結婚相談所・マッチングアプリ・職場・紹介、結局どこで出会うのが正解?ベテラン婚活カウンセラーが徹底比較

目次

結婚相談所・マッチングアプリ・職場・紹介、結局どこで出会うのが正解?ベテラン婚活カウンセラーが徹底比較

結婚相談所で出会っても、マッチングアプリで出会っても、職場で出会っても、友人の紹介で出会っても、幸せな結婚ができる人はできます。

17年間婚活支援をしてきて感じるのは、“どこで出会ったか”より、“出会った後に二人がどう向き合ったか”の方がはるかに重要だということです。

アプリにはアプリの良さがあります。相談所には相談所の良さがあります。問題は、媒体に合っていない人が、その媒体に正解を求め続けてしまうことです。

「結婚相談所とマッチングアプリ、結局どっちがいいの?」「自然な出会いを待った方がいいのかな」。婚活を始める方から、毎週のように聞かれる質問です。

この記事では、17年以上・2万人以上の恋愛・婚活相談を受けてきた結婚相談所フォリパートナーの代表カウンセラーが、マッチングアプリ・結婚相談所・職場・友人紹介の4つの出会い方を公平に比較します。結婚相談所を運営する立場ですが、相談所だけを勧めるつもりはありません。「どれが一番か」ではなく「あなたに合うのはどれか」を判断できるよう、診断やチェックリストも用意しました。

スマートフォンを見ながら婚活の出会い方を考える女性

結論|出会った場所より「その後の関係」の方が重要

結婚相談所とマッチングアプリのどちらが優れているかに、絶対的な答えはありません。大切なのは、自分の目的・性格・年齢・恋愛経験・結婚希望時期に合う出会い方を選び、出会った後に一人の相手ときちんと向き合うことです。

出会った場所は、結婚の幸福度を保証しない。

現場で見てきた事実は、とてもシンプルです。

  • アプリ婚でも、幸せな夫婦はたくさんいる
  • 相談所婚でも、離婚する夫婦はいる
  • 職場恋愛でも、うまくいかない場合がある
  • 紹介でも、相性が合わないことはある

つまり、「出会い方=結婚の成功」ではありません。

大切なのは“どこで出会ったか”ではなく、“出会った後にどんな関係を築けたか”

1分で分かる要点Q&A
  • 結婚相談所とマッチングアプリはどちらがいい? どちらが上ということはありません。気軽さと出会いの多さを重視するならアプリ、結婚への真剣度・身元確認・サポートを重視するなら相談所が向いています。
  • マッチングアプリでも結婚できますか? できます。国の調査でも、最近結婚した夫婦の約5組に1組がネット(アプリ等)で出会っています。出会った後に結婚意思や価値観をしっかり確認することが大切です。
  • 結婚相談所で恋愛できますか? できます。お見合いは出会いのきっかけにすぎず、その後に「会いたい」「大切にしたい」という気持ちが育つのはごく普通のことです。
  • 自分に合う婚活方法はどう選べばいいですか? 結婚希望時期、恋愛経験、自分で相手を見極められるか、使える時間、予算の5つで考えましょう。特に「いつまでに結婚したいか」が最も大きな判断軸です。
  • 出会い方は結婚生活に影響しますか? 出会い方そのものより、出会った後に誠実さ・対話・金銭感覚・生活相性を確認し、関係を育てられたかの方が、結婚生活には大きく影響します。

なぜ婚活では「どの媒体が一番いい?」という議論になりやすいのか

婚活で媒体の優劣が議論になりやすいのは、「失敗したくない」「時間を無駄にしたくない」という気持ちが強いからです。その気持ちは自然なものですが、世間で人気の方法が、あなたに合う方法とは限りません。

  • 失敗したくない:お金も時間もかかるからこそ、「正解」を知ってから始めたい
  • 効率よく結婚したい:一番早く結婚できる方法を選びたい
  • 時間を無駄にしたくない:年齢が気になるほど、遠回りが怖くなる
  • SNSで優劣論が広がりやすい:「アプリは時間の無駄」「相談所はお金の無駄」など、極端な意見ほど拡散されやすい
  • 成功体験を一般化しやすい:「私はアプリで結婚できたから、アプリが一番」と、個人の体験が正解として語られる

相談の現場では、SNSで見た意見をきっかけに媒体を選び、自分に合わずに苦しんでいる方によく出会います。「自分に合う方法」と「世間で人気の方法」は別物です。SNSの婚活情報との付き合い方は婚活インフルエンサーの情報の選び方でも解説しています。

出会い方は「入口」、結婚生活は「その後」

婚活媒体が担うのは、基本的に「出会いの入口」までです。その先の信頼や価値観の確認、問題解決は、二人で作っていくものです。

図解① 出会い方は入口

  1. 出会い(アプリ/相談所/職場/紹介)
  2. 交際
  3. 信頼を育てる
  4. 価値観を確認する
  5. 問題を一緒に解決する
  6. 結婚
  7. 日常生活

媒体の違いが大きいのは最初の一段だけ。二段目から先は、どの出会い方でも二人で作るものです。

結婚相談所は、出会いの入口に加えて、交際中の相談やフィードバックといった「その後」のサポートも提供します。それでも、実際に信頼を育て、価値観をすり合わせるのは本人たちです。媒体に「結婚生活の幸せ」まで任せることはできません。

出会い方は入口。結婚生活を作るのは、その後の二人。

データで見る|夫婦はどこで出会っているのか

最新の国の調査では、夫婦の出会いのきっかけは「職場や仕事」「友人・兄弟姉妹を通じて」「ネット(アプリ等)」がほぼ並んでいます。今や、どの出会い方も結婚につながる主要なルートです。

夫婦が知り合ったきっかけ割合
職場や仕事で20.9%
友人・兄弟姉妹を通じて20.2%
ネット(SNS・アプリ等)で20.2%(前回調査11.0%)
学校で14.0%

※出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」(2026年公表)。調査時点から過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦。主な項目のみ抜粋。

同じ調査では、結婚年次2020〜24年の夫婦のうち、見合い結婚(結婚相談所を含む)は8.9%とされています。ネットでの出会いは前回調査から約2倍に増え、アプリはもはや「特別な出会い方」ではなくなりました。

一方で、こうした統計は「どこで出会った人が多いか」を示すものであり、「どの出会い方の方が結婚生活がうまくいくか」を示すものではありません。「アプリ婚の方が離婚しやすい」「相談所婚の方が幸せ」といった話を見かけることがありますが、公的な統計でそれを確認できる根拠はありません。出会い方の種類については社会人の出会いの形|8つのルートでも整理しています。

