
【第1回】知らなきゃ危ない!?結婚相談所に潜むトラブルの実態とは

はじめに:結婚相談所=安全、はもう古い?
結婚相談所といえば、「安心・安全に出会える場所」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、マッチングアプリや街コンに比べ、身元確認や真剣度の高さでは優位に見えるかもしれません。
しかし、結婚相談所でもトラブルはゼロではありません。
それどころか、「高額な費用を払ったのに、全く成果が出なかった」「サポートが形だけだった」「交際相手とのトラブルに相談できなかった」など、数多くの声があるのも事実です。
本コラムでは、結婚相談所で起こりがちなトラブルの実態とその予防策を、具体例を交えてわかりやすく解説していきます。
結婚相談所でよくあるトラブルとは?
① サポート内容と実態が違う
事前説明では「丁寧なカウンセリング」や「親身なサポート」を謳っていたのに、実際は連絡が遅く対応も事務的…。
こうしたサービスギャップは、もっとも多いトラブルの一つです。
特に「仲人型」の結婚相談所で期待値が高まっていた分、ギャップを感じてしまうケースが多いようです。
一部の相談所では、成婚退会を急かすような言動も問題になっています。
🔍【参考データ】国民生活センターの2023年の報告によれば、「サービス内容が広告と異なる」として結婚相談所に寄せられた相談件数は年間1,100件超にのぼっています(※引用元:国民生活センター)。
② 強引な入会勧誘・過剰な料金設定
「今ならキャンペーン中です!すぐに決めないと損ですよ!」と急かされて入会した結果、総額数十万円以上のコースを契約してしまったという事例もあります。
結婚相談所の料金体系は非常に多様であり、以下のような内訳で構成されることが一般的です。
項目 | 相場 |
入会金 | 3万円〜10万円 |
登録料 | 3万円〜5万円 |
月会費 | 1万円〜2万円 |
お見合い料 | 1回5,000円〜1万円 |
成婚料 | 10万円〜20万円 |
特に注意すべきなのは、成婚料が「プロポーズ成功=成婚」ではなく、「真剣交際開始=成婚」扱いになっているケースです。
契約前に「成婚の定義」がどうなっているのか、必ず確認しましょう。
③ 担当者との相性・力量不足
婚活の心の支えになるはずのカウンセラーが、逆にストレスの原因になることも。
「相談してもテンプレート通りの回答しか返ってこない」「やる気が感じられない」「気まずい空気で本音を言えない」など、担当者の質によっては婚活が停滞してしまうのです。
こうしたケースでは、担当変更を申し出ても「できません」と断られることもあり、会員の不満が蓄積しがちです。
結婚相談所選びで失敗しないために
結婚相談所でのトラブルを未然に防ぐには、入会前の情報収集がカギです。以下のポイントを押さえておきましょう。
・口コミや評判を複数確認する
公式サイトやSNSやyoutubeはあくまで自社発信なので、Googleレビュー、SNS、婚活掲示板などからも評価をチェックしましょう。
・入会前カウンセリングで「質問攻め」する
具体的な活動の流れ、サポート内容、料金詳細、担当者の体制など、遠慮なく細かく確認を。対応が曖昧なら要注意。
・IBJなど信頼できる連盟加盟かチェック
信頼性の高い団体に所属しているかどうかで、一定の基準を満たしているか判断できます。
結婚相談所選びは下記のコラムも参考にしてくださいね!
【第2回】交際中にトラブル発生!?結婚相談所での“人間関係の落とし穴”とは?

結婚相談所のトラブルは“相談所側”だけじゃない!
