
第1回:マッチングアプリを比較する前に知っておきたい3つの基本視点

マッチングアプリ市場は年々拡大しており、現在は「婚活」「恋活」「カジュアル出会い」「再婚向け」など多種多様な目的に応じたアプリが登場しています。2025年時点で国内だけでも100種類を超えるマッチングアプリが存在し、それぞれが独自の機能・ユーザー層・料金体系を持っています。
「どのアプリが一番いいの?」と検索しても、比較サイトやランキングが多すぎて迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで本コラムでは、「マッチングアプリ比較」というキーワードで婚活に真剣な方に向けて、本当に役立つ比較情報と選び方の視点をお届けしていきます。
そもそもマッチングアプリとは
マッチングアプリは、スマホやPCから登録し、年齢や地域、趣味やライフスタイルに合わせて異性と出会える「出会いの場」のひとつです。特徴的なのは、利用者のプロフィールを見て「いいね」や「メッセージ」を送り合い、マッチ(=相互に関心がある状態)することで、初めてコミュニケーションがスタートする点です。
2024年の総務省調査によれば、20代〜40代の未婚者の約42.5%が何らかのマッチングアプリを利用した経験があり、特にコロナ禍以降は30代後半〜40代の婚活目的での利用も顕著に増加しているとのこと(※データ引用元:総務省統計局「情報通信白書」)。
比較する前に知っておきたい「目的別分類」
マッチングアプリは、その目的によって大きく3つに分類されます:
- 婚活特化型:
- 特徴:真剣な結婚を目的とする会員が多く、年収や学歴、職業などの証明書提出が求められる。
- 主なアプリ:Pairsエンゲージ、ゼクシィ縁結び、ブライダルネット
- 恋活・真剣交際向け型:
- 特徴:結婚も視野に入れた恋人探しがメイン。20代後半〜30代の利用者が多い。
- 主なアプリ:Omiai、with、ペアーズ
- ライトな出会い・友達探し型:
- 特徴:恋愛初心者や友達づくり向け。気軽に始められるが、婚活には不向き。
- 主なアプリ:Tinder、タップル、CROSS ME
この分類を知らずにアプリを選んでしまうと、「真剣に結婚したいのに遊び目的の人とばかりマッチする」といったミスマッチが起こりがちです。まずは自分が「どんな目的で使いたいのか?」を明確にすることが重要です。
アプリ比較の5つの基準
マッチングアプリを比較するうえで重要なのが、以下の5つの視点です:
- ユーザー層(年齢・性別・利用目的)
- 安全性(本人確認・通報機能・運営体制)
- 料金体系(無料/有料/サブスク型など)
- 検索機能やマッチング制度の精度
- コミュニケーション支援機能(ビデオ通話・AIアドバイス等)
たとえば、30代後半で真剣に婚活を考えている方が、「ライト層が多く、本人確認の甘いアプリ」を選んでしまうと、時間と労力を無駄にしてしまう可能性があります。
そのため、上記のような視点で各アプリを比較していく必要があります。
第2回:2025年版・婚活向けおすすめマッチングアプリTOP5比較

ここからは、婚活目的で利用されているアプリの中から、特に「結婚を前提とした出会い」に強い人気アプリを5つ厳選してご紹介します。それぞれの特徴やユーザー層、料金、実績を比較しながら、自分に合ったアプリを見極める参考にしてください。
1. Pairsエンゲージ(ペアーズエンゲージ)
- 特徴:マッチングアプリ最大手「Pairs」の婚活専用版。24時間以内にカスタマーサポートが対応、本人確認も徹底。
- 利用者層:30〜40代の結婚願望が強い層が中心
- 料金:月額9,800円(税込)〜
- 評価ポイント:結婚相談所よりもリーズナブルに、本格的な婚活ができる。専属コンシェルジュによる相手紹介もあり。
2. ゼクシィ縁結び
- 特徴:リクルート運営で信頼性が高く、婚活への意識が高いユーザーが集まりやすい。
- 利用者層:30代中心、男女比バランス良好
- 料金:月額4,378円(税込)〜
- 評価ポイント:価値観診断機能で相性のよい相手が見つかりやすい。運営の信頼性も強み。
3. ブライダルネット
- 特徴:結婚相談所「IBJ」が運営。婚活特化型で、担当カウンセラーのサポートあり。
- 利用者層:30代後半〜40代の真剣婚活層
- 料金:月額3,980円(税込)
- 評価ポイント:サポート体制が手厚く、オンライン相談やアドバイスが丁寧。
4. マリッシュ(marrish)
- 特徴:再婚・シングルマザー・バツイチにも理解のある婚活アプリ
- 利用者層:30〜50代が中心。男女とも再婚希望者が多い
- 料金:女性無料、男性月額3,400円(税込)〜
- 評価ポイント:再婚希望者や子持ち婚活において、最も使いやすいアプリと評判。
5. ユーブライド(youbride)
- 特徴:20年以上の運営歴を持つ老舗婚活アプリ。年間2,400名以上が成婚(2024年実績)
- 利用者層:30代〜40代の婚活層、結婚意識が高い人が多い
- 料金:月額4,300円(税込)〜
- 評価ポイント:結婚への本気度が高く、独身証明なども提出できる安心設計。
第3回:恋活・真剣交際向けおすすめマッチングアプリ比較【2025年版】

