
【第1回】初詣デートは本当にアリ?婚活目線で見るメリットと注意点

年始が近づくと、婚活中の方から必ず増える相談があります。
「初詣デートって、しても大丈夫ですか?」
「重いと思われませんか?」
「付き合う前に行くのはアリ?」
結論から言うと、
初詣デートは“段階を間違えなければ、とても良いデート” です。
ただし一方で、
タイミングや関係性を誤ると、一気に距離が離れるリスクも高い
という、かなり“扱いの難しいデート”でもあります。
本コラムでは、婚活カウンセラーの視点から
「初詣デート」 をテーマに、
- どんな人に向いているのか
- なぜ賛否が分かれるのか
- 婚活ではどう考えるべきか
を整理していきます。
なぜ「初詣デート」は特別扱いされるのか?
初詣デートが他のデートと大きく違う理由は、
イベント性と意味づけが強い からです。
初詣には、
- 新年のスタート
- 願い事・価値観
- 家族文化・宗教観
- 将来を連想させる空気感
こうした要素が自然と含まれます。
つまり初詣デートは、
楽しいお出かけ以上に「人生観」がにじみ出る場 なのです。
そのため婚活では、
- 距離が一気に縮むこともあれば
- 逆に「まだそこまでじゃない」と引かれることもある
両極端な結果になりやすいのです。
婚活目線で見る「初詣デート」のメリット
まずは、うまく使えた場合のメリットから見ていきましょう。
① 結婚観・価値観が自然に見える
初詣では、こんな会話が自然に生まれます。
- お正月はどう過ごすタイプか
- 家族との距離感
- 行事を大切にするかどうか
- 混雑への耐性や気遣い
これらは、
結婚生活との相性を見る上で非常に重要なポイント です。
② 会話に困りにくい
- おみくじ
- 屋台
- お守り
- 神社の雰囲気
話題が自然に生まれるため、
会話が苦手な方でも比較的安心して臨めます。
③ 「ちゃんとした人」という印象を持たれやすい
初詣デートを提案する人は、
- 軽すぎない
- 年中行事を大切にする
- 将来を意識していそう
という プラス評価 を受けやすい傾向があります。
一方で、初詣デートがNGになりやすい理由
ここが重要です。
初詣デートが失敗するケースの多くは、
「相手の温度感」とズレている ことが原因です。
よくあるNGパターン
- まだ関係が浅いのに当然のように誘う
- 「毎年行ってるから」と価値観を押し付ける
- 混雑・寒さへの配慮がない
- 長時間拘束になるプラン
特に婚活初期では、
「もうそんな関係だと思われてる?」
「少し重たいかも…」
と感じさせてしまうことがあります。
初詣デートは「誰とでも相性がいい」わけではない
大切なのは、
初詣デート=万人向けではない
という理解です。
向いているのは、
- 行事を大切にしたい人
- 落ち着いた関係を望む人
- 将来を意識して婚活している人
逆に、
- 恋愛は軽やかに進めたい
- 最初は気楽なデートがいい
- 人混みが苦手
こうしたタイプには、
初詣デートはストレスになる可能性もあります。
婚活で大切なのは「初詣に行くか」ではない
婚活カウンセラーとして一番伝えたいのは、
初詣デートが良いか悪いか
ではなく
「今の関係性に合っているか」
という視点です。
同じ初詣デートでも、
- 交際初期
- 交際中期
- 真剣交際
では、意味も受け取られ方もまったく変わります。
次回予告
👉 次回【第2回】
交際初期で初詣デートはアリ?ナシ?誘い方と注意点を徹底解説
【第2回】交際初期で初詣デートはアリ?ナシ?誘い方と注意点を徹底解説

「まだ交際初期だけど、初詣デートに誘っても大丈夫?」
これは年末年始になると、婚活中の方から本当によくいただく質問です。
結論からお伝えすると、
交際初期の初詣デートは“条件付きでアリ” です。
ただし、その条件を外すと、一気に「重い」「距離感が早い」と思われてしまうリスクもあります。
そもそも「交際初期」とはどの段階?
