
急増する「婚活バラエティ」に視聴者が不快感

婚活カウンセラーが見る“エンタメ化する婚活”の危うさ
急増する「婚活バラエティ」に視聴者が不快感 出演者は「エキストラ」も恋愛リアリティショーに通ずる問題点
最近、婚活をテーマにしたバラエティ番組や恋愛リアリティショーが急増しています。
「婚活のリアル」
「本気の出会い」
「運命の相手を探す」
そう銘打ちながらも、出演者の一部がエキストラだったという報道もあり、視聴者から不快感の声が上がっています。
このニュースを見て、注意すべき点がいくつかあると思いました。
なぜなら――
婚活はエンタメではないからです。
婚活は人生設計そのものです。
恋愛は娯楽になることもありますが、
結婚は生活であり、責任であり、現実です。
そこを“見世物”として消費する構造には、問題点もあると感じています。
なぜ婚活番組は増えているのか
理由はシンプルです。
視聴率が取れるから。
・恋愛は分かりやすい
・人間関係のドラマが生まれる
・感情の揺れが面白い
そして婚活は、
「人生の重大局面」という強いテーマ性があります。
だからこそ、演出が入りやすい。
リアルと演出の境界線が曖昧になると、
視聴者は混乱します。
問題の本質は「期待値のズレ」
今回のニュースで多くの視聴者が感じたのは、
「本気の婚活だと思っていたのに違った」
という裏切り感です。
婚活を真剣に考えている人ほど、
こうした演出に敏感です。
なぜなら、
自分の人生と重ねて見ているからです。
婚活が“ショー化”するリスク
婚活バラエティには、いくつかの問題があります。
① 現実より極端な人物像が強調される
② ドラマ性を優先する編集
③ 短期間での結論を求める構成
これらはテレビとしては成立します。
しかし婚活の現実は違います。
・地味
・時間がかかる
・葛藤が多い
・派手な告白は少ない
本当の婚活は、もっと静かです。
視聴者への影響
特に懸念しているのは、若い世代への影響です。
「婚活はドラマチックなもの」
「運命的な出会いがある」
「短期間で決まる」
こうした幻想が生まれると、
現実とのギャップで挫折しやすくなります。
婚活は、
“盛り上がるもの”ではなく
“積み重ねるもの”です。
婚活カウンセラーとしての立場
恋愛番組そのものを否定しません。
しかし、
「リアル」と謳うなら、
リアルであってほしい。
婚活は人生です。
エンタメにするなら、
線引きが必要です。
次回は、
・恋愛リアリティショーと婚活の決定的な違い
・テレビが描かない“本当の婚活”
・視聴者が誤解しやすいポイント
を解説します。
恋愛リアリティショーと“本当の婚活”は何が違うのか

前回は、婚活がエンタメ化することへの違和感についてお話しました。
今回はもう一歩踏み込みます。
婚活バラエティや恋愛リアリティショーと、実際の婚活は何が決定的に違うのか。
ここを整理しないと、多くの人が婚活で迷走します。
■ 決定的な違い①「時間軸」
テレビ番組は、数週間〜数か月で結論を出します。
・出会う
・惹かれる
・告白
・カップル成立
しかし現実の婚活は違います。
・価値観のすり合わせ
・家族観の共有
・金銭感覚の確認
・仕事観の調整
これには時間がかかります。
テレビのスピード感を基準にすると、
「なんでこんなに進まないの?」
と焦りが生まれます。
焦りは、婚活を壊します。
■ 決定的な違い②「編集」
テレビは編集されます。
感情の揺れ
対立
涙
衝突
ドラマになる部分が強調されます。
しかし実際の婚活では、
・大きな喧嘩はほとんどない
・派手な告白は少ない
・地味な会話が中心
安心感や信頼は、映えません。
でも、結婚は“映えない部分”で決まります。
■ 決定的な違い③「責任」
リアリティショーは、あくまで番組です。
成立しても、成立しなくても、
出演者の生活は続きます。
しかし婚活は違います。
結婚は生活。
家賃
ローン
育児
介護
将来設計
ここまで含めて選ぶのが婚活です。
ドラマ性より、現実性。
ここを履き違えると、痛い目を見ます。
■ 誤解しやすいポイント
番組を見て、こんな錯覚が生まれやすいです。
・「運命の人は一目で分かる」
・「強く惹かれないなら違う」
・「条件は二の次」
しかし現場では逆です。
成婚するカップルの多くは、
・最初は強烈なトキメキではない
・徐々に信頼が積み上がる
・安心感が決め手になる
ここがリアルです。
■ 婚活がショー化すると何が起きるか
問題は、婚活そのものが軽く扱われることです。
・真剣さが伝わらない
・努力が見えない
・覚悟が伝わらない
そして視聴者は、
「婚活ってこんなものか」
と誤解します。
これは危険です。
婚活は本来、とても真剣で、
繊細で、人生に直結するテーマです。
■ 婚活カウンセラーとして伝えたいこと
テレビはテレビ。
現実は現実。
この線引きをしっかり持ってください。
エンタメで刺激を受けるのは悪くありません。
しかし、
判断基準をテレビに置いてはいけません。
結婚は、編集されない日常です。
次回は、
・婚活番組が与える心理的影響
・視聴者が知らない“裏側”
・本当に結婚できる人の考え方
を解説します。
番組が与える“見えない影響”とは何か

