
【第1回】結婚相手と恋愛相手は別物。ここを混同すると一生迷う

「好きな人と結婚すれば幸せになれる」
そう信じて婚活を始めたものの、いざ結婚を意識すると急に不安になる。
これは珍しいことではありません。現場では、むしろ大半の人が一度はここで立ち止まります。
理由は明確です。
結婚相手と恋愛相手は、求められる役割が根本的に違うから。
この違いを理解しないまま婚活を続けると、
・決めきれない
・条件を上げ下げし続ける
・好きになれない
・「もっといい人がいる気がする」
という無限ループに入ります。
まずは、土台となる考え方から整理しましょう。
■ 恋愛相手に求めるものは「感情の充足」
恋愛相手に対して、人は無意識にこんなものを求めています。
・一緒にいると楽しい
・ドキドキする
・見た目や雰囲気が好み
・会話が盛り上がる
・非日常感がある
つまり、恋愛は感情を動かしてくれるかどうかが最優先。
多少の価値観のズレや不安定さがあっても、
「好き」という感情がそれを上書きしてくれます。
だから恋愛では、
・勢い
・直感
・テンポ
がとても重要になる。
ただし――
この感覚をそのまま結婚相手選びに使うと、ほぼ確実に迷います。
■ 結婚相手に求めるものは「生活の安定」
一方、結婚相手に求められるのは感情よりも現実対応力です。
・話し合いができる
・感情をコントロールできる
・問題が起きても逃げない
・価値観の違いをすり合わせられる
・日常を一緒に回せる
結婚とは、
恋愛の延長ではなく「生活の共同経営」。
トキメキが薄れても続くのが結婚。
トキメキがあるうちは成立するのが恋愛。
ここを混同すると、
「好きだけど不安」
「悪くないけど決め手がない」
という状態が生まれます。
■ 婚活で一番多い失敗パターン
現役カウンセラーとして見てきて、特に多いのがこのケース。
恋愛的に惹かれる相手
→ 結婚を考えると不安
→ でも手放すのが怖い
→ 時間だけが過ぎる
このとき多くの人は、
「自分が慎重すぎるのでは?」
「贅沢なのでは?」
と自分を責めます。
でも違います。
判断軸がズレているだけ。
結婚相手を見るときに、
恋愛相手と同じレンズで見ている限り、答えは出ません。
■ 結婚相手を見るときの“視点の切り替え”
結婚相手と恋愛相手の違いを見極める最大のポイントはこれです。
「この人と問題を一緒に解決できるか?」
・意見が違ったとき、黙る?怒る?話す?
・不機嫌を相手にぶつける?自分で整える?
・謝れる?感謝できる?
・都合が悪くなると逃げない?
結婚生活は、
「何も問題が起きない状態」ではなく
「問題が起きたときの対処力」で決まります。
恋愛中は見えにくいけれど、
結婚後に必ず表に出る部分です。
■ 成婚する人が自然にやっていること
早く成婚する人ほど、実は冷静です。
・条件より「一緒にいて楽か」
・刺激より「安心して話せるか」
・恋愛感情より「信頼できるか」
「ドキドキしない=ナシ」ではなく、
「落ち着く=可能性あり」と判断できる。
これは妥協ではありません。
結婚相手と恋愛相手の違いを理解した選択です。
■ 第1回まとめ
・結婚相手と恋愛相手は役割が違う
・恋愛は感情、結婚は生活
・好き=結婚向きではない
・迷いが出るのは判断軸がズレている証拠
・見極めは才能ではなく“視点”
次回は
第2回:恋愛では最高。でも結婚では苦労しやすい相手の特徴
を、男女別・実例ベースで解説します。
【第2回】恋愛では最高。でも結婚すると苦労しやすい相手の特徴

婚活の現場で本当によく聞く言葉があります。
「好きなんです。でも、結婚って考えると不安で…」
この感覚、実はとても健全です。
なぜならそれは、恋愛相手としての相性と結婚相手としての適性を、無意識に切り分け始めているサインだから。
今回は、
「恋愛では魅力的。でも結婚すると苦労しやすい相手」
の典型パターンを、現場目線でお伝えします。
① 気分や感情の波が激しい人
恋愛初期は、感情豊かな人はとても魅力的に映ります。
・喜び方が大きい
・愛情表現がストレート
・一緒にいて刺激がある
ただし結婚生活では、
この「感情の振れ幅」がそのまま負担になります。
・機嫌が悪いと空気が重くなる
・感情で物事を決める
・話し合いより感情優先
結婚生活は毎日がイベントではありません。
感情を自分で整えられない人は、
無意識にパートナーを感情の受け皿にします。
これは恋愛中は見えにくく、
結婚後に一気に表面化する代表例です。
② 話し合いが「勝ち負け」になる人
恋愛では、多少の衝突も
