交際経験人数、日本人の平均は?
データで読み解く「恋愛経験」と
婚活の本当の関係
20代男性の46%が交際経験ゼロ——「恋愛しない時代」に婚活で成功する人の共通点
この記事のポイント
- 20〜40代未婚者の交際経験がない割合は34.1%で過去最高値。20代男性に限ると46.0%(リクルートブライダル総研「恋愛・結婚調査2023」)
- 18〜34歳未婚者の約6割が交際経験あり(男性60.0%・女性64.8%)——逆に4割が経験ゼロ(国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」2021年)
- 20〜39歳の独身者で男性37.6%・女性24.1%が一度も交際経験なし(内閣府「男女共同参画白書」2022年)
- IBJ「成婚白書2024」によると20〜30代の入会男性で交際経験なしが約4割——経験ゼロでも成婚している事実
- 交際経験の多寡より「出会いの仕組みを持てるか」「自分を開示できるか」が婚活の成否を左右する
SECTION 01「みんな何人と付き合ってきたの?」——気になるリアルなデータ
婚活の場でひそかに気になる問いがあります。「自分は交際経験が少ないけど大丈夫?」「相手の過去の交際人数が多いと不安…」「経験ゼロは恥ずかしいこと?」——。交際経験人数は、多くの方が婚活前に一度は考えるテーマでありながら、面と向かっては聞きづらい話題のひとつです。
このコラムでは、国立社会保障・人口問題研究所・内閣府・リクルートブライダル総研・IBJなどの公的・信頼性の高い調査データをもとに、日本人の交際経験人数の実態を徹底解説します。そのうえで、経験人数と婚活の成否の本当の関係を、20年以上の現場経験を持つカウンセラー視点からお伝えします。
まず最初に押さえておきたい大前提として、「交際経験がない」は決して少数派ではないというデータをご覧ください。
20代男性の46%——ほぼ2人に1人が交際経験ゼロという数字は、「自分だけが経験なしで恥ずかしい」という不安がいかに根拠のない思い込みかを示しています。交際経験がないことは、現代日本においてごく「普通の現実」なのです。
SECTION 02年代・男女別の交際経験率——経験ゼロは10年で急増している
交際経験の有無は、年代によっても大きく変化します。リクルートブライダル総研「恋愛・結婚調査2023」の経年データを見ると、交際経験がない割合は一貫して増加傾向にあり、特に20代男性の増加幅が顕著です。
2017年から2023年の6年間で、20代男性の交際経験なし割合は26.6%→46.0%(+19.4pt)と急増。20代女性も19.3%→29.8%(+10.5pt)と大幅に増加しています。これはコロナ禍による出会いの機会喪失や、後述する恋愛コスト意識の高まりが複合的に作用した結果です。
また、内閣府「男女共同参画白書(2022年版)」が20〜39歳の独身者を対象に実施した調査では、男性の37.6%・女性の24.1%が「これまでに一度も異性と交際したことがない」と回答しています。20代〜30代を通じて見ても、交際経験ゼロは決して少数ではないことが確認できます。
| 年代 | 交際経験なし(男性) | 交際経験なし(女性) | 出典 |
|---|---|---|---|
| 20代未婚 | 46.0% | 29.8% | リクルート2023 |
| 20〜39歳独身 | 37.6% | 24.1% | 内閣府2022 |
| 18〜34歳未婚 | 40.0%(経験あり60.0%) | 35.2%(経験あり64.8%) | 社人研2021 |
| 30〜40代未婚 | 約30〜35%(推計) | 約20〜25%(推計) | 各調査より |
※各調査の対象・定義が異なるため、参考値として参照ください
カウンセラーからの視点①——「経験ゼロ」を隠す必要はありません
フォリパートナーにも「一度も付き合ったことがない」とおっしゃる方が数多くいらっしゃいます。データが示す通り、それは決して特別なことではありません。私が20年以上見てきた中で確信しているのは、交際経験の数が婚活の成否を決めることは、ほぼないということです。経験ゼロで成婚された方も数えきれないほどいます。大切なのは「経験の多寡」ではなく「相手と誠実に向き合う姿勢」です。
SECTION 03なぜ交際経験がない人が増えているのか——5つの構造的要因
「若者の恋愛離れ」は個人の問題ではなく、社会構造の変化が生み出した現象です。主要な調査データをもとに背景を整理します。
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1出会いの場の消滅——職場・学校・合コンといった従来の出会いの場が縮小。独身でいる理由のトップは「適当な相手にめぐり合わない」(第16回出生動向基本調査)40%超が回答
