
~ベテラン婚活カウンセラーが本気で考察する、平松里菜という女性の魅力と恋愛の真実~
はじめに——また、あの季節がやってくる
5月1日。平成から令和に変わったあの日と同じ日付に、今年もまた恋愛リアリティ番組の最高峰、『バチェロレッテ・ジャパン』が幕を開ける。
https://www.aboutamazon.jp/news/entertainment/the-bachelorette-japan-s4-the-bachelorette-reveal
私がこのシリーズを毎回欠かさず視聴しているのは、単なる娯楽としてではない。婚活カウンセラーとして20年以上、数えきれないほどの男女の恋愛・結婚を伴走してきた立場から言わせていただくと、このシリーズは「現代日本の恋愛観の縮図」として非常に質の高い教材なのである。
シーズン4の主役となる4代目バチェロレッテは、26歳のモデル・インフルエンサー、平松里菜氏。シリーズ史上最年少にして、7歳から20歳までシンガポール・ニューヨーク・イギリスで育ったトリリンガル(3か国語話者)という異色の経歴の持ち主だ。
そして、もうひとつの驚くべき事実——彼女には「正式な交際経験がない」という。
この一点だけで、私の婚活カウンセラーとしての職業的センサーは一気に反応した。なぜなら、これは決して「恋愛経験が浅い=未熟」ではないからだ。むしろ、今の婚活市場が抱える本質的な課題と、深くリンクしている。
「交際経験なし」という事実が意味すること

日々の相談業務の中で、20代後半から30代の女性から最も多く聞かれるセリフのひとつが、「なぜか、いつも”好き”になれる人が現れない」というものだ。
出会いの機会がないわけではない。マッチングアプリを使えばメッセージは届く。合コンに行けば話も弾む。でも、「この人だ」という確信を持てないまま時間だけが経過していく——そういったケースが、ここ数年で劇的に増えている。
平松氏の場合は、グローバルな生活スタイルゆえに「正式な交際経験がない」と語っているが、それは特殊な事情によるものだろう。しかし、構造的な本質は同じだと私は感じている。「選択肢が多すぎると、逆に選べなくなる」——これは行動経済学でいう「選択のパラドックス」そのものだ。
世界3カ国を渡り歩き、多様な価値観を持つ人々に囲まれて育ったからこそ、平松氏は並の男性では「物足りない」と感じてしまう感性を持ってしまったのではないだろうか。それはある意味、豊かな経験の代償でもある。
婚活相談の場でも、キャリアが優秀で見識が広い女性ほど「この人を超えてくる人がいない」という悩みを抱えていることが多い。平松氏が抱えていた(あるいは今も抱えている)ジレンマは、実は高スペック女性に共通する普遍的なテーマなのだ。
「直感は裏切らない」——これは最強の婚活メソッドである
発表映像の中で、平松氏はこう断言している。「私の直感は裏切らない」と。
この言葉を聞いた瞬間、私は静かに膝を打った。
20年間の婚活支援の経験から言えることがある。成婚に至ったカップルの多くが、後から振り返って共通して語ることがひとつある。「最初に会った瞬間、何か違う感じがした」「なんとなく一緒にいて楽だと思った」——つまり、「直感」だ。
現代の婚活は、あまりにも「スペック」に傾きすぎている。年収・学歴・身長・職業。確かにそれらは大切な条件ではある。しかし、条件を完璧に満たしていても「なんか違う」と感じる相手とは長続きしないし、逆に条件が少し外れていても「なぜかずっと一緒にいたい」と感じる人と結婚した方々の方が、はるかに幸せそうな夫婦生活を送っているケースが圧倒的に多い。
平松氏の「直感を信じる」という姿勢は、まさにこの本質を体現している。トリリンガルで国際的なバックグラウンドを持つ彼女が、多様な男性を前にしたとき、論理や条件ではなく「感性」で選ぶという宣言——これは婚活において非常に正しいアプローチだと私は思う。
そしてもうひとつ、彼女が「心が広く、他人をジャッジしない人に惹かれる」と語っていることも重要だ。グローバルな環境で育ち、様々な価値観・文化・言語と向き合ってきた人間が最終的に辿り着く「理想の相手像」として、これ以上に正直な言葉はないだろう。「ジャッジしない人」——それは、相手の多様性を受け入れ、自分の価値観を押し付けない人間の成熟度の高さを表している。