「本音をぶつけ合えている」と好意的に解釈されがちです。
ですが結婚では違います。
・意見が違うと論破してくる
・謝るより正しさを証明したがる
・相手の感情より理屈を優先する
このタイプは、
恋人としては頼もしく見えても、
配偶者になると心が休まらない相手になります。
結婚に必要なのは「正解」ではなく「折り合い」。
話し合いのゴールが
「勝つこと」になっている人は、
家庭内で常に緊張を生みます。
③ 自由と自立を履き違えている人
「自立している人がいい」
婚活ではよく出る条件ですが、ここには落とし穴があります。
本当に結婚向きな自立とは、
一人でも生きられるけど、二人でも協力できる状態。
一方で結婚に向きにくいのは、
・自分のペースを絶対に崩さない
・相手に合わせるのを「我慢」だと思っている
・共有や相談を面倒がる
このタイプは恋愛では
「大人」「サバサバしてる」と好印象ですが、
結婚すると孤独感を生みやすい。
結婚は干渉し合う関係ではありませんが、
無関心でも成立しません。
④ 問題が起きると距離を取る人
これは見逃されがちですが、非常に重要です。
・不安になると連絡が減る
・揉めると一旦フェードアウト
・「考えたい」と言って話し合いを避ける
恋愛中は
「時間を置いてくれてる」と解釈されがちですが、
結婚生活では致命的です。
なぜなら、
結婚後の問題は待ってくれないから。
逃げ癖がある人は、
結婚後も同じ行動を繰り返します。
⑤ 将来の話がいつも曖昧な人
・子どもは「できたらでいい」
・住まいは「その時考えよう」
・仕事やお金の話を避ける
恋愛ではロマンチックに見えるこの姿勢。
でも結婚では、
責任を負う覚悟がまだできていないサインです。
結婚相手に必要なのは、
完璧な答えではなく「一緒に考える姿勢」。
話題を避け続ける人は、
いざ決断の場面で足が止まります。
■ 厳しいけど大事な現実
恋愛で強く惹かれる相手ほど、
結婚では苦労することが多い。
これは残酷ですが、事実です。
だからこそ婚活では、
「好きかどうか」だけでなく
「安心して生活を任せられるか」
という視点を持つことが重要になります。
■ 第2回まとめ
・恋愛向き=結婚向きではない
・感情、逃げ癖、話し合いの姿勢は要チェック
・違和感は無視しなくていい
・結婚は刺激より安定
次回は
第3回:結婚相手に向いている人の共通点|決められる人が見ているポイント
をお届けします。
【第3回】結婚相手に選ばれる人が必ず見ている「決定的なポイント」

婚活で成婚する人たちを見ていると、
ある共通点があります。
それは
「相手を見る目が現実的」
ということ。
決して妥協しているわけではありません。
むしろ、“結婚に必要な本質”を正確に見抜いています。
今回は、
結婚相手として選ばれる人が必ずチェックしているポイント
を、現役カウンセラーの視点でお伝えします。
① 一緒に問題解決ができるか
結婚生活で避けられないもの。
それは「問題」です。
・体調不良
・仕事の変化
・家族の問題
・お金の判断
結婚向きな人は、
「問題が起きたとき、どう向き合うか」を見ています。
✔ 感情的にならず話せる
✔ 自分の非を認められる
✔ 相手の立場を想像できる
逆に、
・責任転嫁する
・黙り込む
・相手を責める
こうした姿勢が見えた瞬間、
結婚対象から外されることも少なくありません。
恋愛は楽しい時間を共有するもの。
結婚は「大変な時間を一緒に越えられるか」。
ここが一番の分岐点です。
② 生活レベルと価値観が近いか
年収や学歴よりも、
実際に結婚後トラブルになりやすいのはここ。
・お金の使い方
・休日の過ごし方
・食事や睡眠のリズム
・清潔感の基準
これらは恋愛中は我慢できますが、
結婚後は毎日続きます。
結婚向きな人は、
「好き」より先に
「無理せず続けられるか」
を確認しています。
違いがある=ダメ、ではありません。
違いを「調整できそうか」が大事。
ここを見誤ると、
結婚後に小さなストレスが積み重なります。
③ 言葉と行動が一致しているか
婚活でよくある失敗が、
「言ってることは素敵だけど、行動が伴っていない」
というケース。
✔ 忙しいと言いながら時間は作る
✔ 約束を守る
✔ 小さな配慮を継続できる
結婚を決める人ほど、
この“地味な一貫性”を重視します。
結婚はイベントではなく日常。
口先だけの優しさは、
いずれ必ず見抜かれます。
④ 不安や違和感を話し合えるか
結婚を意識し始めると、
不安は必ず出てきます。
・この人でいいのかな
・価値観は本当に合う?
