
【第1回】「婚活疲れ」「婚活が辛い」と感じるのは普通?まず知っておきたい現実と原因

はじめに:なぜ“婚活疲れ”を感じる人が増えているのか?
「もう疲れた」「誰と会ってもピンとこない」「このまま結婚できないのかも…」
婚活を続ける中で、こんな気持ちになったことはありませんか?
近年、“婚活疲れ”や“婚活が辛い”と感じる人が急増しています。
SNSや婚活コミュニティでも、「婚活に疲弊している人たち」の声は日々あふれており、婚活が心身ともに大きなストレスになっていることは、もはや“個人の問題”ではなく“社会的な傾向”ともいえるでしょう。
婚活情報サイト「マッチアラーム」の調査では、婚活中の女性の約7割が「婚活が辛いと感じた経験がある」と回答しており、男性も同様に6割以上が「婚活に疲れた」と答えています(※引用元:2023年同社調査)。
これは、「婚活=誰でも簡単に結婚できる手段」とは言いきれないことの証明でもあります。
では、なぜ人は“婚活疲れ”に陥ってしまうのか?
まずはその原因を丁寧に見ていきましょう。
第1章:婚活疲れ・婚活が辛いと感じる主な原因とは?
婚活疲れは、単に“相手が見つからない”ことが理由ではありません。
そこには、婚活特有のストレスや、自分自身とのギャップによる“積み重なった心の負担”があります。
① 条件に合う相手に出会えない
婚活では、年収・学歴・容姿・年齢・価値観など、さまざまな条件をもとに相手を探すのが一般的です。
しかし、現実には「条件にぴったり合う人」は少なく、理想と現実のギャップが疲労感を生み出します。
「いいなと思っても相手に選ばれない」
「会ってみたら全然イメージと違った」
──そんな体験が続けば、自信も気力もすり減ってしまいます。
② お見合いやデートの繰り返しが精神的にきつい
週末ごとに新しい人と会い、自己紹介・趣味の話・結婚観…と毎回同じような会話を繰り返す。
これは想像以上にエネルギーを使います。
とくに相手と合わなかった場合は、「今日も無駄だったかも」「またゼロからやり直しか…」という疲労感と落胆に襲われます。
③ 断る・断られるの繰り返しでメンタルが削られる
婚活では、“お断り”が日常茶飯事です。
自分から断るときも気を遣いますし、断られる側になると「またダメだった…」と心が傷つきます。
何度も繰り返すうちに、「自分は魅力がないのかも」「価値がないのでは?」と、自己肯定感が低下していくことが多いのです。
④ 周囲との比較や焦り
友人や知人が次々に結婚していく中、自分だけが婚活中…。
SNSで幸せそうなカップルや結婚報告を見るたびに、「私はなぜうまくいかないんだろう」と焦りや孤独感が膨らみます。
婚活を始めたら、XなどのSNSは一旦お休みすことをお勧めします。婚活は自分だけの結婚相手を見つける事。
他人や他人の結婚相手と比較するものではありません。
とくに30代後半〜40代になると、出会いの母数が減ることもあり、「時間がない」「取り残される」という不安が増していきます。
⑤ 相談できる相手がいない
婚活の悩みは、意外と他人に打ち明けにくいものです。
- 「まだ結婚してないの?」
- 「理想高すぎなんじゃない?」
こうした言葉を避けて誰にも言えず、孤独に悩みを抱えている人も多いのです。
その結果、誰にも相談できずに心がすり減り、“婚活そのものをやめたくなる”という深刻な状態に陥ることもあります。
第2章:婚活疲れは“悪いこと”ではない。誰もが通る道
ここで強く伝えたいのは──
婚活が辛いのは、あなたがダメだからではありません。
婚活で疲れた、辛いと感じるのは、あなたが一生懸命に向き合ってきた証です。
真剣だからこそ傷つき、真面目だからこそ悩む。
それはとても自然な感情であり、多くの婚活経験者が通ってきた“通過点”でもあります。
実際に、成婚した人たちの多くも「途中で何度も辞めたくなった」「一度婚活から離れたことがある」と語っています。
だからこそ、今、あなたが感じている“婚活疲れ”にはきちんと意味があります。
大切なのは、「自分を責めること」ではなく、
「自分をケアしてあげること」「立ち止まる勇気を持つこと」です。