ここまで、婚活バラエティと現実の婚活の違いについてお話してきました。
今回はもう一歩踏み込みます。
こうした番組は、視聴者にどんな影響を与えているのか。
婚活現場で感じている“リアルな変化”をお伝えします。
■ 影響① 理想が極端になる
番組では、分かりやすいキャラクターが強調されます。
・圧倒的ハイスペ男性
・美人で愛嬌のある女性
・個性的で強烈な人物像
それを見続けると、無意識に基準が上がります。
「これくらいじゃないと…」
「もっと魅力的じゃないと…」
しかし現実の結婚は、
平均値同士のマッチングが大半です。
テレビ基準で婚活をすると、
選べる相手が極端に減ります。
■ 影響② ドラマを求めてしまう
番組では、
・衝突
・嫉妬
・涙
・大逆転
が盛り込まれます。
すると、穏やかな関係が物足りなく感じる人が出てきます。
しかし成婚するカップルの多くは、
・大きな波がない
・淡々と信頼が積み上がる
・静かに決断する
ドラマはありません。
でも、長く続く関係はそういうものです。
■ 影響③ 短期決着思考
テレビでは、限られた期間で結論が出ます。
すると、
「3回会ってピンとこないなら違う」
「1か月で決まらないならナシ」
こうした短期思考に傾きやすくなります。
しかし婚活は“育てる作業”です。
最初から完璧にフィットする相手は、ほぼ存在しません。
■ 出演者側の問題
今回の報道で出ている「エキストラ」問題。
これは、視聴者の期待を裏切るだけでなく、
本気で婚活している人の努力を軽く見せる危険があります。
婚活は、覚悟が必要です。
遊びではありません。
それを曖昧にする構造は、やはり違和感があります。
■ 婚活カウンセラーとしての懸念
最近、こんな相談が増えています。
「番組みたいに強く惹かれないとダメですか?」
「盛り上がらない関係は違いますか?」
そのたびに伝えています。
結婚は感情のピークでは決まりません。
感情が落ち着いた後の“居心地”で決まります。
ここを誤解すると、
良縁を逃します。
■ 本当に結婚できる人の思考
成婚する人は、テレビ的ではありません。
・冷静
・現実的
・相手を理解しようとする
・自分も整え続ける
派手さはない。
でも安定しています。
これがリアルです。
次回は、
・婚活をエンタメと切り分ける方法
・テレビに振り回されないための思考法
・本当にご縁を掴む人の選択
を解説します。
テレビに振り回されないために必要な視点

