
【第1回】婚活迷子に共通する残念な習慣とは?スタッフが本音で伝えたい“あと一歩”の壁

「このままだと結婚は難しいかも…」と思う瞬間
結婚相談所のスタッフ(カウンセラー)が日々感じている本音のひとつに、「この方は良いところもあるのに、婚活が空回りしている」というケースが多々あるという点があります。そうした方々は、いわゆる「婚活迷子」と呼ばれる存在で、努力はしているものの、方向性がズレてしまっているためにチャンスを逃してしまっているのです。
今回は、そうした婚活迷子の方々に共通する“残念な習慣”と、その改善ポイントを、現場スタッフのリアルな声とともに紹介していきます。
1. 理想の条件がアップデートされていない
「年収1,000万円以上・高身長・イケメン・優しい・長男以外・都内在住」――こうした条件は、一見して「高望み」と思われがちですが、それよりも問題なのは「昔の理想をそのまま持ち続けていること」です。
30代後半〜40代の女性に多い傾向として、20代のころの恋愛基準をそのまま婚活にも当てはめてしまうケースがあります。これは、相手に求める条件が自分の現状や市場価値とマッチしていないことを意味し、マッチングやお見合い成立率の低下につながります。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「年齢や状況に応じて“今の自分に合った理想”を見直すことが、婚活成功の第一歩です。条件が悪いのではなく、“タイミングとバランス”が鍵なのです。」
2. 初対面で自分を出しすぎる or 出さなすぎる
婚活では第一印象が非常に重要です。ですが、「自分のことをよく知ってほしいから」と、初対面から過去の恋愛遍歴や結婚観を詳細に語りすぎてしまう方がいます。逆に、「緊張して話せない」「失敗したくない」と一言も話さず終わってしまう方も…。
どちらも“コミュニケーションのバランス”が取れていない状態で、どんなに魅力的な人でも相手に伝わらなければ意味がありません。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「初対面は“感じのいい人”止まりでいいんです。深い話は2回目以降にして、“また会いたい”と思わせることを目指しましょう。」
3. ダメだった理由を「相手のせい」にする
「写真と違った」「話がつまらなかった」「年収が思ったより少なかった」――こうしたフィードバックをよく耳にします。しかし、それが毎回続いている場合、実は“相手”ではなく“自分の見方”に課題がある可能性が高いのです。
結婚相談所のカウンセラーは、そういった時に優しくも厳しく真実を伝える役割も担っています。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「本当に大切なのは、“自分の見る目を育てること”です。婚活は相手選びではなく、相手との関係構築の練習場でもあるんです。」
4. なぜか“最初から本命探し”をしてしまう
婚活ではよくある「ピンとこないからナシ」「会話が盛り上がらなかったからナシ」という判断。この背景には、“最初から運命の人を探している”という心理が隠れています。
でも実際は、最初から完璧にフィットする人は非常に少数派。むしろ、違和感を乗り越えた先に「本当の相性」が見えてくることも多いのです。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「違和感の9割は“初対面の緊張”です。最低でも2回は会ってみること。それで見える世界が変わることもあります。」
次回予告
次回は、婚活における「思考のクセ」が成婚を遠ざけているケースをさらに掘り下げていきます。「結婚相談所のカウンセラーが本当に伝えたい“婚活成功者の共通点”」にフォーカスし、成婚率を上げるための具体的な習慣や考え方を紹介予定です。
【第2回】“うまくいく人”は何が違う?成婚者に共通する5つの思考習慣

