【夢見すぎ?】年収600万の男性と結婚|婚活市場の現実と成功への道を徹底解説

【第1章】【夢見すぎ?】年収600万円の男性と結婚|現実の数と婚活市場での本当の価値

「年収600万=普通の理想」って、本当に“普通”ですか?

婚活女性の間でよく聞く希望条件の一つに、「年収600万円くらいの人がいいな」という声があります。一見、そこまで高望みではない印象を受ける数字ですよね。「1,000万円は無理でも、600万円くらいなら現実的では?」と思われがちです。

しかし実はその“600万円”というライン、婚活市場においては決して“普通”ではありません。現実の統計データを見てみると、年収600万円以上の男性は意外と少数派。むしろ「600万以上」という希望が、成婚を遠ざけている原因になっていることもあるのです。

ではなぜ、600万円という年収がこれほど話題になるのか?そして、本当に夢見すぎなのか?
今回のコラムでは、データと実情をもとに「理想」と「現実」のギャップを紐解いていきます。

実際、年収600万円の男性はどれくらいいるの?

実際、年収600万円の男性はどれくらいいるの?

● 厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」より

2023年時点の最新データによれば、男性の平均年収はおよそ545万円(※国税庁「民間給与実態統計調査」2022年分より引用)。
この金額だけを見ると、「600万円って少し上くらい?」と感じますが、実は年収600万円を超える人は全体の約17%程度しか存在しません。つまり、6人に1人しか到達していない水準ということになります。

さらに、ここで重要なのは年齢別の分布です。

年代別|年収600万円以上の男性が占める割合

年代年収600万円以上の割合(推定)
20代約2〜3%
30代約10〜13%
40代約25%程度

※出典:国税庁「民間給与実態統計調査(2022)」+総務省の労働力調査などをもとに編集部推計

この数字を見れば明らかなように、30代で年収600万円を超える男性はおよそ10人に1人程度
婚活女性が多く希望する「30代・年収600万円以上・未婚・家柄や見た目もそれなり」という条件は、実は極めて希少な層だということが分かります。

婚活市場で“600万の壁”が起こす問題

婚活女性の多くが「最低ライン」として希望している600万円。その結果、何が起きているかというと…

① 競争が過熱しすぎる

年収600万以上の男性は全体の中でも少数派。しかも、条件が良いほど“婚活市場に出回らない”ことも多いため、婚活アプリや相談所にいる男性はすでに競争倍率が高い状態になっています。

② 条件に当てはまらない人を最初から除外してしまう

500万円台でも十分生活が成り立つはずなのに、「600万に届かないなら対象外」としてしまう人も多く、将来有望な男性とのご縁を自ら遠ざけてしまうケースも増えています。

③ 「理想の条件=心の安心材料」になってしまう

本来は価値観や人柄を見るべきところを、「年収が高いから安心」「経済力があるから頼れる」と思い込んでしまい、相性より“条件フィルター”に支配される婚活になってしまう人も少なくありません。

年収600万円の男性のライフスタイルは“贅沢”なのか?

ここで誤解してはいけないのが、「600万円あれば余裕のある暮らしができる」と思い込むこと。実際には、生活コストの高い都市部(東京・大阪・名古屋など)に住む場合、可処分所得は思った以上に少ないという現実もあります。

たとえば、年収600万円の男性の手取りはおよそ470万円前後。家賃10万円、車、交際費、保険、貯金などを考慮すると、“家族を養って余裕のある暮らし”ができる層ではないのが実情です。

💬 次回は、「婚活女性が年収600万円にこだわる背景」と、「理想と現実のすり合わせ方」について、具体的なアドバイスをお届けします。

【第2章】婚活女性が“年収600万円”にこだわる理由と、見直すべき3つの視点

なぜ「年収600万」が“結婚の条件”になりやすいのか?

婚活の場で「最低ラインは年収600万円以上」と口にする女性は少なくありません。実際、結婚相談所の希望条件でも、30代女性の約30%以上が“600万以上”を理想として掲げているという調査結果もあります(※フォリパートナー総研調べ)。

その背景には、単なる“贅沢志向”ではなく、女性たちの現実的な不安と願望が複雑に絡み合っています。


女性が年収600万に求めるのは「数字」より「安心感」

● 「自分と子どもを養えるか」という将来設計の不安

女性が妊娠・出産を経て働けなくなる期間を考えたとき、「自分一人でも家庭を支えてくれる人」という経済的な安心感は、やはり大きな要素です。特に将来子どもを望む女性にとって、年収600万円という数字は“子育てができる最低ライン”と感じられやすいのです。

