
第1回:なぜ結婚できないのか?結婚相談所スタッフが見てきた「共通する特徴」

「性格も良いし、見た目も悪くないのに、なぜか結婚に至らない男性がいる」
長年、結婚相談所で婚活支援をしてきたカウンセラーたちは、そんな疑問を何度も経験しています。婚活市場では“理想の相手像”や“競争の激しさ”もある一方で、結婚できない原因の多くは“本人の思考と行動の癖”にあるのが実情です。
このコラムでは、20代・30代・40代の男性それぞれの傾向を分析しながら、「結婚できない男性の特徴」をスタッフの本音を交えて解説し、改善のためのアドバイスをご紹介していきます。
■ 結婚できない男性に共通する5つの特徴(結婚相談所スタッフ本音)
1. 清潔感に欠ける
まず第一印象でつまずくのが“見た目”。ファッションに無頓着、髪や肌の手入れをしていない、無表情など、「話す前から印象がマイナス」な方は非常に多いです。女性からは「一緒に歩きたくない」とまで言われることも。
▶ 服装・表情・姿勢は、努力で変えられる“婚活の基本スキル”です。
2. コミュニケーションが一方的
自分の話ばかりして相手に質問しない、会話のキャッチボールが続かない…そんな男性は、お見合いや初デートで“会話の居心地の悪さ”を感じさせてしまいます。
▶ 会話上手より“聞き上手”が婚活では有利。共感力が鍵になります。
3. 理想が高く、自己評価が甘い
「20代女性限定」「年収○○万円以上が条件」など、相手に求める条件は多いのに、自分の市場価値を理解できていないケースも多く見られます。
▶ 結婚は対等なパートナー関係。自己評価を見直すことが第一歩です。
4. 婚活を“努力なし”で成就するものだと思っている
登録だけして安心し、活動は放置。紹介が来ても申し込みせず、自分からは何もしない…。その結果「出会いがない」と感じてしまう男性は少なくありません。
▶ 婚活は“準備”と“行動”と“振り返り”の繰り返し。待ち姿勢では縁は生まれません。
5. ネガティブな印象を与える言動が多い
お見合いで過去の失敗や愚痴ばかり話す、元カノの話をする、職場への不満を口にするなど、「初対面で距離を縮めようとしすぎて失敗する」例も非常に多いです。
▶ ポジティブで明るい雰囲気が、初対面では何よりも大切です。
■ 結婚相談所スタッフの“本音コメント”
「どれだけ条件が良くても、“一緒にいて疲れない人”が選ばれます」
「プロフィール写真で印象が決まるので、プロ撮影は絶対おすすめです。スマホ自撮りはNG」
「自分の希望条件だけでなく、『相手に何を提供できるか』を考えられる人は強いです」
第2回:20代・30代・40代別に見る結婚できない男性の特徴と注意点

結婚できない男性の傾向は、年代によって大きく異なります。ここでは、20代・30代・40代の各世代における婚活の現実と注意点、そして改善のためのヒントをご紹介します。
■ 20代男性:恋愛経験不足と将来像の不透明さ
特徴:
- 恋愛経験が少ない、あるいは交際期間が短い
- 結婚の優先順位が低く、婚活への本気度が伝わらない
- 「まだ若いから大丈夫」と油断して婚期を逃しがち
注意点:
- キャリアや生活が不安定だと、将来への不安を女性に抱かせやすい
- 言葉選びが未熟で誤解を招きやすい
改善ポイント:
- 「5年後、10年後の理想の生活」を具体的に描き、それを言語化して伝える
- 出会いに積極的になり、女性とのコミュニケーション経験を増やす
▶ 若さが武器である一方、誠実さとビジョンの明確化が求められます
■ 30代男性:こだわりと“婚活疲れ”が足を引っ張る
特徴:
- 一定の経済力や安定した職を得ている反面、理想が高くなりがち
- 過去の恋愛・婚活経験が自信喪失につながることも
- 結婚相談所の活動をしていても「年齢差・容姿・条件」で女性を選びやすい
注意点:
- 一度の失敗で活動意欲が大幅に下がることも
- 「本当に結婚したいのか、自分の中で答えが出ていない」ケースも多い
改善ポイント:
- 相談所のカウンセラーとの対話を重ねて“婚活の軸”を整理
- 条件だけでなく「一緒にいて心地良いか」を重視する視点を持つ
▶ 30代は“真剣さ”と“柔軟さ”のバランスが成功のカギになります
■ 40代男性:“生活の確立”が婚活を難しくする
特徴:
- 一人暮らしに慣れすぎていて“生活の共有”に違和感を持ちやすい
- 年下女性を希望する一方、自分の変化には消極的
- 「最後のチャンスかも」と焦りすぎてしまう傾向
注意点:
- 会話の内容が“講義口調”になってしまい、女性が引いてしまう
- 経済面の安定はあるが、“共感力”や“柔軟性”の欠如が目立つケースも
改善ポイント:
- 過去の成功体験にとらわれず、素直な姿勢で婚活に臨む
- 相手に対して「何を提供できるか」を真剣に考える
- 年齢に関係なく“安心感”や“穏やかさ”を伝える努力を
▶ 40代は「今の自分をどう表現し、どう寄り添うか」が勝負どころです
第3回:結婚相談所で実際に成婚に至った男性の共通点と成功パターン