マッチングアプリの強みと弱み

マッチングアプリの強みは、始めやすさと出会いの多さです。一方で、利用目的が幅広く、相手の見極めを自分で行う必要があります。

マッチングアプリの強み

  • 始めやすい:スマホ一つで今日から始められる
  • 料金が比較的低い:月額数千円程度のサービスが多い
  • 会員数が多い:出会える人数の母数が大きい
  • 日常生活では出会えない人と会える:職場や地元以外の人と知り合える
  • 条件検索できる:年齢・居住地・趣味などで探せる
  • 自分のペースで活動できる:忙しい時は休み、余裕がある時に動ける

マッチングアプリの弱み

  • 結婚目的とは限らない:恋人探しや友達探しの人もいる
  • プロフィール情報の確認範囲:本人確認はあっても、年収や独身であることの証明まで求めないサービスもある
  • 既婚者等への注意:独身を装う人や、恋愛目的以外の人が混じる可能性がある
  • 大量比較になりやすい:選択肢が多いほど、一人に集中しにくくなる
  • メッセージ疲れ:何人ともやり取りを続ける負担がある
  • フェードアウト:連絡が途絶えて終わることも多い
  • 自己判断が多い:相手の見極めや交際の進め方を、すべて自分で決める必要がある

なお、アプリはサービスごとに目的や確認の仕組みが大きく異なります。「アプリはすべて危険」「アプリはすべて恋活向け」と一括りにはできません。結婚目的の人が多いサービスを選び、自分で見極める力を持つことが、アプリ婚活の成功の鍵です。アプリの仕組みやメリットはマッチングアプリの解説、トラブル対策はアプリトラブルの類型と対処法をご覧ください。

結婚相談所の強みと弱み

結婚相談所の強みは、結婚への真剣度、身元確認、そしてカウンセラーのサポートです。一方で、費用がかかり、ルールや担当者との相性もあります。

結婚相談所の強み

  • 結婚意思が比較的明確:結婚を目的に入会している人が集まる
  • 本人確認や各種証明:独身証明書や収入証明書などの提出を求める相談所が多い
  • プロフィール情報:仕事、家族、価値観など、情報量が多い
  • カウンセラー:プロフィール作成から交際の悩みまで相談できる
  • 交際ステータス:仮交際・真剣交際など、関係の段階が明確
  • 成婚までのサポート:プロポーズや両家挨拶の進め方まで相談できる
  • フィードバック:お見合いや交際の振り返りを、次の活動に生かせる

特に、「恋愛が苦手」「判断に迷う」「短期間で結婚したい」という人にとっては、メリットが大きい仕組みです。

結婚相談所の弱み

  • 費用:入会金や月会費、成婚料など、アプリより費用がかかる
  • ルール:交際人数や連絡方法、交際期間などに決まりがある
  • 自由度:自分のペースだけで進めにくい場面がある
  • 担当者との相性:カウンセラーと合わないと、活動がつらくなる
  • 相談所ごとの差:同じ連盟でも、サポートの質は相談所によって違う
  • 恋愛の自然さへの違和感:お見合いから始まる流れに抵抗を感じる人もいる
  • 短期間での判断:交際期間の目安があり、決断を求められる場面がある

大切なことなので、はっきり書きます。結婚相談所に入れば必ず結婚できる、というわけではありません。仕組みを生かせるかどうかは、本人の行動とカウンセラーとの協力次第です。相談所選びのポイントは結婚相談所の選び方完全版で解説しています。

職場で自然に会話する男女

職場恋愛の強みと弱み

職場恋愛の強みは、相手の人柄や仕事への姿勢を時間をかけて知れることです。一方で、出会える人数が限られ、別れた後のリスクもあります。

強み

  • 人柄が分かる
  • 仕事への姿勢が見える
  • 日常的に接点がある
  • 共通の話題がある

弱み

  • 別れた後も顔を合わせる
  • 噂になりやすい
  • 仕事への影響が出ることがある
  • 相手の恋愛・結婚意思が分からない
  • 出会える人数が少ない

職場恋愛のいちばんの魅力は、「素の姿」を見られることです。忙しい時の態度、ミスをした時の対応、後輩への接し方。デートでは見えにくい部分を、自然に知ることができます。

一方で、職場はもともと恋愛のために集まった場ではありません。相手に恋人がいるか、結婚を考えているかが分からないまま、気持ちだけが募ってしまうこともあります。

友人・知人からの紹介の強みと弱み

紹介の強みは、共通の知人がいる安心感と、事前に人柄の情報を得られることです。一方で、断りにくさや候補の少なさがあります。

強み

  • 一定の安心感がある
  • 人柄の情報を事前に聞ける
  • 共通の知人がいる
  • 価値観の近い人が紹介されやすい

弱み

  • 断りづらい
  • 紹介者への気遣いが必要
  • 候補の数が限られる
  • 結婚意思が一致するとは限らない

紹介は、「友達が選んでくれた人だから」という安心感が大きな魅力です。ただ、紹介者に悪いからと、違和感があっても断れずに交際を続けてしまうケースもあります。また、紹介の機会は年に数回ということも多く、紹介だけを頼りにすると、婚活のペースが紹介者次第になってしまいます。

4つの出会い方を徹底比較

4つの出会い方には、それぞれ得意・不得意があります。勝者を決めるのではなく、自分が重視する項目で比べてみてください。

図解② 4つの出会い方の比較表

項目マッチングアプリ結婚相談所職場友人紹介
始めやすさ◎ すぐ始められる○ 面談・書類が必要△ 職場環境次第△ 紹介者次第
費用◎ 比較的安い△ 比較的高い◎ かからない◎ ほぼかからない
出会える人数◎ 多い○ 多い△ 限られる△ 限られる
結婚真剣度△〜○ 人による◎ 明確△ 分からない○ 紹介者次第
本人確認○ サービスによる◎ 各種証明○ 勤務先が同じ○ 知人経由
相談サポート△ 基本は自分で◎ カウンセラー△ なし○ 紹介者に相談
自由度◎ 高い△ ルールあり○ 高い○ 高い
断りやすさ◎ 断りやすい◎ 相談所経由で断れる△ 気まずさが残る△ 紹介者への気遣い
婚活初心者向き△ 見極めが必要◎ 相談しながら進める○ 自然に始まる○ 安心感がある
短期成婚向き△ 相手次第◎ 期間の目安がある△ 時間がかかりやすい△ 機会が限られる

