
第1回:好きな人と話す話題が婚活を左右する理由

1. 「話題選び」は恋愛の第一関門
婚活や恋愛の場では、外見やプロフィールと同じくらい会話の質が重要です。特に好きな人との会話は、相手に「もっと話したい」「また会いたい」と思わせるか、それとも「会話が続かない」と感じさせてしまうかの分かれ道になります。
心理学の研究(※データ引用)によると、人は初対面の数分間で相手に対する印象の大部分を形成するといわれています。そのため、婚活の初期段階やお見合いの席での話題選びは、今後の関係を大きく左右します。
2. NG話題とOK話題の違い
好きな人と話す話題を考えるとき、避けたいのは「相手が答えづらい話題」「ネガティブな話題」です。
例えば以下は避けたほうが良い例です。
- 政治や宗教など価値観のぶつかりやすいテーマ
- 過去の恋愛や元カレ・元カノの話
- 収入や家族事情などデリケートな質問
逆にOKなのは、相手が自然に答えられて、ポジティブな空気が生まれる話題です。
- 趣味や好きな食べ物
- 最近見た映画やドラマ
- 旅行や行ってみたい場所
これらは相手の性格や価値観を知るきっかけになり、さらに共通点を見つけやすいというメリットもあります。
3. 共通点探しが会話を深めるカギ
好きな人と話す話題を選ぶときは、共通点を見つけることが何より重要です。心理学では「類似性の法則」と呼ばれ、人は自分と似た趣味・経験・価値観を持つ相手に好意を抱きやすいとされています。
例えば、旅行好き同士なら「おすすめの旅行先」から話が広がり、食べ歩きが好きなら「行きたいレストラン」の話で盛り上がれます。会話の中で「私も!」という瞬間を増やすことで、自然に距離が縮まります。
4. 婚活現場でよく使われる「話題の引き出し」
結婚相談所や婚活イベントの現場で、会員が実際によく使っている「話題の引き出し」をご紹介します。
- 季節の話題:「もうすぐ桜が咲きますね」「夏休みの予定はありますか?」
- 日常の話題:「最近ハマっている趣味ってありますか?」
- 食の話題:「甘いものはお好きですか?」「最近行って美味しかったお店は?」
- 時事ネタのライト版:「○○の新しい映画、話題になってますよね」
これらは答えやすく、さらに会話が広がりやすいテーマなので、特に初期段階で効果的です。
5. 話題は“準備”と“即興”のバランスが大切
好きな人と話す話題を事前に用意しておくのは安心材料になりますが、会話の流れに応じて柔軟に変えることも必要です。用意した話題に固執しすぎると、会話が不自然になりがちです。
例えば、相手が趣味の話をしてきたら、その場で興味を持って質問を重ねたり、自分の似た体験をシェアしたりすることで自然なキャッチボールができます。
まとめ
- 好きな人との会話は話題選びで印象が大きく変わる
- NG話題を避け、相手が答えやすくポジティブなテーマを選ぶ
- 共通点を見つけて「私も!」の瞬間を増やす
- 話題は事前準備とその場の柔軟さの両立が大切
第2回:段階別・好きな人と話す話題リスト

好きな人との会話は、出会ったばかりの頃と仲良くなった後では、適した話題が変わります。婚活や恋愛では、この“距離感に合った話題選び”が関係をスムーズに進展させるポイントです。
1. 初対面〜まだ距離がある段階
目的:警戒心を解き、安心してもらうこと。
この段階では、重すぎる話題やプライベートに踏み込みすぎる質問は避けます。相手が答えやすく、会話が自然に続くテーマを選びましょう。
おすすめ話題:
- 天気や季節の話題:「今日は暖かいですね」「桜はもう見に行きましたか?」
- 食べ物や飲み物の好み:「コーヒー派ですか?紅茶派ですか?」
- 最近の休日の過ごし方:「休日はどんな風に過ごすことが多いですか?」
- 時事ネタ(軽い内容):「新しい駅ビルができたみたいですね、行ってみたいです」
ポイント:
「YES/NO」で終わらないオープンクエスチョンを意識することで、会話が広がりやすくなります。
2. 2〜3回目のデートやお見合い後
目的:共通点を深めて、次の約束につなげること。
少しずつプライベートな情報交換をしながら、価値観や趣味の相性を確かめていきます。
おすすめ話題:
- 趣味やハマっていること:「最近ゴルフを始めたんですけど、スポーツは何かされますか?」