婚活よりも「まずはお付き合いから始めたい」「結婚は意識しているが、焦ってはいない」という方向けにおすすめなのが、“恋活・真剣交際向け”のマッチングアプリです。
ここでは、恋人探しを目的としながらも、真剣な交際を前提に活動するユーザーが多いアプリを5つ紹介し、それぞれの特徴やメリットを比較していきます。
1. Omiai(オミアイ)
- 特徴:婚活〜恋活層まで幅広く対応。真面目な利用者が多く、通報機能やブロック機能が充実。
- ユーザー層:20代後半〜30代中心。男女ともに真剣度が高い。
- 料金:女性無料、男性は月額4,800円(税込)〜
- おすすめポイント:写真やプロフィールがしっかりしている利用者が多く、真剣な交際が前提の出会いに向いている。
2. with(ウィズ)
- 特徴:メンタリストDaiGo監修の性格診断が話題。心理学に基づいたマッチングで、相性重視の出会いが叶う。
- ユーザー層:20代〜30代前半。恋活〜交際を意識した層がメイン。
- 料金:女性無料、男性月額4,200円(税込)〜
- おすすめポイント:心理テスト感覚で利用できるため、マッチング後の会話がスムーズ。趣味や価値観重視の人におすすめ。
3. ペアーズ(Pairs)
- 特徴:国内最大級の会員数を誇り、出会いの幅がとても広い。地域・年齢・趣味・価値観などでの詳細検索が可能。
- ユーザー層:20代〜40代。恋活〜真剣交際まで幅広く対応。
- 料金:女性無料、男性月額3,700円(税込)〜
- おすすめポイント:地方在住者や初めてのマッチングアプリ利用者にも使いやすいUIとサポート体制が魅力。
4. タップル(tapple)
- 特徴:趣味でつながるカジュアルなマッチングが強み。使いやすく、マッチ率が高いのも特徴。
- ユーザー層:20代中心。ライトな出会い〜真剣交際希望者も増加中。
- 料金:女性無料、男性月額3,700円(税込)〜
- おすすめポイント:とにかくマッチ数を増やしたい人、趣味を共有したい人に向いている。
5. 東カレデート(Tokyo Calendar)
- 特徴:審査制マッチングアプリで、ハイスペック・ハイステータス層が中心。
- ユーザー層:30代〜40代の年収・学歴などにこだわりがある層
- 料金:男女ともに月額6,500円(税込)〜(一部機能無料)
- おすすめポイント:職業・容姿・ステータスなどで選びたい人におすすめ。入会審査があるため、質の高い出会いが可能。
恋活向けアプリ比較まとめ
アプリ名 | 主な利用者層 | 特徴 | 料金(月額) |
Omiai | 20代後半〜30代 | 真面目な交際を前提とした出会い | 男性4,800円/女性無料 |
with | 20代〜30代前半 | 性格診断ベースのマッチング | 男性4,200円/女性無料 |
ペアーズ | 20代〜40代 | 国内最大級ユーザー数 | 男性3,700円/女性無料 |
タップル | 20代中心 | 趣味マッチが豊富 | 男性3,700円/女性無料 |
東カレデート | 30〜40代の富裕層 | 審査制のハイスペック出会い | 男女6,500円〜 |
第4回:カジュアル系マッチングアプリの特徴と注意点【2025年最新版】