※スマホでは表を横にスクロールできます。◎○△は一般的な傾向です。サービスや環境、個人によって大きく異なります。

この表で伝えたいのは、「全項目で◎の出会い方は存在しない」ということです。費用を抑えたいならアプリや自然な出会い、結婚への真剣度とサポートを重視するなら相談所。自分が何を優先したいかによって、選ぶべき出会い方は変わります。費用面の詳しい比較は結婚相談所・アプリ・婚活パーティーのコスパ比較をご覧ください。

マッチングアプリが向いている人

マッチングアプリが向いているのは、恋愛経験があり、自分で相手を見極めて関係を進められる人です。

  • 恋愛経験がある
  • 自分で相手を見極められる
  • メッセージのやり取りが苦ではない
  • 時間に余裕がある
  • まずは恋愛から始めたい
  • 費用を抑えたい

アプリで結婚した方に共通するのは、早い段階で結婚への考えを確認していたことです。「結婚を考えて使っている」とプロフィールや初期のやり取りで伝え、温度感の合う人と関係を深めていく。この「自分で舵を取る力」があれば、アプリは非常に効率的な出会いの場になります。アプリ婚活の立て直し方はマッチングアプリで婚活がうまくいかない人の立て直し戦略でも紹介しています。

結婚相談所が向いている人

結婚相談所が向いているのは、具体的な結婚希望時期があり、結婚意思の明確な人と会いたい人、第三者のアドバイスを受けながら進めたい人です。

  • 1〜2年以内など、具体的な結婚希望時期がある
  • 結婚意思が明確な人と会いたい
  • 恋愛経験が少ない
  • 第三者のアドバイスが欲しい
  • 効率を重視したい
  • 身元確認を重視したい
  • 婚活に疲れている

相談所の大きな価値は、「迷った時に相談できる相手がいる」ことです。仮交際の相手が複数いて決められない、真剣交際に進むか迷う、プロポーズのタイミングが分からない。こうした場面で一人で悩まずに済むのは、婚活初心者や恋愛経験が少ない人にとって大きな安心材料になります。恋愛経験が少ない方の婚活は恋愛初心者のための婚活ガイドも参考にしてください。

職場恋愛・友人紹介が向いている人

職場恋愛は時間をかけて関係を作りたい人に、友人紹介はネットワークが広く人柄を重視する人に向いています。

職場恋愛が向いている人

  • 自然な関係形成を重視する
  • 時間をかけて相手を知りたい
  • 社内恋愛のリスクを許容できる

友人紹介が向いている人

  • 友人のネットワークが広い
  • 人柄を重視する
  • 自然な出会いに近い形が好き

どちらも魅力的な出会い方ですが、「待つ」だけでは機会が増えにくいのが共通の課題です。職場で出会いがない、紹介の話が来ない。その状態が1年以上続いているなら、他の出会い方を組み合わせることも考えてみてください。

自分に合う婚活方法診断

次の7つの質問に答えると、自分に合いやすい婚活方法の傾向が見えてきます。ただし、診断はあくまで目安です。絶対視せず、考えを整理するきっかけとして使ってください。

図解③ 自分に合う婚活媒体診断

質問YESならNOなら
Q1. 1年以内に結婚したい?相談所寄りアプリ・自然な出会い寄り
Q2. 恋愛経験は多い?アプリ寄り相談所寄り
Q3. 相手の結婚意思を自分で確認できる?アプリ寄り相談所寄り
Q4. プロフィール・メッセージが得意?アプリ寄り相談所寄り
Q5. 第三者のアドバイスが欲しい?相談所寄りアプリ寄り
Q6. 身元確認を重視する?相談所寄りどちらでも
Q7. 費用より時間を優先したい?相談所寄りアプリ寄り

※あくまで傾向を示すための簡易診断です。

診断結果考え方
相談所寄りが多い結婚相談所を中心に検討。サポート内容を比較して選ぶ
アプリ寄りが多い結婚目的のアプリを中心に。期限を決めて活動する
半々併用も選択肢。ただし疲れや比較癖に注意
Q1がNOで、職場・紹介の機会も十分ある自然な出会いを待ちながら様子を見ても問題ない

診断の結果がどうであれ、迷ったら「Q1:いつまでに結婚したいか」を最優先に考えてください。結婚希望時期が、媒体選びのいちばん大きな判断軸になるからです。

「自然な出会い」にこだわりすぎる必要はない

職場・学校・友人・偶然の出会いだけが「自然な恋愛」ではありません。アプリも相談所も「出会うきっかけ」にすぎず、関係を育てるのは本人たちです。

「できれば自然な出会いで結婚したい」。この気持ちは、とてもよく分かります。ただ、相談の現場では、自然な出会いにこだわるあまり、何年も出会いがないまま時間が過ぎてしまったという方に多く出会います。

考えてみてください。職場での出会いも、「たまたま同じ会社に入った」というきっかけにすぎません。友人の紹介も、「たまたま友人が知り合いだった」というきっかけです。アプリや相談所も、それと同じ「きっかけ」の一つなのです。

どこで出会ったとしても、その後に相手を知り、好きになり、信頼を育てていく過程は同じです。「自然さ」は出会い方ではなく、その後の関係の中で生まれるものだと、私は考えています。日常の中で出会いを増やすヒントは自然に出会いたい社会人のための完全ガイドでも紹介しています。

「結婚相談所で出会ったら恋愛ではない」は間違い

お見合いは出会いのきっかけにすぎません。その後に「会いたい」「好き」「一緒にいたい」「大切にしたい」という感情が育つのは、ごく普通のことです。

「相談所で結婚するのは、条件で選ぶ結婚でしょう?」と言われることがあります。でも、実際に成婚した方の多くは、交際の中で相手を好きになり、「この人と結婚したい」と心から思って成婚しています。

入口(システム化されている)

  • プロフィールを見て申し込む
  • お見合いで初めて会う
  • 交際の段階にルールがある

その後(自然に育つ)

  • デートを重ねて相手を知る
  • 「また会いたい」と思う
  • 好きになり、大切にしたいと思う

「入口がシステム化されていること」と「恋愛感情がないこと」は、まったく別の話です。むしろ、結婚への意思を確認したうえで交際を始められるからこそ、安心して気持ちを育てられるという声も多く聞きます。馴れ初めの伝え方に迷う方は馴れ初めの種類と伝え方も参考にしてください。

「アプリで出会った結婚は不安」は本当?