結婚相談所における「成婚率」は、ただの数字ではありません。その裏には、“実際に結婚を決めた人”たちの行動とマインドがあります。
今回は、カウンセラーが現場で見てきた“成婚する人”に共通する思考と習慣を、忖度なしの本音で解説していきます。
1. 「結婚したい理由」が明確
うまくいく人は、まず「なぜ結婚したいのか」が自分の中で整理できています。
- 寂しさを埋めたいから
- 老後が不安だから
- 子どもが欲しいから
- 人生を分かち合えるパートナーがほしいから
どんな理由でもいいのです。自分がなぜ婚活をしているのかを言語化できている人は、ブレない軸を持っているため、相手に対しても一貫した姿勢を見せられます。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「“誰でもいい”人には、誰も魅力を感じません。“私はこういう人生を歩みたい”と語れる人は、相手に安心感を与えます。」
2. 比較対象が“過去の恋愛”ではない
婚活が長引く人ほど、「元彼はもっとこうだったのに」と無意識に過去と比較してしまいがちです。逆に、成婚する人は“今目の前にいる人”としっかり向き合う力があります。
過去は思い出に。未来は、今から始まるのです。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「過去の恋愛が良かったなら、そちらと復縁してください。新たな出会いを大切にできる人に、未来は拓けます。」
3. 相手の「人間性」にフォーカスしている
年収、身長、学歴、見た目――もちろん大事です。でもそれは“入口”の話。うまくいく人は、2回目以降のデートで相手の考え方や人間性、価値観をしっかり観察しています。
「自分と違うところがあるか?」ではなく、「違いをどう受け入れ合えるか?」に視点があるのです。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「“正しさ”よりも“優しさ”を基準にしてください。生活は“条件”ではなく“人柄”で成り立ちます。」
4. 失敗を“糧”にできる
初デートで盛り上がらなかった、仮交際で相手から終了された。そんな時に「やっぱり婚活なんて無理」と投げ出す人は、次に進めません。
逆にうまくいく人は、「自分の言動に何か原因があったかも」と振り返るクセがあります。反省を前向きに活かす姿勢こそ、成婚への最短ルートです。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「“婚活に失敗した”ではなく、“1つ経験を得た”と思える人は強いです。行動と改善のセットでしか成婚は見えてきません。」
5. 「結婚後の生活」をイメージしている
最初から“理想の夫・妻”を探す人は、婚活が長期化する傾向にあります。しかし成婚する人は、「この人となら、話し合ってやっていけそう」「この違いは、乗り越えられそう」と、“一緒に歩む”視点を持っています。
つまり、スペックではなく“相性と協力”を重視しているのです。
スタッフ(カウンセラー)の本音
「“結婚生活を始められる人”を探しましょう。“理想の人”ではなく、“現実を一緒に築ける人”こそ最高の相手です。」
成婚者のリアルな声
「何人も会いましたが、最終的に選んだのは、“自然体でいられる人”でした。お互い無理をしない関係が、結果的に長続きするんだなと実感しています。」
次回予告
次回は、「結婚相談所スタッフが見た“意外な成婚エピソード”」を特集。条件は完璧じゃない。でも“この人となら幸せになれる”と感じた瞬間とは? スタッフ(カウンセラー)の視点だからこそ語れる、婚活の“奇跡”と“現実”をお伝えします。
【第3回】条件だけでは語れない!スタッフが見た“意外な成婚エピソード”5選

結婚相談所の現場では、「まさかこの2人が?」という組み合わせが、意外と多く成婚しています。条件がピッタリ一致していなくても、心の深い部分でつながった人同士が、穏やかに幸せを築いていく――
今回は、そんな“条件超え”の成婚エピソードを、スタッフ(カウンセラー)の本音とともにご紹介します。
エピソード①:理想を下げた瞬間、運命の人が現れた(30代女性)
30代後半の女性会員。最初は「年収800万以上・身長175cm以上・大卒・35歳まで」と非常に高い理想を掲げていましたが、数ヶ月間うまくいかず、カウンセラーと一緒に条件を見直すことに。
ふとしたお見合いで出会ったのは、年収600万・身長170cmの39歳男性。話すうちに「安心感がすごい」「価値観が合う」と感じ、真剣交際に。3ヶ月後に成婚退会。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「理想を“下げた”のではなく、“軸を見直した”んです。条件に縛られない選び方が、幸せに近づく近道になることもあります。」
エピソード②:マッチング率3%だった2人の奇跡(40代同士)
お互いに「条件を広げたけどピンとこない」とお悩みだった40代男女。年齢差もほぼなく、住まいも少し遠距離。マッチング率はたった3%と低く、お見合いも乗り気ではなかったのに、「実際に会ったらめちゃくちゃ笑えた」と意気投合。
「こんなに素直になれる人は初めて」と交際1ヶ月で真剣交際へ。その後、結婚相談所スタッフ全員が驚くほど早いスピードでご成婚に。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「システム上の“相性率”や“価値観分析”がすべてではありません。やっぱり、会ってみないとわからないのが人間関係の面白さです。」
エピソード③:バツイチ同士、“人生経験”でつながった(50代男女)
離婚歴のある50代男性と女性。お互いに「もう一度誰かと暮らすのは不安」と言いつつも、思い切って婚活を再開。最初のお見合いで「離婚で得た学び」がテーマになり、「こんなに深く話せるとは思わなかった」と交際へ。
“自立した2人”として、お互いに過干渉せず、尊重し合う関係に。初婚同士では得られなかった“大人の信頼関係”が、成婚の決め手に。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「過去に離婚歴があっても、それを乗り越えてきた人同士の絆は深いです。“失敗を活かせる人”は、次に活かす力も持っています。」
エピソード④:女性の“思い込み”を覆した年下男性(20代女性×30代男性)
年下男性=頼りない、と思っていた20代後半女性。ところが実際に会った32歳男性は、落ち着いていて価値観もしっかり。しかも、彼の方から「将来のことも含めて真剣に考えています」と誠実な言葉。
「年上じゃないとダメ」という固定観念が外れ、「この人なら安心してついていける」とご成婚に。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「“年齢”だけで決めてしまうのは本当にもったいない。年下でも年上でも、人柄と人生観がマッチすればいいのです。」
エピソード⑤:条件では最下位、でも“人間力”が最上級だった男性(30代女性)
高収入・高身長・高学歴の“ハイスペ男性”を探していた30代女性が、なぜか仮交際を続けていたのは、年収450万・中肉中背・地方勤務の男性。
「なぜこの人を選んだの?」と聞いたところ、「一緒にいると心がラク。気を使わない。誠実で温かい」との答え。結果、最終的にその男性と成婚。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「年収やスペックでは測れない“人間力”を大事にできる人は、後悔のない結婚をしています。婚活は条件だけで進めない方がうまくいきます。」
“条件”から“信頼”へシフトした人が、成婚している
私たちスタッフが見てきたリアルなエピソードからわかるのは、「条件マッチ=成婚」ではないという事実。
むしろ、「どれだけ相手を知ろうとするか」「信頼を築けるか」に本当の価値があると、日々感じています。
次回予告
次回は、【結婚相談所スタッフの本音 第二弾】の最終回として、「“婚活疲れ”を乗り越えた人たちの共通点と再起のきっかけ」をご紹介します。
辛くなったとき、やめたくなったとき、どんな考え方や行動が“幸せな結婚”に結びついたのか――リアルな再起の物語をお届けします。
【第4回】婚活疲れから“逆転成婚”した人たちの共通点と再起のきっかけ