・家族とうまくやれる?
結婚向きな相手は、
こうした不安を「共有できる相手」です。
✔ 不安を否定しない
✔ 話し合いから逃げない
✔ 結論を急かさない
「考えすぎだよ」「気にしすぎ」
で片付ける人は、
結婚後も同じ態度を取ります。
⑤ 一緒に成長しようとする姿勢があるか
結婚はゴールではなくスタート。
結婚向きな人は、
・学ぶ姿勢がある
・変わることを恐れない
・自分をアップデートできる
こうした点を自然と見ています。
完璧な人より、
柔軟に変われる人のほうが
結婚生活はうまくいきます。
■ 厳しいけど大切なこと
結婚相手を見極めるというのは、
「欠点を探すこと」ではありません。
一緒に現実を生きられるかを見ること。
ドキドキより安心、
刺激より信頼。
これにシフトできた人から、
結婚は一気に現実になります。
■ 第3回まとめ
・結婚は問題解決力を見る
・価値観は生活レベルで判断
・言葉より行動
・不安を共有できるか
・成長意欲があるか
次回は
第4回:それでも迷う人へ|「この人でいいの?」の正体と向き合い方
をお届けします。
【第4回】「この人でいいの?」と迷う理由|結婚直前に不安が爆発する人の共通点

婚活をしていると、
とても多く聞く言葉があります。
「条件も悪くないし、優しいし、問題もない。
でも……この人で本当にいいのか分からないんです。」
実はこれ、
結婚が近づいた人ほど起こりやすい“正常な反応”です。
今回は、
なぜ迷いが生まれるのか、
そしてその正体と向き合い方を、
現役婚活カウンセラーの視点でお話しします。
① 「迷っている=間違っている」ではない
まず大前提として知ってほしいこと。
迷いが出る=相手がダメ、ではありません。
むしろ、
・本気で結婚を考えている
・人生をちゃんと見ている
人ほど、迷います。
軽い恋愛なら勢いで進めますが、
結婚は「戻れない選択」だと無意識に分かっているからこそ、
脳がブレーキをかけるんです。
つまり、
迷っている自分を責める必要はありません。
② 迷いの正体は「失う怖さ」
多くの人が感じている不安の正体はこれです。
・もっと良い人がいるかもしれない
・今の自由がなくなるかもしれない
・選択を間違えたら取り返しがつかない
これは、
相手への不安というより「選択への恐怖」。
人は、
「得ること」より「失うこと」を過大評価します。
だから、
結婚という“確定”が近づくほど、
今持っている可能性すべてを失うような錯覚に陥る。
これが
「この人でいいの?」の正体です。
③ 恋愛脳が邪魔をしているケース
迷いが長引く人の多くは、
まだどこかで恋愛基準で相手を見ています。
・ドキドキするか
・刺激があるか
・テンションが上がるか
でも、結婚生活の満足度は
ここでは決まりません。
結婚後に効いてくるのは、
✔ 話し合いができる
✔ 体調や感情に配慮できる
✔ 安心して弱さを出せる
ドキドキが薄れた=愛がない
と勘違いしてしまうと、
本当に大切なものを見落とします。
④ 迷いが危険信号になるケースもある
ただし、
すべての迷いがOKなわけではありません。
次のような場合は注意が必要です。
・価値観の違いが明確にある
・話し合いを避けられる
・不安を伝えると否定される
・一緒にいると自己肯定感が下がる
この場合の迷いは、
心が出している正当な警告です。
「迷っている自分が悪い」と抑え込まず、
何に違和感を感じているのかを言語化してください。
⑤ 迷いを整理するための3つの質問
迷ったときは、
この3つを自分に問いかけてみてください。
① この人と一緒に「大変な時」を想像できるか
