シングルマザー婚活の実態を徹底調査〜データから見える“再婚”の現実〜

 はじめに:シングルマザーの婚活は特別なのか?

「もう一度、素敵な人と人生を歩みたい」
「子どもと一緒に、温かい家庭を築きたい」

離婚や死別などを経験し、シングルマザーとして懸命に子育てをしてきた女性たちが、再びパートナーを求めて動き出すのは、決して特別なことではありません。

しかし現実には、婚活市場において“シングルマザー”という立場がハンディになることもあるのが正直なところです。
今回は、そんなシングルマザーの婚活事情をデータとともに徹底解説していきます。

※フォリパートナー総研調べ

 シングルマザーの人口と増加傾向

厚生労働省「全国母子世帯等調査(令和3年)」によれば、日本国内には約123万世帯の母子家庭が存在し、そのうち約8割が離婚を経験したシングルマザーです。

さらに、国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査(2021年)」によると、
女性の生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない割合)は約17.8%と、過去最高を更新中
再婚率も上昇しているとはいえ、再婚に至るまでの道のりは決して平坦ではありません。

 「再婚」はどれくらい起きているのか?

「シングルマザーが再婚する確率は?」という問いに、答えを示す参考データがこちらです。

・離婚後5年以内に再婚した女性の割合:約20〜25%(厚労省データより)

・離婚女性の平均再婚年齢34.5歳(婚姻に関する統計2022)

つまり、再婚できる人は全体の約4人に1人程度

裏を返せば、残りの約75%は再婚に至っていないという事実も浮かび上がります。

このような背景の中、婚活を始めるシングルマザーがどのような壁に直面し、どんな婚活方法を選んでいるのか、次の章で詳しく見ていきましょう。

 シングルマザーが婚活で感じる「3つの不安」

婚活に踏み出そうとするシングルマザーが、最初に感じやすいのがこの3点です。

①子どもがいることで敬遠されるのではないか

②時間的・金銭的に婚活にかける余裕が少ない

③周囲(親やママ友)の目が気になる

特に1つ目の「子どもがいることへの引け目」は、想像以上に多くの女性が抱えており、
プロフィールに“子持ち”と書いたら誰からも申し込みが来なくなった…」と感じ、自己否定に繋がってしまうことも。

しかしこのような不安は、婚活手段や環境を見直すことで緩和できます。

次回以降では、マッチングアプリ・結婚相談所それぞれの活用法とメリット・注意点を比較しながら、シングルマザーが“再婚に近づける場”とは何か?を掘り下げていきます。

 〜マッチングアプリ vs 結婚相談所、どっちが再婚に近い?〜

  婚活の選択肢は広がっているけど…

今の時代、婚活手段は実に多様化しています。
その中でもシングルマザーの方にとって代表的なのが、

・マッチングアプリ

・結婚相談所

この2つです。
しかし、それぞれに「合う・合わない」があるため、目的と状況に応じての選択が重要になります。

 マッチングアプリのメリット・デメリット

◎ メリット

  • 気軽に始められる(無料 or 低コスト)
    シングルマザーにとっては、まず試してみやすい入口として人気。
  • 多くの人と出会えるチャンス
    地域や条件を問わず、幅広い層の男性とマッチできる。
  • スキマ時間で活動できる
    仕事や育児の合間にスマホで簡単にやりとりができる点は大きな利点。

× デメリット

  • 真剣度にバラつきがある
    相手が「暇つぶし」「恋人探し」レベルの可能性も多く、再婚相手を探すには不向きな場合も
  • 既婚者や身元不明のリスク
    独身証明や収入証明が不要なアプリも多く、トラブルの温床にもなりやすい。
  • 子持ちに偏見を持つ人も多い
    「子どもがいるのはNG」と最初から敬遠されるケースもある。

▼ マッチングアプリが向いているのは?

