
第1回:なぜ結婚できないのか?結婚相談所スタッフが見てきた「共通する特徴」

「なぜあの人は魅力的なのに結婚できないのだろう?」
婚活を長年サポートしている結婚相談所のカウンセラーたちが、日々感じている“本音”には、結婚できない女性たちに共通する意外な傾向があります。
このコラムでは、年齢・価値観・行動パターンに着目しながら、結婚相談所で実際に語られる「結婚できない女性の特徴」をリアルに解説。20代・30代・40代と年代別に分けた分析と改善アドバイスも盛り込み、婚活中の女性が“明日から変われるヒント”をお届けします。
■ 結婚相談所スタッフが語る「結婚できない女性」の共通点とは?
1. 理想が高すぎる
「年収700万円以上・大卒・高身長・次男・年齢は±2歳以内」など、細かすぎる条件設定により“出会いの母数”を狭めてしまう方は意外と多くいます。結婚は「スペックを揃える」ことではなく、「信頼関係を築ける相手との縁」が最重要。条件に優先順位を付けられないタイプは婚活が長期化しがちです。
2. 自分を客観視できていない
自分の年齢・性格・外見・ライフスタイルなどを正しく理解せず、“自分と釣り合わない相手”ばかり求めてしまう傾向。特に「選ばれる目線」ではなく「選ぶ目線」に偏ると、相手からの印象も冷たくなりがちです。
3. ネガティブな自己評価が強すぎる
「私なんか」「どうせ無理」と言ったマインドセットを持つ人は、表情や雰囲気に自信のなさが出てしまい、魅力を発揮できません。自己否定は自分だけでなく、相手の気持ちにもブレーキをかけてしまうのです。
4. 初対面で“減点方式”に陥る
お見合い・初デートの際に「ここが気になる」「服のセンスが微妙」など減点ばかりしてしまうと、チャンスを逃してしまいます。恋愛経験が少ない人ほど“正解探し”をしてしまいがちですが、減点ではなく“良い点を探す姿勢”が大切です。
5. 行動しない/継続できない
婚活アプリや結婚相談所に登録しただけで満足し、実際に会う・申し込む・振り返るといった行動が伴わない方も多くいます。婚活は“継続力”と“自己分析力”がカギ。思うような成果が出ないとすぐにやめてしまう人は、出会いの芽を自ら摘んでしまっているかもしれません。
■ 結婚できない原因は「性格」ではなく「思考のクセ」にある
結婚相談所の現場では「明るくて気配り上手な方でも結婚できないケース」や「一見そっけない方が短期で成婚するケース」も少なくありません。
つまり、“性格”そのものよりも「どう考え、どう行動するか」という思考習慣こそが、婚活の成否を左右します。
▶ 例:「いい人がいない」→「自分の希望条件が狭すぎるのでは?」 ▶ 例:「相手から選ばれない」→「自分のアピール方法が的確か見直す」
■ 結婚相談所スタッフの“本音コメント”
「“あと2〜3kg痩せてから…”って言い続けて1年経つ方もいます。婚活に完璧な準備は必要ありません。動くことが最優先なんです」
「希望条件が多い方ほど、“自分が相手に何を与えられるか”という視点を持ってほしいですね」
「プロフィールの写真や文面ひとつで印象は大きく変わります。“ナチュラルで等身大”の自分を出せる人は、短期で成婚されます」
第2回:20代・30代・40代別に見る結婚できない女性の特徴と注意点

結婚できない理由は人それぞれですが、結婚相談所での現場感覚として、年代別に見られる傾向や“つまずきやすいポイント”には明確な違いがあります。今回は20代・30代・40代の各年代に焦点を当て、それぞれの婚活傾向と注意点、改善へのアドバイスを解説します。
■ 20代女性:若さゆえの“余裕”と“受け身”が壁になる
特徴:
- 恋愛に対して“自然な出会い”を求めがち
- 「まだ本気にならなくていい」と思ってしまう
- 自分から動くことに抵抗がある
注意点:
- 受け身の姿勢では、年齢を重ねるごとに婚活の難易度が上がってしまう
- モテる時期に“結婚意識のある出会い”を大事にしないと、貴重な時間を失う可能性も
改善ポイント:
- 「今は結婚を考えていないけど、数年後にはしたい」という将来像を描いて婚活の視野に入れておく
- 婚活イベントや紹介に“経験値を積む”つもりで積極的に参加する
▶ 20代は“準備期間”と捉え、経験を増やすことが大切です
■ 30代女性:現実的になりすぎて“減点型”になりやすい
特徴:
- 条件をしっかり見極めようとするあまり、細かい部分で相手を減点してしまう
- 仕事も生活も自立しており、“結婚の必要性”を感じにくくなる人も
- 焦りと慎重さが同時に強まり、判断力がブレがち
注意点:
- 「この人でいいのか?」と疑うあまり、決断できずチャンスを逃す
- 自分の生活パターンに相手を当てはめようとしすぎる
改善ポイント:
- 自分の“理想像”と“現実の相手像”のギャップを客観的に見直す
- カウンセラーや周囲の意見を柔軟に取り入れる姿勢を持つ
▶ 30代は“選ばれる意識”を取り戻すことで、視野がぐっと広がります
■ 40代女性:固定観念と“無意識の諦め”がブレーキに
特徴:
- 自立している分、“誰かと生活を合わせる”ことへの抵抗感が強い
- 再婚希望者や年下男性に対して無意識にNGを出してしまう
- 「今さら無理かも…」と自己肯定感が下がりやすい
注意点:
- 年齢を重ねた自分を責めてしまい、行動が鈍る
- 「条件は妥協するがときめきがない」といったジレンマに陥る
改善ポイント:
- 年齢・収入・ルックスではなく、“一緒にいて安心できる関係”を大切にする
- 「今の自分でいい」と肯定し、肩の力を抜いた婚活を意識する
▶ 40代は“再定義された幸せ”に目を向けることで、新しいご縁が動き出します
第3回:結婚相談所で実際に成婚に至った女性たちの共通点と行動パターン

