題です。フォリパートナーの20年の経験から見えてきた、婚活現場のリアルをお伝えします。

📊 婚活における「子どもの希望」に関する調査
子どもは欲しい
62%
どちらでもよい
24%
子どもは欲しくない
14%

出典:IBJ「婚活実態調査」2024年(結婚相談所会員を対象とした調査より構成)

IBJの調査では「子どもを欲しくない」と明確に回答する婚活参加者は約14%。一方「どちらでもよい」が約24%おり、この層はパートナーの意向によってDINKsの選択をする可能性があります。つまり、DINKsを希望する人が婚活で見つけられる潜在的な相手は決して少なくないといえます。

「子なし希望」を伝えるベストなタイミング

お見合い前・プロフィール段階
プロフィールに明記するか、カウンセラー経由で伝える
結婚相談所の場合、プロフィールの「子どもの希望」欄に正直に記載することが最善です。同じ価値観を持つ相手だけが申し込んでくるため、ミスマッチを最小限に抑えられます。カウンセラーを通じて先方のカウンセラーに事前確認してもらう方法も有効です。
フォリ推奨:隠して関係を進めると後で大きなトラブルの原因になります。プロフィール段階での明記が一番誠実な方法です。
仮交際の早い段階(1〜3回目のデート)
「価値観の話」の流れで自然に触れる
マッチングアプリや紹介での出会いの場合、仮交際1〜3回目のうちに「将来の生活スタイルについて」という文脈で話すのが理想的です。唐突に「子どもはいらない」と言うのではなく、「ふたりの生活をどう作っていきたいか」という話題の中で自然に触れましょう。
フォリ推奨:「自分はこう思っているけれど、あなたはどうですか?」という対話形式が最も相手に受け入れられやすいです。

婚活でDINKsを希望する場合の注意点

  • 「子どもはいらない」と断言的に言いすぎない——まず相手の価値観を聞いてから、自分の考えを伝える姿勢が大切です
  • 理由を丁寧に説明できるようにしておく——「なぜ子どもを持たないのか」をポジティブな視点で語れると相手に伝わりやすい
  • 「どちらでもよい」の相手には慎重に——曖昧な返答をする相手とは、真剣交際前に必ずすり合わせを行いましょう
  • 価値観の一致を最優先に——子どもの有無は結婚後に変えられない最重要項目のひとつ。妥協してはいけないラインです

SECTION 06

DINKsが知っておくべき
生活設計の5つのポイント

DINKsの生活を豊かに・安心して送るためには、「ふたりで意識的に設計する」ことが不可欠です。フォリパートナーがDINKsカップルのカウンセリングで繰り返し伝えている5つの生活設計ポイントを紹介します。

お金
資産形成を早期から・具体的に設計する
DINKs夫婦の強みは「資産形成の余地が大きい」こと。しかし子育て費用がない分、お金の使い方が緩みがちになる落とし穴もあります。老後に夫婦ふたりで必要な資金の目安は月22〜25万円(総務省家計調査2021年)。60歳から85歳まで25年間とすると約6,000〜7,500万円が必要計算になります。公的年金(厚生年金・国民年金)を差し引いても、不足分として3,000万円以上の準備が現実的な目標です。

具体的な対策として、NISA・iDeCo・不動産投資など複数の手段を組み合わせることをお勧めします。共働きで収入が安定している20〜30代のうちから始めることが最大の武器です。
フォリ視点:DINKsのファイナンシャルプランは「使いすぎない設計」が鍵。月収の20〜25%を資産形成に回す習慣を早期に作りましょう。
関係性
「ふたりの関係」を定期的にメンテナンスする
子育てというイベントがないDINKs夫婦は、「夫婦の関係そのもの」が生活の軸になります。そのため、意識的に関係をメンテナンスしないと、「便利な同居人」状態になってしまうリスクがあります。月1回の「夫婦会議(お互いの近況・気持ち・将来の話)」、年2〜3回の特別な旅行、記念日の定期的なお祝いなど、ルーティンとして関係を育てる仕組みを作ることが重要です。
フォリ視点:成婚後も「ふたりの物語を作り続ける意識」を持てるカップルほど、DINKsライフの満足度が高い傾向があります。
住まい
住宅購入は「老後も見据えた立地・設備」で選ぶ
DINKs夫婦は学区を気にする必要がなく、住まいの自由度が高い点が魅力です。ただし、住宅を購入する際は「老後に一人になった時」の視点も重要です。駅近・医療機関へのアクセス・バリアフリー設計・将来のリフォーム余地——これらを30代・40代のうちから意識した住まい選びをすることで、老後のリスクを軽減できます。賃貸か購入かについても、DINKsの場合は「老後に賃貸で困らないか(高齢者の賃貸審査は厳しい傾向あり)」という点を考慮して判断することをお勧めします。
フォリ視点:住宅購入時に「老後の二人暮らし→一人暮らし」になった際のシミュレーションを不動産会社と一緒に行っておくと安心です。
法律
遺言書・相続設計を早めに考える
子どもがいない夫婦の場合、民法上の相続では配偶者が亡くなると、遺産が義兄弟姉妹に渡るケースがあります(子なし・両親もすでに他界の場合)。これを防ぐには、夫婦それぞれが「全財産を配偶者に相続させる」旨の遺言書を作成することが最善策です。また、万が一の際の医療方針や延命治療に関する意思表示(エンディングノート)も早めに準備しておくことで、ふたりの安心感が増します。
フォリ視点:遺言書は「縁起が悪い」と感じる方も多いですが、「ふたりの意思を守るための愛情表現」と捉えましょう。
コミュニティ
夫婦以外の社会的つながりを意識的に作る
DINKs夫婦の老後リスクの中で最も見落とされがちなのが「社会的孤立」です。子育てを通じた地域コミュニティへの参加機会がない分、意識的に職場・趣味・地域活動などでの横のつながりを作ることが重要です。また、定年後に「夫婦だけの時間が長すぎて息が詰まる」という問題を防ぐためにも、それぞれが独自のコミュニティを持つことが夫婦関係の安定にもつながります。
フォリ視点:「友人・知人・コミュニティへの投資」もDINKsの資産形成のひとつです。お金だけでなく、人とのつながりにも時間を割きましょう。

