
はじめに──婚活における「年収」はどこまで重要視されるのか?

「年収だけで判断されるのは嫌だけど、正直気になる…」
これは多くの男女が感じている疑問です。
特に男性にとっては「年収=選ばれるかどうか」の基準とされがちであり、女性にとっては「将来の安心感」を測る重要な指標でもあります。
しかし、実際の結婚相談所の現場では、「年収の影響」は単純な数字以上に、“状況によって大きく変わる”のが現実です。
このコラムでは、「結婚相談所 年収」というキーワードを軸に、
- 年収が婚活に与えるリアルな影響
- 男女それぞれにとっての“見られ方”
- 年収に関する誤解や盲点
- 成婚者の年収帯の実態
- 年収をカバーするための戦略
を、現役の婚活カウンセラー視点からわかりやすく解説していきます。
まず「年収はなぜ婚活で重視されるのか?」という根本から掘り下げていきましょう。
1. 「結婚相談所 年収」の検索が多い理由とは?

・自分の年収で申し込みが来るのか不安(男性)
・相手の年収がどの程度あれば生活に安心できるか気になる(女性)
・自分の年収が高いので、相手が引かないか?(女性)
・年収条件で相手を絞って良いのか迷っている(男女共通)
つまり、結婚相談所での活動において、「年収」という指標が、出会いのスタートラインにどの程度関わるかが不安なのです。
この“スタートライン”という言葉が重要です。
結婚相談所では、年収が高いほど「会えるチャンス」が増える傾向はあるものの、年収だけでは成婚には至りません。
では、具体的にどのように影響するのでしょうか?
2. 男性にとって年収は“プロフィールの顔”になる

これは、独身証明書や収入証明書などの公式書類をもとにした“確かな情報”として、女性から信頼されるポイントにもなります。
だからこそ、男性にとっては「年収=第一印象」として見られるのも事実。
以下のような年収別の“傾向”がありますが、もちろん男性の年齢により変わります。
下記は30代前半の傾向となります。
▷ 年収400万円未満
- 都心部ではマッチング数が少なめ
- 地方在住なら問題ないことも
- 「堅実さ」や「将来性」でカバーが必要
▷ 年収400〜600万円
- 全体で最もボリュームゾーン
- 女性の生活イメージと合致すれば十分に選ばれる
- 年齢・職種とのバランスが重要
▷ 年収600〜800万円
- 「安定感」や「安心感」で人気が高まる
- 女性側の理想像に近く、申し込みが増える傾向
▷ 年収800万円以上
- ハイスペック枠として注目されやすい
- ただし「他の要素(性格・清潔感)」で選ばれないことも
- 高年収ゆえの“選ばれすぎて迷う”問題もある
このように、年収が高ければ有利ではあるものの、それはあくまで“お見合い成立率”が高くなる傾向というだけ。
成婚に直結するのは相手との価値観の合致やコミュニケーション力です。
ただ、結婚相談所でのお見合いはスタートラインでもあることから、お見合いが成立しやすいと婚活が有利に進める事ができるも事実です。
3. 女性にとっての“相手の年収”は「将来設計のヒント」

- 自分が仕事をセーブする可能性を見据えて
- 子どもを希望しているので教育費が心配
- 親の介護や持ち家など、将来の生活設計を考えたい
という、“現実的な不安”があることが多いです。
特に30代以降の女性は、妊娠・出産のタイムリミットを考慮し、「働き方の柔軟性を持たせたい」と考える傾向があります。
だからこそ、「生活できる年収かどうか」を見極めるために、男性の年収がひとつの判断材料となるのです。
また、何故その年収を希望するのかを聞くと
「年収はこれまでの仕事や人生において、どれだけ努力をしてきたかの指標になる」
と回答する女性が多いです。
頑張ってきた指標とすることから、30代前後の女性からは、
「自分より少しでも高ければ大丈夫。」
とする声も聞かれます。
ただし、ここで重要なのは「絶対額」ではなく、「年収に対してどんなライフスタイルを望んでいるか」という価値観のすり合わせです。
4. 婚活市場における「年収別の評価」を男女それぞれで比較