  • 恋愛から始めたい人
  • とにかくまず出会いたい人
  • 自分で選び、主導的に動けるタイプの女性

 結婚相談所のメリット・デメリット

◎ メリット

  • 再婚希望者に特化したプランもある
    近年では「再婚プラン」や「子持ち婚活応援サービス」を展開する結婚相談所も増加。結婚相談所フォリパートナーでは、再婚者専用のサポートプラン「リスタートコース」も用意しており、再婚に向けて必要なマインドセットから手厚いサポートが受けられる。
  • 身元確認が厳格で安心
    独身証明・収入証明・学歴証明などが必須。真剣度が非常に高い。
  • 仲人(カウンセラー)のサポートが受けられる
    育児と仕事で忙しい女性にとって、スケジュール管理や相手との間の調整は大きな助けになる。

× デメリット

  • 費用が高め(月1~2万円、成婚料あり)
    ただし「出会うまでのコスト」と考えれば、コスパが良いと考える人も。
  • 紹介される人数やペースが制限される場合も
    多くの人に出会いたい人には物足りないことも。

▼ 結婚相談所が向いているのは?

  • 短期間で本気の結婚を目指す人
  • 1人での婚活に限界を感じている人
  • 安全性と安心感を重視したい人

 
どちらを選ぶべき?判断基準はコレ!

婚活の目的やライフスタイルに応じて選びましょう。

比較項目          マッチングアプリ 結婚相談所
費用 安い(無料〜) 高め(初期費用+月額)
出会いの数 多い 少数精鋭
相手の真剣度 ばらつきあり 高い
子持ちOK率 低め 条件付きで高め
サポート体制 なし あり(仲人・カウンセラー)

 おすすめの併用戦略

実際には、まずマッチングアプリで感覚を掴みつつ、真剣な相手探しは結婚相談所でという併用型も増えています。

・気軽な出会い=アプリ

・本気の交際・再婚=相談所

というように、段階的に使い分けることで、無駄な疲労感や失敗も減らせます。

 シングルマザーに必要なのは「理想の人」ではなく「理解のある人」

婚活において、理想条件を挙げることは大切です。
しかし、シングルマザーにとって最も重要なのは「子どもの存在を含めて理解し、受け入れてくれる相手かどうか」。

再婚に成功した多くの女性が、以下のような男性を選んでいます。

 シングルマザーに向いている男性の特徴 5選

① 子どもに関心を持ち、受け入れる姿勢がある

これは絶対条件に近いです。
「子どもは気にしない」と言う男性もいますが、実際に関わる中で違和感や無関心が浮き彫りになることも

・子どもの年齢や性格に興味を持ってくれるか

・いずれ“父親役”になる覚悟があるか

・経済的にも負担が掛かることを受け入れてくれるか

この3点を、初期の段階で丁寧に見極めましょう。

精神的に安定していて余裕がある

再婚相手には、感情の起伏が激しくない男性の方が合います。
シングルマザーは、育児・家事・仕事と多忙な毎日を送っているため、相手にメンタルの安定を求めるのは自然なことです。

「感情の安定=家庭の安定」に直結します。

③ 家族観が柔軟で、価値観を押しつけない

過去に結婚経験がある人でも、家庭への価値観が凝り固まっている男性は注意が必要です。

・「こうあるべき」な家庭像を強要しない

・シングルマザーの歩みをリスペクトできる

このような柔軟性のある男性は、再婚後もうまくいくケースが多いです。

④ 見返りを求めすぎない「ギブ精神」がある

「俺が養ってやる」「これだけやってるんだから」という思考ではなく、自然と支え合う姿勢のある人が理想です。

特に、育児中の女性にとっては

・買い物の荷物を持ってくれる

・子どものお迎えに協力する

といった小さな気遣いの積み重ねが信頼に繋がります。

⑤ 再婚に対して前向きで、自身も覚悟を持っている

婚活男性の中には、「再婚でもいいけど…」という“消極的OK”のスタンスの人もいます。
しかし、子連れ再婚の場合本気で家族を築く覚悟がある人でないと、再婚後にギャップやストレスが生じます。

再婚は、初婚よりも現実的な課題が多い分、覚悟を持った人同士で築いていく関係が必要です。

 NGパターン:うまくいかない男性の特徴とは?