ここまで、婚活バラエティや恋愛リアリティショーが与える影響についてお話してきました。
今回は大事なテーマです。
どうすれば、エンタメと現実を切り分けられるのか。
婚活カウンセラーとして、現場で実際に伝えている考え方をお話します。
■ エンタメは“刺激”、婚活は“設計”
まず前提として、エンタメは悪ではありません。
刺激をもらう
感情を動かされる
疑似体験を楽しむ
これは自然なことです。
しかし、婚活は違います。
婚活は人生設計です。
・どんな生活を送りたいのか
・どんな価値観を共有したいのか
・どんな家庭を築きたいのか
ここを具体化する作業です。
刺激よりも、現実。
ここを混同しないことが大切です。
■ 判断基準を“番組”に置かない
婚活がうまくいかない人ほど、
「番組ではもっと盛り上がっていた」
「もっとドキドキするはず」
と無意識に比較します。
しかしテレビは演出です。
編集
音楽
カメラワーク
ナレーション
すべてが感情を動かすように作られています。
現実は、演出されません。
静かです。
地味です。
でも、そこに安心があります。
■ 本当に見るべきポイント
テレビでは映らない、でも婚活で重要なこと。
・金銭感覚
・時間の使い方
・家族観
・ストレス耐性
・謝れるかどうか
ここが結婚を左右します。
ドラマ性ではなく、継続性。
盛り上がりではなく、安定性。
これが本質です。
■ 婚活で勝つ人の姿勢
成婚する人は、冷静です。
・過度な理想を持たない
・相手を育てる意識がある
・自分も改善できる
テレビ的ではありません。
でも強い。
逆に、刺激を求め続ける人は、
「もっといい人がいるはず」
と永遠に探し続けます。
これが“婚活迷子”の典型です。
■ 厳しめの視点
婚活はショーではありません。
覚悟が必要です。
・条件のすり合わせ
・現実的な選択
・妥協ではなく調整
これを避けて“運命”を待つ人は、
時間だけが過ぎます。
結婚は奇跡ではありません。
選択と積み重ねです。
■ エンタメをどう使うか
おすすめは、こうです。
・感情を楽しむ
・参考程度にする
・現実と混同しない
テレビはヒントにする程度。
最終判断は、自分の生活を基準に。
ここを徹底してください。
次回(最終回)は、
・婚活バラエティ問題の総まとめ
・本当に結婚できる人の選択
・婚活で後悔しないための最終メッセージ
をお届けします。
本当に結婚できる人が最後に選ぶもの

ここまで、
・婚活のエンタメ化の危うさ
・リアリティショーとの違い
・視聴者への心理的影響
・テレビに振り回されない視点
をお伝えしてきました。
最終回は結論です。
婚活バラエティが悪いのではありません。
問題は、
それを“基準”にしてしまうことです。
■ 結婚は「映えない決断」
テレビでは、
・劇的な告白
・涙の告白
・奇跡の逆転
が描かれます。
しかし、実際の成婚現場は違います。
・落ち着いた話し合い
・将来設計の確認
・静かな合意
ドラマはありません。
でも、そこに本物があります。
■ 本当に結婚できる人の選択
成婚する人は、番組的ではありません。
・冷静に相手を見る
・自分の市場価値を理解する
・覚悟を持って決める
そして何より、
「刺激」より「安定」を選びます。
ドキドキより居心地。
盛り上がりより信頼。
ここを選べた人から、結婚に近づきます。
■ 婚活で迷わないために
テレビを見て、
「こんな出会いがほしい」
と思うのは自然です。
でも、その後に問いかけてください。
・この人と家賃を払えるか?
・病気のとき支え合えるか?
・意見が違っても話し合えるか?
これが婚活のリアルです。
■ 厳しめの総括
婚活がうまくいかない人ほど、
・運命を求める
・理想を下げない
・刺激を探す
しかし結婚は、
・選択
・調整
・継続
です。
ここを受け入れられない限り、
番組を見ても、アプリを使っても、
結果は変わりません。
■ 婚活カウンセラーとしてのメッセージ
婚活は、誰かに見せるものではありません。
あなたの人生です。
エンタメは楽しんでください。
でも、判断は冷静に。
本当に結婚できる人は、
・自分の生活を基準にする
・感情だけで決めない
・覚悟を持つ
この3つができています。
婚活バラエティのニュースは、
私たちに問いかけています。
「あなたは何を基準に結婚を決めますか?」
刺激か。
安心か。
その選択が、未来を決めます。
フォリパートナー編集部