前回は、結婚相談所のサービスや運営面でのトラブルについてご紹介しました。
しかし、実際に婚活を進めていくと問題が起こるのは相手会員との間であることも多々あります。
せっかく“真剣交際”に進んだのに、性格や価値観のズレ、マナー違反、時には詐欺まがいの行動により、深く傷ついてしまう人もいます。
ここでは、実際によくある会員間のトラブルとその対処法を具体的にご紹介していきます。
よくある会員間のトラブル事例
① 仮交際中の音信不通・自然消滅
結婚相談所では、複数人との仮交際が許されているため、「優先順位が下がった相手」とのやりとりが急に途絶えることがあります。
最も多いのは「LINEの返信が来なくなった」「会う約束をしていたのに急に音信不通」といったケース。
本来、結婚相談所を通じて交際終了の連絡をすべきですが、マナーを守らない人も一定数存在します。
🔍 対策:連絡が数日止まった場合、早めにカウンセラーへ相談を。直接詰め寄ることはトラブル拡大に繋がるためNG。
② 交際中の価値観の押し付けや高圧的な態度
「家事は女性が全部やるべき」「共働き希望と言っていたのに、急に専業主婦を強要された」など、交際が深まると“地雷”な価値観が現れることも。
一方で、女性側が「男性は年収〇〇万円以上じゃないと嫌」「結婚後は親と同居NG」など、自分の希望だけを押し付けるパターンもあります。
🔍 対策:初期の会話から価値観の共有を。妥協点を話し合える関係かどうか見極めましょう。
③ モラハラ・詐欺的行動の発覚
ごくまれですが、モラハラ気質や金銭目的のような行動をする人が紛れているケースも。以下のような兆候には要注意です。
- デート代は毎回女性に支払わせる
- 「借金がある」と金銭を要求される
- 強い束縛や人格否定発言が増えてくる
- プロポーズの直後に音信不通
結婚相談所では身元確認がされているとはいえ、人間性までは保証できません。
特に交際期間が長くなった頃に本性が出てくる場合もあります。
🔍 対策:違和感を覚えたら、カウンセラーに即相談を。相談所によっては交際ストップの仲介や対応措置を取ってくれます。
成婚退会後のトラブルも油断禁物
一部の結婚相談所では「成婚=真剣交際に進んだ時点」と定義されており、成婚退会後に破局しても自己責任というケースがあります。
たとえば──
- 成婚退会後、結婚に向けた話が進まず破局
- 親への挨拶や同棲のタイミングで意見が対立
- 実は相手がバツイチ子持ちだった(プロフィールに記載なし)
これらは、成婚後に相談所のサポートが一切受けられない場合にはかなりのリスクです。
🔍 対策:成婚退会を焦らず、親の挨拶やライフプランの擦り合わせができた後に退会する方が安心です。
結婚相談所は“安全な出会い”だけど、完全ではない
「身元が確認されている」「独身証明書が提出されている」──
これだけでも結婚相談所は一般的な出会いより安心です。
ただし、人間同士の出会いにおいて絶対的な安心・安全は存在しないという前提を持つことも大切です。
むしろ、「もしものときにきちんとサポートしてくれるか?」という相談所の対応力が差別化ポイントになります。
【第3回】「こんなはずじゃなかった!」実録・結婚相談所で起きたリアルなトラブル体験談

結婚相談所のトラブルは、聞いた話だけでは実感がわきにくいものです。
そこで今回は、実際に結婚相談所を利用した人が直面したリアルなトラブル事例を3つご紹介します。
「結婚相談所 トラブル」の検索で不安を感じている方は、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
ケース①:「成婚退会」したはずが、相手に結婚の意思がなかった…
▷ 30代女性・成婚退会後の破局(他結婚相談所で成婚退会後に破局して結婚相談所フォリパートナーに入会)
ある30代女性は、真剣交際に進んだ相手と約3ヶ月でプロポーズを受け、「成婚退会」。
しかし、退会後に相手男性の態度が急変。結婚式や住まいの話になると「ちょっと考えさせて」と言葉を濁すように。
結果的に、男性は「まだ結婚に踏み切る気持ちになれない」と破局を選択。
女性は「成婚退会した=結婚するものだと思っていたのに…」と深く傷つきました。
💡 教訓:成婚退会前に「入籍の意思確認」「両親への挨拶」「同棲or結婚後の生活プラン」などをしっかり確認すべき。
ケース②:プロフィール情報に嘘?年収や家族構成の“盛り”が発覚
▷ 40代男性・交際相手の経歴詐称(他連盟で成婚退会後に破局して結婚相談所フォリパートナーに入会)