反対に、シングルマザーの婚活において“避けるべき男性”には以下のような特徴があります。

「子どもは好きだけど他の男性の子どもを自分が育てるのはちょっと…」と逃げ腰

・経済的余裕はあるが、“家庭への貢献意欲”がない

・自分中心で、相手の事情を受け入れようとしない

・離婚歴や子どもの存在を“負い目”として捉える

これらの要素は、結婚後に価値観のズレや育児トラブルを引き起こしやすく、結果的に再婚破綻につながることもあります。

 「スペック」よりも「相性と姿勢」で選ぶ

再婚の成功には、年収や職業などの“条件”以上に、

・どれだけ家庭に向き合う姿勢があるか

・子どもとの関係をどう築こうとしているか

が重要になります。

「恋愛対象」ではなく「家族を作るパートナー」として見られるかどうか。
この視点を持つことで、理想の再婚相手に近づけます。

 「大変そうだけど、結婚したい」ならやるべきことは決まっている

シングルマザーが婚活で「再婚」を実現するには、やみくもに出会いを増やすだけでは不十分です。
時間も体力も限られているからこそ、効率よく進めるには次の5つのアクションがカギになります。

① 自分の「再婚軸」を言語化する

まず大切なのは、「どんな家庭を築きたいか」を言葉にしておくこと。
理想の夫像ではなく、

・子どもとの関係性はどうあってほしい?

・どんな家族の時間を大切にしたい?

といった、未来の生活ビジョンを明確にすることが再婚成功の第一歩。
これがないと、条件にばかり気を取られ、迷走しやすくなります。

② 自分の現状を正直に伝える

婚活の場では、つい「印象を良くしよう」として子どもの話を後回しにしたくなるかもしれません。
でも、再婚においては最初から子どもの存在を含めた「ありのまま」を伝える方が信頼につながるのです。

・子育ての現状(保育・生活リズムなど)

・前夫との関係性(連絡頻度や養育費など)

など、初期の段階で丁寧に開示することがトラブル防止にもなります

③ 子どもと婚活を切り離さない

「母親」としての立場と、「女性」としての幸せをどう両立するか。
これはシングルマザーの婚活で最も難しい問題です。

でも、切り離すのではなく、“統合”して考えることが鍵です。

・子どもと会ってもらうタイミングを見極める

・自分だけで突っ走らない(子どもの反応にも配慮)

このバランス感覚を持つことで、再婚後のトラブルを減らすことができます

④ 婚活の場選びは「安全・本気度重視」

忙しいシングルマザーにとって、限られた時間で信頼できる相手を見つけるには、婚活の場選びが最重要です

特におすすめなのが、

・仲人型の結婚相談所

・再婚専門・シングルマザー歓迎の婚活サービス

といった「目的が明確で、サポート体制がある場所」。
マッチングアプリとの併用は可ですが、最終的には結婚意欲の高さがカギとなるため、段階的に移行するのも有効です。

⑤ “完璧な再婚”を目指さない

理想の家庭像にとらわれすぎると、かえって再婚が遠のきます。
大切なのは自分と子どもがホッとできる居場所をつくれる人であるかどうか。

・年収や身長よりも、会話の温度感

・デートプランよりも、気遣いの有無

「完璧」ではなく「安心できる相手」を選ぶことが、再婚後の幸せを左右します。

 ■ 成功者の声に学ぶ:最初からうまくいった人はいない

実際に再婚を果たしたシングルマザーの多くが語るのは、

「うまくいかなかった人の方が、学びが大きかった」

というリアルな声です。

・初回のデートで引かれた

・子どもの存在で断られた

・結婚目前で価値観の違いが露呈した

こういった経験を通じて、「この人なら大丈夫」と言える相手に出会えるのです。

  最後に:シングルマザーの婚活は“未来を選ぶ行動”

婚活は、“誰かに選ばれるため”の活動ではなく、
「自分と子どもの未来を選び取るための行動」です。

だからこそ、

・焦らず、

・自分を大切にしながら、

・必要な行動はしっかりとる

このスタンスを保ちましょう。

あなたの今の行動が、未来の家族の形をつくっていくのです。

フォリパートナー編集部

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