SECTION 07

老後・お金・介護
——DINKsのリアルな課題と対策

DINKsが長期的に幸福な生活を送るためには、老後の具体的な課題と向き合う必要があります。データとともに、現実的な対策を整理します。

25万円/月
65歳以上夫婦のみ無職世帯の
月平均支出(税・社保含む)
出典:総務省 家計調査年報2021年
3,000万円以上
DINKs夫婦が必要な
老後資金の目安(年金差引後)
出典:各FP試算・エイジレス調査
46.3%
要介護者の主な介護者が
「子ども」の割合
出典:厚生労働省 国民生活基礎調査2022年

老後資金シミュレーション

✅ DINKsの強み
子育て費用2,000〜3,000万円が不要で、その分を老後資金に回せる
共働きで厚生年金を2人分受給できるため、年金収入が比較的安定
金融資産保有額は平均2,021万円と子あり世帯より約481万円多い
仕事を続けやすく、60代以降の就労収入も期待できる
⚠️ DINKsのリスク
公的支援(児童手当・育児給付)がなく、老後の支援も自己負担
子どもがいないため、介護・身元保証人問題を夫婦だけで解決する必要がある
生活水準が高め(旅行・外食)になりやすく、思ったより貯蓄が増えにくいケースも
パートナーが先に他界した後の孤独・生活設計の変更リスクがある

介護・老後の具体的な対策

  • 1
    民間介護保険への加入を検討:公的介護保険だけでは賄えない費用(有料老人ホームの入居一時金など)に備えるため、40代までに加入しておくと保険料が安い
  • 2
    身元保証サービスの利用:入院・施設入居時に必要な身元保証人を代行するサービスが近年充実。早めの調査・登録をお勧めします
  • 3
    任意後見制度の活用:認知症などで判断能力が低下した場合に備え、信頼できる人を後見人に指定しておける制度。夫婦間で相互に設定することも可能
  • 4
    「サービス付き高齢者住宅」の事前リサーチ:老後の住まいとして、見守りサービス付き高齢者住宅を早期から候補に入れておくと精神的な安心感が生まれる
  • 5
    NISAとiDeCoを最大活用:非課税枠を活かした長期分散投資で、老後資金の自助努力を最大化する

SECTION 08

DINKsを選ぶ前に
確認すべき5つの問い

DINKsという選択は、どちらか一方が「なんとなく合わせた」ものではなく、ふたりが心から納得した上で選ぶものであるべきです。フォリパートナーがカウンセリングで必ず確認する5つの問いを紹介します。