【第2回】婚活が辛いときに試してほしい7つの対処法~心をリセットする婚活リハビリ~

婚活疲れを感じたら、立ち止まっていい
婚活はマラソンのようなもの。
ゴール(成婚)までの道のりは決して一直線ではなく、山あり谷あり。
時に立ち止まり、時にペースを緩めることも、結婚というゴールに近づくためには必要な“戦略”です。
ここでは、「もう無理かも」「辛くて動けない」と感じたときにこそ試してほしい、婚活疲れからの回復法7選を紹介します。
① 思いきって“婚活休暇”を取る
まず何よりも効果的なのが、“一旦婚活をお休みすること”です。
お見合いもマッチングもLINEも、すべて止めて、“婚活から距離を置く時間”を自分に与えることが大切です。
期限を決めて1ヶ月休んだだけで、「あのときは疲れてただけだったんだ」と気づく人も少なくありません。
- 土日を趣味に使う
- 一人旅に出る
- 友達と会う
- 美味しいものを食べる
婚活以外の世界とつながることで、心のバランスが戻りやすくなります。
② 自分を責めるのをやめる
婚活がうまくいかないと、「自分に魅力がないんじゃないか」「もう歳だから無理かも」と、自分を責めてしまう人がとても多いです。
でも、うまくいかないのは“タイミング”や“相性”の問題が大きいので、あなたの価値とはまったく関係ありません。
- 断られた=人格否定 ではない
- 進まなかった=失敗 ではない
- 遅れてる=劣ってる ではない
あなたはあなたのペースで、必要な出会いに向かって進んでいる途中です。
自分に対して、少し優しくなってあげましょう。
③ 婚活の“目的”をもう一度見直す
- なんのために結婚したいのか?
- どんな生活を送りたいのか?
- どんな人と支え合っていきたいのか?
疲れているときほど、婚活の“目的”を見失いやすくなります。
理想の条件ばかりを追いかけていたり、「とにかく結婚しなきゃ」と焦っていたりする場合、婚活が苦痛になるのは自然なこと。
原点に立ち返ると、「あ、自分は安心できる家庭がほしいだけだった」と気づいたり、「一緒に笑える人がいたら条件はそこまで厳しくなくてもいい」と視野が広がることも。
一度、静かな場所で“理想の未来”について考えてみましょう。
④ 婚活方法を変えてみる
婚活疲れの原因が、「方法が自分に合っていない」ことにあるケースもあります。
- マッチングアプリがしんどいなら、結婚相談所に切り替える
- お見合いが堅すぎると感じたら、婚活パーティーに参加してみる
- 逆にパーティーが疲れるなら、1対1の出会いに集中する
“手段”を変えるだけで、同じ婚活でも気持ちの負担は大きく変わります。
「今の婚活、本当に自分に合ってる?」と、一度見直してみましょう。
⑤ プロに相談する(カウンセラー・コーチ)
一人で婚活を抱え込むと、どうしても視野が狭くなりがち。
そんなときは、結婚相談所のカウンセラーや婚活コーチなど、婚活のプロに相談することもおすすめです。
- 客観的なアドバイスがもらえる
- 自分の強みや改善点がわかる
- 「大丈夫ですよ」と言ってもらえる安心感がある
信頼できる第三者に話すだけでも、驚くほど気持ちが軽くなります。
⑥ 婚活と関係ない人間関係を楽しむ
婚活モードに入りすぎると、どうしても「結婚できるかどうか」で人を見るようになってしまいます。
ときには、恋愛・結婚と関係ない友人関係や職場の人との交流、家族との時間に意識を向けましょう。
- “評価されない自分”でいられる場所
- “肩書き”や“条件”を外したコミュニケーション
- 自分らしさを取り戻せる安心感
婚活だけが人生じゃないと実感できることで、自然と心が整っていきます。
⑦ 成婚した人の体験談を読んでみる
今まさに“婚活が辛い”と感じているあなたにこそ、成婚者の声は大きな励みになります。
- 「私も同じように悩んでいた」
- 「一度婚活を辞めたけど、また始めて出会えた」
- 「理想ばかり追いかけていたけど、考え方を変えてからうまくいった」
こうしたリアルな体験は、あなたの“今の苦しさ”を肯定してくれます。
結婚相談所や婚活ブログの体験談コーナーは、まさに心が疲れたときの“処方箋”です。