40代男性は、相手女性の「実家は自営業」「正社員で働いている」「年収は400万円程度」というプロフィールを見て仮交際へ。
しかしデートを重ねる中で、実は実家の事業は倒産しており、彼女自身も現在はパート勤務であることが発覚。
男性は「結婚後に経済的な不安を背負うのでは?」と不信感を募らせ、交際終了を決断しました。
💡 教訓:プロフィールの裏取りは難しいが、「違和感」を放置しない。正確な情報確認のためには、カウンセラーへの相談がカギ。
ケース③:交際中に突然のLINEブロック、理由を聞くすべもなし…(他結婚相談所で成婚退会後に破局して結婚相談所フォリパートナーに入会)
▷ 20代女性・仮交際中の音信不通(他結婚相談所のサポート体制に不信感を抱き結婚相談所フォリパートナーに乗り換え)
仮交際を始めて3回ほどデートを重ねた20代女性。
「いい雰囲気で次は真剣交際かも」と思っていた矢先、相手男性が突然LINEをブロック。
カウンセラーを通じて連絡を取ろうとしても「体調不良を理由に退会した」とのこと。
あまりにも一方的な終わり方に、女性は「何がいけなかったのかもわからず、次の婚活に踏み出す気力がなくなった」と語ります。
💡 教訓:仮交際中も“誠実な姿勢”を求めるべき。結婚相談所のサポート体制がしっかりしていれば、ブロックなどの行為は抑制される。
体験談から見えてくる、トラブルを回避する3つのポイント
ここまでの事例から分かる通り、「結婚相談所に入っているから安全」と油断するのは禁物です。
✅ 1. 成婚退会を急がない
気持ちが盛り上がっても、現実の準備が整っていなければ退会は待つべきです。
焦って成婚退会→破局、となると、再活動も心理的にしんどくなります。
✅ 2. 少しでも違和感があればカウンセラーに相談
「まさかプロフィールに嘘はないだろう」「そのうち真剣になるだろう」といった**“見て見ぬふり”はトラブルの元**。
違和感=警報だと思い、早めにプロに相談を。
✅ 3. サポートのある相談所を選ぶ
トラブルは避けられなくても、相談できる環境があれば傷は浅く済みます。
「相談しても反応が遅い」「マッチングだけで放置」ではなく、きちんと交際中もフォローしてくれる相談所を選びましょう。
【第4回】結婚相談所の対応力で差がつく!トラブル時に“頼れる相談所”の見極め方

前回は、実際に起こった結婚相談所のトラブル事例をご紹介しました。
今回は、「もし自分がそんなトラブルに巻き込まれたら…」という視点で、結婚相談所がどう対応するのか?
そして、トラブルを未然に防ぐために“結婚相談所選び”で見極めるべきポイントを解説していきます。
トラブル対応力は相談所の“真価”が問われる場面
結婚相談所において、トラブルは完全にゼロにできるものではありません。
むしろ、どんなときに・どんな対応をしてくれるのか?が、
相談所としての“誠実さ”や“対応力”を測る重要な指標になります。
以下は、実際に信頼できる相談所で行われた対応事例です。(結婚相談所フォリパートナーでの実例)
【ケース①】成婚退会後の破局に、柔軟な「再開支援」
ある会員が、成婚退会後にお相手との関係が破綻してしまった事例。
多くの相談所では「成婚退会=契約終了」としてサポート外になりますが、
信頼できる相談所では「再活動」のサポートを無償で再開、必要に応じてお見合いポイントの再付与やカウンセリングを無料実施。
▶ ポイント:万一に備えた“退会後サポート”があるかを要確認。
【ケース②】仮交際中のブロック行為に、相談所が本人へ確認・指導
「LINEブロックをされた」「急に連絡が途絶えた」という仮交際中のトラブルに対し、
相手の所属相談所に連絡を取り、ブロックした本人にヒアリングとマナー指導を実施。
「感情的にブロックするのは婚活では不適切」であることを共有し、再発防止に努めたというケースです。
▶ ポイント:交際中のマナー違反に対しても、相談所がしっかり“指導・介入”する姿勢があるか。
【ケース③】プロフィール詐称に気づいたときの迅速な対応
明らかに年収や職業などが異なるプロフィール情報を見抜いた結婚相談所スタッフが、
先方の結婚相談所さんに即時連絡を行い、プロフィールの再審査・訂正を実施。
本人には厳重注意のうえ、再発防止策を講じたとのこと。
▶ ポイント:プロフィールの正確性維持への“チェック体制”が整っているかどうかも、相談所の信頼性の証。
トラブル対応で分かる「良い結婚相談所」の共通点
では、トラブル時に信頼できる結婚相談所には、どんな特徴があるのでしょうか?
