
第1回:なぜ“3回目のデート”が重要視されるのか?

婚活や恋愛において「3回目のデート」は特別な意味を持ちます。
初対面の緊張も少しずつほぐれ、お互いの印象が固まりつつあるこのタイミングで、脈ありか脈なしかを見極めることができれば、その後の行動方針にも大きく影響を与えるはずです。
このコラムでは、【3回目のデート】【脈あり】というキーワードを軸に、婚活中の方に役立つ見極めポイントを、全5回にわたり年代・性別・デート場所別に詳しく解説していきます。
なぜ“3回目のデート”が重要なのか?
1回目・2回目のデートでは、お互いをよく知らない状態での「探り合い」が多く、恋愛感情よりも人間性の見極め段階です。
ですが、3回目となると話が変わってきます。
▼3回目のデート=「付き合えるかどうかのジャッジタイム」
実際に結婚相談所やマッチングアプリの利用者の声を見てみると、
- 「3回会ってもドキドキしない人は恋愛対象にならない」
- 「3回目で真剣交際を申し込まれた」
- 「ここで進展がなければもう終わりかなと感じる」
というような声が多数あります。
つまり、「3回目のデート」は以下の分岐点になっているのです。
結果 | 内容 |
脈あり | 真剣交際・お付き合いの打診/将来を意識した話題が出る |
脈なし | フワッとした会話/次の約束が曖昧/感情が淡泊 |
婚活市場における「3回目デート」の重み
結婚相談所の活動では、最初のお見合い〜仮交際までは“ある程度の人数と会う”ことが基本となっています。
そのため1回目・2回目のデートまでは「見極め期間」として複数人と並行して会っていることも珍しくありません。
しかし、3回目以降のデートになると、“真剣交際へ進むかどうか”の判断時期に突入するため、次のような変化が起きます。
- 仮交際→真剣交際への移行(1対1交際へシフト)
- 他の交際を終了するか検討
- 結婚観や将来像について踏み込んだ話題が増える
つまり、3回目のデートを迎えるということは、それなりの好意と真剣度がある証でもあるのです。
男女で違う「3回目のデート」への意識
男性の場合:
- 「そろそろ気持ちを伝えたい」
- 「この人と付き合いたいか決めよう」
- 「距離感を縮めたい」
というように、「次のステップ」への気持ちが強くなる傾向があります。
女性の場合:
- 「本当に信頼できる人か見極めたい」
- 「将来の話をどれだけしてくれるか見たい」
- 「相手が焦っていないか冷静に見ている」
と、恋愛感情と同時に“結婚を前提に考えられるか”という視点が強くなります。
つまり、3回目のデートでは【男性→積極的/女性→冷静】というギャップが生まれやすいため、見極めが重要になってくるのです。
脈ありか?脈なしか?3回目デート前に見ておくべきサイン
「3回目のデートに誘われた」「誘おうか迷っている」という時点で、下記のサインがあれば脈ありの可能性は高いと言えます。
サイン | 内容 |
積極的に連絡が来る | デート後にもLINEが続く/次の予定を聞いてくる |
リアクションが大きい | 共感してくれる・楽しそうに笑う・話を広げる |
予定を合わせようとしてくれる | 忙しくても日程調整に前向き |
距離感が近づいている | ボディタッチが増える/視線が多い |
まとめ:3回目のデートは婚活の分水嶺!
婚活における「3回目のデート」は、
✔ 好意があるか
✔ 結婚を意識できるか
✔ 今後も会いたいと思えるか
を判断する重要なタイミングです。
この回では、3回目デートの重要性と、前提知識を中心にご紹介しました。
第2回:3回目デートで見抜く「脈あり行動」と「脈なしサイン」

前回は「なぜ3回目のデートが重要なのか?」という婚活における分岐点的な意味を解説しました。
今回は、実際に3回目のデート当日に注目すべき“行動の違い”に焦点を当てていきます。
相手の振る舞い・会話の内容・距離感から、脈ありかどうかを見極める具体的なポイントを紹介します。
脈あり男性の行動パターンとは?
婚活中の男性が「この人と先に進みたい」と思っているときの行動は、ある意味わかりやすく、次のような傾向があります。
1. 時間をたっぷり取ってくれる
3回目のデートで夕方1〜2時間程度の「軽いお茶」だけだった場合、本気度は低め。
脈あり男性は、丸一日空けてくれることが多いです。映画→食事→お散歩など、長く一緒にいたいという気持ちが行動に表れます。
2. 将来を匂わせるような話題を振る
たとえば以下のような話題が出たら、高確率で「脈あり」です。
- 「結婚したらどんな生活が理想?」
- 「仕事続けたいって考えてる?」
- 「子どもって何人くらい欲しい?」
これは、女性側の考え方や価値観を知っておきたいという意図であり、遊び目的の男性が話すことはまずありません。
3. デート後の連絡が早い・内容が具体的
3回目デートの帰宅後にすぐ連絡が来て、「次は○○行こうね」といった具体的な提案がある場合はほぼ脈あり。
「また会いたい」=あなたに興味ありのサインです。
逆に“脈なし”男性の特徴は?