② 不安を正直に話したいと思える相手か
③ この人といる自分を、好きでいられるか
YESが多いなら、
その迷いは「恐れ」であって「不適合」ではありません。
■ カウンセラーとして本音で伝えたいこと
完璧に「迷いゼロ」で結婚する人は、ほぼいません。
結婚とは、
「不安がある中で、信頼を選ぶ決断」。
迷いがあるからダメなのではなく、
迷いを一緒に乗り越えられない相手が問題なのです。
■ 第4回まとめ
・迷いは本気の証拠
・正体は「失う怖さ」
・恋愛基準を引きずっていないか確認
・違和感は無視しない
・迷いを言語化することが大切
次回はいよいよ最終回、
第5回:結婚相手を決められる人・決められない人の決定的な違い
をお届けします。
【第5回】結婚相手を決められる人・決められない人の決定的な違い

婚活を長く見てきて、
成婚する人と、なかなか決断できない人には
はっきりした違いがあります。
条件でも、年齢でも、恋愛経験でもありません。
違うのは、結婚に対する向き合い方です。
今回は、
「最後に決められる人」が何を見ているのか、
カウンセラーとして本音でお話しします。
① 決められる人は「答え」を探していない
結婚を決められる人は、
「正解の相手」を探していません。
代わりに見ているのは、
・この人となら話し合えるか
・問題が起きたとき逃げずに向き合えるか
・完璧じゃない現実を一緒に受け入れられるか
つまり、
**未来を“一緒に作れるか”**を見ています。
一方で決められない人は、
「もっと合う人がいるかも」
「不安がゼロになる瞬間」を探し続けます。
でも、その瞬間は来ません。
② 決められない人ほど“条件”にしがみつく
迷い続ける人ほど、
最後に条件に戻ります。
・年収
・学歴
・身長
・年齢
・肩書き
条件は大事です。
ただしそれは入口であって、決断材料ではない。
条件で選び続ける限り、
「もっと上」が頭から離れません。
結婚を決めた人は、
条件を超えたところで
「この人と生きる覚悟」を選んでいます。
③ 決められる人は「自分の弱さ」を知っている
結婚を決められる人は、
自分を過信していません。
・自分も完璧じゃない
・気分が落ちる日もある
・間違えることもある
だからこそ、
「自分を理解しようとしてくれる人」を選べます。
反対に決められない人は、
どこかで
「もっと良い選択ができるはず」
と自分を信じすぎてしまう。
その結果、
誰とも決められなくなります。
④ 「好き」よりも「信頼」を選べるか
結婚は、
好きという感情だけでは続きません。
長く続く夫婦に共通しているのは、
・約束を守る
・言葉と行動が一致している
・不安を放置しない
こうした信頼の積み重ねです。
ドキドキが落ち着いてきたとき、
それを「冷めた」と捉えるか、
「安心」と捉えるか。
ここが分かれ道です。
⑤ 最後に決める人がやっていること
結婚を決めた人たちは、
最後にこう言います。
「不安はあるけど、この人となら大丈夫だと思えた」
不安が消えたから決めたのではなく、
不安があっても選べた。
これが最大の違いです。
■ 婚活カウンセラーとしての結論
結婚相手は
「一番好きな人」より
「一番話し合える人」。
「完璧な人」より
「不完全さを共有できる人」。
迷いがあるのは、真剣な証拠。
でも、迷い続けるかどうかは選択です。
人生は、
待ってくれる相手ではなく、
一緒に進んでくれる相手と作るもの。
■ 最終回まとめ ・正解探しをやめる
・条件では決めない
・自分の弱さを受け入れる
・好きより信頼を見る
フォリパートナー編集部