あわせて、最近の調査傾向(女性が男性に求める年収ライン/男性も女性の経済力を見る動き/共働き志向の拡大)も反映しています。数字は主に最新公表統計(国税庁・厚労省)と婚活業界各社・調査記事をもとにした概算目安です。
・日本の平均給与(令和5年分)は460万円。男女差は依然大きく、男性569万円・女性316万円。
・賃金構造基本統計では男女とも年齢とともに賃金が上昇するが、女性は途中で伸びが鈍化(出産・キャリア中断影響等)しやすく、雇用形態差・性差が継続。
「婚活で求められる年収」最近の傾向
・女性が男性に求めるボリュームゾーンは「500~600万円」前後が最多回答帯という調査複数(IBJ関連アンケート等)。地域・年代で幅はあるが、まず“生活安心ライン”として意識されやすい。
・現場仲人談・相談所データでは「検索条件に入れられやすい最低ライン」が 年収400万円 前後(都市部で活動可・地方なら十分戦えるケース)。
・高年収帯(特に800万円以上)になると申込数が跳ね上がり、「同条件なら年収400万円男性の約4倍のお見合い申込」という業界データ紹介あり。
・ただし婚活適齢期(20~30代)の実際の平均年収は女性希望に届かないケースが多く、理想と供給のギャップが課題。
男性編|年収別の婚活評価と戦い方
年収帯 | 婚活市場での評価 | 特徴・注意点 | 戦略ポイント |
~299万円 | 非常に厳しい | 将来性が重視される。20代前半なら可能性あり。 | 将来のビジョンを明確に。家事力・誠実さを武器に。 |
---|---|---|---|
300~399万円 | 若さとセットなら評価されることも | 30代以降は不利。共働き希望女性向けに切り替えを。 | 昇給見込み、生活設計をしっかり伝える。 |
400~499万円 | 婚活市場の“最低ライン”とされやすい | 地方では十分だが、都市部では埋もれやすい | 性格・価値観・安定性をアピールするプロフィール設計が重要。 |
500~599万円 | 「現実的に安心できるライン」 | 年齢・職業がマッチすれば人気ゾーンに | 家計イメージ、将来設計を言語化して信頼感をアップ。 |
600~799万円 | 人気が高く、専業希望女性からも好印象 | 条件目当ての女性も寄ってきやすい | 金銭感覚や価値観を丁寧に共有し、“中身重視”の女性を見極める |
800~999万円 | 高年収枠で非常に人気 | お見合い申込が一気に増加。ただし「条件婚」のリスクあり | 人柄・ライフスタイルも見える形で伝え、真剣度をアピール |
1000万円~ | 超人気層 | 申込多数・年下女性とのマッチング多め。ただし期待値も高い | 条件より中身・人生観の合う相手を見極める慎重さが必要 |
男性向け実務Tips(年収とは別に効く差別化要素)
・同年収帯でも「生活費予算+貯蓄方針+育児参加の意思」を明示した男性は申込後の歩留まりが良い、との現場カウンセラー談や業界記事多数。
・平均とのギャップを正直に共有し、共働き前提で人生設計を提示できる男性は女性側の期待調整に成功しやすい。
女性編|年収別の婚活評価と戦い方
年収帯 | 婚活市場での評価 | 特徴・注意点 | 戦略ポイント |
~199万円 | 専業主婦希望層と見なされる | 家事力・性格重視で見られる傾向 | 家庭志向・共働き意欲・生活力のどこかをアピールすること |
200~299万円 | 平均的な女性年収層 | パート・時短就業を希望する女性が多いゾーン | 家計への関与姿勢や柔軟性を明記すると好印象 |
300~399万円 | 自立型女性と見られるゾーン | 共働き前提の男性に歓迎されやすい | 家事育児との両立可能性、生活設計の考え方を共有すると◎ |
400~599万円 | 現代婚における「理想的な共働き層」 | 対等な関係を望む男性から人気がある | 仕事の柔軟性や将来的な働き方のビジョンも伝えておくと好感度UP |
600~799万円 | バリキャリ層 | 「尊敬」されるが「気後れ」する男性も出る | 優しさや支え合いの姿勢を強調し、仕事一辺倒の印象を避ける |
800万円~ | 超希少・高年収層 | 男性からは魅力的だが「多忙」「高望み」の印象も | 価値観・家庭像の柔軟性を見せ、等身大の姿を出すのが効果的 |
女性向け実務Tips
・年収公開女性の成婚率は非公開のほぼ2倍(IBJ成婚白書2024)と解説する記事。収入額そのものより「自己開示・現実志向」が男性の信頼獲得に寄与。
・男性側も「女性の収入を重視」する時代に(婚活男性アンケート:相手年収を気にする、TMSトレンド調査紹介)。条件より家計協力姿勢の確認が重要。
・共働き世帯の生活実態では「夫婦平等に生活費負担」「資産形成を夫婦で管理」などの回答が広がり、家計協働スタイルが当たり前化。婚活段階から役割分担を話せる女性は強い。
婚活市場における“年収のすれ違い”ポイント
視点 | 女性の傾向 | 男性の傾向 | すれ違い対策 |
期待年収 | 最低400万〜、理想は500万〜600万を希望する傾向 | 女性の年収は見ない人もいるが、共働きを希望する人が増加中 | プロフィールに共働き可否や家計設計の考え方を記載すると効果的 |
---|---|---|---|
年収開示 | 男性は全員必須で公開されるため評価がわかりやすい | 女性は非公開も多く、成婚率が下がる傾向 | プ女性も年収を明記したほうが信頼されやすく、マッチング率UP |
家計設計 | 専業 or 共働きかで大きく分かれる | 共働き希望が増えており、家事分担も意識 | 初対面〜仮交際の段階で、将来の家計スタイルを言葉にしておくと◎ |
まとめ
・女性希望:500~600万安心ライン/最低400万設定多い/高収入ほど人気。しかし需要>供給。
・男性側も女性の経済力・家計協力姿勢をチェックする傾向が拡大。年収公開女性は成婚率が高いデータ紹介あり。
・共働き想定で生活設計を言語化できるカップルがマッチ後の満足度・継続率で有利。
5. 年収フィルターはある、でもそれだけで切られるわけじゃない