次のような行動が見られる場合は、残念ながら「脈なしかも?」と判断しても良いでしょう。
1. 会話が浅い・未来の話を避ける
「仕事はどう?」「最近ハマってることある?」など、軽い話ばかりで結婚観などには一切触れない場合は、まだあなたを本命とは見ていない可能性大。
2. スマホばかり見ている
3回目なのにスマホを頻繁にチェックしていたり、LINEの返信に夢中だったりするのは、誠実さに欠ける証拠。
3. 「次の約束」が曖昧 or ない
「また都合が合えば」「予定がわかったら連絡するね」などの曖昧表現は脈なしのサイン。
脈あり女性のサインは?(男性視点)
男性読者に向けて、女性の脈ありサインも紹介しておきます。
- 自分から話題を広げてくれる
- プライベートな質問が増える
- 帰り際が名残惜しそう
- 「楽しかった」「また会いたい」が自然に出る
一方、脈なしの場合は、リアクションが淡白、沈黙が多い、笑顔が減る、会話を早く終わらせようとするなどが見られます。
会話の“内容”よりも“質と方向性”がカギ
3回目のデートでは、たとえば以下のような会話があると「脈あり」の精度が一気に高まります。
会話例 | 脈度 |
「両親にはどんな人と結婚してほしいって言われてる?」 | ◎ |
「○○さんと一緒にいると、すごく落ち着く」 | ◎ |
「他にも会ってる人っている?」 | ◯(真剣さの裏返し) |
「休日って普段どんな風に過ごしてるの?」 | △(探り中) |
「このあと仕事あるから30分くらいで」 | ✕(優先順位が低い) |
“行動と会話”をセットで見るのが重要
人は言葉で取り繕うことができますが、行動は無意識に出るもの。
たとえば、
- 「また会おうね」と言いながらLINEが来ない
- 「一緒にいて楽しい」と言いつつスマホばかり見てる
といった矛盾行動は、あなたを“キープ”している可能性もあります。
言葉だけで判断せず、「どれだけ本気で向き合っているか」を行動で見極めることが重要です。
まとめ
3回目のデートは、
- お互いの好意が明確になる
- 将来への意識が見え隠れする
- 「付き合うorやめる」の判断がなされる
という“転換点”です。
相手の会話や態度を丁寧に観察しながら、「脈あり」「脈なし」のサインを見逃さないようにしましょう。
第3回:20代・30代・40代の“3回目デート事情”と本気度の違い

同じ“3回目のデート”でも、年齢によってその意味合いや行動傾向は大きく異なります。
今回は「20代・30代・40代」それぞれの世代別に、3回目デートにおける“脈あり傾向”や“注意すべきポイント”を詳しく解説します。
20代の3回目デート:恋愛優先・気軽さとスピード感がカギ
恋愛ベースの婚活が多い世代
20代の婚活は、結婚への意識よりも“まずは恋愛”という気持ちが強め。
特にマッチングアプリでは、恋人探し感覚で婚活を始める人も多いため、3回目のデート=まだ様子見というケースが多いです。
脈ありサインは「会話の深さ」と「次回の確約」
- あまり将来の話をしないのが20代の特徴ですが、「次は〇〇に行こうよ」と自発的に次を提案するなら前向き。
- また、家族や仕事の悩みなど、少しパーソナルな話を始めたら本気度アップの証拠。
注意点
- LINEや連絡が突然減る場合は、他の異性に気持ちが移ったサイン。
- 気軽なノリに惑わされず、誠実さの有無で見極めるのが大切。
30代の3回目デート:結婚を意識した“本気度テスト”の場
結婚を視野に入れた真剣な交際が目的
30代の婚活では「この人と結婚できるかどうか」を3回目で見極めようとする傾向が強まります。
特に結婚相談所や婚活パーティー経由では、交際成立から3回目=真剣交際前の判断タイミングです。
脈ありサインは「将来の擦り合わせ」と「行動の誠実さ」
- 家族観や子育ての考え方などを軽く触れてくる男性は、結婚を真剣に考えている可能性大。
- 女性側も「お相手が将来像に合うか」を冷静にチェックしている傾向があります。
注意点
- お互いに“品定め感”が出てしまうと距離が縮まりにくくなる。
- 初対面の印象に引っ張られすぎず、会話や対応の誠実さを見極める冷静さが必要です。
40代の3回目デート:決断スピードと相性の“最終チェック”
遠回りしたくない世代
40代の婚活では、時間的リスクや体力的な不安もあるため、最初から真剣モードで向き合う人が多いです。