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2恋愛コスト意識の急上昇——「恋愛は時間とお金の無駄」と感じる20代男性23.7%・女性19.4%。2017年比でそれぞれ約6pt・7pt増加(リクルート「恋愛・結婚調査2023」)近年急増
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3コロナ禍の「恋愛ロックダウン」——2020〜2022年の3年間で本来恋愛すべき年代の出会いが根こそぎ失われた。IBJ「成婚白書2024」によると若年層の入会が2019年比で20代約2.5倍・30代約1.8倍に増加構造的影響
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4「結婚前提でなければ付き合わない」志向の拡大——「結婚を意識する相手としか付き合わない」が20代男性34.6%・女性44.3%(リクルート2023)。真剣交際志向が強まった結果、ハードルが上がり交際数が減少価値観の変化
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5経済的不安による萎縮——「恋愛はしたいがお金がかかる」と感じる日本の男性は21%で、ドイツ・フランス・スウェーデン男性より高い(内閣府「国際意識調査」)。デート費用への心理的プレッシャーが恋愛の敷居を上げている特に男性に顕著
SECTION 04交際経験ゼロでも成婚できる——IBJデータが示す現実
「交際経験がない人が婚活で成功できるのか?」という疑問に、データが答えを出しています。IBJ「成婚白書2024」によると、20〜30代の入会男性で交際経験なしが約4割を占めています。しかし彼らの多くが、結婚相談所という「仕組みと伴走」を活用することで、見事に成婚に至っています。
同白書によると、2024年の代表的な成婚者像は男性36歳・女性34歳。在籍日数の中央値は約9ヶ月、交際日数は約4ヶ月と短い期間での意思決定が特徴です。これは一般的な自然な恋愛から結婚までの平均交際期間4.3年(第16回出生動向基本調査)の約12分の1という驚異的なスピードです。
なぜこれほどスピーディーに進むのか。それは結婚相談所が「お互いに結婚を真剣に考えている者同士の出会い」を前提としており、交際のスタート地点から目標が一致しているからです。経験の多寡より「意志と仕組み」が結果を決める——これが婚活の現実です。
カウンセラーからの視点②——経験ゼロの方が持つ「強み」
交際経験がない方が婚活で発揮する強みがあります。それは「先入観のなさ」と「一途さ」です。複数の恋愛を経験した方は、どうしても「前の人と比べてしまう」「傷つくのが怖くて踏み込めない」というケースが生じます。一方、経験ゼロの方は目の前の相手と純粋に向き合えることが多い。フォリパートナーでも、交際経験ゼロで入会し、初めての交際相手と結婚された方が数多くいらっしゃいます。「経験なし」を恥じるのではなく、それを誠実さの証として堂々と持っていただきたいと思います。
SECTION 05経験人数と婚活の関係——「多い・少ない」でどう変わるか
交際経験人数の多寡は、婚活においてどのような影響をもたらすのでしょうか。「多い=有利」「少ない=不利」というシンプルな図式は成立しません。それぞれのパターンを整理します。
「一度も付き合ったことがない」という事実は、婚活においてむしろプラスに働くことが多い。「真剣な相手でなければ付き合わなかった」「あなたとの出会いを大切にしたい」という誠実なメッセージとして相手に伝わります。ただし、コミュニケーションへの慣れが少ないため、カウンセラーとのロールプレイング練習などで対話スキルを補完することが有効です。
「いくつかの出会いと別れを経験し、自分に合うパートナー像が見えてきた」という状態。相手の気持ちへの想像力が育ちつつ、比較癖や傷つきへの防衛も強くなりすぎていないバランスのよい時期です。婚活における「自己分析」が比較的しやすく、スムーズに成婚に至るケースが多い傾向があります。
複数の恋愛を経験してきた方は、相手のちょっとした言動を読む力や、関係を育てるコミュニケーション力が備わっていることが多い。一方で「前の人のほうが…」という比較意識や、「また傷つくのが怖い」という防衛心が壁になるケースも。婚活においては「過去ではなく今の相手」に集中する意識が成否を分けます。
| 経験人数 | 婚活の強み | 注意点 | カウンセラーからのひとこと |
|---|---|---|---|
| 0人 | 誠実さ・一途さ・先入観のなさ | 対話スキルの習得が必要 | 練習で十分カバーできる |
| 1〜3人 | 自己理解・相手への共感力 | 過去の失敗を引きずりやすい | 最もスムーズなケースが多い |
| 4人以上 | 関係構築力・読む力 | 比較癖・防衛意識に注意 | 「今この人」に集中することが鍵 |
※上記は傾向であり、個人差があります