20代から30代前半女性の多くは「年収400万以上」または「500万以上」などの条件を設定する傾向があります。
でもここで見落とされがちなのは…
全ての女性だけが「年収で切っている」わけではないということ。
例えば:
・イケメン希望
・年齢が近く、価値観が合いそうな人を優先したい
・地方在住で物価が安いため、そこまで重視していない
・2人で支え合う結婚を望んでいるので、共働き前提
こうした女性は、年収を“参考程度”にしか見ていません。
つまり、年収が高くなくても、
●プロフィール文
● 写真の印象
● 趣味・価値観の一致
これらで興味を持ってもらえる可能性は十分にあります。
6. 年収が不利でも選ばれる男性の共通点とは?

ただ、厳しい現実ですが、あくまでも結婚相談所での平均年収よりも低い程度で、年齢に対する年収が平均よりも大きく低いと、結婚相談所ではお見合いすら組めないという事も可能性としてはゼロではありません。
結婚相談所のお見合いが成立しやすい年収としては、30歳で400万円程度、35歳で500万円~600万円程度、40歳で600万円~700万円、40代中盤から50代前半で700万円~800万円程度となります。
✅ 共通点1:「生活設計の具体性」がある
たとえば、年収400万円台でも、
「現在家賃は○万円、将来は○○駅近辺で中古マンション購入を検討中」
「在宅勤務を活かして、子育てにも積極的に関わりたい」
など、“お金の使い方”や“家族像”が明確な人は安心感を与えます。
女性は、年収額そのものよりも「この人と生活できるか?」を見ているのです。
✅ 共通点2:「感情表現がまっすぐ」
「素直で誠実だったから」「言葉にしてくれる人だった」
これは年収600万円超の男性より、400〜500万円台の男性に言われることが多いです。
高収入男性は忙しさゆえに、無口だったり連絡がマメでなかったりする傾向がある一方、等身大の男性は“向き合う力”が強いのです。
結婚相談所での平均年収よりも大幅に低い場合はどうするのか!?
①お見合いが成立しない場合は、年収条件よりも実際に会って話が出来る婚活パーティーへの参加
②プロフィール条件で勝負しにくい場合は、マッチングアプリや婚活パーティーなどカジュアルな関係から始めた方が女性の受け入れ敷居は低くなる傾向があります。
7. 女性の“希望年収”と“現実年収”は別問題