① 会員との“密なコミュニケーション”を取っている
普段から会員と頻繁に連絡を取り合っていれば、些細な変化や違和感に早期対応が可能。
月1回も連絡がない相談所は、トラブル対応も遅れる傾向があります。
② “見守る”ではなく“介入する”スタンス
「交際はお二人の問題なので…」と距離を置く相談所よりも、
マナー違反やモラハラ、音信不通などが発生した場合に、すぐに相手相談所と連携して指導・確認する姿勢のある所が信頼されます。
③ 契約時に「対応方針」が明記されている
トラブル時にどう対処してくれるのか、どこまでサポートしてくれるのかが契約内容や説明資料に明記されているかは、非常に重要です。
曖昧な説明しかない相談所は、いざという時に頼れない可能性があります。
結婚相談所を選ぶときの「トラブル回避チェックリスト」
チェックポイント | 確認すべき内容 |
カウンセラーとの連絡頻度 | 月1回以上、定期的な面談や報告があるか |
成婚退会後のサポート | 万一破局した際の再登録・再活動支援はあるか |
契約書の明記内容 | 返金、休会、キャンセルなどの対応規定が明記されているか |
トラブル時の実績 | マナー違反や詐称などの過去対応について実例を聞いてみる |
まとめ:トラブルを“ゼロにする”のではなく“最小限に抑える”工夫を
結婚相談所の利用は、婚活の中でも費用と期待が大きい分、トラブル発生時のダメージも大きくなりがちです。
しかし、重要なのは“トラブルを避けること”ではなく、
起きた時に安心して相談できる仕組みがあるかどうかです。
「何かあっても、ここなら安心」と思える相談所を選ぶことが、後悔しない婚活への第一歩です。
【第5回】“結婚相談所のトラブル”を避ける!失敗しない相談所選びの最終チェックリスト

結婚相談所のトラブルは、未然に防ぐことが可能です。
とはいえ、いざ入会してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する方も少なくありません。
今回は、結婚相談所にありがちなトラブルを避け、信頼できる相談所を選ぶための“最終チェックリスト”と、
後悔しない婚活を進めるためのポイントを解説します。
1. 「トラブルが起きやすい相談所」の特徴とは?
まずは、トラブルを招きやすい結婚相談所の共通点から押さえておきましょう。
● 入会時に甘い言葉ばかり並べる
「絶対にすぐ成婚できます」「ハイスペ男性と必ず出会えます」など、
根拠のない希望を煽るような営業トークをする相談所は要注意。
現実的な説明をせず、入会を急がせるような姿勢は、サポート体制が薄い可能性大です。
● カウンセラーが一人で多数を担当
登録者が多すぎて、1人のカウンセラーが常に50人以上担当している場合、
連絡が遅い・対応が雑・親身でないなど、トラブルの火種を放置しやすい傾向があります。
● 規約やサポート範囲が曖昧
契約書や説明資料に、休会・退会・クーリングオフ・成婚退会後の対応などが明記されていない場合、
万が一のときに「言った言わない問題」になりやすく、トラブル対応力も不安です。
2. 入会前に確認すべき!信頼できる相談所のチェックポイント
トラブルを避けるためには、入会前の「事前リサーチ」が何より重要です。
以下のような観点から、相談所を比較してみましょう。
項目 | 確認すべきポイント |
カウンセラーの実績 | 成婚率・サポート人数・在籍年数など |
サポート体制 | 面談頻度、定期連絡、プロフィール作成の支援内容 |
トラブル時の対応方針 | マナー違反や交際終了時の対応マニュアルがあるか |
会員層のバランス | 年齢・職業・年収など、自分に合う層がいるか |
成婚定義の明確さ | どの時点で「成婚退会」になるのかルールを要確認 |
クチコミ・体験談 | 悪い評判も含めてチェック(Google、IBJなど) |
3. 成婚する人が実践している“トラブルを避ける姿勢”
結婚相談所でトラブルを経験せず、スムーズに成婚していく人たちには共通した心構えがあります。
● 自分の希望条件を“客観的に見つめ直す”
理想を追いすぎて無理な条件で活動すると、トラブルやミスマッチを呼びやすくなります。
カウンセラーの助言を素直に受け入れ、柔軟な姿勢で婚活を進めることが、ストレスや不信感の予防に直結します。
● お見合いや交際時に違和感を放置しない
「ちょっとした違和感」が大きなトラブルの芽になることも。
モヤモヤした時点で相談所に相談し、一人で抱え込まずサポートを活用することが大切です。
● トラブルが起きた時は“冷静かつ記録を残す”
万が一トラブルが起きた際は、感情的にならず事実ベースでやり取りを記録し、
相談所に報告することで、早期対応・再発防止に繋がることも多いです。
4. トラブルが起きても「やってよかった」と思える婚活にするために
結婚相談所での婚活は、決して“完璧なサービス”ではありません。
しかし、「結婚」という目標に向けて真剣に活動できる場であることは間違いありません。
トラブルを完全に避けることは難しくとも、
● トラブルが起きにくい体制の相談所を選ぶ
● 起きたときに誠実に対応してくれるサポートがある
この2点を満たしていれば、婚活は必ずあなたにとって意味のある経験になります。
最後に──

「結婚相談所 トラブル」というキーワードはネガティブに聞こえるかもしれません。
しかし、実際には“慎重に選べば回避できるもの”がほとんどです。
「こんなにサポートしてくれるなら安心」「婚活って、思ったより誠実な世界だった」と
感じられるかどうかは、あなたがどの相談所を選ぶか、どんな姿勢で活動するかにかかっています。
結婚相談所を味方につけて、安心と信頼のある婚活を進めていきましょう。
フォリパートナー編集部