必須確認
「子どもを持ちたくない」という気持ちは、10年後も変わらない確信があるか?
人生観・価値観は年齢とともに変化します。20代で「子どもはいらない」と思っていた人が、30代後半〜40代に「やっぱり欲しかった」と感じるケースはフォリパートナーの現場でも少なくありません。「今は」ではなく「将来も」という視点で自問することが大切です。
必須確認
パートナーも同じ温度感でDINKsを選んでいるか?
DINKsが後でトラブルになる最大の原因は「一方が本心では子どもを望んでいた」というケースです。「相手が嫌そうだから言えなかった」「空気を読んで合わせた」という状況は、長い夫婦生活の中で必ず歪みとなります。ふたりが対等に・率直に話し合えているかを確認しましょう。
必須確認
老後の具体的なビジョンを、ふたりで描けているか?
「子どもの世話にならない」と決めたなら、「では誰に・何に頼るか」を具体的に描けている必要があります。老後の住まい・介護の方針・財産の管理など、漠然とした不安を「具体的な計画」に変換できているかを確認しましょう。
必須確認
親族・社会からのプレッシャーを、ふたりで乗り越える覚悟があるか?
「孫が見たい」という親の声、「まだ子どもは?」という周囲の言葉——これらに対してふたりで統一した対応ができるか、事前に話し合っておくことが重要です。どちらかが毎回傷ついたり揺らいだりするようなら、それが関係のひびに発展するリスクがあります。
必須確認
「ふたりだけの人生」を豊かにするための具体的な設計があるか?
DINKsは「子育てをしない選択」ではなく「ふたりで豊かな人生を作る選択」であるべきです。旅行・趣味・キャリア・社会貢献・友人関係・健康管理——ふたりの生活を満たすビジョンが具体的にあるかどうかが、DINKsを幸せにするか孤独にするかの分かれ目です。

SECTION 09

カウンセラー20年の視点:
DINKsという選択について

最後に、婚活カウンセラーとして20年以上、数多くの夫婦の選択に寄り添ってきた立場から、DINKsについて思うことをお伝えします。

「DINKsは正しい選択か?」への答え

よく「DINKsを選んで後悔しませんか?」という質問を受けます。答えは明確です。「ふたりで心から納得して選んだDINKsは、後悔しない」。しかし「なんとなく選んだ・相手に合わせた・面倒を避けた」という動機のDINKsは、後々問題が生じやすい——これが20年の現場での一貫した実感です。

子どもを持つ・持たないという選択に、正解も不正解もありません。大切なのは、その選択が「ふたりの価値観の一致から生まれたものであるか」です。婚活においても、DINKsを希望する方が「条件として明示する」ことは誠実さの表れであり、価値観の合う相手に出会うための重要なフィルタリングでもあります。

🎙 カウンセラーVOICE
「私がこれまで見てきた中で、DINKsを選んで幸せそうに暮らしているカップルには共通点があります。それは、ふたりとも『子育て以外で人生を豊かにする何か』を持っているということ。仕事・趣味・旅行・社会貢献——何でもいい。『子どもがいないから暇』ではなく、『ふたりでこんな人生を作りたい』という具体的なビジョンがあるカップルは、DINKsという選択を心から豊かに生きています。

反対に、DINKsで後悔するケースの多くは、どちらか一方が本当は望んでいたのに言えなかったか、将来について具体的に話し合っていなかったかのどちらかです。婚活中の方は、相手に対してDINKs希望を隠すことなく、早い段階で率直に話し合ってほしいと思います。」
フォリパートナー 代表カウンセラー(婚活業界歴20年以上)

SECTION 10

まとめ

DINKsとは「Double Income, No Kids」——意図的に子どもを持たない選択をした共働き夫婦のライフスタイルです。2020年代の日本では、女性の就業率向上・子育てコストの増大・価値観の多様化を背景に、着実に増加しています。

📌 このコラムの重要ポイントまとめ
  • 1
    DINKsの定義:共働きで意図的に子どもを持たない夫婦。夫婦のみ世帯は2021年で1,271万世帯(全世帯の約10%)
  • 2
    経済的優位性:金融資産は子あり世帯より平均481万円多く、共働き年収は平均831万円(総務省2023年)
  • 3
    老後への備えが必須:必要老後資金の目安は3,000万円以上。NISA・iDeCo・介護保険の活用を早期から
  • 4
    婚活では早期の意思表示:「子なし希望」はプロフィール段階か仮交際初期に正直に伝えることがミスマッチ防止の鍵
  • 5
    生活設計の5本柱:お金・関係性・住まい・法律・コミュニティの設計が豊かなDINKsライフの基盤

DINKsという選択に正解・不正解はありません。大切なのは、ふたりが同じ方向を向いて、具体的なビジョンを持って選んだかどうかです。婚活中の方も、すでにパートナーとの話し合いを始めている方も、まずは「ふたりの未来をどう作りたいか」をじっくり話し合うことから始めてみてください。

フォリパートナーでは、DINKsを希望する方・パートナーとライフプランを話し合いたい方へのカウンセリングも承っています。「どう伝えればいいか」「価値観の合う相手を見つけたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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参考文献・データ出典

  • 厚生労働省「2021年国民生活基礎調査の概況」
  • 厚生労働省「出生動向基本調査2015年・2021年」
  • 厚生労働省「国民生活基礎調査2022年(介護者統計)」
  • 総務省「労働力調査(2023年)」
  • 総務省「家計調査報告(家計収支編)二人以上の世帯 2023年」
  • 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 2021年」
  • 文部科学省「子供の学習費調査」
  • IBJ「婚活実態調査2024年(結婚相談所会員調査)」
  • フォリパートナー カウンセリング実績・成婚者アンケート(2020〜2025年)

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