● 周囲と比較して“現実的な基準”として認識してしまう

友人やSNS、婚活セミナーなどで「600万円くらいなら普通」という情報を何度も耳にすると、それがあたかも基準のように感じてしまいます。これは“社会的な刷り込み”とも言え、他人の価値観を自分の基準と勘違いするリスクを生みます。

● 金額そのものではなく「頼れる相手であってほしい」という想い

実際には「600万以上じゃないと絶対にイヤ」というわけではなく、“頼れる安心感”や“経済的な安定感”を数字で代弁しているだけというケースもあります。

年収600万にこだわりすぎると起こる3つのすれ違い

年収600万にこだわりすぎると起こる3つのすれ違い

婚活で「年収600万円」にこだわりすぎてしまうと、以下のようなすれ違いや“もったいない選別”が起こりやすくなります。

① ポテンシャルのある相手を見逃してしまう

今は年収500万円台でも、今後キャリアアップの可能性があったり、資産形成に前向きな男性もいます。
しかし「600万に届かない」というだけで除外してしまうと、将来性ある人を見極める目を失うリスクも。

② 相手の“人間性”より“条件”で見るようになってしまう

収入や学歴などの条件で判断する癖がついてしまうと、恋愛感情やフィーリングよりも「損得」で人を見がちになります。すると、相性より“条件マッチング”になり、心の距離が縮まらない婚活ループに陥ることも。

③ 相手から“重い・厳しい女性”と思われてしまう

「年収◯◯万以上がいい」とはっきり言ってしまうことで、男性側が「条件で選ばれている」と感じてしまい、距離を置かれることも。
特に30代以降の男性は、「一緒にいて楽しいかどうか」を重視する傾向があるため、条件提示が逆効果になる可能性もあります。

理想と現実のすり合わせに使える3つの質問

理想の結婚を実現するためには、希望条件の“なぜ?”に立ち返ることが重要です。以下の3つの質問を、自分自身に問い直してみましょう。

Q1:なぜ“600万円以上”が必要だと感じているのか?

→ 本当に必要な生活費を算出してみると、「共働きであれば500万でも問題ない」という結論になることも。

Q2:それは“今の年収”なのか、“将来の見込み”も含めてか?

→ 今の収入だけで判断せず、「伸びしろ」や「マネープランへの意識」も含めて考えるのが現実的です。

Q3:その希望条件は“安心感”を求めた結果ではないか?

→ 経済力ではなく「誠実さ」や「助け合い」こそが、本当の安心につながることもあります。

【第3章】年収600万円の男性と結婚したら、どんな暮らしになる?ライフスタイルの現実とは

「年収600万あれば余裕」は思い込み?

婚活女性の間で人気の年収ラインである「600万円」。
しかし実際のところ、「600万あれば将来も安泰」「子育てもラクにできそう」といったイメージは、“期待値が先行しすぎている”ケースが多いのです。

特に東京・大阪・名古屋などの都市部では、家賃・教育費・物価が高騰しており、年収600万円でも“余裕ある暮らし”とは言いがたいのが実情です。

年収600万円の手取り額と家計イメージ

まず、年収600万円の手取りはどの程度になるのか。一般的なモデルケースで見てみましょう。

● 年収600万円・会社員男性の手取り(概算)

  • 所得税・住民税:約80万円前後
  • 社会保険料:約100万円前後(厚生年金・健康保険など)
  • 手取り額:約420万円〜440万円/年(約35〜37万円/月)

つまり、実際に使えるお金は月額35万円前後が目安。
この中から家賃・光熱費・食費・通信費・保険・交際費・貯金・趣味・交通費などをやりくりすることになります。

結婚後のライフスタイル例|子どもなし夫婦の場合

共働き世帯(妻年収300万円程度)+子どもなしであれば、比較的バランスの取れた生活が可能です。例えば:

  • 家賃:10万円(都市部・1LDK)
  • 食費:6万円
  • 光熱費・通信費:3万円
  • 保険・医療費:3万円
  • 交際・娯楽:5万円
  • 貯金:5〜6万円

大きな贅沢は難しいですが、安定した暮らしとたまの旅行くらいは可能な水準です。

子育て世帯の場合|年収600万でのリアルな課題

一方、子どもがいる場合は負担が一気に上がります。特に私立幼稚園や保育園・塾・習い事などを考えると、年間で50〜100万円以上の教育費が必要になることも。

● よくある支出例(子ども1人の場合)

  • 家賃:12万円(ファミリー向け2LDK)
  • 食費:8万円(大人2+子ども)
  • 教育関連費:3〜5万円
  • 車維持費:2万円
  • 貯金:2万円(厳しい)