特に結婚相談所の場合、3回目で「この人と進めるか否か」を判断し、進展しなければ交際終了も辞さないというシビアさがあります。
脈ありサインは「行動力」と「精神的な安心感」
- 仕事終わりに無理して時間を作ってくれる
- LINEがこまめで、返信が丁寧かつ早い
- 食事の際に相手を気遣う余裕がある
などの行動は、本気であなたを大切にしたいという姿勢の表れ。
注意点
- 見た目や条件だけで判断しやすい傾向があるので、心のつながりを意識していくことが重要。
- 自分も「求める条件」に固執しすぎないよう、柔軟な価値観を持つことが婚活成功のカギとなる。
年代別での“脈あり判断”まとめ
年代 | 3回目デートの意味 | 脈ありサイン | 注意点 |
20代 | 恋愛前提、まだ軽めの判断 | 次回の提案、プライベートな話 | 温度差と曖昧な態度に注意 |
30代 | 真剣交際の手前、決断の段階 | 将来の話題、誠実な連絡 | “品定め感”が強くならないよう注意 |
40代 | 決断と覚悟のタイミング | 行動の誠実さ、気遣い | 条件優先ではなく心の相性を重視 |
まとめ
年齢によって、3回目のデートにおける「意味」も「態度」も大きく異なります。
そのため、自分の年齢に合ったスタンスで、相手の行動や言動を受け止める視点が重要です。
- 20代:焦らず気持ちの変化を見守る
- 30代:結婚観の共有と誠実なコミュニケーション
- 40代:条件よりも“人としての相性”にフォーカス
3回目のデートは、お互いの未来を描けるかを見極める“最後の見定めポイント”。
第4回:3回目で告白されたらどうする?OK・保留・お断りの正解対応とは

婚活や恋愛において「3回目のデートで告白される」ことは、非常によくあるシチュエーションです。
このタイミングでの告白は、相手の本気度が高まっている証ともいえますが、一方で焦らされているように感じてしまうことも。
今回は、3回目で告白されたときの正しいリアクションと、脈がないと感じた際のスマートな“引き際”を解説します。
告白されたときの3つの対応パターンと選び方
① 素直にOKする場合
すでに自分の中でも「この人と真剣にお付き合いしたい」という気持ちが固まっているなら、素直にOKしましょう。
OKしても良い判断ポイント
- 会話のテンポや価値観が合うと感じる
- 相手の生活スタイルや仕事のリズムに無理がなさそう
- 結婚への温度感が自分と似ている
- 「自分を大切にしてくれそう」と確信できる
※特に30代以降の婚活では、「タイミングを逃さない素直さ」が大切です。
② 少し考えたいと保留する場合
告白されたときに迷いがある場合は、一旦時間をもらう保留パターンもありです。
ただし、保留には注意点も多いため慎重に扱いましょう。
保留の際の注意点
- 「もう少しお会いしてから決めたい」と前向きな表現で伝える
- 期限を設けてあげる(例:「あと1~2回お会いしてもいいですか?」)
- 相手のペースも尊重し、LINEなどでのやりとりは丁寧に続ける
やってはいけない保留対応
- 曖昧な態度で相手を期待させる
- 既読スルーや返信が遅くなる
- 他に気になる相手がいてキープ感覚で保留する
相手の真剣な気持ちに対して、誠実なスタンスを保ちましょう。
③ 断る場合:伝え方のコツとマナー
「ごめんなさい、気持ちには応えられない」と断る場面では、相手のプライドや気持ちを必要以上に傷つけない配慮が必要です。
NGな断り方
- 「タイプじゃない」とストレートすぎる理由
- 返信しないまま自然消滅
- デート後にLINEで一方的にブロック
好印象な断り方
- 「誠実な気持ちに感謝しています」
- 「数回お会いする中で、素敵な方だと感じていました」
- 「でも、自分の中で決めきれない気持ちがあって…」
- 「大切に向き合いたいからこそ、今回はごめんなさい」
結婚相談所などでは、交際終了理由のフィードバックをカウンセラーに共有するケースもあるため、丁寧な対応が次の出会いにつながります。
告白された側が“脈あり”かどうか不安な場合の判断軸
告白されたけど「本当に私に本気なの?」「他の人にも言ってそう…」と疑念を持つ方も少なくありません。
そんなときは以下のポイントをチェックしてみてください。
本気の告白の見分け方
- 2回目・3回目のデート内容が丁寧だったか?(準備・下調べを感じたら本気度高め)
- 質問の内容に“将来像”が含まれていたか?
