【婚活で学歴はどの程度影響するのか?】〜年代別・婚活手段別に徹底解説〜

第1回:婚活における「学歴」の本当の影響力とは?実態とリアルな声から読み解く

婚活を始めると、多くの人が一度は直面する「学歴って重要?」という疑問。プロフィールに明記される項目である以上、多少なりとも影響があることは間違いありません。では、実際にどの程度重視されているのでしょうか? 今回は、婚活における「学歴」のリアルをデータと当事者の声から読み解きつつ、今後の婚活に活かす視点をお届けします。

■ 学歴が婚活に与える影響とは?

結婚相談所やマッチングアプリなど、多くの婚活サービスで「最終学歴」は基本情報として表示されます。学歴による第一印象や、マッチングの可否に関わることもあるため、プロフィールの中でも注目されやすい項目です。

特に以下のような場面で、学歴が婚活に影響します:

  • 同等以上の学歴を求める女性が多い
  • 高学歴男性が希望条件に「大卒以上」と設定する傾向
  • 親の意見が影響するケース(親世代は学歴を重視しやすい)
  • 大卒以上の学歴=「地頭が良い」「努力できる人」というイメージ

ただし、学歴だけで選ばれることは少なく、最終的には「人柄」や「相性」が決定打となることも多いのが現実です。

■ データで見る:学歴による婚活の傾向(※データ出典:IBJ、マイナビ婚活総研など)

  • IBJ(日本結婚相談所連盟)の調査によると、成婚カップルの約76%が「学歴に近い者同士」でマッチングしている
  • 学歴を希望条件に入れる人の割合(男性:45%、女性:62%)
  • マッチングアプリで「学歴フィルター」を使って検索する人の割合は全体の約70%

▶ 数値上、学歴がマッチングや交際開始に影響することは明らか。ただし、“学歴が高ければOK”という単純な話ではありません

■ 学歴が与える“イメージ”と現実のギャップ

婚活では、以下のような「学歴による先入観」が強く働きます:

学歴イメージ実際に多い声
高学歴頭が良く、将来も安定/上昇志向が強い「話が難しそう」「理屈っぽそう」
中堅大卒一般的でちょうどいい「親近感がある」「無理なく話せる」
高卒以下苦労人で堅実/職人気質「価値観が合うか不安」「教養が心配」

▶ 学歴そのものより、“相手にどんな印象を与えるか”がカギになります

■ 学歴だけでは結婚できない、でも無視はできない

「高学歴=モテる」と思われがちですが、実際には「学歴が高すぎると敬遠される」ケースや、「コミュニケーションに乏しいと評価が下がる」ことも。

重要なのは、学歴を“アピール材料”としてどう使うか、逆に学歴が低い場合は“人間力や誠実さ”でどう補うかという視点です。

第2回:20代・30代・40代の婚活における学歴の影響と意識の違い

婚活市場において、年齢によって「学歴」の捉え方や影響力は大きく変わります。ここでは20代・30代・40代の年代別に、どのような傾向が見られるのかを解説し、それぞれの婚活戦略に役立つヒントを紹介します。

20代婚活:将来性+学歴=“伸びしろ”の判断材料に

特徴:

  • 恋愛感情が先行することが多く、学歴そのものよりも「将来性」や「価値観」を重視する傾向
  • 女性側は「同等以上の学歴希望」が一定数存在する
  • 男性側は「学歴よりも見た目や性格」に注目しやすい

学歴の影響:

  • 高学歴男子は「頭が良さそう」「仕事ができそう」と好印象を持たれやすい
  • 一方で、「真面目すぎる」「話が固い」とマイナスになることも

20代は“学歴+人柄+将来の展望”がバランスよく求められる年代

30代婚活:安定性・経済力と学歴がリンクしやすい

特徴:

  • 結婚を意識する人が増え、「相手の年収・職業・学歴」を現実的に見る傾向
  • 女性は「大卒以上が理想」と考える人が多数(IBJ調査では約68%)
  • 男性も「同じレベルの学歴が良い」と考える人が増える傾向あり

学歴の影響:

  • 大卒・大学院卒の男性は婚活市場で選ばれやすい傾向がある
  • 高卒以下でも収入や人柄がしっかりしていればマイナスになりにくい

「学歴=地頭の良さ+社会性のバロメーター」と見なされやすい年代

40代婚活:学歴より“人間性・安心感”が優先される

特徴:

  • 離婚歴がある人や再婚希望者も増え、「学歴よりも性格や安定した生活」を重視
  • 子育て・家族との相性など、実際の生活を見据えた視点に変化
  • 学歴フィルターより、職業や暮らし方にフォーカスされがち

学歴の影響:

  • 高学歴が有利とは限らない。逆に「プライドが高そう」「話がかみ合わなそう」と敬遠される場合も
  • 高卒・専門卒でも「思いやりがある」「家事に協力的」などで評価が高くなる

40代では“学歴は気にしない”という声が多数派。人柄重視の傾向が顕著

第3回:マッチングアプリ・婚活パーティー・結婚相談所での学歴の扱われ方と戦略的な活用法

婚活手段によって、「学歴」の注目度や活かし方は大きく異なります。それぞれのフィールドで学歴がどのように評価され、婚活にどのような影響を与えるのかを解説します。

マッチングアプリ:学歴は“フィルター機能”で重要視される

特徴:

  • 登録時に学歴入力が必須なアプリが多い(Pairs、Omiai、withなど)
  • 「学歴で絞り込み」できる検索フィルターが利用されやすい
  • プロフィール画面で学歴が最も目立つ情報の1つ

影響ポイント:

  • 「大卒以上限定で検索する女性」が一定数存在
  • 高学歴=知的/まじめ/安定のイメージを与える一方、「堅そう」「自信過剰」と敬遠されることも

▶ アピールのコツ:プロフィール文章では“人柄・柔軟さ”を前面に出して印象を和らげると◎

婚活パーティー:学歴より“会話力と雰囲気”が重視される

特徴:

  • 開催テーマにより「大卒限定」「ハイステータス限定」などが設けられる場合がある
  • とはいえ、学歴よりも第一印象・コミュニケーション力が評価されやすい
  • 学歴はプロフィールカードに記載されている程度

影響ポイント:

  • 話し方・気配り・見た目の清潔感が学歴以上に重要視される
  • 高学歴であることを強調しすぎると、逆効果になることも

▶ アピールのコツ:「聞き上手で親しみやすい空気感」で信頼を得る

結婚相談所:学歴がマッチング条件に正式に反映される

特徴:

  • 登録時に最終学歴の証明書提出が必要(IBJ・ツヴァイなど)
  • 会員検索で「学歴条件」設定が可能
  • 親御さんが学歴を重視して相談に来るケースも

影響ポイント:

  • 学歴と職業を掛け合わせて“総合的な安定感”を評価されやすい
  • 成婚カップルの多くが「同等レベルの学歴」でマッチング(IBJ成婚統計)

▶ アピールのコツ:「どんな考えで努力してきたか」を会話で補足し、“誠実な印象”を伝える

■ 手段別まとめ

婚活手段学歴の注目度印象への影響攻略ポイント
マッチングアプリフィルターで目立つプロフィール文で人間性をしっかり補足
婚活パーティー会話・雰囲気の方が重要話し方と気配りでカバー
結婚相談所安定性・信頼性の象徴面談時に“人柄”とセットで伝える

第4回(最終回):学歴に自信がない人・学歴に頼りすぎてしまう人への具体的アドバイス

学歴は婚活において一定の影響力を持つ要素ですが、「低いからダメ」「高いから有利」と単純に判断できるものではありません。実際、学歴にコンプレックスを感じている人もいれば、逆に学歴に過剰な自信を持ちすぎて失敗する人もいます。