「女性はみんな年収600万以上を望んでいる」
「自分より稼いでいないと論外」
というイメージがありますが、これは少しズレています。
確かに“希望”として600万円以上を掲げている人は多いですが、実際に成婚している男性の多くは、年収400〜600万円のゾーンです。
以下は成婚者の年収例(※相談所実績より抜粋):
年収帯 | 成婚割合(目安) |
~399万円 | 約15% |
400~599万円 | 約45% |
600~799万円 | 約25% |
800万円~ | 約15% |
つまり、希望条件ではなく“人柄と相性”で最終的に選ばれているのが現実。
年収にとらわれすぎず、自分らしさを丁寧に伝えることが重要です。
8. 年収以外で“選ばれる男”になるための3つの工夫

① プロフィール文で“信頼感”を演出する
・「休日は自炊をして健康管理」
・「仕事は安定していて、○年後には昇進予定」
など、丁寧に日常や仕事ぶりを伝えることで、“堅実な印象”を持たれます。
② 見た目と写真に投資する
人柄が良くても、第一印象で損をするとチャンスが減ります。
スーツで清潔感のある写真をプロに撮ってもらうだけで、年収に関係なく選ばれやすくなります。
③ 会話力を鍛える
お見合い後の交際発展率を高めるには、相手の話に興味を持ち、丁寧に聞くこと。
年収よりも「この人となら穏やかに過ごせそう」と感じてもらう方が、結婚に直結します。
④お見合いが成立しないなら、結婚相談所主催の婚活パーティーへの参加
お見合いは条件ありきで成立可否が決まることが多いのですが、条件が少し緩めの婚活パーティーへ参加し実際に女性と話して距離を縮める。
ここまでの回で「年収が高ければ確かにお見合い率は上がるが、成婚とは直結しない」という事実をお伝えしてきました。
9.はさらに深掘りして、「年収が高いのに、なぜか結婚できない男性たち」の共通点と、その背景にある“年収信仰の落とし穴”を解説していきます。
「年収が低くて不利」と悩む人も、「年収があるから大丈夫」と油断している人も、ぜひ一度立ち止まって読んでみてください。
9. 結婚相談所で年収が高いのに結婚できない男性に共通する5つの特徴と対応策