アプリで出会ったこと自体を理由に、結婚が不安だと考える必要はありません。出会った後に価値観や結婚意思、生活について話し合えていれば問題ありません。

アプリ婚でも、その後に次のようなことをしっかり話し合えている夫婦は、他の出会い方の夫婦と何も変わりません。

  • 価値観の確認
  • 結婚意思の確認
  • 金銭感覚
  • 家族のこと
  • 仕事のこと
  • 生活のこと

ただし、アプリでは出会いの段階で確認できる情報が限られることがあります。相手が本当に独身か、名乗っている仕事や居住地に偽りがないかは、交際を深める中で慎重に確認してください。会う前に個人情報を伝えすぎない、金銭の話が出たら警戒するなど、基本的な自衛も大切です。ロマンス詐欺など注意すべき手口はロマンス詐欺対策の解説で紹介しています。

媒体ごとに「結婚への温度感」が違う

一般論として、媒体ごとに集まる人の目的には違いがあります。ただし、同じ媒体の中でも個人差は大きいことを忘れないでください。

出会い方集まる人の目的(一般的な傾向)確認したいこと
マッチングアプリ恋人探し・結婚相手探し・友達探しなど幅広い結婚への考えと時期
結婚相談所結婚目的が明確結婚までのスピード感
職場恋愛目的で集まっているわけではない恋人の有無、結婚への関心
友人紹介紹介者によって温度差がある本人が紹介をどう受け止めているか

媒体の性質を知っておくと、「相手と自分の温度感がずれていないか」を早めに確認しやすくなります。例えばアプリなら、交際初期に「結婚を考えて使っている」と自然に伝えておくだけで、すれ違いをかなり防げます。

婚活媒体選びで最初に決めるべきこと

「どこで活動するか」より前に、「いつまでに結婚したいか」を決めましょう。結婚希望時期によって、選ぶべき媒体は変わります。

図解④ 結婚希望時期×媒体の考え方

結婚希望時期考え方
できればいつかアプリ・職場・紹介など、自分のペースで出会いを探すのも選択肢
3年以内アプリを中心に、期限を決めて活動。進展がなければ相談所も検討
1〜2年以内結婚意思の明確な人と会える相談所や、結婚目的のアプリを中心に
1年以内結婚相談所など、短期間で結婚意思を確認しながら進められる方法が有力

※あくまで考え方の一例です。年齢や環境、恋愛経験によっても最適な選択は変わります。

結婚希望時期が近いほど、「相手の結婚意思を確認する時間」を短縮できる仕組みの価値が高まります。IBJの「2025年度版 成婚白書」では、成婚者のお見合いは活動開始から半年(180日)以内に集中する傾向が示されています。期限が明確な人ほど、最初の半年の動き方が大切になります。

婚活方法を選ぶ5つの基準

婚活方法を選ぶ時は、結婚希望時期・恋愛経験・自分で見極められるか・使える時間・予算の5つで考えましょう。

図解⑤ 媒体選びで見る5項目

  1. 結婚希望時期:いつまでに結婚したいか
  2. 恋愛経験:交際を自分で進めた経験があるか
  3. 自分で見極められるか:相手の結婚意思や誠実さを判断できるか
  4. 婚活に使える時間:メッセージやデートにどれくらい時間を割けるか
  5. 予算:婚活にいくらまでかけられるか

5つのうち、自分にとって優先度の高いものから考えると選びやすくなります。

例えば、「1年以内に結婚したい」「恋愛経験が少ない」「仕事が忙しくメッセージに時間を割けない」という人なら、予算をかけてでも相談所を選ぶ方が合理的かもしれません。逆に、「急いでいない」「恋愛経験は人並みにある」「費用を抑えたい」という人なら、アプリから始めるのが自然です。年代別の考え方は年齢別に最適な婚活方法でも解説しています。

アプリと相談所は併用してもいい?

目的が整理できていれば、アプリと相談所の併用は選択肢の一つです。ただし、疲労・管理・比較・予定過多に注意が必要です。

併用のメリット

  • 出会いの幅が広がる
  • 異なるタイプの人と出会える
  • 相談所で学んだことをアプリでも生かせる

併用の注意点

  • 疲れやすい
  • やり取りの管理が大変
  • 比較が止まらなくなる
  • 予定が詰まりすぎる

大切なのは、「出会いを増やす=成功確率が無条件に上がる」とは限らないということです。出会いが増えすぎると、一人ひとりに向き合う時間と気力が足りなくなり、かえって関係が深まらないこともあります。

なお、結婚相談所によっては、活動中の他サービスの利用に関するルールを設けている場合があります。併用を考える時は、入会前に相談所のルールを確認しておきましょう。併用の考え方はマッチングアプリと結婚相談所の併用婚活の解説で詳しく紹介しています。

複数媒体を使うと「青い鳥症候群」になりやすい?

出会いの選択肢が多すぎると、「もっといい人がいるかも」と一人に集中できなくなることがあります。大切なのは媒体の数より、一人一人への向き合い方です。

図解⑥ 「もっといい人がいるかも」ループ

  1. 出会える人が多い
  2. 「もっといい人がいるかも」と思う
  3. 目の前の一人に集中できない
  4. 次の人を探す
  5. どの関係も深まらない

このループに入ったら、媒体や交際人数を一度絞ってみることが効果的です。

選択肢が多すぎると選びにくくなり、選んだ後の満足度も下がりやすいことは、心理学の研究でも示されています(Iyengar & Lepper, 2000)。婚活でも同じことが起こります。複数の媒体で多くの人と会うほど、一人と深く向き合う時間は減っていくのです。比較しすぎで決められない状態については婚活で決められない人の共通点も参考にしてください。

出会った後に結婚相手を見極める男女

出会い方より重要な「結婚相手を見極める7項目」

どの媒体で出会っても、結婚相手として見るべきポイントは同じです。誠実さ・対話力・金銭感覚・生活力・感情の安定・将来の方向性・相互尊重の7つを確認しましょう。

図解⑦ 出会った後に見る7項目

  1. 誠実さ:嘘をつかず、約束を守るか
  2. 対話力:意見が違っても話し合えるか
  3. 金銭感覚:お金の使い方や貯蓄の考え方が近いか
  4. 生活力:家事や生活リズムを一緒に回せるか
  5. 感情の安定:怒った時にも相手を傷つけすぎないか
  6. 将来の方向性:仕事・住まい・子どもなどの考えが合うか
  7. 相互尊重:お互いの意見や時間を大切にできるか

この7項目は、どの出会い方でも共通です。媒体は、このチェックを代わりにしてはくれません。

結婚相手の見極め方は居心地がいい人の見極め方20の特徴、結婚前に見抜きたいポイントは結婚後3年以内に離婚する夫婦の特徴でも詳しく解説しています。

アプリでも相談所でも「危険人物」はゼロにはならない

結婚相談所には各種確認やルールがありますが、人間性まで100%保証できるわけではありません。アプリにも誠実な人は多数います。「媒体が全部見極めてくれる」と期待しすぎないことが大切です。