マッチングアプリと一口にいっても、必ずしも婚活や恋活に特化しているとは限りません。中には「まずは友達から」「気軽に話せる相手がほしい」というライトユーザー向けの“カジュアル系”アプリも多く存在します。
今回の第4回では、そうしたカジュアル志向のマッチングアプリについて、主要なアプリの特徴と利用時の注意点を中心にご紹介します。
カジュアル系アプリの特徴とは?
- 目的が幅広い(恋愛・友達・遊び・飲み仲間など)
- プロフィールが簡素でも気軽に使える
- マッチング率は高いが、関係の発展性は低め
- 若年層(10代後半〜20代前半)が中心
このように、カジュアル系アプリは「短期的・感覚的な出会い」が主流です。必ずしも将来のパートナー探しを意識したものではないため、婚活目的の方には向かないケースが多く見られます。
カジュアル系アプリおすすめ4選
1. Tinder(ティンダー)
- 特徴:世界最大級のマッチングアプリ。左右スワイプで直感的に相手を選べる。
- ユーザー層:18〜30代前半、恋人探し・暇つぶし・外国人との出会いにも◎
- 料金:基本無料(一部課金機能あり)
- 注意点:本気度の低いユーザーも多いため、真剣な婚活には不向き。
2. タップル(tapple)
- 特徴:趣味タグによるマッチングが主軸。マッチ数の多さと気軽な出会いが魅力。
- ユーザー層:20代中心、学生や社会人ビギナーが多い。
- 料金:男性3,700円/女性無料
- 注意点:やや恋活寄りではあるが、「結婚前提」は期待しすぎないほうが◎。
3. CROSS ME(クロスミー)
- 特徴:位置情報ベースで「すれ違った人」とマッチングできるアプリ。
- ユーザー層:20代中心。リアルな出会いの偶然性を楽しみたい人向け。
- 料金:男性3,900円/女性無料
- 注意点:行動範囲が狭いと出会いが少ない。安全性の確認も重要。
4. Badoo(バドゥ)
- 特徴:世界190か国以上で利用されているグローバルな出会いアプリ。
- ユーザー層:外国人との出会いを希望する20〜30代
- 料金:基本無料(プレミアムあり)
- 注意点:英語表記が多く、日本人ユーザーは少なめ。
カジュアル系アプリを使う際の注意点
- 真剣度の見極めが難しい:プロフィールが簡単なため、相手の目的が見えづらい。
- 本人確認が甘い場合がある:詐欺・なりすまし・既婚者混入など、セキュリティに不安が残るケースも。
- 自己防衛が必要:個人情報や連絡先の開示は慎重に。会うまでにビデオ通話を活用するのもおすすめ。
まとめ:目的に合ったアプリ選びがすべての鍵
「気軽に出会える=良い出会いがある」とは限りません。カジュアル系マッチングアプリは、恋愛初心者や出会いの入り口としては有効ですが、婚活や真剣な交際を希望する場合は、目的に合ったマッチングアプリを選ぶことが成功の鍵です。
第5回:マッチングアプリを効果的に活用する5つの習慣【成功する人の共通点】

どのアプリを使うかも大事ですが、「どう使うか」もまた婚活や恋活を成功させる重要な鍵です。ここでは、マッチングアプリで結果を出している人たちが実践している“共通の習慣”を5つご紹介します。
1. プロフィール写真に徹底的にこだわる
成功しているユーザーの多くは、清潔感・自然な笑顔・明るい印象を大切にした写真を掲載しています。スマホ自撮りよりも、プロ撮影や自然光の屋外写真が◎。
- NG例:加工アプリで盛りすぎた顔、無表情、部屋が汚い背景
- OK例:友人に撮ってもらった自然な笑顔の写真、清潔な服装、明るい背景
第一印象は3秒で決まると言われるほど、写真の影響は絶大です。
2. プロフィール文を“読みたくなる内容”にする
「誠実」「前向き」「会話を楽しめそう」な印象を与える文章を心がけましょう。
- ✅自己紹介+趣味や休日の過ごし方
- ✅相手に求めること・理想の関係性
- ✅婚活・恋活の目的(曖昧にしない)
例:
「音楽とカフェ巡りが好きで、週末は友達とライブに行ったり、美味しいパン屋を探したりしています。結婚を意識したお付き合いを希望しています。」
3. メッセージはテンポよく、会話のキャッチボールを意識する
返信が遅すぎたり、話題が一方通行になったりすると関係は進展しづらいです。
- 🎯ポイント:やり取りの頻度は1日1〜2通、テンポよく継続
- ❌NG例:「よろしくお願いします」だけの返信や、質問を返さない一文完結メッセージ
会話の“ラリー”を意識して、お互いに興味を持つ姿勢を見せることが大切です。
4. アプリ内でのやり取り→早めの「会う」提案
ずっとチャットだけで終わってしまう関係は、自然消滅の可能性が高くなります。アプリ利用者の多くが「会ってみて判断したい」と考えています。
- 理想のタイミング:マッチから1週間〜10日以内にお誘い
- 最初は「軽めのランチ」「カフェデート」「昼間の散歩」などがおすすめ
5. 複数人とやり取りしつつ、絞り込みは慎重に
1人に執着するよりも、最初は同時進行で複数人とやり取りをして相性を見極めましょう。
- ✔マッチングアプリは“確率と相性”のゲーム
- ✔気になる人と仮交際→しっかり見極め→真剣交際へ
焦らず、でも受け身すぎず、主導権を持って活動を進めていくことが、成功の近道です。
まとめ:アプリ選びと使い方の“両輪”で出会いの質が決まる

「マッチングアプリ比較」は重要な視点ですが、それ以上に大切なのが“自分自身の使い方”です。プロフィール作成・写真・メッセージ・行動のすべてを丁寧に設計することで、出会いの質も成婚率も大きく変わります。
フォリパートナー編集部