- 連絡頻度が安定し、誠実なやりとりだったか?
- 体目的の雰囲気がなかったか?
特にマッチングアプリでは、軽いノリの“とりあえず告白”も少なくないため、「デートの質」で見極めることが重要です。
結婚相談所の場合:3回目で告白=真剣交際への意思表示
結婚相談所では、3回目のデートでの告白は「仮交際から真剣交際へ進みたい」という意思表示に近い位置づけです。
真剣交際とは?
- 他の異性との交際を終了し、1対1の関係に移行
- 結婚を前提とした具体的な話が進む
- プロポーズや親への挨拶も視野に入る段階
対応に迷ったら
結婚相談所のカウンセラーに正直な気持ちを相談し、自分の気持ちを整理する時間を確保することが重要です。
まとめ:自分の気持ちに正直に、でも誠実に
3回目のデートでの告白は、相手の真剣度が高まった証。
その場で即答する必要はありませんが、自分の気持ちに向き合い、誠実に返すことが今後の婚活成功の分かれ道となります。
第5回:3回目デートでの失敗と“脈なしサイン”の正しい引き際とは?

3回目のデートは、2人の関係が大きく進展するか、フェードアウトするかの分岐点。
「告白をどう返すか?」に加え、“脈なしサイン”をどう見極めて引き際を判断するかも、婚活において非常に重要なスキルです。
本記事では、3回目デートでよくある失敗例や、“引き際”の判断基準を紹介します。
ありがちな3回目デートの失敗例
① 話が結婚の話題に偏りすぎる
「この人、もう結婚しか頭にないんだな」と相手に思われると、一気に熱が冷めることもあります。
対策:
- 将来について話す際は、あくまで自然な流れで
- 仕事・趣味・家族などの“現在の自分”もバランスよく話す
② 高級店デートで気を遣わせてしまう
気合を入れて高級レストランを予約したものの、相手が居心地悪そうにしていた…というケースも。
対策:
- 3回目でも“気取らないおしゃれなカフェ”程度がベター
- 相手の好みや予算感に合わせる気遣いを
③ 自分ばかり話してしまい、相手の様子を見ていない
自分が脈ありだと舞い上がって一方的に話してしまうと、肝心の相手の反応を見逃します。
対策:
- 会話のキャッチボールを意識
- 相手が退屈そうにしていないか、表情を観察する
“脈なしサイン”の見極めポイント
以下のようなサインが見られたら、残念ながら脈なしの可能性が高いです。
① デート終了後、連絡が減る or 途切れる
3回目デートまでは頻繁にLINEしていたのに、終わった瞬間から「未読スルー」「既読スルー」が増える場合は要注意。
② 会話が表面的で、深い話に乗ってこない
- 家族、価値観、人生観など、深い話題になると急に曖昧になる
- 「そうなんですね〜」と相づちで流される
③ 「また会いましょう」が社交辞令っぽい
- 「また機会があれば」など曖昧な表現
- 次の予定を具体的に立てようとしない
脈なしと判断したときの“引き際”マナ
傷ついたり、納得できなかったりしても、潔く手を引くことが婚活では最良の選択になることもあります。
ベストな対応とは?
- 感謝の気持ちを伝えて終了(例:「素敵な時間をありがとうございました」)
- 変にしがみつかない(LINEの長文ラッシュや“なぜ?”と詰めるのはNG)
- 次の出会いに気持ちを切り替える
結婚相談所であれば、カウンセラー経由で終了連絡することで気まずさを避けられます。マッチングアプリや婚活パーティーでも、相手への礼儀を忘れずに対応しましょう。
3回目のデートに失敗しても大丈夫!切り替えが鍵
たとえうまくいかなかったとしても、3回目まで進めたという実績は“十分な成果”です。
相手が自分を知りたいと思って3回会ってくれた、その経験が次の出会いに活かされます。
婚活では、
- 「脈あり」を見極める目
- 「引き際」を見極める勇気
この両方を持ち合わせている人ほど、結果に近づいていきます。
コラムまとめ:3回目デートを“勝負の場”ではなく“確認の場”に

3回目のデートで“脈あり”か“脈なし”かを完全に判断しきるのは難しいこともありますが、
その分「自分にとって大事なポイントを確認する場」だと捉えることが大切です。
一緒にいて自然体でいられるか
価値観や将来観が合いそうか
無理なく関係を深められそうか
こうした“自分軸のチェックリスト”を持ちながら、無理なく進めていきましょう。
フォリパートナー編集部