婚活がうまくいかない期間が続くと、誰でも自信を失い、疲弊してしまいます。「もう結婚は無理なのかな」とあきらめかけた人ほど、ある“行動”や“思考の転換”で、成婚へと一気に進むことがあります。
結婚相談所スタッフ(カウンセラー)として見てきた、婚活疲れから成婚まで駆け上がった人の共通点と、再起のヒントをご紹介します。
共通点①:「自分の気持ちを隠さず、相談した」
婚活疲れに陥ってしまった方は、誰にも相談せずに孤独に戦っていることが多いです。そんな中で、素直に「疲れました」「もうどうしたらいいかわからない」とカウンセラーに話してくれた方は、そこから一気に好転していきました。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「つらい気持ちを共有してくれると、こちらも全力で寄り添えます。感情を閉じ込めるのではなく、“開示する勇気”が道を拓く鍵です。」
共通点②:「完璧主義をやめ、“ご縁”に目を向けた」
婚活がうまくいかない人は、「もっと条件に合う人がいるはず」「あと1年で絶対に成果を出さなきゃ」と自分を追い込みすぎる傾向があります。
逆転成婚した人は、途中で「もう理想を追いすぎない。まずは目の前の人と向き合ってみよう」と視点を変えました。すると不思議と、心がラクになり、相手の良さに気づけるようになります。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「“理想の人を探す”から“縁のある人を見つける”に切り替えた人が、最終的に心から安心できる相手を見つけています。」
共通点③:「1回、婚活から離れてみた
婚活疲れがピークに達していた女性会員が、「いったん休んで、自分の趣味や生活を見直します」と活動休止を宣言。1ヶ月後、「あの時間が自分をリセットするのにすごく良かった」と復帰。
その後は、穏やかな心で活動できるようになり、3ヶ月で真剣交際、5ヶ月で成婚。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「頑張りすぎると“自分を見失う”んです。一度立ち止まることは、決して逃げではなく、未来の幸せに向けた充電期間です。」
共通点④:「“婚活=自分磨き”と捉え直した」
「婚活って、自分にダメ出しされる場みたいで辛い」と思っていた方が、「でもそのぶん、どうしたら魅力的に見えるかを考える機会にもなった」と前向きに転換。
外見やプロフィールを見直したり、話し方やLINEの文面をカウンセラーと一緒に改善した結果、「断られなくなってきた!」と実感し、その後成婚に至りました。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「婚活は、他人に評価される場じゃなく、“本来の自分を磨いて気づく場”です。改善できる人は、必ず魅力的になります。」
共通点⑤:「最終的に、“一緒にいて安心できる人”を選んだ」
見た目や条件ばかりを追い求めていた方が、最後に選んだのは「会うと安心する人」「ありのままの自分でいられる人」。
この“安心感”を優先しだした途端、交際が自然体で進み、成婚率も一気にアップする傾向があります。
スタッフ(カウンセラー)の本音:
「結婚生活に必要なのは、“ドキドキ”より“ほっとする感覚”なんです。疲れたときこそ、その感覚に気づけるようになります。」
スタッフ(カウンセラー)の本音が見てきた「再起の成功者たち」のメッセージ
婚活疲れから立ち直った人は、皆こう言います。
- 「あの時やめなくてよかった」
- 「ダメかと思ったけど、信じて進んでよかった」
- 「あのときスタッフに話したのが転機になった」
婚活は、諦めそうになる瞬間が必ずあります。けれど、そこでほんの少し考え方や行動を変えるだけで、状況は驚くほど変わるのです。
まとめ:婚活疲れは“転機のサイン”。その先に“本当の出会い”がある

疲れたときは、心のメンテナンスが必要です。そして、そんな時ほど結婚相談所のスタッフを頼ってください。
私たちは、どんなときでも「あなたの幸せな結婚」を願い、支え続けます。
あなたにしか歩めない婚活のストーリーを、これからも一緒に描いていきましょう。
フォリパートナー編集部