今回は、それぞれのタイプに向けた婚活成功のための具体的なアプローチ方法をご紹介します。

■ 学歴に自信がない人へのアドバイス

1. 人柄と誠実さは最大の武器

婚活では「学歴以上に大切なのは誠実さ」と言われています。特に結婚相談所では、安定した生活力や思いやりのある性格が高く評価されます。

▶ 学歴で勝負せず、「安心感・共感・努力家の姿勢」を見せることが大切

2. 趣味・価値観・家族観を明確にして“人間力”をアピール

相手が結婚相手として重要視するのは「一緒にいて心地よいか」。 たとえば、「家族思い」「子育てへの価値観」などでアピールすることで、学歴の不安は打ち消せます。

▶ 「学歴は関係ない」と思わせるくらいの魅力を伝えましょう

3. 書き方・伝え方で印象は変えられる

プロフィール文で「苦労して働きながらスキルを磨いた」「家庭的な考えを持っている」など、ポジティブな人生観を出せば、相手に安心感と信頼感を与えられます。

▶ コンプレックスをそのままにせず、“魅力に変換”する意識を持つことが重要

■ 学歴に頼りすぎてしまう人へのアドバイス

1. 「選ばれる」視点を忘れない

高学歴であるがゆえに「相手は誰でも選べる」と思いがちですが、婚活では「選ばれること」も重要。上から目線やプライドの高さは、逆にチャンスを逃す原因になります。

▶ 学歴は“武器”ではなく、“背景”に過ぎないことを理解しましょう

2. 学歴以外の魅力を育てる

会話力、聞く力、気配り、ユーモア、共感力――これらは学歴では補えない婚活力です。高学歴である自分に自信があっても、柔軟さや謙虚さを持つことで人間としての魅力がぐっと高まります。

▶ 「話していて楽しい人」という印象が成婚への鍵になります

3. 自分の価値を“条件”で測らない

「自分はこれだけ努力してきた」「だからこの条件の相手じゃないとダメ」ではなく、「お互いを支え合える相手」を探す視点が婚活成功への近道です。

▶ 学歴ではなく“パートナーシップ”に目を向けましょう

■ 最後に:学歴は“きっかけ”、人柄が“決め手”

婚活において、学歴は一つの参考情報であり、第一印象や検索条件としては確かに影響があります。 しかし、結婚相手として選ばれる理由の多くは、「一緒にいて安心できるか」「人生を共にできるか」という内面的な要素です。

▶ 自分自身の“本質的な魅力”を育て、それを正しく伝えることが、幸せな結婚への最短ルートです

追加補足:結婚相談所における学歴の影響と人気大学ランキング

結婚相談所では、学歴がマッチングや成婚の可能性に与える影響が非常に大きい傾向にあります。特にIBJなど大手連盟に加盟する相談所では、会員検索時に「学歴によるフィルター」が使えるため、実際の出会いに直結する要素になっています。

■ なぜ結婚相談所では学歴が重視されるのか?

  • プロフィールに最終学歴の証明書提出が義務づけられているため、情報の信頼性が高い
  • 高学歴=地頭が良い、継続力がある、安定した職についているといった印象がある
  • 親御さんの意見やアドバイスが入りやすく、学歴を気にする世代のニーズが残っている

特に「大卒以上」「国公立大学卒」「難関私立大学卒」は、男女問わず人気が集中する傾向があります。

■ 人気の高い大学(関東エリア中心)とその傾向

大学名男女からの人気度印象・評価の傾向
東京大学非常に高い頭脳明晰・高年収予備軍・真面目すぎる印象も
一橋大学高いバランスの取れたエリート、誠実な印象
東京工業大学高い技術職・研究職志向、高収入予測
早稲田大学/慶應義塾大学非常に高い品格・教養・経済力のバランスが人気
上智大学/ICU高い国際感覚・知性・ソフトな印象
明治大学・青山学院大学中〜高親しみやすさ+知性、バランス重視層に好印象

※上記はIBJ加盟相談所での紹介・お見合い件数やカウンセラーからのヒアリングを基に傾向を編集

■ 高学歴男性に対する女性の声(実際のアンケートより一部抜粋)

「高学歴な人は、家庭的で真面目な印象が強く、結婚後も安定した生活ができそう」(30代女性)

「条件として学歴を大卒以上にしている。子どもにも教育熱心になってくれそうだから」(20代女性)

「あまりにプライドが高そうな高学歴男性は苦手。バランスが取れている人が理想」(40代女性)

■ 学歴を活かすには“偏らないアピール”が重要

たとえば、東大・京大卒といった高学歴でも、「理屈っぽくて近寄りがたい」と敬遠されるケースもあります。そのため、学歴にプライドを持ちすぎず、以下のような柔らかさを意識するのがポイントです:

  • 「学びが好きで、何事にも前向きに取り組む姿勢がある」と伝える
  • 「どんな人とも対話できるように心がけている」といった柔軟性を表現
  • 趣味・価値観・家族観など“人間味”のある部分を積極的に見せる

▶ 高学歴であることを“誠実に、自然体で伝える”ことが成功への近道です

学歴は婚活における重要なプロフィール項目でありながら、その活かし方によってプラスにもマイナスにもなり得ます。結婚相談所ではその影響がとくに大きいため、「高学歴=選ばれる」ではなく、「高学歴+人柄+相性」で勝負することが、理想のご縁をつかむカギになるでしょう。

フォリパートナー編集部

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