いずれのケースにも共通しているのは、経験人数は成婚率と直接相関しないという事実です。婚活の成否を決めるのは「何人と付き合ってきたか」ではなく、「今、この人と真剣に向き合えるか」という姿勢と行動です。
SECTION 06「経験人数を聞かれたら?」——婚活の場での賢い対応法
お見合いや仮交際の初期に「これまで何人と付き合いましたか?」と聞かれることがあります。この質問への対応を考えておきましょう。
「真剣に付き合いたいと思える相手に出会えなかったので、今回が初めてです。だからこそ、大切に向き合いたいと思っています」
ポジティブな文脈で伝え、誠実さをアピール。謝罪や言い訳は不要。
「いくつか経験はありますが、過去よりも今後のことを大切に考えています。○○さんとの関係を丁寧に築いていきたいです」
人数より「今この人を大切にしたい」という前向きなメッセージを前面に。
「プライベートなことなので詳しくはお話しにくいのですが、今は結婚を本気で考えてお会いしています」と穏やかに話題を変える。
経験人数を根掘り葉掘り聞く相手は価値観が合わない可能性も。無理に答える必要なし。
カウンセラーからの視点③——「聞き方」で相手を見極める
婚活の場で経験人数を必要以上に詳しく聞いてくる方は、本質よりも「データ」で相手を評価しようとしている可能性があります。本当に縁のある方は、過去の人数より「今のあなた」に関心を向けてくれます。経験人数への対応に正解はありませんが、自分の過去を正直かつポジティブに語れる準備をしておくことで、会話に余裕が生まれます。不安な方はカウンセラーとの事前練習を活用してください。
SECTION 07「経験が少ない=婚活が難しい」は思い込み——成婚者に共通する3つの行動
最後に、交際経験の少なかった方も含め、婚活で成婚された方々に共通していた行動パターンをご紹介します。
出会いが自然発生しない時代に「待っていれば出会える」は幻想です。結婚相談所・マッチングアプリ・婚活パーティーなど、出会いの仕組みを主体的に活用した方が圧倒的に成婚が早い。IBJ「成婚白書2024」によると、20代の新規入会者は2019年比で約2.5倍に増加しており、若年層が積極的に仕組みを活用し始めています。
経験の少なさを隠そうとすることで生じる不自然さや緊張の方が、よっぽど相手に伝わります。「交際経験が少ない分、大切に向き合いたい」と正直に伝えた方が、相手の信頼を得やすい。経産省調査(2023年)によると、交際経験が少ない人ほど恋愛相談できる人数も少ない傾向があるため、カウンセラーをその代替として活用することが有効です。
経験の少ない方も多い方も、成婚した方に共通しているのは「目の前の相手のことだけを考えている」姿勢です。過去の自分の経験の少なさを気にするより、今出会っている相手のどこが素敵か、どうすれば喜んでもらえるか——そちらに意識を向けた方が、相手との距離は縮まります。
2021年の第16回出生動向基本調査によると、2015〜2021年に結婚した夫婦のうち約14%がネット・アプリを通じて出会っています。10年前には数%だったこの数字は、「出会いの仕組み化」がいかに急速に進んでいるかを示しています。仕組みを活用した人が婚活市場で結果を出している——これが現代の婚活の現実です。
※各婚活を利用した人を母集団とした際に、結婚に至った割合
まとめ——「経験人数」ではなく「今の自分」で勝負する婚活へ
データが示した通り、交際経験がない・少ない方は現代の日本において決して珍しい存在ではありません。20代男性の約半数、20〜40代未婚者全体の約3人に1人が交際経験ゼロという現実は、「経験なし」のコンプレックスが、いかに根拠のない思い込みであるかを物語っています。
一方、社会全体として「恋愛から遠ざかる」傾向が強まる中、婚活で成功する人とそうでない人の差は、経験の多寡ではなく「仕組みを使えるか」「自分を正直に見せられるか」「目の前の相手に集中できるか」にあります。
あなたの交際経験の人数は、これからの幸せな結婚とは無関係です。大切なのは、いま・ここ・この出会いに全力で向き合う姿勢。フォリパートナーは、そんなあなたの「本気の婚活」を、経験豊富なカウンセラーが二人三脚でサポートします。
結婚相談所フォリパートナー
東京都渋谷区代々木を拠点とする結婚相談所。代々木・神田・日本橋・青山・横浜の5サロン+全国Zoom対応。IBJ優良認定加盟店。
※本記事中のデータは、リクルートブライダル総研「恋愛・結婚調査2023」「婚活実態調査2024」、国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(2021年)」、内閣府「男女共同参画白書(2022年版)」「令和2年度少子化社会に関する国際意識調査」、IBJ「成婚白書2024」、経済産業省「未婚化・晩婚化等少子化対策関連調査報告書(2023年)」などをもとに作成しています。