バチェロレッテ形式が持つ、婚活への深いメッセージ
『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版であるこのシリーズで特徴的なのは、「一人の女性が複数の男性から選ぶ」という構造だ。
一般的な婚活では、女性は「選ばれる側」であることへの意識が強い傾向がある。特に日本の婚活市場では、女性が「どう見られるか」「どう評価されるか」を過剰に意識するあまり、自分自身が何を求めているのかを後回しにしてしまうことが少なくない。
しかしバチェロレッテ形式では、女性が「主体的に選ぶ」ことが前提となっている。これは一見テレビの演出に過ぎないように見えるが、実は婚活において最も重要な「マインドセット」を体現している。
私が会員様に必ずお伝えすることのひとつが、「あなたが選ぶ人生を生きてください」というメッセージだ。婚活においても仕事においても、自分が主体的に動き、主体的に選択する女性は結果的に良いご縁を引き寄せる。なぜなら、選ぶ意志を持つ人は、自分の基準が明確で、相手にも誠実に向き合えるからだ。
平松氏が、史上最年少ながらも「まっすぐで情熱的な真実の愛の行方」と評されるほどの旅を体験したという事実は、年齢よりも「主体性」と「感性」こそが婚活の鍵であることを改めて証明しているように思えてならない。
「タイ」という舞台が語るもの——非日常が恋心を加速させる理由
今シリーズの舞台は「微笑みの国・タイ」だ。この選択もまた、婚活の観点から見ると非常に興味深い。
私が長年の経験で学んだことのひとつに、「恋愛感情は非日常の中で急速に育つ」という法則がある。いくら良い人でも、毎日同じ職場・同じルーティンで顔を合わせているだけでは、なかなかときめきは生まれない。しかし旅行や合宿など、非日常の共同体験をすると、人は急速に心の距離を縮める。
これは心理学でいう「吊り橋効果」の応用でもあるし、「共有体験が共感を生む」という普遍的な人間関係の原理でもある。
婚活においても、私はよく会員様に「デートの場所をあえて非日常空間にしてみてください」とアドバイスする。カフェや食事だけでなく、旅行・アクティビティ・ワークショップなど、一緒に何かを「体験する」ことが、相手への理解と好意を劇的に深めるのだ。
異国の地・タイで、文化も感性も異なる男性たちと真剣に向き合う平松里菜氏の旅は、この「非日常の加速装置」の効果を最大限に活用したものになるはずだ。
司会・坂東工氏の「卒業」が象徴するもの

余談になるが、シリーズ1作目から司会進行を務めてきた坂東工氏が今シリーズをもって卒業されることも、婚活カウンセラーとして非常に感慨深く受け止めている。
坂東氏は長年にわたり、参加者たちの葛藤や決断を間近で見守り続けてきた。彼の語る言葉——「人が誰かの幸せを願い、勇気を持って一歩を踏み出していく姿をたくさん目の当たりにした」——は、私たち婚活カウンセラーが日々感じていることと、驚くほど重なる。
誰かの幸せを本気で願える人間が、最終的に自分の幸せも掴む。この法則は、恋愛においても婚活においても、変わらない真実だと思っている。
おわりに——「感性を磨くこと」が、最高の婚活準備である
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4は、26歳の平松里菜氏が初めて向き合う本気の愛の旅だ。交際経験ゼロでも、直感を信じ、主体的に選ぶ姿勢を持ち、「ジャッジしない人」を求める彼女の恋愛観は、どんな婚活マニュアルよりも雄弁に、現代の婚活の本質を語っている。
婚活に行き詰まりを感じている方がいたら、ぜひこの番組を「エンタメ」としてではなく「自分の恋愛観を見つめ直す鏡」として見ていただきたい。バラを渡す場面で流れる感情の波紋、逡巡の表情、言葉にならない沈黙——そういったシーンの一つひとつが、「本物の恋とは何か」を静かに問いかけてくれるはずだ。
理屈でなく、感性で選ぶ。主体的に、勇気を持って一歩を踏み出す。そして、自分の直感を信じる——。
それは、テレビの中だけの話ではない。あなた自身の婚活の話でもある。
5月1日、ぜひPrime Videoで。そしてその画面の向こうに、自分自身の恋愛の答えを探してみてください。
フォリパートナー代表カウンセラー