特徴:
年収は高く仕事もできるが、学生時代や若い頃に恋愛に縁がなかったタイプ。女性との距離の取り方やデートの段取りがわからず、「気遣いが足りない」「反応がぎこちない」と言われてしまいがち。理屈で動きがちな傾向も。
対応策:
まずは模擬デートやロールプレイングをカウンセラーと行い、実践的な練習を重ねること。恋愛経験の不足を自覚した上で、女性とのやりとりを「習うもの」として積極的に吸収する姿勢が大切。プライドを捨てたほうが圧倒的に早く成果が出ます。
② ケチ
特徴:
年収が高いのに、初回デートで割り勘を求めたり、1円単位で清算しようとする人。金銭感覚を「合理性」と捉えているが、相手からは「器が小さい」「心が貧しい」と見られやすい。高収入ゆえに期待されやすい点もハードルになる。
対応策:
お金の使い方は“自己満”ではなく“印象”の一部。デートや交際初期では、“相手に与える安心感”に投資する意識を持ちましょう。「奢らないと損する」ではなく、「気前よさは男の余裕」と捉えると自信にも繋がります。
③ 身だしなみや外見に疎い
特徴:
スーツ姿は完璧でも、休日の私服が驚くほどダサい。美容院ではなく1000円カット、スキンケアはゼロ。女性から見ると「不潔ではないけど、恋愛対象に見えない」となりがち。年収があっても“見た目で損している”典型。
対応策:
婚活は「第一印象ゲー」。結婚相談所のカウンセラーやプロのスタイリストに頼み、「清潔感と今っぽさのバランス」が取れた外見を学びましょう。努力の見える外見は、それだけで「この人、真剣だ」と伝わります。外見投資は“成婚への最短ルート”です。
④ コミュニケーション能力が低い
特徴:
仕事では的確なのに、雑談になると沈黙が続くタイプ。自分の話ばかり、または相手に何も聞かないなど、「会話が一方通行」になりがち。緊張しすぎて無口になるパターンも。女性からは「一緒にいて疲れる」と距離を置かれてしまう。
対応策:
会話は「キャッチボール」と意識し、「質問→共感→自己開示」の流れを意識する練習を。婚活では内容より“リアクション力”と“空気の読める質問”が大事。会話の型を学べば、誰でも一定レベルにはなれます。
⑤ 人間性に問題あり(モラハラ気質・上から目線)
特徴:
仕事の成功体験からか、「上から目線」が無意識に出てしまうタイプ。女性の意見に対して「いや、それは違うよ」と否定したり、「俺が正しい」という姿勢が強く、相手を疲弊させがち。本人は“正論”だと思っていて悪気がないのが厄介。
対応策:
婚活は“議論”ではなく“共感の場”。正論よりも、相手の気持ちを「一度受け止める」ことが重要です。“すぐ否定しない”ことを意識するだけで印象は激変します。過去の成功体験は一度横に置き、「人間関係の基本」に立ち返ることが成婚へのカギ。
最後にひとこと
年収が高いことは婚活において大きな武器ですが、万能ではありません。
その“武器”を活かすには、人としての魅力・清潔感・コミュ力・謙虚さという“土台”が必要不可欠。
その土台が整えば、年収の高さは「圧倒的な加点要素」となり、あなたを一気にモテ枠へ引き上げます。
本気で結婚したいなら、今こそ自分を磨くチャンスです。
10. 年収だけではダメ。“生活力”があるかが見られている

・料理はできる?
・家事や育児に参加する気がある?
・自分の仕事以外のことに関心がある?
たとえば、年収500万円でも「料理が得意で掃除もこなせる」「育児には全面的に協力する」「在宅勤務で家事シェアしやすい」などの男性は、かなり人気があります。
つまり、“家族としての実力”があるかどうかが、年収以上に女性の判断軸になってきているのです。
“年収信仰”はもう古い? 婚活市場の価値観は進化している
「男性は年収が高い方がモテる」「女は金に目がくらむ」
こうした古い固定観念は、もはや婚活市場では通用しなくなっています。
現代の婚活女性は、自立志向・共働き前提・精神的な安定重視が多数派。
「高収入だけど気難しい人」よりも、「平均年収でも誠実で穏やかな人」の方が成婚しやすい傾向は、相談所の成婚者データからも明らかです。
もちろん、年収が高いことは大きな強みです。
でも、それを“自分の価値のすべて”にしてしまうのは、むしろマイナスに働きかねないのです。
11. 年収が高くても、謙虚で丁寧な男性は成婚率が高い

・相手の話をよく聞く
・女性の人生も大切にしようとする
・年収をアピール材料にしない
・自分の弱さも隠さずに伝える
つまり、「スペックで押す」のではなく、「人として信頼される努力」をしているのです。
年収を“選ばれるための武器”としてではなく、“結婚生活を支える一部”と捉えることが、婚活成功への近道です。
12.年収に自信がなくても結婚できる!相談所で勝ち抜くための5つの実践術