媒体確認できること確認しきれないこと
結婚相談所独身であること、収入、学歴など(相談所による)性格、誠実さ、価値観、交際中の振る舞い
マッチングアプリ本人確認(サービスによる)独身・収入など(サービスによる)、性格、誠実さ
職場・紹介勤務先、共通の知人恋愛時の振る舞い、価値観

相談所の確認書類は、「プロフィールに嘘がないこと」をある程度担保してくれます。でも、その人が交際中にどう振る舞うか、結婚相手として誠実かどうかは、書類では分かりません。どの出会い方でも、最終的に相手を見極めるのはあなた自身です。

婚活媒体に期待しすぎると失敗する理由

どの媒体も「出会いのきっかけ」を提供してくれますが、結婚の成功を保証してくれるわけではありません。よくある期待と現実は、次のとおりです。

媒体よくある期待現実
アプリ「大量に出会えば、理想の人が見つかる」出会いの数が増えても、関係を深める力がなければ結婚には進まない
相談所「入会すれば、自動的に結婚できる」申し込み・お見合い・交際での本人の行動が欠かせない
紹介「友達の紹介だから間違いない」友達としての評価と、結婚相手としての相性は別
職場「長く知っているから安心」仕事中の姿と、恋愛・家庭での姿は違うこともある

どれも、保証ではありません。媒体に人生を任せないこと。それが、どの出会い方を選んでも結婚に近づくための前提です。

出会った後に必ず確認したい10項目

どこで出会ったかに関係なく、結婚前には次の10項目を確認しておきましょう。

項目確認したいこと
結婚意思いつ頃までに結婚したいか
仕事結婚後の働き方、転勤の可能性
住居どこに住みたいか、賃貸か持ち家か
お金貯蓄・借入・家計管理の考え方
家事分担の考え方
子ども希望の有無、時期、人数
親親との距離感、将来の介護
休日一緒に過ごしたいか、一人時間も欲しいか
健康観食事・運動・お酒・タバコなどの考え方
コミュニケーション連絡頻度、喧嘩した時の仲直りの仕方

相談所では、真剣交際の段階でこうした確認を進めるよう、カウンセラーがサポートします。アプリや職場、紹介で出会った場合は、自分たちで意識して話題にする必要があります。一度に全部ではなく、デートを重ねる中で少しずつ確認していきましょう。価値観の聞き方は価値観すり合わせの超実践スクリプトで紹介しています。

「出会えない」より「関係を育てられない」が問題になることもある

婚活がうまくいかない理由が、出会いの数ではなく、出会った後の関係の育て方にあるケースも少なくありません。その場合、媒体を変えても解決しないことがあります。

相談の現場でよく見るのは、出会いの数は十分あるのに、次のような理由で関係が続かないケースです。

  • 減点方式:小さな欠点が見つかると、すぐに「ナシ」と判断してしまう
  • すぐ切る:1〜2回会って「ときめかない」と交際を終わらせてしまう
  • 会話不足:相手を知るための質問や自己開示が少ない
  • 本音を言わない:嫌われないように合わせすぎて、関係が深まらない
  • 比較:他の人と比べてばかりで、目の前の相手を見ていない

こうした状態のまま媒体を変えても、新しい場所で同じことが繰り返される可能性があります。媒体を変える前に、自分の関係の育て方を一度振り返ってみてください。初対面で決めつけない見極め方はたった一度の「ナシ判定」が運命を逃す話でも紹介しています。

婚活がうまくいかない時、媒体を変える前に確認すべきこと

婚活がうまくいかない時は、媒体を変える前に「どこで止まっているか」を確認しましょう。原因によって、取るべき行動は変わります。

  1. 出会いの数は足りているか
  2. 条件設定は適切か
  3. 実際に会えているか
  4. 交際が続かないのか
  5. 結婚意思の違いで終わっているのか
  6. 自分の行動に改善点はないか

図解⑧ 媒体変更を考えるフロー

  1. うまくいかない原因を整理する
  2. 出会いの数が少ない? → 条件や活動量を見直す。それでも少なければ媒体の追加・変更を検討
  3. 会えているが交際が続かない? → 会話・関係の育て方を見直す(媒体変更では解決しにくい)
  4. 結婚意思の温度差で終わる? → 結婚目的が明確な媒体への変更を検討
  5. 一人で判断するのがつらい? → 相談できるサポートのある媒体を検討

媒体を変えて解決するのは、主に「出会いの数」と「結婚意思の温度差」と「サポートの有無」の問題です。

例えば、アプリで毎週のように会えているのに2回目につながらないなら、問題は媒体ではなく会話や第一印象かもしれません。一方、良い関係になっても「結婚はまだ考えていない」と言われて終わることが続くなら、結婚目的が明確な場に移る意味は大きいでしょう。

アプリから結婚相談所へ切り替えた方がいいサイン

アプリ疲れ、結婚意思の確認への疲れ、長期間の活動、フェードアウトの繰り返し、結婚期限の接近などは、相談所への切り替えを検討してよいサインです。

  • アプリでのやり取りに疲れてしまった
  • 既婚者や目的の違う相手への不安が大きい
  • 相手の結婚意思を確認することに疲れた
  • 何年も活動しているが進展がない
  • フェードアウトで終わることが多い
  • 客観的なアドバイスが欲しい
  • 結婚したい期限が近づいている

3つ以上当てはまるなら、一度相談所の無料相談などで話を聞いてみる価値はあります。アプリで培った経験は、相談所でも十分に生かせます。アプリ疲れの原因と抜け出し方はアプリ疲れの解説、アプリから相談所への移り方は結婚相談所への正しい乗り換え方でも紹介しています。

逆に、必ずしも相談所でなくてもいい人

結婚相談所を運営する立場ですが、全員に相談所が必要だとは思いません。次のような人は、相談所以外の方法でも十分に結婚を目指せます。

  • 出会いの機会が十分にある
  • 相手の結婚意思を自分で確認できる
  • 恋愛経験がある
  • 自分で関係を進められる
  • 時間に余裕がある

こうした方が無理に相談所に入ると、ルールや費用をかえって窮屈に感じることもあります。自分に合う方法で、自分らしく活動することの方がずっと大切です。

結婚相談所カウンセラーが「アプリでも幸せならそれでいい」と考える理由

ここは、代表カウンセラーとして、私自身の考えをお伝えさせてください。

私は結婚相談所を運営していますが、“全員が結婚相談所を使うべき”とは思っていません。

アプリで素敵な人と出会って幸せになれるなら、それでいいと思います。

職場でも、友人紹介でも同じです。出会い方は人それぞれで、どの出会い方にも、幸せな結婚にたどり着いた人がいます。

婚活の目的は、結婚相談所に入ることではありません。自分に合う相手と出会い、幸せな結婚生活を作ることです。

だからこそ、相談に来られた方には、相談所が合わないと感じたら正直にそうお伝えしています。大切なのは、どの媒体を使ったかではなく、あなたが幸せになれるかどうかです。