【第3回】婚活が辛くなるのはなぜ?タイプ別・心の傾向とその乗り越え方
婚活疲れには、実は“人それぞれのパターン”があります。
辛くなる理由も、感じ方も違えば、効果的な対処法も異なります。
「なんで私だけこんなにしんどいの?」と思う前に、自分の“婚活タイプ”を知ることが、心を軽くする第一歩になります。

タイプ① 完璧主義タイプ:いつも「正解」を探してしまう
傾向:
- プロフィール写真、メッセージ、LINEの文面まで全部「正しくやらなきゃ」と思いがち
- 相手にも高い期待や理想を抱きやすく、「合わない」と感じるとすぐ落胆
- 「どうしたら成功するか」ばかり考えてしまい、恋愛を楽しめない
辛くなる理由:
“うまくいかない=失敗”という発想になり、自分を責めてしまう。
婚活が「仕事」や「課題」のようになり、心が休まらなくなる。
対処法:
- “60点でも十分合格”と、自分にゆるさを持つ
- 「相手に好かれる」よりも「自然体でいられるか」を重視する
- デートや会話に“正解”はないと自分に言い聞かせる
タイプ② 自己肯定感が低いタイプ:断られるたびに自信喪失
傾向:
- 一度断られると「自分には価値がない」と落ち込む
- メッセージの返事が遅いだけで「嫌われたのかも」と不安になる
- 「こんな自分を選んでくれる人なんていない」と思い込んでしまう
辛くなる理由:
他人からの評価や反応に心が振り回され、婚活が“自己否定の連続”になる。
楽しむ余裕がなくなり、自らチャンスを遠ざけてしまうことも。
対処法:
- 婚活以外の分野(仕事・趣味・人間関係)で自信を取り戻す
- 自分の魅力を“数字や条件以外”で言語化してみる
- 「私が選ばれる側であると同時に、私にも選ぶ権利がある」と意識を変える
タイプ③ 比較型タイプ:周囲の状況が気になって仕方ない
傾向:
- 友人や同僚の結婚報告を見て、強い焦りを感じる
- SNSで幸せそうなカップルを見ると落ち込む
- 「もう○歳なのに、私はまだ…」と年齢に縛られている
辛くなる理由:
「誰かと比べてばかり」の婚活は、永遠に満たされない。
自分のペースを見失い、疲弊しやすくなる。
対処法:
- 比較の対象を“他人”ではなく“過去の自分”に切り替える
- SNSの使用を一時的に制限する(デジタルデトックス)
- 「結婚のタイミングは人それぞれ」という前提を強く持つ
タイプ④ 共感・感受性が強いタイプ:毎回、感情が揺さぶられる
傾向:
- 相手の反応に一喜一憂しやすい
- 断るのが苦手で、気を遣いすぎて疲れる
- ちょっとした言葉にも傷ついてしまう
辛くなる理由:
「気を遣いすぎて婚活が消耗戦になる」
相手の気持ちを優先するあまり、自分の感情を押し殺してしまい、心がすり減ってしまう。
対処法:
- “合わない人に無理して合わせない”と決める
- 感じたことは信頼できる相手(友人・カウンセラー)に話すことで昇華させる
- 「断られること=人間関係の自然な流れ」と捉える練習をする
タイプ⑤ 効率重視タイプ:結果が出ないとすぐ焦る
傾向:
- 「半年以内に結婚したい」とスケジュールを決めている
- 数をこなせばうまくいくと思い、連続でお見合いを詰め込みがち
- 「出会って3回で判断できるはず」と短期決戦を挑みがち
辛くなる理由:
“思い通りにいかない婚活”にイライラしやすく、心が追い詰められる。
タイムライン通りにいかない現実に失望し、すぐに諦めたくなってしまう。
対処法:
- 「ペース配分こそが婚活成功のカギ」と認識を改める
- 出会いの“質”に目を向ける(1人の人と丁寧に向き合う)
- 成婚までの流れに“想定外の時間”が含まれることを前提にする
自分の“しんどさの正体”を知れば、対処はできる
婚活が辛いと感じるのは、決して“あなたが弱いから”ではありません。
それはあなたの感じ方・受け止め方のパターンであり、工夫次第で負担を軽くすることができます。「自分はどのタイプかもわからない…」という人も、まずは自分が何に反応しやすいのか、何が続けにくさの原因なのかを見つけてみてください。
気づけた時点で、もう“次の一歩”は始まっています。
【第4回】婚活が辛いあなたへ。もう一度前を向くための“再スタート戦略”と心の整え方