婚活における交際初期とは、
- お見合い後〜3回目前後のデート
- まだお互いを探っている段階
- 好意はあるが、確信までは至っていない
この時期は、
楽しい・安心できる・無理がない
この3つが最優先されるフェーズです。
交際初期で初詣デートが敬遠されやすい理由
初詣デートが交際初期で慎重になる理由は、
“意味づけが重なりやすい” からです。
- 新年を一緒に過ごす
- 願い事を共有する
- 行事を共にする
これらは、相手によっては
「もうかなり親密な関係?」
「将来を意識されている?」
と受け取られることがあります。
特に女性側は、
- まだそこまで気持ちが固まっていない
- 関係を急がれたくない
- 年始は自分の時間や家族を大切にしたい
こうした思いを抱えていることも多いのです。
それでも「アリ」になるケースとは?
では、交際初期でも
初詣デートが前向きに受け取られるのはどんな場合でしょうか。
以下に当てはまる場合は、比較的成功しやすい傾向があります。
- すでに会話が自然で居心地が良い
- 次も会う前提のやり取りができている
- 相手が行事や季節イベントを楽しむタイプ
- 短時間・軽めのプランを想定している
ポイントは、
「初詣をメインにしすぎない」 ことです。
交際初期での“正解に近い”誘い方
誘い方ひとつで、印象は大きく変わります。
❌ NGな誘い方
「年始は初詣に行くものだと思うので、一緒に行きましょう」
→ 価値観の押し付け・重たい印象に。
⭕ OKな誘い方
「もし人混みが苦手じゃなければ、
初詣を軽くして、お茶でもどうかなと思ったんですが、いかがですか?」
このように、
- 選択権を相手に渡す
- 断りやすい余白を残す
- メインは“会うこと”にする
これが交際初期では非常に大切です。
交際初期の初詣デートで守るべき注意点
実際に行く場合は、以下を必ず意識してください。
- 混雑ピーク(1月1〜3日)は避ける
- 滞在時間は短め(1〜2時間)
- 防寒・歩きやすさへの配慮
- 屋台やおみくじなど“軽さ”を楽しむ
「ちゃんとした初詣」にしすぎると、
交際初期では負担になります。
婚活カウンセラー視点でのまとめ
交際初期の初詣デートは、
- 距離を縮める“加速装置”にもなる
- 逆に“ブレーキ”にもなり得る
非常に繊細なデートです。
大切なのは、
初詣に行きたいかどうかより
相手が“今”それを心地よく感じるか
この視点を持てるかどうかです。
👉 次回【第3回】
交際中期の初詣デートは関係を深める?距離を縮める使い方と注意点
【第3回】交際中期の初詣デートは関係を深める?距離を縮める上手な使い方

交際が数回進み、
「一緒にいることに慣れてきた」
「好意は感じるけれど、決め手がまだ見えない」
——そんな段階が 交際中期 です。
このタイミングでの初詣デートは、
使い方次第で“一気に関係を深めるきっかけ”にも、“温度差を可視化する場”にもなる
非常に重要なデートになります。
婚活における「交際中期」とは?