ただし、媒体には向き不向きがある

アプリが悪い、相談所が良い、という話ではありません。問題は、自分に合わない媒体で無理を続けることです。媒体ごとに、「一度見直した方がいい」サインを整理しました。

媒体こんな状態なら一度見直した方がいい
アプリ何年も進展しない/メッセージで疲弊している/相手の結婚意思を確認できない
相談所ルールが強いストレスになっている/サポートを必要としていない/恋愛期間を長く取りたい
職場出会いを待ち続けている/候補がほぼいない
紹介紹介を待つだけで、活動が止まっている

見直すことは、失敗ではありません。合わない場所で頑張り続けるより、合う場所に移る方が、結果的に早く幸せに近づけることもあります。相談所の乗り換えについては結婚相談所の乗り換えの判断基準でも解説しています。

婚活で一番危険なのは「媒体探し」が目的になること

媒体を次々に変えても、自分の条件・会話・相手選び・関係の育て方が変わらなければ、同じ結果になる場合があります。

  1. アプリA
  2. アプリB
  3. 相談所A
  4. 相談所B

このように媒体を移り続けている方の話を聞くと、「どこにもいい人がいなかった」とおっしゃいます。でも、詳しく振り返ってみると、どの媒体でも同じところで関係が止まっていることが少なくありません。

媒体を変える前に、次の4つを一度見直してみてください。

  • 条件:相手に求める条件が厳しすぎないか
  • 会話:相手を知るための質問や自己開示ができているか
  • 相手選び:同じタイプの相手ばかり選んでいないか
  • 関係形成:2回目、3回目と会う中で関係を深められているか

条件の見直し方は高望みの見直し方、婚活の長期化から抜け出す方法は婚活沼の脱出方法で解説しています。

婚活現場で実際によくあるケース

ここでは、さまざまな出会い方で結婚に至ったケースや、活動を見直したケースを紹介します。どの出会い方が正解だったかではなく、何が結果を分けたかに注目してください。

ケース1|30代女性・アプリで出会った男性と結婚

出会い
結婚目的のマッチングアプリで出会った
工夫したこと
交際の早い段階から、結婚意思・仕事・生活について丁寧に話し合った
結果
価値観のずれを早めに確認でき、安心して結婚を決断

ケース2|30代男性・アプリを3年間利用後、相談所へ

状況
アプリで出会いは多かったが、結婚意思の温度差で終わることが続き、疲れてしまった
変えたこと
結婚意思が明確な人と会える結婚相談所に切り替えた
結果
アプリで培った会話力も生かし、1年以内に成婚

ケース3|20代女性・職場恋愛から結婚

出会い
同じ職場の同僚
良かったこと
長期間、仕事中の人柄や周囲への接し方を知っていたことが安心材料になった
結果
交際後も周囲に配慮しながら関係を育て、結婚

ケース4|40代男性・友人紹介にこだわっていた

状況
友人紹介での出会いにこだわっていたが、紹介自体が年に数回しかなかった
変えたこと
紹介を待ちつつ、結婚相談所も併用して出会いの機会を増やした
結果
相談所で出会った女性と成婚

ケース5|30代女性・相談所に入れば自動的に結婚できると思っていた

状況
入会すれば結婚できると考え、申し込みを待つだけの受け身の活動で停滞していた
変えたこと
カウンセラーとプロフィールを見直し、自分からの申し込みと交際での姿勢を改善
結果
交際が続くようになり、成婚

ケース6|30代男性・アプリと相談所を併用して比較癖に

状況
両方で出会いを増やしすぎ、「もっといい人がいるかも」と比較が止まらなくなった
変えたこと
活動媒体を一つに絞り、一人ずつ向き合うようにした
結果
交際が安定し、真剣交際へ進んだ

※上記はすべて、個人が特定されないよう複数の事例をもとに再構成した匿名・複合事例です。

出会い方を問わず穏やかな日常を過ごす夫婦

ベテラン婚活カウンセラーが最も伝えたいこと

最後に、代表カウンセラーとして、一番お伝えしたいことです。

17年間、2万人以上の恋愛・婚活相談を受けてきました。相談所で結婚した人もいます。アプリで結婚した人もいます。職場で出会った人もいます。友人紹介から結婚した人もいます。

私が思うのは、“どこで出会ったか”を気にしすぎる必要はないということです。

本当に大切なのは、出会った後に、

  • 話し合えたか
  • 尊重できたか
  • 信頼を作れたか
  • 問題が起きた時に二人で乗り越えられたか

です。

婚活は、どの媒体が一番優れているかを競うものではない。自分に合った出会い方を選び、その後、一人の相手ときちんと向き合えるかが重要。

「アプリだから軽い」「相談所だから真実の愛ではない」「職場恋愛だから安心」「友人紹介だから失敗しない」。どれも、決めつけです。出会いのきっかけを作るのは、アプリかもしれないし、相談所かもしれない。職場かもしれないし、友人かもしれない。でも、その先で信頼し、話し合い、尊重し、支え合い、問題を解決するのは、二人です。

データで見る「出会い方」と「結婚生活」

出会い方を選ぶ時に重視したこと、媒体を変えた理由、そして結婚してから振り返って本当に大切だったこと。傾向を分かりやすく示すために、モデルアンケートを作成しました。

以下は記事理解を助けるために作成した編集上のモデルデータであり、実在する調査結果ではありません。実際の出会い方の割合は、前述の「データで見る|夫婦はどこで出会っているのか」の公的統計をご覧ください。

モデルアンケート①|現在の配偶者・交際相手とどこで出会った?

質問:現在の配偶者・交際相手とはどこで出会いましたか?(想定回答者:婚活経験者・結婚経験者の男女のうち配偶者・交際相手がいる人/単一回答)

マッチングアプリ22%
職場20%
友人紹介19%
結婚相談所12%
学校10%
趣味7%
婚活パーティー4%
SNS3%
その他3%

モデルアンケート②|出会い方を選ぶ際に重視したこと

質問:婚活の方法・出会い方を選ぶ時に重視したことは何ですか?(想定回答者:婚活経験者・結婚経験者の男女/複数回答)

結婚への真剣度48%
気軽さ41%
安全性39%
出会える人数36%
費用34%
本人確認29%
自然さ24%
サポート19%

「結婚への真剣度」と「気軽さ」が上位に並ぶ構成にしています。出会い方を選ぶ時点では、人によって重視するものが大きく分かれるという現場の実感を反映しています。

モデルアンケート③|活動媒体を変えた理由

質問:婚活の方法を変えた理由は何ですか?(想定回答者:婚活経験者・結婚経験者の男女のうち方法を変えた経験がある人/複数回答)

結婚意思が合わない44%
疲れた39%
出会えない33%
時間効率27%
サポートが欲しい24%
安全性21%
年齢18%
費用15%

モデルアンケート④|結婚してから「出会い方は重要だった」と思う?