「成婚できる女性」と「婚活が長引く女性」には、はっきりとした違いがあります。容姿や年齢、学歴や年収などのスペックではなく、“どんな考え方・行動をしているか”が大きな分かれ道になります。
ここでは、実際に成婚された方々のリアルな傾向を結婚相談所スタッフの視点からまとめてご紹介します。
■ 成婚女性に共通する5つの特徴
1. 主体的に動く
申込み・申し受け・お見合い・交際において「相手から来るのを待つ」のではなく、自分から行動してチャンスを作る姿勢が目立ちます。失敗を恐れず、小さな積み重ねを続けていく人ほど成功率が高い傾向に。
▶ 婚活=“自分ごと”として取り組めるかどうか
2. 素直にアドバイスを受け入れる
婚活カウンセラーのフィードバックや改善提案を柔軟に受け止め、「試してみます」と前向きに行動に移せる人は、短期成婚するケースが多いです。
▶ 自分一人での婚活に限界を感じたら“プロの視点”を頼るのが正解
3. 条件ではなく“関係性”を大切にする
最初は希望条件を細かく設定していた女性でも、「実際に会ったらすごく居心地がよかった」と条件を超えて相手と向き合う姿勢にシフトした途端に成婚が決まる例は多く見られます。
▶ 相手のスペックではなく、“一緒にいる自分の状態”を観察する習慣がカギ
4. フットワークが軽く、行動のテンポが速い
「お見合いから交際」「交際から真剣交際」など、進展に前向きでテンポがよい女性ほど、男性側も安心して関係を深めやすくなります。
▶ 成婚に至る人の多くは、交際期間3か月以内で真剣交際に移行しています
5. “完璧”を求めすぎない
「理想の条件すべてを満たす人はいない」と理解し、相手の良い面に目を向ける姿勢を持っている女性ほど、幸せな関係を築いています。
▶ 「70%納得できればOK」という柔軟な基準が、縁を引き寄せる
■ 成婚に至った行動パターン(例)
活動内容 | 成婚者の共通傾向 |
月間申込み件数 | 平均10〜15件 |
月間お見合い件数 | 2〜4件 |
自己プロフィール更新頻度 | 2〜3ヶ月に1回程度 |
カウンセラーとの面談頻度 | 月1回以上 |
交際から成婚までの平均期間 | 約4〜6ヶ月 |
▶ 「淡々と、しかし着実に続けた人」が成功している傾向が顕著です
第4回(最終回):結婚相談所をどう活用すれば婚活成功に近づけるか? 成功例と失敗例から学ぶ戦略

結婚相談所は「入ればすぐに結婚できる魔法の場所」ではありません。逆に言えば、適切な活用方法さえ知っていれば、婚活成功の確率を大きく高めることができます。
今回は、実際の成功例・失敗例を通じて、“結婚相談所を最大限活かす婚活戦略”を徹底解説します。
■ 成功する人の相談所の使い方:特徴と習慣
1. 担当カウンセラーとの信頼関係を築いている
定期的に面談を重ね、些細なことでも相談することで、婚活方針にズレが生まれず、適切な相手紹介が可能になります。
▶ 自分の気持ちや進捗を素直に共有できる関係が重要
2. プロフィール作成に力を入れている
写真、紹介文、希望条件の表現ひとつで印象は劇的に変わります。第三者の意見を取り入れながら、プロフィールをこまめに更新している人ほど、申込み率が高い傾向にあります。
▶ 「自然体で、でも魅力的に」表現することを意識する
3. 紹介された相手には必ず目を通し、検討する
「条件に完全一致しない=スルー」ではなく、「この人はどういう価値観を持っているか」に注目する人は、成婚へのステップを確実に進めています。
▶ 素直な好奇心が“ご縁”を広げるカギになります
■ 失敗する人の相談所活用パターン
1. 登録後に放置してしまう
「登録して安心」「何も動かなくても紹介が来る」と思いがちですが、結婚相談所は“自ら動く場”。申し込みをしなければ、出会いは生まれません。
2. 理想条件を頑なに変えない
「年収1000万円以上」「絶対に同年代」「同じ趣味がないと無理」など、最初の条件に固執しすぎると、成婚のチャンスが減少します。
3. お見合い後のフィードバックを軽視する
断られた理由や自分の態度についてアドバイスを受けても「私はこういう人間だから」と改善しない方は、成長しづらく長期活動になりがちです。
▶ 婚活も“トライ&エラー”が大前提です
■ 結婚相談所を最大限活用する5つの実践ポイント
- 月に1回はカウンセラーと面談 or チャット相談
- プロフィール写真は3〜6ヶ月ごとにアップデート
- 月5件以上の申し込み/月2〜3件のお見合いを目安に活動
- 相手のプロフィールは“条件”より“人柄”に注目
- 活動日記や感情メモをつけて“振り返り”の習慣をつける
■ まとめ:婚活を成功させるのは「環境」×「自分自身の姿勢」
結婚相談所は、最短距離で真剣な出会いに向かうための“ステージ”です。 ただし、そのステージでどう動くかはあなた次第。環境だけに頼らず、自分の行動・思考・柔軟性を磨いていくことで、理想のパートナーとの出会いは必ず近づいてきます。
▶ あなたの人生を共に歩む“ご縁”は、すでに動き始めています。
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