一般的に交際中期とは、
- デート回数:4〜6回目あたり
- 会うこと自体は自然になっている
- ただし将来像はまだ曖昧
- 決断に向かう前の“見極め期”
この時期は、
楽しさ+現実感 のバランスが求められます。
なぜ交際中期の初詣デートは相性がいいのか
交際中期での初詣デートが好相性な理由は、
「価値観が自然に浮き彫りになる」 からです。
例えば、
- 人混みでの気遣い
- 寒さや疲れへの配慮
- 願い事の内容(仕事・家族・将来)
- 屋台やおみくじへの向き合い方
これらはすべて、
結婚後の日常を連想させる要素 です。
この段階で初詣に行くと、
「この人と生活したらどうなるか」
がリアルに想像しやすくなります。
交際中期の初詣デートで得られる3つのメリット
① 結婚観の方向性が見えやすい
「何を願うか」は、その人の価値観の縮図です。
- 仕事の成功
- 健康
- 家族
- 将来の安定
これらを自然に知れるのは、
交際中期ならではのメリットです。
② 一緒に“日常に近い時間”を過ごせる
テーマパークのような非日常ではなく、
寒さ・混雑・移動なども含めた時間を共有できるため、
相性の良し悪しがはっきり見えます。
③ 真剣交際への布石になる
初詣デート後に、
- 「また一緒に行事を過ごしたい」
- 「来年も一緒だったらいいね」
といった言葉が自然に出る場合、
真剣交際に進む土台ができているサインです。
交際中期で失敗しやすい初詣デートの例
一方で、注意点もあります。
❌ デートが長時間・過密すぎる
→ 疲労が不満に変わりやすい
❌ 将来の話を詰めすぎる
→ 初詣=面談のようになってしまう
❌ 「来年も一緒に〜」を重く言いすぎる
→ 温度差があるとプレッシャーに
交際中期は、
深めるが、決めつけない
この距離感が重要です。
交際中期でおすすめの初詣デートプラン
成功しやすいのは、以下のような構成です。
- 比較的空いている神社を選ぶ
- 初詣+軽い食事 or お茶
- 滞在時間は2〜3時間程度
- 解散後に「楽しかったね」と余韻を残す
“特別すぎないけれど、印象に残る”
このバランスが理想です。
婚活カウンセラー視点でのポイント
交際中期の初詣デートは、
- 相手を判断する場であると同時に
- 自分自身も見られている場
です。
- 気遣いができているか
- 無理をさせていないか
- 自分の価値観を押し付けていないか
ここを意識できる人ほど、
その後の真剣交際にスムーズに進みます。
まとめ|交際中期の初詣デートは「未来の予行演習」
この段階での初詣デートは、
恋愛イベントではなく
結婚生活の予行演習
として捉えるのが正解です。
楽しさの中に、
安心感・現実感・尊重があるか。
そこを感じ取れたなら、関係は一段階深まっています。
👉 次回【第4回】
真剣交際での初詣デート|結婚を意識した過ごし方とNG行動
【第4回】真剣交際での初詣デート|結婚を意識した過ごし方とNG行動

真剣交際に入ると、初詣デートの意味合いは大きく変わります。
この段階の初詣は、単なる年中行事ではなく、
「この人と人生を一緒に歩めるか」を実感する場 になります。
婚活カウンセラーの立場から言うと、
真剣交際中の初詣デートは
非常に相性がよく、判断材料も多いデート です。
ただし同時に、
些細な振る舞いで違和感が決定打になることもあるため、
注意点も理解しておく必要があります。
真剣交際の初詣デートが持つ意味
この段階での初詣デートは、
- 来年・再来年を一緒に想像する
- 家族観・生活観がにじみ出る
- 「一緒に行事を過ごせるか」を体感する
といった、
結婚後のリアルな日常を先取りする場 になります。
言い換えると、
ここで違和感がなければ、
結婚後のイメージもかなりクリアになります。
真剣交際で初詣デートがうまくいく人の特徴
成婚につながるカップルに共通するのは、
次のような姿勢です。
- 無理に盛り上げようとしない
- 相手のペースを自然に尊重している
- 「一緒にいること」が目的になっている
- 小さな気遣いが当たり前にできている
例えば、
- 混雑を避けた時間帯選び
- 寒さへの配慮
- 歩くスピードを合わせる
こうした行動は、
結婚生活での安心感そのもの です。
真剣交際で話しておきたいテーマ
初詣という場は、
少し将来の話をしても不自然ではありません。
おすすめなのは、