多くの婚活男性を見てきた結婚相談所スタッフは、「成婚する男性の行動には一定の共通点がある」と語ります。
今回は、成婚に至った男性たちの“考え方”や“行動パターン”を紐解きながら、婚活成功の秘訣を具体的にご紹介します。
■ 成婚する男性に共通する5つの特徴
1. 素直で柔軟な思考を持っている
アドバイスをすぐに取り入れる、価値観の違いにも寛容、条件に固執しないなど、柔軟な姿勢のある男性は交際に発展しやすい傾向があります。
▶ 「自分を変えよう」とする姿勢が、女性に好感を与えます
2. “聞き上手”でリアクションが丁寧
相手の話にうなずき、共感し、相槌を打つことで「一緒にいて安心できる」という印象を女性に与えることができます。
▶ 自分をアピールするより、相手の話に耳を傾ける方が婚活では有利
3. 見た目の清潔感を大事にしている
プロに撮影を依頼した写真、シンプルで整ったファッション、爪・髪・肌の手入れなど、「婚活は印象勝負」と理解して見た目に気を使っている男性は、女性からの評価も高いです。
▶ 第一印象を疎かにしない=自分と相手を大切にする心の表れです
4. スピード感のある行動
・申し込みからお見合いまでのテンポが早い ・仮交際→真剣交際→成婚までを3〜6ヶ月で完結 ・お見合い後のフィードバック対応も早く、次につなげやすい
▶ 女性は“決断力”を評価しています。迷わず動ける人が選ばれます
5. 成婚後のビジョンを語れる
「結婚したらどんな生活を送りたいか」「どんな夫になりたいか」など、将来像が明確な男性は、女性から信頼されやすく、交際の継続率も高まります。
▶ 未来を語れる人には“安心感”が生まれ、関係も進展しやすい
■ 成婚した男性の実際の行動パターン
行動項目 | 成婚男性の傾向 |
月間申し込み件数 | 平均10〜15件 |
お見合い〜交際成立率 | 約30〜40% |
プロフィール写真の更新頻度 | 3〜6ヶ月に1回 |
カウンセラーとの相談頻度 | 月1〜2回以上の定期相談 |
交際から成婚までの平均期間 | 約3〜6ヶ月 |
▶ 安定して“動き続けること”が結果につながっています
■ 成婚男性の声
「最初は不安ばかりでしたが、カウンセラーのアドバイスに従って少しずつ改善し、理想の方と出会えました」(38歳/会社員)
「条件を広げたことで、思いがけない価値観の合う方と出会えました。視野を広げるって本当に大事です」(43歳/自営業)
第4回(最終回):結婚相談所をどう活用すれば婚活成功に近づけるか? 成功例と失敗例から学ぶ戦略

結婚相談所は、真剣な出会いを求める男女が集まる“成婚に向けた最適な環境”です。しかし、その環境をどのように使いこなすかによって、婚活の成果は大きく異なります。
ここでは、成婚に成功した人の共通点と、失敗を繰り返してしまう人の行動パターンをもとに、「結婚相談所を最大限に活用する方法」を解説します。
■ 成功する男性の相談所活用法とは?
1. カウンセラーと積極的に連携している
疑問・不安・希望を定期的に伝えることで、的確なアドバイスと紹介が可能になります。特に“迷ったとき”の早めの相談が、婚活の方向性を大きく左右します。
▶ 婚活は1人で悩まず、プロと一緒に伴走する姿勢が重要です
2. 自己分析を定期的に行っている
成婚者は、振り返りと改善を習慣化しています。「どうして断られたのか」「どの会話が好印象だったのか」など、自分を俯瞰する目を持つことで、次の行動が明確になります。
▶ 婚活は“自分を知る旅”でもあります
3. 条件にとらわれすぎず、実際に会うことを重視
「年齢差があるから無理」「年収が希望に届いていないから除外」ではなく、“会ってみたらすごく合った”というケースが多数あります。
▶ 条件検索では出会えない“本物のご縁”を大切に
4. 婚活に時間と労力を惜しまない
平日の夜や週末にお見合いを入れ、スケジュールを工夫して活動を継続しています。忙しい中でも“婚活の優先順位”を高めることが、早期成婚につながります。
▶ 成婚者の多くは「3ヶ月〜半年」で集中して活動しています
■ 一方でうまくいかない男性の共通パターン
・紹介が来ても全く申し込まない
→「自分から動かない=縁を逃している」ことに気づいていない
・理想を下げる=妥協と考えてしまう
→「完璧な相手」はいない。共に成長できる人を見つける視点が必要
・断られると落ち込んで長期間離脱する
→婚活では“断られるのが当たり前”というマインドの切り替えが重要
・プロフィールが手抜き
→写真・文章・趣味・希望条件などが雑なままだと、相手に響かない
▶ 婚活に「誠実さ」と「工夫」は不可欠です
■ 結婚相談所活用のゴールデンルール(実践5か条)
- 月1回以上カウンセラーとコンタクトを取る
- 写真・プロフィールは3ヶ月に1度は更新
- 毎月最低5名以上に申し込みを継続
- 自己分析のため、お見合い・デート後のメモを残す
- 成婚後の生活を見据えた“結婚観”を明確にする
まとめ:結婚できる人は、環境を“主体的”に使いこなしている

結婚相談所は、正しく活用すれば結婚への最短距離になり得ます。 そのために大切なのは「行動する勇気」と「変わる柔軟性」。
▶ 自分の可能性にフタをせず、プロと共に理想の未来を描いてみましょう。
フォリパートナー編集部