- 旅行の話:「行ってよかった場所や、行ってみたい場所はありますか?」
- グルメの話:「辛いものは得意ですか?美味しいカレー屋さんがあるんです」
- 子どもの頃の思い出:「小さい頃、どんな遊びをしてました?」
ポイント:
この段階では「次回一緒に行けそうな場所」につながる話題を入れると、自然にデートのお誘いがしやすくなります。
3. 関係が深まり始めた段階(真剣交際前後)
目的:お互いの価値観や将来像を理解し合うこと。
ここでは、将来の生活や家族観、金銭感覚など、結婚を見据えた話題に少しずつ触れます。
おすすめ話題:
- 理想の休日の過ごし方:「もし休みが3日あったら、どう過ごしますか?」
- 結婚観や家族像:「将来、ペットは飼いたいですか?」「家族とはどのくらいの頻度で会いたいですか?」
- 暮らしたい場所:「都会派ですか?自然が多い場所派ですか?」
- 家事や役割分担:「料理は好きですか?得意なメニューはありますか?」
ポイント:
質問を重くしすぎず、自分の考えも合わせて話すことで“面接感”をなくし、温かいやり取りにするのがコツです。
4. 好きな人と長く話題を続けるテクニック
- 深掘り質問:「それってどうして始めたんですか?」など背景を聞く
- リアクションを豊かに:「へぇ!それは楽しそうですね」と感情を込める
- 自分の体験と結びつける:「私も○○に似た経験があります」
これらを組み合わせることで、沈黙になりにくく、会話が自然に流れます。
まとめ
- 初対面では軽く答えやすい話題で安心感を与える
- 2〜3回目以降は共通点を見つけ、次の約束につながる話題を
- 関係が深まったら将来や価値観について少しずつ触れる
- 深掘り質問+リアクション+共感で会話を継続
第3回:好きな人と話す話題を広げるためのリサーチと準備術

好きな人と話すとき、「何を話そう?」と直前に焦るのはよくあることです。婚活や恋愛で会話を弾ませるためには、事前のリサーチと準備が有効です。自然な流れで話題を出せるように、いくつかの方法を紹介します。
1. 相手のプロフィールやSNSから情報を拾う
結婚相談所やマッチングアプリ経由で出会った場合、多くはプロフィール情報があります。
- 趣味欄
- 好きな食べ物
- 旅行歴や行きたい場所
- 職業や仕事のジャンル
これらの情報は会話の出発点になります。たとえば、趣味が「カメラ」なら、「最近撮った中でお気に入りの写真はありますか?」と聞くことで話を広げられます。
SNSをフォローしている場合は、投稿内容や写真から話題を拾うことも可能です。ただし、やりすぎると「監視されている」と感じさせる可能性があるため、自然に触れることが大切です。
2. 季節やイベントを絡める
季節感や直近のイベントは、誰でも話しやすく共感しやすいテーマです。
- 春:桜や花見、春限定スイーツ
- 夏:花火大会、夏祭り、ビアガーデン
- 秋:紅葉、秋の味覚、ハロウィン
- 冬:クリスマスマーケット、イルミネーション
例えば秋なら、「みなとみらいの紅葉ライトアップがすごくきれいらしいですよ」と、自然にデートの提案にもつなげられます。
3. 相手が好きそうなジャンルをあらかじめリストアップ
会話の中で相手の興味を引けそうなジャンルを事前に3〜5個準備しておくと、話題が途切れにくくなります。
例:
- グルメ(カフェ、居酒屋、スイーツ)
- 映画やドラマ(最新作や配信サービス)
- 趣味(スポーツ観戦、アウトドア)
- ペットや動物の話
- 旅行(国内・海外)
リスト化しておけば、会話中に「あ、次はこの話題を振ろう」と頭の中で切り替えやすくなります。
4. ニュースやトレンドを軽く押さえておく
相手が興味を持ちそうなニュースや話題を少しだけ押さえておくと、「聞いた?」から始まる自然な会話が可能です。
ただし、政治・宗教・社会問題など、意見が分かれやすく重い話題は避け、エンタメや生活情報を中心に選びましょう。
例:
- 新オープンの人気カフェ
- 話題のアニメや映画
- 季節限定のイベントや商品
5. 自分の体験談をストックしておく
相手の話を聞くだけでなく、自分のエピソードを返せるように準備しておくと会話が弾みます。
例:
- 最近行った面白い場所