婚活で心が折れそうになるのは、頑張っている証拠。
でも、ずっと辛さを抱えたままでは、結婚の喜びよりも「苦しみ」が先に来てしまいます。
だからこそ大切なのは、「疲れたら休む」「また始めたくなったら、ゆっくり再開する」。
“婚活を続けること”ではなく、“婚活をやめないこと”が何より大切です。
ここでは、婚活疲れを乗り越えて、再スタートするための考え方と実践のヒントをお伝えします。
1. 「婚活=人生の全部」にならないようにする
婚活が辛くなる大きな原因のひとつは、“結婚=人生の目的”になってしまうことです。
もちろん結婚は素晴らしいものですが、“結婚できない=失敗”ではありません。
- 仕事
- 趣味
- 家族との時間
- 自分だけの幸せ
これらも全部、あなたの人生を豊かにしてくれる大切な要素。
婚活をする上で大切なのは、「人生の一部として結婚を考えること」。
自分の土台が整ってこそ、そこに誰かと並んで歩けるのです。
2. 婚活の“楽しみ方”を見つけてみる
婚活を義務のように捉えると、だんだん気持ちがすり減ってしまいます。
「成果を出すこと」ばかりを追いかけずに、出会いや交流そのものを楽しむ視点を取り戻してみましょう。
- はじめての街でデートしてみる
- 相手の価値観をインタビューする感覚で話す
- 自分の考えを言語化する練習にしてみる
そうすることで、出会いのひとつひとつが“失敗”ではなく“経験”になり、気持ちがラクになります。
3. 「うまくいかなかった理由」を学びに変える
婚活で疲れるのは、「理由がわからない」まま失敗が続くからです。
でも、うまくいかなかった経験には必ず“学び”があります。
- 条件を絞りすぎていた?
- 自分の魅力をうまく伝えられていなかった?
- 相手の反応に一喜一憂してしまった?
どんな失敗も、冷静に振り返れば次に活かせる“材料”になります。
婚活ノートをつける、カウンセラーに相談するなど、PDCAのサイクルを回すことが“成婚力”を高める近道になります。結婚相談所フォリパートナーでは、マーケティング的戦略婚活の実践により成婚率を高める事ができます。
4. 自分だけの“婚活ペース”を持つ
婚活がしんどいのは、周りのスピードと自分を比べてしまうから。
でも、婚活は“持久戦”であり、他人と競うものではありません。
- 毎週活動する人もいれば、月に1人会う人もいる
- 1年で成婚する人もいれば、3年かけて出会う人もいる
大事なのは、「今の自分が続けられるペースを守ること」。
“できるときだけやる婚活”でも十分OKです。
5. 人に頼る=自分を大切にすること
婚活が辛いときほど、「誰かに話すこと」が大きな支えになります。
とくに結婚相談所を利用している人は、カウンセラーやサポーターをフル活用することが何よりの近道です。
- 愚痴を聞いてもらう
- 条件の見直しを相談する
- メンタル面のアドバイスを受ける
婚活は、“孤独との戦い”ではありません。
一人で抱えず、「婚活のプロ」に頼ることは、前向きな選択です。
6. “婚活を辞める”ではなく、“少し離れてみる”という選択
本当にしんどいときは、無理に続ける必要はありません。
でも、それは「諦め」ではなく、「自分を立て直すための時間」。
そう思うことで、罪悪感を手放すことができます。婚活を離れてみて気づくこともあります。
- 「私、結婚を焦りすぎてたかも」
- 「もう少し自分の時間も大事にしたい」
- 「本当に求めてるのは“安心感”だった」
そんな風に、自分の“本音”に出会える時間になるのです。
まとめ:婚活疲れは通過点。あなたはまだ途中にいるだけ。

婚活が辛い。やめたい。もう無理かも。
そんな気持ちになったとしても、それは“終わり”ではなく、“一時停止”です。
本気で向き合っているからこそ、しんどくなるのは当然。
でも、乗り越えた先には「出会えてよかった」と思える未来がちゃんと待っています。
焦らなくていい。休んでもいい。やり方を変えてもいい。
何度でも立ち止まって、また歩き出せばいい。
あなたの婚活は、まだ終わっていません。
“あのとき頑張ってよかった”と思える日が、必ず来ます。
フォリパートナー編集部