結婚相談所では「年収がすべて」ではなく、「他の条件との総合バランス」「総合的な人間力」が問われるということを。
今回はその集大成として、「年収に自信がない人でも、結婚相談所でしっかり結果を出すための実践ステップ」を具体的に紹介します。
年収コンプレックスを乗り越え、あなたらしい魅力で選ばれるために、今すぐできることをチェックしていきましょう。
プロフィール文で“生活力”と“未来ビジョン”を伝える
低年収でも結婚できる人の多くが、プロフィールに「安心感」を持たせています。
ポイントは、“稼ぎ”ではなく“生活をどう築いていくか”を明確に書くこと。
例文1:
「現在は年収○○万円ですが、家計管理には自信があります。自炊が得意で、将来的には共働きを想定し、協力し合える家庭を築いていきたいです。」
例文2:
「今後も収入アップを目指して仕事に取り組みつつ、家事・育児は積極的に分担するつもりです。忙しくても、日常の“ありがとう”を忘れない夫婦でいたいです。」
このような一文があるだけで、「この人はちゃんと考えてる」「誠実な人だな」と感じてもらいやすくなります。
年収以外の“プラス材料”を増やす努力を
婚活市場では「総合力」が見られます。
年収に不安があるなら、以下のようなポイントを強化しましょう。
✅ 見た目の清潔感
ユニクロでもOK。サイズ感とシワなしが最重要。美容院で清潔感ある髪型を。
✅ コミュニケーション力
質問力と共感力が鍵。相手の話を「否定せずに聞く」だけでも好印象です。
✅ 趣味・価値観
「料理が得意」「体を動かすのが好き」など、日常を共有できるイメージを持たせられると強いです。
“共働き前提”の価値観をポジティブに伝える
今や共働きは当たり前。
でも「仕方なく共働きで…」という態度ではなく、「協力しながら家庭を築くのが自然だと思ってます」という姿勢が好印象です。
また、以下のようなスタンスを見せられると、女性からの信頼が得られます。
・「子どもができたら育休を取るつもり」
・「家事は分担して、どちらかに負担がかかりすぎないようにしたい」
・「一緒に家計や教育のことを考えていきたい」
これらは年収よりもはるかに大切な、“結婚後の安心材料”として受け取られます。
年収に対する“卑屈さ”は今すぐ手放すこと
たとえ年収が平均より低くても、卑屈になった時点で可能性は狭まってしまいます。
たとえば、お見合いの場で…
・「僕なんかで大丈夫ですかね…」
・「本当はもっと稼ぎたいんですけど…」
といった発言は、控えたほうが賢明です。
婚活は「減点方式」ではなく「加点方式」。
自信がなくても、前向きな言葉を口にできる人のほうが“信頼される”のです。
年収が原因で苦戦しているなら、相談所をフル活用せよ
結婚相談所には、プロフィールの書き方や写真選び、お見合いのコツなど、“あなたの強みを引き出すプロ”=カウンセラーがいます。
年収に不安があるからこそ、第三者視点でのアドバイスは欠かせません。
また、「年収条件が厳しくない女性層とのマッチングを優先してもらう」ことも可能です。
結論:年収は“条件”にすぎない。あなたを選ぶ理由は他にある
11. 年収が高くても、謙虚で丁寧な男性は成婚率が高い

年収が高いことは魅力のひとつかもしれません。
でもそれ以上に、以下のようなことのほうが結婚の決め手になります。
・安心感がある
・信頼できる
・自分を大切にしてくれる
・寄り添ってくれる
・誠実で前向き
あなたがその“軸”を持って婚活をしていけば、たとえ年収が平均的でも、選ばれる理由はいくらでもつくれます。
まとめ:年収は“ハンデ”ではない。あなたらしさが一番の武器

・年収が結婚相談所での平均よりも低くても、プロフィールや姿勢で十分にカバーできる
・家事・共働き・将来の考え方で「安心」を伝えることが重要
・婚活において最強なのは“誠実さ×実行力×清潔感”
・自信のなさではなく、魅力をどう伝えるかに集中しよう
あなたに必要なのは、「もっと稼ぐこと」ではなく、
今ある自分をどう見せ、誰とどんな家庭を築きたいかを丁寧に言葉にすること。
その第一歩が、あなたの未来を変える力になります。
フォリパートナー編集部