質問:結婚してから振り返って、「どこで出会ったか」は重要だったと思いますか?(想定回答者:婚活経験者・結婚経験者の男女のうち既婚者/単一回答)

非常に重要9%
多少重要27%
あまり重要ではない41%
全く重要ではない23%

「あまり重要ではない」「全く重要ではない」を合わせて6割台に置いています。結婚生活を経験すると、出会い方そのものへの関心は薄れていくという考えに基づいた構成です。

モデルアンケート⑤|結婚生活で本当に重要だったこと

質問:結婚生活で本当に重要だったことは何ですか?(想定回答者:婚活経験者・結婚経験者の男女のうち既婚者/複数回答)

信頼62%
話し合い58%
誠実さ55%
安心感51%
金銭感覚43%
家事39%
生活リズム31%
仕事への理解28%
子育て24%
親との関係21%

アンケートから見える「出会い方」の本当の位置づけ

モデルデータで伝えたかった結論は、次のとおりです。

アンケートの考察

婚活中は“どこで出会うか”を重視しがちだが、実際の結婚生活では誠実さ・対話・生活相性など、媒体とは無関係な要素が重要になる。

婚活を始める時、多くの人は「どこで出会えば失敗しないか」を真剣に考えます。それは自然なことですし、自分に合う媒体を選ぶことは大切です。

でも、結婚生活が始まると、「どこで出会ったか」を意識する場面はほとんどありません。毎日の生活を支えるのは、信頼、話し合い、誠実さ、安心感。どれも、出会った後に二人で育てていくものです。

だからこそ、媒体選びに時間をかけすぎず、出会った相手と向き合うことに力を注いでください。それが、どの出会い方を選んだとしても、幸せな結婚に近づく一番の方法です。

まとめ|出会い方は入口。結婚生活を作るのは、その後の二人

結婚相談所・マッチングアプリ・職場・友人紹介のどれにも、絶対的な正解はありません。自分の目的に合う出会い方を選び、出会った後に一人の相手と向き合うことが大切です。この記事のポイントをまとめます。

  • 出会い方に絶対的な正解はない
  • アプリには、気軽さと出会いの母数という強みがある
  • 相談所には、真剣度とサポートという強みがある
  • 職場は、人柄を知りやすい
  • 紹介は、安心感がある
  • どの出会い方にも、それぞれ弱点がある
  • 自分の目的(特に結婚希望時期)に合う媒体を選ぶ
  • 媒体に過度な期待をしない
  • 相手の結婚意思を確認する
  • 出会った後の相性を見る
  • 最終的には、二人で関係を作る

出会い方は入口。結婚生活を作るのは、その後の二人。

何で出会ったかを誇る必要も、恥じる必要もありません。大切なのは、その出会いを幸せな関係に育てられたかどうかです。

出会い方・婚活方法に関するよくある質問(FAQ)

結婚相談所とマッチングアプリはどちらが結婚しやすいですか?

どちらが結婚しやすいかは、人によって異なります。結婚希望時期が近く、結婚意思の明確な人と効率よく会いたいなら相談所、恋愛経験があり自分で相手を見極められ、費用を抑えたいならアプリが合いやすい傾向です。自分の目的と性格に合う方を選びましょう。

アプリで結婚した夫婦はうまくいきますか?

うまくいくかどうかは、出会い方より出会った後の関係で決まります。最新の国の調査では、最近結婚した夫婦の約5組に1組がネットで出会っています。交際中に結婚意思、仕事、お金、家族、生活について話し合えていれば、他の出会い方と変わりません。

結婚相談所で出会っても恋愛できますか?

できます。お見合いは出会いのきっかけにすぎず、その後に「会いたい」「好き」「大切にしたい」という気持ちが育つのはごく普通のことです。入口がシステム化されていることと、恋愛感情がないことは別の話です。結婚意思を確認したうえで安心して気持ちを育てられるのも相談所の良さです。

相談所婚は恥ずかしいですか?

恥ずかしいことではありません。結婚相談所は、職場や友人紹介と同じ「出会いのきっかけ」の一つです。国の調査でも、見合い結婚(結婚相談所を含む)は一定の割合を占めています。馴れ初めをどう伝えるかは二人で決めればよく、大切なのは出会いを幸せな関係に育てられたかどうかです。

マッチングアプリは婚活に向いていますか?

結婚目的のアプリを選び、自分で相手の結婚意思を確認できる人には向いています。会員数が多く、費用も比較的低いのが強みです。一方、利用目的が幅広く、見極めを自分で行う必要があります。交際初期に結婚への考えを確認し、期限を決めて活動するのがおすすめです。

結婚相談所はどんな人に向いていますか?

1〜2年以内など具体的な結婚希望時期がある人、結婚意思が明確な人と会いたい人、恋愛経験が少ない人、第三者のアドバイスが欲しい人、身元確認を重視する人に向いています。婚活に疲れている人にとっても、相談しながら進められる点は大きな支えになります。

アプリはどんな人に向いていますか?

恋愛経験があり、自分で相手を見極められる人、メッセージのやり取りが苦にならない人、時間に余裕がある人、まず恋愛から始めたい人、費用を抑えたい人に向いています。自分で関係を進める力がある人ほど、アプリの出会いの多さを生かしやすくなります。

アプリと相談所を併用してもいいですか?

目的が整理できていれば選択肢の一つです。出会いの幅が広がる一方で、疲れやすい、やり取りの管理が大変、比較が止まらなくなるといった注意点があります。また、相談所によっては他サービスの利用にルールがある場合もあるため、入会前に確認しましょう。

職場恋愛のメリットは?

相手の人柄や仕事への姿勢を、時間をかけて知れることです。忙しい時の態度やミスへの対応、周囲への接し方など、デートでは見えにくい素の姿が分かります。日常的に接点があり、共通の話題も多いため、自然に関係を深めやすいのも魅力です。

職場恋愛のデメリットは?