このケースでは、共働きでない限り「貯金ができない」「急な出費に弱い」家計になるのが現実です。

年収600万円男性の特徴と生活傾向

年収600万円の層は、「上位20%に入る」とはいえ、富裕層というより“堅実層”に近いのが特徴です。以下のような傾向が多く見られます。

◎ 金銭感覚が堅実/保守的

・高級品を頻繁に買うより、「貯金」「安定投資」に意識が向いている
・浪費するタイプは少なく、「計画的に動く」人が多い

◎ 仕事に責任と裁量があるポジション

・中堅〜上級職、または役職付きが多く、残業やプレッシャーも多い
・業界によっては転勤・出張の可能性もある

◎ 結婚に慎重なケースも

・年収がある分、恋愛や結婚相手には「安心・信頼・相性」を重視
・「条件で選ばれたくない」と感じる男性も多い

年収600万男性との結婚を現実的に考えるなら

● 共働きスタイルを前提にする

年収600万円は、専業主婦を希望する女性にとっては「余裕がある」とは言い難い水準
一方で、「共働きしながら支え合っていく」スタイルであれば、生活も選択肢も広がります。

● 条件だけでなく“人間性と金銭感覚”を重視する

年収600万円を超えていても、浪費家であれば生活は苦しくなります。逆に、年収500万円台でも堅実で貯蓄力がある男性は“真の安定型”。数字より「どう使い、どう備えているか」を見極める目が重要です。

【第4章】年収600万男性と結婚した女性たちのリアルな声と、婚活を成功させる考え方

実際に「年収600万円前後の男性」と結婚した女性の体験談

現実に、年収600万円の男性と結婚し、幸せに暮らしている女性たちは数多くいます。彼女たちは、「理想に固執せず」「現実を受け入れながら選んだ相手」をどう評価しているのでしょうか。

🔸 体験談①:「600万って“余裕”じゃない。でも安心できる」

「都内勤務の公務員の彼と結婚しました。年収はちょうど600万ほど。贅沢はできないけれど、価値観が合うから無理がない。むしろ、“ほどほど”が一番暮らしやすいんだって気づきました」
― 34歳・会社員女性(共働き)

この方のように、「完璧な条件」よりも「ストレスなく暮らせる相手」を選ぶことで、現実的な幸せを手にしている例は非常に多く見られます。

🔸 体験談②:「彼は年収550万。でも私が少し働けば、十分幸せです」

「婚活中は“600万以上”にこだわってたけど、正社員で500〜550万円くらいの人って案外多いし堅実。共働きすれば世帯年収1,000万近くになるし、結婚後のほうがゆとりを感じます」
― 32歳・保育士女性(パート勤務)

ここで注目すべきは、“世帯年収”の視点。結婚は「二人でつくる生活」です。相手に頼りきらず、補い合うという前提で考えることで、現実的な婚活戦略が見えてきます。

「夢見すぎ婚活」から卒業するための考え方シフト

年収600万円という“数字”だけを追いかける婚活では、視野が狭まり、成婚率が下がってしまうリスクがあります。
では、どうすればより現実的で納得感のある婚活ができるのでしょうか。

✅ ① 条件は“軸”ではなく“参考値”ととらえる

たとえば「年収600万円以上」が絶対条件だった人も、「経済的に責任感のある人」や「お金の使い方が誠実な人」といったように、本質的な価値に置き換えてみると、マッチングの幅が一気に広がります。

✅ ② 「理想の生活」から逆算する

希望する暮らしを具体化し、「月に◯円あればどんな生活ができる?」と試算してみましょう。
そうすることで、実は年収550万でも十分だった…ということに気づくことも多いのです。

✅ ③ 自分も“選ばれる存在”であることを忘れない

婚活は「相手を選ぶ場」であると同時に「選ばれる場」でもあります。年収・年齢・学歴・容姿など条件を挙げる前に、自分自身がどれだけ相手に価値を提供できるかを振り返ることが、マッチングの質を高めてくれます。

「年収600万 結婚」が夢じゃない人の特徴とは?

現実に“理想の結婚”を叶えている人たちには、いくつかの共通点があります。

特徴内容
柔軟性がある数字よりも相性や人柄を大切にしている
共働きに前向き家計を「2人で作るもの」と考えている
相手をリスペクト条件ではなく、日々の行動や誠実さを評価
自分の市場価値を把握している自己分析ができていて無理をしない

結婚の本質は「年収」ではなく「信頼と協力」

結婚生活は、日々の小さな選択や価値観のすり合わせの積み重ねです。年収600万という数字は、あくまでその一要素にすぎません。
相手との会話の中で、「この人となら頑張っていける」と感じられること。これこそが、本当の結婚相手を見つけるための軸になるべきなのです。

フォリパートナー編集部

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