- 来年はどんな一年にしたいか
- お正月の過ごし方の理想
- 家族行事への距離感
ただし重要なのは、
「確認」ではなく「共有」 にすること。
問い詰めるような聞き方や、
正解を求める空気は逆効果です。
真剣交際でやりがちなNG行動
ここで一気に評価を下げてしまう行動もあります。
❌ 結婚を急かす言動
「来年はもう夫婦だよね?」などの決めつけ
❌ 願い事の内容を詮索する
「なんてお願いしたの?」を深掘りしすぎる
❌ 段取り・正しさを押し付ける
「初詣はこうあるべき」という価値観の強要
真剣交際では、
“正しさ”より“心地よさ” が大切です。
真剣交際の初詣デートで確認したいポイント
このデートで、ぜひ自分自身に問いかけてほしいのは、
- 一緒にいて気を使いすぎていないか
- 疲れてもイライラせずにいられるか
- 無言の時間が心地よいか
これらは、
結婚生活の相性を測る重要な指標 です。
婚活カウンセラーからのまとめ
真剣交際での初詣デートは、
愛情を確かめる場ではなく
安心を確認する場
です。
ドキドキよりも、
「自然体でいられるか」
「一緒にいて楽か」
そこに注目してみてください。
👉 次回(最終回予定)【第5回】
初詣デートで分かる“結婚向き・結婚不向き”の見極めポイント
【第5回】初詣デートで分かる「結婚向き・結婚不向き」の見極めポイント

初詣デートは、
実は婚活において かなり精度の高い“相性チェックの場” です。
なぜならそこには、
- 寒さ
- 人混み
- 段取り
- 価値観
- 気遣い
- イレギュラー対応
といった、結婚生活に直結する要素 が自然に詰まっているからです。
最終回では、婚活カウンセラーの視点から
初詣デートで見えてくる「結婚向き・結婚不向き」の違い を整理します。
結婚向きな人に共通する振る舞い
まずは、成婚につながりやすい人の特徴から。
① 小さな不便を「当たり前」に処理できる
- 混んでいてもイライラしない
- 寒さや疲れに過敏すぎない
- 想定外が起きても空気を悪くしない
これは、
結婚後の日常トラブルへの耐性 そのものです。
② 相手基準で動ける
- 歩くスピードを合わせる
- 「寒くない?」「疲れてない?」と自然に声をかける
- 混雑を見てルートを変える判断力
これができる人は、
生活を「一緒に回せる人」です。
結婚不向きが見えやすいサイン
一方で、初詣デートでよく見える
要注意サイン もあります。
❌ 正解・段取りにこだわりすぎる
→ 「初詣はこうあるべき」と価値観を押し付ける
❌ 不機嫌を態度に出す
→ 疲れや混雑で空気が悪くなる
❌ 相手の状態に無関心
→ 自分のペース・自分の楽しさが最優先
これらは、
結婚後に必ずストレスになるポイント です。
「願い事」の扱い方にも人柄が出る
初詣で象徴的なのが、願い事。
結婚向きな人は、
- 願いを押し付けない
- 中身を詮索しない
- 笑って共有できる
一方で、
- 「何お願いしたの?」と深掘りしすぎる
- ジャッジする
- 正解を求める
こうした態度が出る人は、
無意識に相手を管理しようとする傾向 が見えます。
初詣デート後に振り返ってほしい3つの質問
デートが終わったあと、
ぜひ自分に問いかけてみてください。
- 無理をしていなかったか
- 気を使いすぎて疲れていないか
- 「また一緒に行事を過ごしたい」と思えたか
この答えは、
将来の結婚生活へのヒントになります。
婚活カウンセラーからの最終メッセージ
初詣デートは、
盛り上がるかどうか
ロマンチックかどうか
を測る場ではありません。
「一緒に生活できそうか」
「日常を穏やかに共有できそうか」
そこを感じ取るためのデートです。
交際初期・中期・真剣交際、
どの段階でも共通して大切なのは、
- 無理をしない
- 期待で縛らない
- 相手のペースを尊重する
この姿勢。
初詣デートで感じた違和感も、
安心感も、
どちらもあなたの大切な判断材料です。
まとめ|初詣デートは「未来を想像する時間」
初詣デートがうまくいく人ほど、
- 相手を楽しませようとしすぎない
- 自然体でいられる
- 「一緒にいること」を大切にしている
婚活において最終的に選ばれるのは、
特別な人ではなく「一緒に楽に生きられる人」 です。
初詣デートは、その答えをそっと教えてくれる時間。
ぜひ、あなた自身の感覚も大切にしてくださいね。
フォリパートナー編集部