- 初めて挑戦したこと
- ちょっとした失敗談(親近感を持たれやすい)
相手の話に「実は私も…」と自然に被せられると、会話のキャッチボールが続きます。
6. 会話が広がる質問テンプレートを持つ
どんな話題にも使える汎用的な質問をいくつか持っておくと安心です。
- 「それって、どうして始めたんですか?」
- 「一番印象に残っているのはどんなときですか?」
- 「もし今すぐできるとしたら、どこに行ってみたいですか?」
これらは相手の気持ちや価値観を引き出す質問なので、会話が一気に深まります。
まとめ
- プロフィールやSNSからヒントを得る
- 季節やイベントを絡めると会話が自然に広がる
- 相手が興味を持ちそうなジャンルをリスト化
- 軽いトレンドを押さえておく
- 自分のエピソードも準備して、双方向の会話にする
- 汎用質問で会話の深堀りが可能
第4回:好きな人と話す話題で距離を縮める心理テクニック

好きな人との会話は、単に話題を選ぶだけでなく、心理的な距離感の縮め方が重要です。婚活や恋愛の場では、好意を押し付けず、自然に相手の心を開くアプローチが求められます。
1. ミラーリング効果で安心感を与える
心理学でいう「ミラーリング効果」とは、相手の話し方や仕草、表情をさりげなく真似することで、無意識に「この人は自分と似ている」と感じてもらう方法です。
例えば、相手が笑顔で話しているときに自分も笑顔で返す、相手が「へぇ〜」と頷いたら同じように頷く、など。
同じテンポやリアクションを合わせることで、会話がスムーズになり、自然に距離が縮まります。
2. 相手の話を“繰り返す”オウム返し
「オウム返し」は相手の発言の一部をそのまま返すことで、しっかり聞いていることを示すテクニックです。
例:
相手「最近、キャンプにハマってて」
自分「キャンプにハマってるんですね!どんなところに行ったんですか?」
これにより、相手は自分の話を大切にされていると感じ、もっと話したくなります。
3. 自分の話は“少しだけ”オープンにする
距離を縮めるには、自分のプライベートや感情を少しだけ開示する「自己開示」が効果的です。
ただし、初期段階で深すぎる内容は重くなるため、軽めの話題から始めます。
例:
「実は昔から猫派なんです」
「小さい頃から旅行が好きで、家族で毎年海に行ってました」
こうした共有は親近感を生み、相手からも同じように話を引き出しやすくなります。
4. ポジティブな感情で終える
好きな人との会話は、最後をポジティブな印象で終えることが大切です。心理学の「ピーク・エンドの法則」によれば、人は体験を“最も印象的な瞬間”と“終わり”で評価します。
例:
「今日はお話できてすごく楽しかったです」
「その話、また今度詳しく聞かせてくださいね」
こうした一言で、次につながる余韻を残せます。
5. 質問の比率は「6:4」が理想
会話が一方的な質問攻めにならないように、質問と自己開示のバランスを意識します。
- 質問:相手を知るための会話(6割)
- 自分の話:相手に自分を知ってもらう会話(4割)
この比率だと自然なキャッチボールになり、相手に「心地いい会話だった」と感じてもらえます。
6. 「名前」を会話に取り入れる
人は自分の名前を呼ばれると、親近感や好意を抱きやすくなります。
会話の中で適度に相手の名前を呼ぶことで、「特別に意識されている」感覚を与えられます。
例:
「○○さんは、旅行だと海と山どっち派ですか?」
「わかります、○○さんのその気持ち!」
ただし連呼しすぎは不自然なので、1〜2回程度に留めます。
7. 将来を連想させる“仮定話”
「もし○○だったら?」という仮定の話題は、自然に将来像や価値観を探れるテクニックです。
例:
「もし1週間休みがあったら、何をしますか?」
「もし宝くじが当たったら、どこに住みたいですか?」
こうした質問はユーモアも交えられ、会話を盛り上げつつ相手の夢や価値観を知ることができます。
まとめ
- ミラーリングやオウム返しで安心感を与える
- 軽い自己開示で親近感を生む
- 会話の終わりはポジティブに締める
- 質問と自己開示の比率は6:4
- 名前を適度に呼び、特別感を演出
- 仮定話で将来像や価値観を自然に探る
フォリパートナー編集部