別れた後も顔を合わせる気まずさ、噂になりやすいこと、仕事への影響が出る可能性があることです。また、職場はもともと恋愛のために集まった場ではないため、相手に恋人がいるか、結婚を考えているかが分かりにくく、出会える人数も限られます。

友人紹介は婚活に向いていますか?

友人のネットワークが広く、人柄を重視したい人には向いています。共通の知人がいる安心感や、事前に人柄の情報を聞ける点が魅力です。ただし、断りにくさや紹介者への気遣い、候補の少なさがあるため、紹介だけに頼らず他の方法と組み合わせるのもおすすめです。

自然な出会いを待つべきですか?

結婚を急いでおらず、職場や友人関係で出会いの機会が十分にあるなら、待つのも一つの選択です。ただ、出会いのない状態が1年以上続いているなら、他の方法も検討してみましょう。アプリも相談所も、職場や紹介と同じ「出会いのきっかけ」の一つにすぎません。

婚活は何歳から相談所を使うべきですか?

年齢よりも、結婚希望時期と自分の状況で考えるのがおすすめです。20代でも1〜2年以内に結婚したい人、恋愛経験が少なくサポートが欲しい人には相談所が合うことがあります。逆に、年齢に関係なく自分で関係を進められる人は、他の方法でも十分に結婚を目指せます。

アプリで何年もうまくいかない場合は相談所へ変えるべきですか?

まず、うまくいかない原因を整理しましょう。結婚意思の温度差で終わる、やり取りに疲れた、客観的なアドバイスが欲しいという場合は、相談所への切り替えを検討する価値があります。一方、会えているのに交際が続かない場合は、会話や関係の育て方の見直しが先です。

結婚相談所の方が真剣な人が多いですか?

一般的に、結婚相談所は結婚を目的に入会する人が集まるため、結婚への真剣度は明確な傾向があります。ただし、アプリにも結婚に真剣な人は多くいますし、相談所でも人によって温度感は異なります。媒体に関係なく、交際の中で相手の結婚意思を確認することが大切です。

アプリの方が出会える人数は多いですか?

一般的には、アプリの方が会員数が多く、出会える人数の母数は大きい傾向があります。ただし、出会える人数が多いことと結婚に近づくことは別です。人数が多すぎると比較が止まらなくなることもあるため、出会いの数より一人ひとりとの向き合い方を大切にしましょう。

婚活媒体を選ぶ基準は?

結婚希望時期、恋愛経験、自分で相手を見極められるか、婚活に使える時間、予算の5つで考えましょう。特に「いつまでに結婚したいか」が最も大きな判断軸です。期限が近いほど、結婚意思を早く確認できる仕組みやサポートのある方法の価値が高まります。

出会い方で離婚率は変わりますか?

出会い方によって離婚率が変わることを示す、信頼できる公的な統計は確認できません。「アプリ婚は離婚しやすい」「相談所婚の方が幸せ」といった話を見かけることがありますが、根拠は明確ではありません。結婚生活に影響するのは、出会った後の関係づくりです。

どこで出会ったかを親や友人に言う必要はありますか?

必ず言う必要はありません。馴れ初めをどこまで話すかは、二人で相談して決めれば大丈夫です。ただ、出会い方を恥じる必要はまったくありません。最近は、アプリや結婚相談所での出会いも珍しくなくなっています。二人が自然に話せる伝え方を選びましょう。

結婚相手を選ぶ時、媒体より大事なことは?

誠実さ、対話力、金銭感覚、生活力、感情の安定、将来の方向性、相互尊重の7つです。どの媒体で出会っても、結婚相手として見るべきポイントは同じです。媒体はこのチェックを代わりにしてくれないため、交際の中で一つずつ確認していきましょう。

婚活方法を途中で変えてもいいですか?

変えて問題ありません。自分に合わない方法で無理を続けるより、合う方法に移る方が良い結果につながることもあります。ただし、変える前にうまくいかない原因を整理しましょう。条件や会話、相手選びが変わらなければ、どの媒体でも同じ結果になる可能性があります。

相談所に入れば必ず結婚できますか?

必ず結婚できるわけではありません。相談所は結婚意思の明確な人と出会え、サポートを受けられる仕組みですが、申し込みやお見合い、交際での本人の行動が欠かせません。カウンセラーのアドバイスを生かし、主体的に活動することで、仕組みの良さが発揮されます。

🗺️ 自分に合う出会い方が分からない時は

婚活がうまくいかない時、“もっと良いアプリはないか”“別の媒体ならうまくいくのでは”と考えてしまうことがあります。

もちろん環境を変えることで結果が変わるケースもあります。ただし、その前に自分がいつまでに結婚したいのか、どんなサポートが必要なのかを整理することも大切です。

自分にはアプリが合うのか、相談所が合うのか迷っている場合は、現在の活動状況を一度客観的に整理してみるのも一つの方法です。フォリパートナーの無料相談は、入会を前提にしなくても大丈夫です。相談所以外の方法が合いそうな場合は、正直にそうお伝えします。

無料相談で話してみる

🌈

この記事を書いた人|結婚相談所フォリパートナー 代表カウンセラー

婚活業界17年以上。これまで2万人以上の恋愛・婚活相談を受け、数千組以上の成婚を支援。IBJ正規加盟店として、マッチングアプリから結婚相談所へ移った方、相談所とアプリを併用する方、自然な出会いにこだわって婚活が長期化した方など、さまざまな出会い方の相談に向き合っている。「出会い方は入口。結婚生活を作るのはその後の二人」をテーマに、一人ひとりに合った婚活の形を提案している。

※本記事は、婚活の出会い方について一般的な特徴を解説したもので、特定のサービスを評価・推奨するものではありません。マッチングアプリや結婚相談所の仕組み・確認書類・ルールはサービスごとに異なります。

※公的統計は各出典の公表内容に基づきます。出会い方と結婚生活の満足度や離婚率の関係について、本記事は断定するものではありません。心理学研究の紹介は、研究の対象や条件の範囲で示された傾向です。

※記事中のケースは個人が特定されないよう再構成した匿名・複合事例です。モデルアンケートは記事理解を助けるために作成した編集上のモデルデータであり、実在する調査結果ではありません。診断は傾向を示す簡易的なもので、結果を保証するものではありません。

無料説明・ご相談フォーム

初回は、結婚相談所概要や婚活の具体的な進め方などをご説明します!

東京都内に4店舗(代々木・神田・日本橋・青山)、横浜に1店舗を展開しています。
また、全国対応のZoom相談も可能です。

ご相談場所
ご相談場所

東京都内に4店舗(代々木、神田、日本橋、青山)/横浜に1店舗
zoom(日本全国対応)でのご相談も可能

無料資料請求 ご予約・お問い合わせ